<油断した?紫外線対策>知らないことが結構多い?赤ちゃんや小さい子どもの日焼け止め【第3回】
2026.09.17 11:00
提供:ママスタセレクト

赤ちゃんや小さい子どもに日焼け止めをぬるのは、多くの親が苦戦するのではないでしょうか。どのように日焼け止めをぬればよいのか、株式会社ファンケル総合研究所 化粧品研究所メイク開発グループ課長の力丸あゆみさんに、ご自身の体験も合わせて教えていただきました。
「赤ちゃんでも使える日焼け止め」は大人用と違う?
――「赤ちゃんでも使える」などの表現がある日焼け止めもあります。赤ちゃん用や大人用には、どのような違いがあるのでしょうか?
力丸あゆみさん(以下、力丸さん):子ども用や赤ちゃん用などという商品の分類は、明確に定まっていません。紫外線を防御するメカニズムについては、基本的にはどの日焼け止めでも同じです。
ただ皮膚の薄い赤ちゃんや敏感肌の人でも使用できる、安全性に特に考慮した設計としていることはあります。例えばファンケルの「ベビーサンガード」は、無添加、紫外線吸収剤不使用、アルコールフリーという、できるだけ刺激が少ない設計にしていて、生後6ヵ月の赤ちゃんから使えることを確認しています。
逆に大人の方でも低刺激のものをご希望であれば、赤ちゃんでも使える日焼け止めを試してみてもいいと思います。
参考:株式会社ファンケル|ベビーサンガード(SPF25・PA++)
日焼け止め、イヤイヤ!親としてどう対処する?
――小さいお子さんの場合、日焼け止めをつけるのを嫌がることもあると思います。どのように日焼け止めをつければいいですか?
力丸さん:私にも小学1年と年少の子どもがいて、苦戦することもあります。年少の子は一度チャレンジをしましたが、そのままダッシュで逃げてタオルを持ってきて、全部拭き取ってしまいました。日焼け止めは、小さい子どもにとって異物になるので、「何か得体の知れないものをぬられた!」という感覚なのだと思います。今でも日焼け止めには抵抗があるので、帽子をかぶるなどして対策をしています。
いきなりつけるのではなくて、まずは日焼け止めを手にとって見せて、「これをつけるね」と前置きをするといいかもしれません。
――無理につけたりはしない方がよさそうですね。
力丸さん:無理やりつけると、日焼け止めへの抵抗が大きくなってしまうかもしれません。小学生や中学生になってもつけない可能性を考えると、小さいうちは無理につけずにいた方が後々よいのかなと思うこともあります。
――小さい子どもの場合、日焼け止めを落とすのも大変そうですね。
力丸さん:顔に水がかかるのを嫌がることもありますよね。日焼け止めの落としやすさも、赤ちゃんや子どもが使える日焼け止めには大事なポイントかもしれません。クレンジングではなくぬるま湯を使ったり、ゴシゴシ洗わなくてよかったりすると、手間がかからずに済みます。日焼け止めは安全性や効果はもちろんですが、こういった使い勝手も大切になってきますね。
小学生の日焼け止めは
――小学生になると、あまり抵抗はなくなりますか?
力丸さん:わが家の小学1年生は、「日焼け止めをぬると、日焼けで肌がヒリヒリするのを防げる」など、メリットを理解してくれています。またスティックタイプの日焼け止めを使っていて、まるで絵を描くようにぬれるので、親と一緒につけるのが楽しいようです。
高学年になると、日焼けを防ぐことで将来の肌を守れることまで理解できるようになる子もいます。そうなると自ら日焼け止めをつけるようになり、いずれはスキンケア全般に興味を持てるようになると思います。
肌は一生ものです。自分自身が付き合っていくものですから、自分でケアができるようになってもらえると嬉しいですね。
日焼けをしてしまったら、どうすればいい?
――日焼けをしてしまったら、どのようなケアをすればいいのでしょうか?
力丸さん:日焼けは軽い火傷に近い状態と言われています。まずは濡れたタオルなどで冷やすことを考えてください。その際、肌をゴシゴシと擦ったりせずに、優しく肌に当てるようにします。その後は保湿です。お子さんの場合、親御さんが使っている化粧水は、成分が豊富すぎたりアルコールが含まれていたりと適していないこともあるので、子ども用のボディクリームやボディミルクなどを使っていただくのがいいかと思います。それでも刺激が強いようならば、水やワセリンだけで保湿をしてもOKです。
水ぶくれができるような日焼けの場合には、その部分に刺激を与えないようにしながら、皮膚科を受診してください。
編集後記
赤ちゃんや小さな子どもに日焼け止めをぬる難しさは、どの世代でも抱える悩みと言ってもいいかもしれません。もし嫌がっても無理につけるのではなく、違う方法で日焼け対策ができるとよさそうですね。ある程度大きくなれば子どもも日焼け止めを使う目的も理解できるようになるでしょう。きちんと説明し、子ども自らケアをして肌を守れるようにすることも、親御さんができることの1つといえそうです。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・Ponko
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