指原莉乃、卒コンスピーチで溢れた想い「みんな人生をかけてアイドルになってる」 松岡はなから号泣手紙も<全文>
2019.04.28 21:29
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HKT48の指原莉乃が28日、神奈川県・横浜スタジアムにて「指原莉乃卒業コンサート~さよなら、指原莉乃~」を行った。
指原莉乃、HKT48への思い
アンコールに1人純白のドレスで登場した指原は、「ここで少し時間をください」と切り出し、スタッフ、メンバー、ファンへの感謝を伝えた。スピーチで際立ったのは、これまで劇場支配人を努めてきたHKT48への思いだった。「運営の皆さん、今まで本当にありがとう」とスタッフへの言葉から始めた指原は「特にマネージャー陣には、たくさん怒ってごめんなさい。みんなには感謝の気持ちもたくさんあるのですが、お願いがあります。それはメンバーのお話をちゃんと聞いてください。みんな人生をかけてアイドルになっています。だからちゃんと話を聞いてあげてほしいです」と、自分がいなくなったあとのメンバーとグループのことをすっかりと見つめていた。
さらに「間違ったことを言ってしまったときは、ちゃんと目を見て、分かるまで教えてあげて下さい」とメンバーを気にかけ「ワンマンになってはいけません。ファンを信じて、メンバーを信じて」「これからも風通しのいいHKT48でいてね」と指原。
メンバーへは「しつこいけれど、優しくて強い女性になって下さい」と念押し。「お馬鹿さんたちばかりで、正直で嘘をつけない一生懸命なみんなことが大好きです」「みんなの幸せを願っています。いつでも連絡してね」と思いを伝えた。
指原莉乃、ファンへの感謝伝える
さらにファンに対し「11年間アイドルで、りのちゃんでいさせてくれてありがとう。優しいみんなに甘えて、感謝の言葉も正直な気持ちも伝えるのが苦手で本当にごめんなさい」と吐露した指原。「どんなときも守ってくれてありがとう」と感謝を伝えた。また「これから先、他のアイドルを好きになることがあると思います。私ももちろんそんなことでは怒りません」と指原。自分を推していたことを誇れるような人になってほしいと伝え「最後の約束です。みんなが将来、『指原を応援してたんだよ』といっても恥ずかしくない人間でいます。ちゃんと幸せでいます。だからみんなも幸せでいてね」と涙ぐみつつ話した。
松岡はなから涙の手紙も
「いつだってそばにいる」を歌ったあとには、松岡はなが「手紙を用意してきました」と指原への思いを朗読。「今日が来なければいいのにとずっと思っていました。毎日のようにたくさん泣いてしまいました。こんなに寂しい気持ちになったのは人生で初めてです」と涙ながらに切ない思いを明かすも「これからはさっしーさんがやってきてくださったことをみんなで分け合って、協力しあってもっともっと最高のグループにします」と決意。「さっしーさんのことが宇宙で一番大好きです。改めて卒業おめでとうございます」と祝福した。<指原莉乃卒業スピーチ全文>
アンコールありがとうございます。4カ月前に卒業発表してからあっという間に時間がたって、今日この日、この時が来てしまいました。こんな時じゃないと感謝の気持ちを言えない口下手なので、ここで少し時間をください。まずはHKT48のマネジャー、そして運営のみなさん、今まで本当にありがとう。特にマネジャー陣には、たくさん怒ってごめんなさい。みんなには感謝の気持ちもたくさんあるのですが、これからのHKT48に関してお願いがあります。それはメンバーのお話をちゃんと聞いてあげてください。メンバーみんな人生をかけてアイドルになっています。だからこそ、みんなの話をしっかりきいてあげてほしいです。でも、間違ったことを言ってしまうこともあると思います。その時は、目を見て、1から何がいけないのか分かるまで教えてあげてください。ワンマンなってはいけません。ファンを信じて、メンバーを信じて、一緒に進んでいって下さい。みんなでHKT48です。これからも風通しのいいHKT48でいてね。
そしてメイクさん、衣装さん。私、みんなのおかげでこうやってステージに立っています。本当にいままでありがとうございました。みなさんの力はこれからもAKBグループの誇りだと思っています。これからもAKBグループをよろしくおねがいします。
そして演出チームのみなさん、コンサートスタッフのみなさん。みなさんのおかげで、アイドルとしての寿命がすっごく伸びたような気がしています。みなさんの出会ってからのコンサートは本当に本当に、楽しかったです。タレントとしての仕事もすごく好きだけど、やっぱりステージが好きでした。本当にありがとうございました。たくさんわがまま言ってごめんなさい。全部叶えてくれてありがとうございました。
そして、秋元先生。見つけてくれて、育ててくれて、本当にありがとうございました。私がAKBを好きになったきっかけは、秋元さんの詞です。今になって、秋元さんに詞を書いていただけるありがたさをすごく感じています。自分もプロデュースをすることになって、今発表したように、新公演を書いています。そんな時に、秋元さんのすごさを、偉大さを、改めて実感しています。今までありがとうございました。「恋するフォーチュンクッキー」に出会えて、とっても幸せです!これからも、たまにはアドバイスください。お願いします。
そしてメンバーのみんな、仲良くしてくれて、ありがとう。何よりも大切で、宝物です。みんなに出会えてよかったです。しつこいけど、優しくて、強い女性になってください。みんななら、ファンの皆さんに必ず幸せを与え続けられるって、信じています。本当に本当におバカさんたちばかりで、でも正直で、嘘をつけない一生懸命なみんなのことが、大好きです。みんなの幸せを何より願っています。辛いことがあった時、嬉しいことがあった時、いつでも連絡してね。
そして、最後は、ファンの皆さん。11年間アイドルで、莉乃ちゃんでいさせてくれて、本当にありがとう。みんななら、分かってくれるはず。優しいみんなに甘えて、感謝の言葉も、正直な気持ちも、伝えるのが苦手で、本当にごめんなさい。どんなときも守ってくれて、本当にありがとう。これから先、他のアイドルを好きになることがあると思います。私ももちろんそんなことでは怒りません。だけど、もともと私のことを応援していた人として、恥ずかしくない行動をとってね。アイドルに優しくしてね。意地悪なこととか、説教しちゃうような人には、ならないでください。
ここからは、アイドル指原莉乃と、そのファンの、最後の約束です。みんなが将来「指原を応援してたんだよ」と言っても恥ずかしくない人間でいます。ちゃんと、幸せでいます。だから、みんなも幸せでいてね。
私は11年間、本当に幸せでした。アイドルになったことを後悔した日は、1度もありません。嫌で辞めたいと思ったこともありません。私はアイドルという仕事が大好きでした。みんなのことも、みんなのことも大好きです。本当にありがとう。
<松岡はな手紙全文>
さっしーさんへ。少し緊張していますが聞いてくださると嬉しいです。このコンサートの日にちが発表されたあの日から、今日が来なければいいのにとずっと思っていました。本当にたくさん思い出があるから、寂しい気持ちと悲しい気持ちでいっぱいになってしまって、毎日のようにたくさん泣いてしまいました。こんなに寂しくて、こんなに悲しい気持ちになったのは人生で初めてです。卒業発表する前もしてからも、本当にお忙しいのに色んなことをたくさん教えてくださいました。でもはなは何もできなくて、期待に応えることができなくて、いつもいつも心配ばかりかけて、さっしーさんをたくさん困らせてしまいました。
はなが2年前の総選挙の速報でランクインできなかったときは、お仕事終わりにわざわざはなのところまで会いに来てくださったこともありました。あのときは本当に感謝しきれないほど感謝していて、さっしーさんが来てくれなかったら、はなは暗いままだったし、落ち込んだままだったと思います。
こんなに優しくて愛をくださる方は出会った人の中で1番です。さっしーさんに出会えたことが本当に心から誇りに思います。さっしーさんがいなかったらはなは今こにいないと思うし、こんなに素敵なメンバーやスタッフさん、そしてファンのみなさんに出会えてなかったと思います。
はなはHKT48が大好きです。優しくて可愛くて面白くて、本当に素敵だなと思うメンバーがたくさんいて、本当に大好きな気持ちでいっぱいになります。大好きなHKT48 の中心にいつもさっしーさんがいました。さっしーさんがいるだけでみんなの顔が魔法みたいにぱっと笑顔でいっぱいになります。さっしーさんがいると、みんな嬉しくて、みんなおしゃべりが止まらなくなります。メンバーみんなもさっしーさんのことが大好きなんです。
これからはいつもいた場所にいなくなってしまいます。さっしーさんがいなくなってしまうことが正直想像つかなくて、不安な気持ちもあります。
でも決意します。これからはさっしーさんがやってきてくださったことを、みんなで分け合って助け合って、さっしーさんがやってきたことを、HKT48をもっとたくさんの方に知ってもらって、好きになってもらって、もっともっと最高のグループにします。
泣き虫で何もできなくて、こんなに弱々しいはなのことを気にかけてくださって、可愛いってたくさん言ってくださって、たくさんの愛を下さって本当にありがとうございました。そしてHKT48に来てくださって本当にありがとうございます。
さっしーさんのことが宇宙で一番大好きです。改めて卒業おめでとうございます。
指原莉乃、総選挙で4度の1位 アイドルプロデューサーとしても活躍
1992年11月21日生まれ、大分県出身。2007年にAKB48第二回研究生(5期生)オーディションに合格し、AKB48に加入。アイドルらしからぬへたれキャラや親しみやすさ、ブログでの秀でた表現力などで人気を集め、バラエティーで才能を開花。毎年恒例の選抜総選挙では、2009年第1回の27位より、19位(第2回/10年)、9位(第3回/11年)、4位(第4回/12年)と年々ジャンプアップ。2012年にはシングル「それでも好きだよ」でソロデビューも果たした。しかし同年、過去の交際報道で福岡を拠点とするHKT48へ移籍。それでもへこたれることなく努力を重ね、HKT48の知名度上昇にも貢献。2013年にはHKT48劇場支配人にも就任し、同年、第5回選抜総選挙でついに1位を獲得した。第6回選抜総選挙(14年)では2位となるも、第7回で見事首位に返り咲き、その後前人未到の3連覇を成し遂げた。
昨年12月に行われたHKT48の単独コンサート「HKT48コンサート in 東京ドームシティホール~今こそ団結!ガンガン行くぜ8年目!~」で平成の内に卒業することを発表した。
アイドル活動のほか、2017年にはアイドルグループ「=LOVE」のプロデューサーに就任。アイドルオーディション番組「ラストアイドル」(テレビ朝日系)では、織田哲郎、小室哲哉、つんく♂、秋元康とともにグループのプロデュースを手掛けるなど、プロデュース面でも実力を発揮。
また、日本テレビ系「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」を始め、多数のバラエティ番組でMCとして活躍。女性タレントとしても不動の地位を確立している。
なお、指原は卒業後に5月28日にマリンメッセ福岡で「指原莉乃11年ありがとう!大感謝祭」を開催予定。(modelpress編集部)
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