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<男女差別か適材適所か>「妻は家事育児をすべき、夫は働いて稼ぐべき」は古いとまでは言えない?

2026.06.24 09:30
833_旦那_猫田カヨ

男は働きに出て、女は家を守り子どもを育てる。古い価値観と言えばそうなのかもしれません。しかし人の価値観はさまざまで、状況や時代背景によって、何がいいのか悪いのかは大きく異なることでしょう。だからこそ聞いてみたい。
『「妻は家事・育児をすべき、夫は働いて稼ぐべき」。いまだに残る昭和の価値観、どう思いますか?』
昭和の価値観と言い切っていいのかはわかりませんが、あまり今の世の中にはそぐわない印象はありますね。とはいえ、人の価値観はさまざま。人の数だけ価値観があっていいのですから。さて、ママたちはこのトークテーマにどのような反応を見せるのでしょう。

集まってくださったママたちにこの価値観に対して、「そう思う」か「そうは思わない」で、2択でアンケートに答えていただきました。まずはその結果を見てみましょう。

夫婦の役割分担。アンケート結果は



そう思う(妻は家事育児をすべき、夫は働いて稼ぐべき):25%
そうは思わない:75%

夫婦共働きも珍しくなくなり、男女問わず家事も子育てもできる人が増えてきている現状を考えると、納得の結果かもしれませんね。しかし、たった2択では語れないさまざまな事情や思いがあるようです。

「妻は家事育児、夫は働いて稼ぐべき」:25%


『これが理想。でも現実は一馬力では生活が厳しい。だから妻も働くのに、育児・家事の割合は変わらず妻が高くて疲労困憊』
『最近こちらのほうがうまく回るのかもと思うようになってきた』
「べき」と語尾につくと、強い言葉の印象を受けますよね。しかし実際は、どちらかを選ぶなら、この選択肢でもいいのではないか。そういった希望や、こうあってほしいという理想が垣間見えるようなコメントが寄せられました。ママの声にあるように、役割分担を明確にするほうが楽な家庭もありますよね。中途半端に家事・子育てを分担制にしてしまい、後悔した……なんて話もあります。そしてご時世の問題。さまざまなものの価格高騰が止まらないなか、収入はアップしない。そうなれば、自ずと旦那だけが働きに出る一馬力方式では賄えないことも増えてきますよね。そのあたりを考えると、「こうあるべき」ではなく、「こうだといいなあ」という願望込みの25%かもしれません。
『べき、というよりも、子どもを産めるのは女だけだから、ある程度は性別で役割分担するのは仕方ないかなと思う。子どもがいなければ平等でいいと思うけどさ。一番いいのは男も子どもを産めるようになることだけどね』
体の構造の問題、出産ができるかどうかの問題として、男女が本当の意味で平等になることはありません。だからこそ、不平等のなかでの平等を考えて、性別での役割分担はありと言えばありでしょう。しかしこれが絶対ではなく、「できるほうがやる」といった助け合いの精神があることを願うばかりです。

そうは思わない:75%



『「べき」とまでは思わない。いろいろなカタチが尊重されればいいなと思う』
『本当は、選べることが一番の理想だと思う。働きたくて働いている人はいいけど、家で家事と子育てに集中したい人もいて当然だと思うんだよね』
こちらの選択肢を選んだママの声も「べき」という言葉に囚われない考え方が目立ちました。これだけ個人を尊重し、多様性を認めようとしている時代ですから、ひとつのやり方に拘る必要もありませんよね。
『この昭和の価値観って、実は歴史そのものは浅い価値観で。江戸時代は男女関係なく家事育児を協力してやっていたらしいよ。それがこんなに根強くいつまでも価値観として生き残っているのは、それぞれに覚えた「楽」を手放したくないからだと思う』
一度決めた価値観を変えたくない。そうした考えを感じることはないでしょうか。しかし現代を生きるみなさんは、「どちらでもいい」と思う人も増えているはず。だからこそ、多様な価値観が存在していいはずですよね。

さまざまな価値観を楽しむ時代へ


『個人的にはお互いどちらもできる夫婦が最強だと思う。でも、役割分担として得意なやりたい分野で「私は◯◯、あなたは◯◯」と振り分けるのはありかな。妻がガンガン稼いできて旦那が専業でもいいし、2人してガンガン働いて家政婦やベビーシッターを雇ってもいいしさ』
役割分担としてだけでなく、片方にピンチが訪れたときもそうですよね。二人ともが家事も子育てもできれば、本当の意味で助け合い、わかち合える最強の夫婦になれる。このような関係性もどんどん当たり前な考えとして受け入れられてきているので、時代の進化とともに「べき」な考えは薄まり、さまざまなカタチが誕生していくのでしょう。どんなカタチでも、当事者が幸せならそれでいい。価値観の違いを嘆くのではなく「そのような価値観(考え方)もあるのか~」と楽しむぐらいの世界になってほしいですね。

文・櫻宮ヨウ 編集・有村実歩 イラスト・猫田カヨ

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