＜低俗な見栄の張り合い＞男の方が単純でヒドイ？実際にあった男性のマウント談義

人間関係のなかで自分が優位な立場にあるといったことを示す「マウンティング（通称：マウント）」により、ママ友との関係をこじらせたり、義兄弟や義両親に嫌悪感を抱いたり……とママスタコミュニティでもしばしば話題にのぼる題材ですよね。このマウントは、女性特有なものなのでしょうか。ママスタコミュニティにあるママからこんな質問が寄せられました。紹介します。
『男同士でもマウントってあるのかな？　あるとしたら給料とか？』
投稿者さんは、男性同士でもマウント行為があるのか気になって質問を寄せてくれたようです。ただ男性のマウントはあまり聞いたことがないと懐疑的です。もし男性がマウントを取るのであれば、どんなことでマウントを取るのか、気になっているようですね。この投稿者さんの質問にママスタコミュニティのママたちはどう答えたのでしょうか。ママたちの声を紹介します。

男性同士でもあるマウント。結構酷いのでは……？

『男のほうがひどいよ。女は怖いってよく言われているけど、実際は男のマウントや嫉妬や嫌味とかって男のほうが怖いから』
『男ほど取るよ。見栄の張り合い』
『男同士でもマウントを取り合っているし、いじめもあるし、パワハラもあるし、妬み嫉みあるよ。陰で悪口を言いまくっている奴もいる。男社会の会社にいたときは、もうオンパレードだったよ』
こちらのママたちは、女性同士よりも男性同士のほうがマウント行為は多いと感じているようです。たしかに競争社会にさらされている男社会の方が、陰で会社の同僚や仲間うちでこうした攻防が繰り広げられているのかもしれません。

車や家などの所有物でマウント

『うちの隣の旦那さんがマウント取るタイプ。車や庭の外構とかでマウントを取ってくる』
『家、車、腕時計、靴などでドヤっている』
具体的などのようにマウンティングをしているのか話してくれたママもいました。住居や車、腕時計、ファッションアイテムといったモノでマウントを取るといった指摘に、納得する人も少なくないでしょう。ここに挙げられたものは、すべて財力の象徴とも言えますよね。モノを通じてアピールすることで、経済力や社会的地位を誇示しようとする男性はいそうですよね。

肉体（？）自慢もある

『大学のとき、ジム通いでマウントを取り合っている男達がサークルにいたな。プロテインの飲み方とか、摂取カロリーとか、食べ方とか』
『トイレで隣の人のモノと比べて勝った、負けたとか瞬時に考えるらしいよ（笑）』
また筋肉などの肉体を武器にマウントを取るといった指摘もありました。たしかに筋肉で張り合う男性はいそうですよね。女性にモテるために鍛えている人もいるかもしれませんが、同性同士で優位に立ちたいために筋トレをしている人もいるのかもしれません。ちょっと想像すると滑稽ですよね。

モテ自慢でマウントを取る人もいる

『ファミレスで隣に座っていた男性会社員2人。恐らく先輩後輩で、先輩の方が「オレにはこんないい女が寄ってくる。一人くらいお前に回してやろうか？」と話していた』
『嫁の見た目が良いとか悪いとかあるっぽいね』
『トロフィーワイフだね』
自分がどのくらいモテるかや、嫁自慢もあるようです。「トロフィーワイフ」という言葉があるように、妻の外見やステータスを誇示することで、自分の価値を高めようとする人もいるでしょう。自分の知らないところでマウントの道具にされている可能性もあるなんてゾッとしますね。ただ、女性も旦那さんの収入や地位でマウントを取ることもあるので、パートナーの社会的評価は男女問わずあるのでしょう。

こうしたママの声を見ていくと、女性のマウントはオブラートに包んだ会話の端々に現れるものですが、男性のマウントは、目に見えるあからさまなものが多そうです。すぐに心理戦に突入する女性に比べ、男性のマウントは単純でストレート。そのため、女性から見ると、なんだかかわいく滑稽に思えてくる人もいるのではないでしょうか。そう感じること自体、私たちが男性に対しマウントをとっているのかもしれません！？

文・安藤永遠　編集・荻野実紀子　イラスト・カヲルーン