＜年子批判＞「上の子は甘えたいのにかわいそう」と義母が言う。実際かわいそうと思う人もいて悩む

子どもが2人以上いる場合、年が離れているきょうだいもいれば、年子のきょうだいもいます。親としては、何歳離れていても両方可愛いわが子ですが、周囲から心ないことを言われるケースもあるようですね。ママスタコミュニティのあるママからこんな質問がありました。
『上の子と下の子の年の差が1歳0ヶ月です。義母に「上の子がまだ甘えたい盛りなのにかわいそう」と言われます。やはりみなさんもそう思いますか？』
投稿者さんの2人のお子さんは、1歳0ヶ月違いの年子です。上の子がママを独り占めできるのは1年間だったこともあり、義母からは「上の子がかわいそう」と言われてしまったのだとか。その言葉が気になっている投稿者さんですが、他のママたちはどう感じているのでしょうか。

上の子はかわいそうと感じる派。その理由は？

『かわいそうだと思う。生まれてからたった2ヶ月しか赤ちゃん扱いで可愛がってもらっていなかったということだもんね。妊娠期間は十分に抱っこができないし、産後は下の子も抱っこしないといけないし』
『口に出さないけど、年子の上の子は正直かわいそうだなとは思っているよ。甥たちが年子で、今3歳の甥は、ほとんど抱っこ紐に入れてもらったことがない。叔母である私にさえ過剰にスキンシップを求めていたのは、愛情不足なのかもなぁと思う』
投稿者さんは、上の子が生まれて2ヶ月で下の子を妊娠しています。妊娠をすると、お腹を守るために上の子を抱っこする機会が減ってしまったかもしれません。また、つわりで体調が悪い時期があれば、上の子とのお出かけなどが難しい場合もあるでしょう。さらには下の子が生まれたらその子の育児が始まるので、上の子がママとスキンシップをとる機会が少なくなってしまう可能性も。ママは愛情を注いでいると思っていても、上の子が寂しさを感じてしまう場合もあるのではないでしょうか。そんな上の子が、家族以外の人に愛情を求めてしまうケースもあるようです。
『まだまだ赤ちゃんなのに、もうお姉（兄）ちゃん扱いされる運命』
上の子は1歳でお兄ちゃん、あるいはお姉ちゃんになります。周囲もそういう立場で上の子を見るので、ママに甘えるのが難しいかもしれません。「お兄ちゃん（お姉ちゃん）だから我慢しなさい」と言われてしまうと、悲しい思いをすることがないとは言い切れません。もちろん、「お兄ちゃん（お姉ちゃん）だから我慢しなさい」とママが言わないように気を付ければいい話ではありますが。

かわいそうではないけれど、ママ自身が子育てを楽しめないかも……

『ママにべったりしたい時期だし、大変だけれど可愛い時期。その時期をゆっくり思いっきり可愛がれない。手がかからなくなってきたら、もっとゆっくりこの時期の子育てを楽しめばよかったなと思う日がくるんじゃないかな』
上の子が生まれて2ヶ月で妊娠、そして1歳違いで下の子が生まれると、上の子の子育てが思うようにできないかもしれません。子育ては大変ですが、ママにとっては思い出になる大切な時期でもありますよね。上の子の子育てについて、ママ自身が後悔する日がくるのではないかという考えもあります。

年の差に関わらず「かわいそう」は言われがち。義母の言葉は気にしない！

『甘えたい盛りは数年続くから、そんなことを言っていたら、いつまでも第2子に踏み切れないよ』
『私の母はほぼ4歳差で私と弟を生んでいるけれど、同じことを言われている。ちなみに、14歳のときに弟が生まれた同級生がいたけれど、「こんなに年の離れた子を生むなんて」と言っている人もいた。言う人は何歳差でも言うのよ』
『3歳差で産んだけれど、上の子はかわいそうだったよ。お外で走り回りたいだろうに、引きこもりでさ。それで上の子を優先して頑張ったら、下の子がかわいそうだと言われたし。年齢に関係なく、誰かはかわいそうと思っているから気にしないで！』
投稿者さんは義母の言葉を気にしていますが、実は何歳離れていても、上の子がかわいそうと言われることはあるようです。また、子どもは何歳になっても親に甘えるもの。年の差を気にし過ぎなくていいという意見もあり、上の子がかわいそうと思っていたら、いつになっても下の子を産むことはできなくなってしまいますよね。何歳差であっても可愛いわが子ですから、義母の言葉は気にせずに自分の子育てをしていくことが大切ではないでしょうか。

上の子が「自分はかわいそうな子」と思わないように

『2歳も1歳も甘えたい盛りは大差ないと思うけれどな。実際うちも2歳の子がお姉ちゃんになるけれど、甘えたい盛りだし、赤ちゃん返りしている。周りがかわいそうと言うと、子どももマイナスな感情を読み取ってしまうよね』
1歳の上の子よりも、生まれてくる赤ちゃんの方に手がかかってしまうのは仕方のないことでしょう。まだまだ甘えたい時期なのに、ママを独占できないのは確かにかわいそうなのかもしれません。しかし、周囲が上の子に対して「かわいそうな子」と思って接してしまうと、上の子自身も「自分はかわいそうな子なんだ」と感じてしまうのではないでしょうか。そうすると、自分の状況をマイナスに捉えたり、自己評価が低いままで育ったりしてしまうかもしれません。実際に年子の子育ては大変でしょうが、上の子と下の子両方に愛情を注いでいくはず。義母の言葉は気にせずに子育てを楽しんでほしいですね。

文・こもも　編集・kunel　イラスト・Ponko