<結婚式を挙げる理由>今や「やらない」もあり得る時代。挙式は親のすすめで?憧れはまだある?
2026.06.28 13:25
提供:ママスタ☆セレクト

かつては「結婚するのが当たり前」だったかもしれません。しかし、現代は結婚している人もしていない人も、ごく普通にいる時代。独身者に「どうして結婚していないの?」などと尋ねるのは、前時代を生きているかデリカシーがない人だけです。結婚に対する価値観が多様化しつつある今、それに伴う結婚式についても同じことがいえそうです。
かつては「やって当たり前」だった結婚式。でも、今は……?
『結婚式を挙げた人。なぜ挙げようと思ったの?』
ママスタコミュニティに、こんな投稿がありました。ひと昔前なら同様の質問は「挙げた人」ではなく、「挙げなかった人」に対するものだったかもしれません。
『昔は挙げないといけない雰囲気だった。お披露目するのが当たり前、というか。自分もなんとなくそう思っていた』
結婚同様、結婚式も「やって当たり前」と考える人が主流だった時代。集まったコメントからも、以前はそうした価値観があったことが想像できます。「しない理由を周囲からしつこく尋ねられるのが目に見えていたから」「式を挙げるのが当たり前で、挙げない人はワケアリな感じだったから」などという声も。
ワケアリというのは、要は結婚したことを周囲に堂々と公表できない、ということです。当時で言う“できちゃった婚”、家族に反対されている相手との結婚、2回め3回めの結婚などでしょうか。
『正直どっちでもよかったけど、なんとなくやるものだと思ってやった』
「よくわからずやった。いちいち考えていたら、結婚式なんてできないよ」という声も。こうしたコメントをくれた方々の多くは、結婚が20〜30年前とのこと。そこから現代までに世のなかの価値観が大きく変わったようです。
誰のための結婚式?乗り気じゃなかったのに、ゴリ押しも
「なんとなく」以外の理由で多かったのは「親のすすめ」「親のため」といった声。
『ほぼ父の見栄で挙げたようなもの』
世間体を気にする親につきあわされた方も、ちらほら。親族と密なつきあいをしていたり、親が自営業など周囲とのおつきあいを大事にする職種だったケースが目につきました。
『義母に「挙げろ」と言われたから。でも、やってよかった。式後1年もしないうちに義母は病死してしまったから』
他にも「余命宣告を受けた母が望んだから」という方もいて、少しでも親孝行につながったのなら大きな意義があったのではないでしょうか。「その後亡くなった祖母が喜んでくれたので、やってよかった」などの声も。結婚式を行う意義のひとつである「周囲に感謝を伝える」を実践できたようです。
『私の親族に「やるように説得して!」と、義母から頻繁(ひんぱん)に電話がかかってくるようになった。これ以上迷惑をかけたくないので、仕方なく』
結婚前から未来の面倒事が想像できそうなケースもありました。
『親に頼まれた。新婦側の費用はうちの親が負担。私は思い入れもないので、すべて速攻で決めた』
結婚式は会場選びにはじまりどんな演出をするか、引き出物はどうするか、どんなBGMを流すかなど選択の連続ですが、こだわりがまったくなかったとのこと。あるのは義務感だけだったのでしょう。この方の場合は親が費用を出してくれたそうですが、なかには「義両親が勝手に決めた。でも、支払いは全部私たち夫婦だった」という話も。「全額自分たち持ちなら、自分たちで決めたかった」とのことで、いまだにシコリが残っているようです。
ドレスが着たい!パーティがしたい!結婚式への憧れも
もちろん「結婚式を挙げたくてやった」という方々もいます。少数ですが「結婚式を挙げるのが夢だった」という声もありました。
『周囲への感謝を伝えたい気持ちも一応あったものの、正直一番はやっぱりウエディングドレスを着てパーティをしたかった』
とくにドレスにこだわったみなさんが目立ちました。「挙式と披露宴で2着のウエディングドレスを着られて満足」「費用の余裕がなくドレスは白1着しか着られなかった」などのコメントも。(基本的には)一生に一度しか着ることのない特別なドレス、憧れる気持ちはよくわかります。
『ドレスもそうだし、配偶者の親族に挨拶をして手っ取り早く顔と名前を覚える機会だから』
結婚式は親族一同を集める絶好のチャンスでもあります。この方は「このとき撮った集合写真を元に、夫に『この人は誰?』と確認できた。その後の葬式や法事で役に立った」とか。他に「新郎側の親戚が多く、『結婚式をしなければ、1軒ずつ挨拶回りをしなくちゃいけない』と言われて」という方もいました。たしかに一度で顔合わせできる機会を選ぶほうが効率的です。
地味婚も会員制パーティも。年々多様化する結婚式の形
集まったなかには総勢200人超えの盛大な結婚式の話もありましたが、いわゆる“地味婚”で挙げたという声も。
『双方の親に望まれたので、挙式のみ。披露宴はしなかった』
ひと言で「結婚式」といっても、とくに最近はさまざまな形があります。ふたりの思い出の場所や写真映えするロケーションでの、フォトウエディング。家族と親しい友人のみを招くレストランウエディング。友人たちとワイワイ楽しむ会費制パーティ。価値観の多様化に伴い、その選択肢はさらに増えつつあるようです。
経済産業省「結婚式場業の動向〜コロナ禍を経た変化とは?〜」によれば、結婚式場業指数(結婚式場業の取扱件数を指数化したもの)を見ると、その数字はコロナ禍で大幅にダウン。その後回復傾向はありながら、コロナ禍前の水準には戻り切っていないといいます(2024年時点)。一方、結婚式場業売上高の推移に目を移すと、売上高自体はかろうじて横ばい。物価高の影響だけではなく、招待するゲスト数を絞りひとり当たりの料理の質を上げるなどの傾向があるそうです。これまでなら“おつきあい”で招待していたようなゲストはもう呼ばず、本当に大切な人だけを招く流れにシフトしているのかもしれません。
『結婚式はダンナと私だけのシンプルな形で行いました』
究極のシンプルなスタイルを選んだ方もいました。
地味婚でもかつて主流だった派手婚でも、多彩な選択肢が揃う今。人生の大きな節目をふたりなりのベストな形で選び取れれば、理想的ですね。
参考:経済産業省|結婚式場業の動向 ~コロナ禍を経た変化とは?~
文・鈴木麻子 編集・佐藤さとな イラスト・Ponko
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