<余裕で騙される私たち>生成AIを使っている?気になっているけれど悪いことに使われそうで怖い!
2025.01.31 09:30
提供:ママスタ☆セレクト
みなさんは、「生成AI」というワードを耳にしたことがありますか? 生成AIとは人工知能(Artificial Intelligence)の一種ですが、具体的にどんなものか利用したことがない人も多いのではないでしょうか。以前、当サイトが行なったインターネット調査では「生成AIを利用したことがない」と回答したママが65.3%と、ママの間で生成AIを利用する人は少数派であることが判明しました。馴染みの少ない人が多いようです。この生成AIについて、ママスタコミュニティでも話題になっていましたので、紹介します。
『生成AI、なんだか怖くない? 私は余裕で生成AIに騙されているよ』
投稿者さんは生成AIを活用したツールを利用しているものの、生成AIは信頼できないと不安視しているようです。こちらのママの声に他のママからもこんな声が寄せられました。
参考:ママたちの生活を彩るサービス&ツール利用実態 2024年版を公開日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」が調査
そもそも生成AIって何?
生成AIとはそもそもなんでしょう。総務省の資料によると、大量の学習データから自動で文章や画像、イラストなどを生成するAIの技術の総称とあります。特別な技術や知識がなくても、簡単に利用できることが魅力で、世界中で急速に普及しています。なかでも人気の生成AI「ChatGPT」は耳にしたことのあるママもいるかもしれませんね。ChatGPTは、ユーザーがテキストで質問をすると、回答してくれるチャット式の生成AIの一種です。
驚くべきことに、ChatGPTはリリース後わずか2ヶ月で1億人のユーザーを達成しました。この数字は、他の人気アプリと比べても驚異的なスピードで、たとえば、Facebookが1億人のユーザーを達成するのに4年半、Instagramは2年半かかっています。この比較を見ると、ChatGPTの普及がいかに速いかがわかりますよね。
参考:総務省「生成AI(エーアイ)って何?」
参考:総務省「生成AIはじめの一歩~生成AIの入門的な使い方と注意点~」
生成AIはどうやって利用するの?
生成AIを活用するには、スマホやパソコンで専用のアプリやウェブサイトにアクセスし、チャット画面に質問やリクエストを入力するだけで、AIが瞬時に回答や提案をしてくれます。筆者が手始めに「恐竜はなぜ絶滅したの?」と質問したところ、「恐竜が絶滅した理由については、科学者たちの間で長い間研究されてきましたが、現在最も有力な説は『小惑星衝突説』と『火山活動説』の組み合わせです。以下にその詳細を説明します。」といった具合に詳細を含め、丁寧に説明をしてくれました。従来のインターネット検索では難しかった「ユーザーの具体的な質問に直接答える」能力が強みと言えそうですよね。
また、この質問に「10歳の子どもにもわかりやすく教えて」と付け加えると、質問の意図を汲んで、子どもにもわかりやすい文体で教えてくれます。質問者の意図やニーズに応じて回答の内容や表現を柔軟に変えて答えてくれるので、子どもの疑問にどう受け答えすればいいか困ったときに、補助ツールとして活用すると便利かもしれません。さらに「夏休みの旅行プランを教えて」「晩御飯をどうしよう」といった個人的な質問をしてみると、アイデアを提示してくれますよ。会話相手にもなってくれますし、ぜひ一度活用してみてはいかがでしょうか。
便利な一方……生成AIに懐疑的なママたちの声
『映画の「ターミネーター2」の世界が現実になりそうで怖い』
『「もう生成AIは開発しなくていいのでは?」と思っている。絶対ろくなことに使わないでしょ』
『生成AIで書いた小説が評価される時代がくるかもね』
投稿者さん同様、不安に感じているママは一定数いるようです。「生成AIの技術進展が進むと、人間が技術やロボットに支配される時代がくるのでは?」と心配していますね。実際、総務省の「情報通信白書令和6年版」には、将来AIが自己学習能力を持ち、さまざまな状況に対応できるようになり、2045年には、AIが人類を超える能力を持つようになるといった予測が提示されていました。もしAIが人間の知能以上に賢くなってしまったら、人間がAIを制御不能に陥り、SF映画で描かれているような世界観が実現してしまうかもしれません。そうした不安から生成AIの開発自体に疑問を抱くママもいるようですね。
参考:総務省「情報通信白書令和6年版」デジタルテクノロジーとのさらなる共生に向けて
生成AIを賢く利用するには?
生成AIは簡単に利用できる反面、注意も必要のようです。総務省の「情報通信白書令和6年版」にも以下のような注意喚起がなされていました。
『生成AIは事実に基づかない誤った情報をもっともらしく生成することがあり、これをハルシネーション(幻覚)と呼ぶ。技術的な対策が検討されているものの完全に抑制できるものではないため、生成AIを活用する際には、ハルシネーションが起こる可能性を念頭に置き、検索を併用するなど、ユーザーは生成AIの出力した答えが正しいかどうかを確認することが望ましい』
引用:総務省「情報通信白書令和6年版」生成AIが抱える課題
投稿者さんが「生成AIに余裕で騙される」とコメントをくれた理由はこのハルシエーションにありそうですね。なんでも答えてくれるからといって、それっぽい答えを回答してくれるだけで、嘘の情報を提示しているかもしれません。生成AIの情報が全て正しいわけではないということを念頭に利用するのが賢い使い方のようですね。もし利用する際には「生成された情報は鵜呑みにしない」「補助ツールとして活用する」「他の情報とつけ合わせて真偽を確認する」といったルールを決めておくと安心でしょう。
生成AIは、人間のように思考するのではなく、あくまでも膨大な情報データから、文章や画像、イラストなどをつくるツールです。ツールを賢く利用するのは、使い手次第。ツールの特性を理解した上で、便利さを最大限に活用してみてはどうでしょうか。
文・安藤永遠 編集・横内みか イラスト・猫田カヨ
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