子どもの水筒を友達に壊されてしまった。自分で買い直さなければならないの？

子どもが学校に通っていると、ときに他の子のものを壊してしまったり、逆に壊されてしまったりすることがあるかもしれません。もし壊れたものがまだ使う必要のあるものである場合、買い直す必要があり、手間やお金がかかりますよね。壊されてしまった立場のママからの声をご紹介します。
『5年生の息子のクラスは、ロッカーの上が水筒置き場です。他の子がわざとではないけれど（息子の）水筒を落としてしまい、飲み口が割れてしまいました。先生から連絡帳で教えていただき、わざとではないから今回はお許しくださいとのことでした。こういう場合は、こちらがお金を出して買わないといけないんですか？　額は2,000円ほどですが、自分の子どもが壊したなら仕方ないと思ってまた買えますけれど、他の子が落として壊れたのに、なんだかもやもやします』
ママスタコミュニティにいただいた投稿です。買い直す代金が発生しなければ、おそらくもやもやしない案件なのかもしれませんね。ただ金額は2,000円ほどとはいえ、わが子に落ち度がないにもかかわらずあらためての出費が発生するとなると、誰だってこの投稿者さん同様になかなか腑に落ちないものではないでしょうか。しかしながらまだ小学生の子ども同士、このようなちょっとしたトラブルは少なくないのかもしれません。似たようなことが起こったとき、他のママたちはどう対処するのでしょう。

わざとではないからとあまり深く考えないママ

『故意じゃないのだから、全く気にしないけれど』
『同じようなことが何度かあったけれど、水筒くらいでそんな風に考えたことはなかったわ』
『そこはお互い様だと思うな。わざとなら請求するけれど、間違えてしまったなら請求しない』
今回は子どもの友達がわざと落としたしたわけではなく、不注意による出来事です。その子だって水筒を壊してしまったことを気にしているかもしれませんよね。自分ならばお金を請求したり、不注意を責めるようなことはしないでここはスルーするという意見も見られました。

もしわが子が壊してしまった側ならば親としては弁償したいという声も

『逆に自分の子が間違えて落として友達の水筒を壊してしまったら、知っておきたい。きちんと弁償する』
『わが子が壊したなら先生に言って、その子の親御さんに謝って「弁償したい」と伝えたい』
もし自分の子どもが友達の水筒を壊してしまった立場だったら、まずはその事実をしっかり把握したいというママもいました。投稿者さんと同じように腑に落ちない気持ちでいるであろう相手の親御さんに対して、申し訳ない気持ちになるということなのでしょう。そのためにも学校は事実を知らせて欲しいし、知った時点で相手に連絡をすると彼女たちはいいます。弁償する意思をしっかり伝えておくことで、壊されてしまった親、そして壊してしまった親の双方の気持ちがすっきりしそうですよね。

壊れた水筒の飲み口、パーツだけ交換しよう

『飲み口だけ買えば良くない？』
『破損した飲み口だけ売っていないのかな？』
壊れてしまった飲み口に関しては、パーツ販売がされている可能性もあります。筆者も飲み口だけでなくゴムパッキンやストラップなどが販売されているのを目にしたことがありますし、実際に購入したこともあります。水筒売り場に並んでいなくても、ネット通販で購入できることもあるので、メーカーに問い合わせてみてもいいかもしれません。水筒1本を買い替えるより安く済みそうですね。

今後のためにしておくといいことは？

『簡単に落ちないようにきちんと奥の方に入れなさいと、わが子に注意しておしまいだよ』
『私なら「今回は結構ですけれど、うちの子がもし誰かの水筒を落として壊してしまうことも考えられるので、置き場を考えてもらえませんか？」と先生に交渉する』
『壊れるのが心配ならフルカバーのケースとかして対策したら？』
また同じようなことが起きないように、水筒の置き場所を変更してもらえないか先生に相談してみるのもいいですよね。ロッカーの上だと高さもありますから、落としたときの衝撃が大きく、破損の可能性は高くなります。例えばロッカーの奥に入れるだけでも、落下防止になるかもしれません。また水筒全体をおおうことのできるクッション性のあるカバーをつけてもいいでしょう。教室内だけでなく、登下校時などにあやまって落としてしまった際の破損防止にもなります。メーカーによってはカバー付きのタイプも販売しています。筆者の子どもはスポーツをやっていたこともあって、1.5リットル入る水筒を使っていました。そのような水筒の場合、全体を覆うようなカバーや、肩から下げられるようなショルダー部分も付いていることが少なくありません。少しサイズが大きいのですが、そのような水筒を検討してもいいかもしれませんね。

学校などの集団生活。親の許容範囲は広めの方がいいのかも

『集団生活だから、そのくらいは仕方ないと思う。もしかしたら先生やお子さんが言わないだけで、投稿者さんのお子さんも誰かの持ち物を壊したことがあるかもしれないよ』
学校などたくさんの子どもが集まる場所では、それだけ子どもたちが持ってくる物の数も増えます。置き場所によっては密集したり、不安定になったりして、今回のように壊れることにつながりかねません。子どもたちも壊そうと思っているわけではないでしょうが、気を付けていても何かの拍子に……ということは避けられないものでしょう。投稿者さんのお子さんは今回壊されてしまった立場ですが、意図せずお子さんが反対の立場に立つこともあり得ます。それでもこととしだいによっては、子ども同士がその場で謝罪程度で決着させて帰宅してしまうことも少なくなく、親は何も知らないでいるパターンもあります。「集団生活を行っていればちょっとしたアクシデントはつきもの」そんなふうに思うように努めておくと、実際にものを壊されてしまったり汚されてしまったりしたときでも、そんなにイライラせずに受け止めることができるかもしれませんね。

文・こもも　編集・blackcat　イラスト・めい