

プロバスケットボール・渡邊雄太選手「パリオリンピックから戻った今」【第4回】
2024.10.10 11:00
提供:ママスタ☆セレクト
前回からの続き。2024年7〜8月に開催されたパリオリンピック。寝る間を惜しんで応援した方もいらっしゃることでしょう。世界で活躍するアスリートを目にしたとき「どのようにしてこのような大舞台に立つことになったんだろう」と考えることはないでしょうか。
今回ママスタセレクトには、プロバスケットボール選手の渡邊雄太選手(以下、渡邊選手)が登場。日本人2人目のNBA選手として活躍し、帰国後の現在は男子プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)千葉ジェッツふなばしに所属されています。
そんな渡邊選手に小学生3名のキッズ記者がインタビュー。第4回となる今回はパリオリンピックで感じたこと、そして子どもたちとの未来についてお話を伺っていきます。
子どもたちに伝えたい、夢を追い続けることの大切さ
――パリオリンピックの出場お疲れさまでした。オリンピック出場を通して、渡邊選手が感じられたことを教えてください。
渡邊選手:子どもの頃からテレビで見ていたオリンピックは、僕にとって、ひとつの夢であり目標でもありました。これまで努力を積み重ねてきた結果、あのオリンピックという舞台でプレーすることができたと思っています。オリンピック出場を通じて、夢を持つこと、夢を追い続けることの大切さをあらためて感じましたし、子どもたちにもその大切さを伝えていきたいです。
――オリンピックが終わった今、今後の子どもたちとの関わりについて何か考えていらっしゃることがありますか?
渡邊選手:僕は子どもたちと接するのがとても好きなんです。これまでもやってきたのですが、これからはさらにバスケを子どもたちに教える活動に力を入れていきたいと考えています。
海外と日本、スポーツ環境の違いから思うこと
――アメリカと日本で、スポーツをする環境に違いを感じることは?
渡邊選手:アメリカでは、バスケットボールが文化として土地に根付いていると感じます。バスケをする環境が整っていますし、小さい子が試合を見に来てくれることも多いです。多くの人がバスケのルールなどを理解したうえで、一体となって楽しんでいるのではないでしょうか。

僕が子どもの頃は、たとえば野球やサッカーに比べると、バスケのテレビ放送はそこまで多くなかったと思います。そのためバスケを身近に感じられる機会は少なかったかもしれません。地元にプロのチームがあったとしても、夜遅くの試合だと見に行くことができなかったですし……。実際に試合を見る機会が少ないので、今後は日本でも子どもたちが試合を見ることのできる機会がもっと増えたらいいなと思っています。
――海外を目指すことの意味、またその際に必要なことを教えてください。
渡邊選手:僕の場合は海外を目指していたというよりも、NBAという目標のために、早くアメリカに行きたいという気持ちを持っていました。結果、高校を卒業してすぐに海外に行くことができました。
ただバスケに限らず「海外でやること」だけが正解ではないと考えています。自分のやりたいことがあって、それを実現するための環境が国内で整っているのであれば、わざわざ海外を目指す必要はないと思います。
僕のように海外に行ってやりたい気持ちがあるのであれば、周囲の反対を押し切ってでも行ってみたらいいと思います。ただどの国に行くにしても言語の壁にはぶつかるので、海外に行きたいという目標があるなら、早めに英語は勉強しておくべきかなと思っています。
*****
海外の話をしていたからでしょうか。ここでキッズ記者から「追加で質問したい!」との声が挙がったため、インタビューをバトンタッチすることになりました。
チームメイトとの関わり方と彼らから学んだこと
ひなたくん:渡邊選手に尊敬する選手はいますか?

ケビン・デュラント選手は口で引っ張っていくようなタイプではないんだけど、姿勢でチームを引っ張っていくようなところがあって、本当に尊敬しています。
けいくん:一緒にプレーしていて楽しい選手は誰ですか?
渡邊選手:NBAにも日本代表にも、たくさんいるかな。どの選手にもそれぞれの特徴があって、たとえば河村勇輝選手や富樫勇樹選手は、自分とはちょっとタイプが違う選手だけど、一緒にやっていて楽しいです。学生時代もプロに入ってからも、チームメイトにはいつも恵まれてきました。選手としてのレベルは関係なく、みんなとプレーするのがとにかく楽しかったです。
*****
次回は、頑張る子どもたちをサポートするママたちのお悩みにフォーカス。「こんなとき親としてどうしたらいい?」切実なお悩みに渡邊選手のアドバイスが光ります。どうぞお楽しみに!
【インタビューをもっと読む】バスケットボール・河村勇輝選手、教育評論家・親野智可等さん、そのほか専門家多数
取材、文・一ノ瀬奈津 編集・北川麻耶 撮影・中林香
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