もし過去に戻れるなら子どもの頃にやってしまったことを取り消したい。今も後悔していることはある？

誰もが、人生を通して生まれた1つや2つの後悔を抱えているはず。その後悔が子ども時代のことだった場合、自分が親という立場になったからこそ、より後悔の念が深まることもあるようです。ママスタコミュニティに寄せられていた以下の質問に、たくさんの後悔の投稿が集まっていました。
『子どものころにしたことで、今も後悔してることってありますか？　私は、小学生のとき、クラスの友達数人と話していて、1人の男の子（たぶん貧乏な子）が「テーマパークに行ったことない」って話したときに、「えー、行ったことないの！？」と驚いてしまったこと。子どもならではの純粋な気持ちで言ってしまったんだけど、男の子が寂しそうな顔をしていたのが、アラサーになった今でも忘れられないんです。みなさんにも、そんな後悔ありますか？』

子どもは、ときに残酷なことをしてしまうもの

子どもだった当時は何気なく話していたことが、大人になって「なんで、あんなことを言ったんだろう……」と後悔するような内容だった、そんなこともあります。後悔の気持ちは、子育てに活かしていきたいですね。
『クラスの子に意地悪したこと』
『高校のとき、友達が食パンにカレーを塗ってラップで包んだだけのお弁当を持ってきたので、みんなで大笑いしちゃった。その子も笑って「カレーパンだよー」って言っていたんだけど、後になってお母さんが癌で入院していたと知った。お弁当は家の事情が関係しているから絶対にからかってはいけないと反省した』
『クラスメイトの1人に、みんなが嫌いだから私も「嫌い」と言ってしまったこと。別に嫌いじゃなかったのに。思い出すと胸がえぐれそうになる』
『〇〇菌ってタッチされたら他の人にタッチしてうつすやつ。自分で止めれば良かった』
『同じ中学に行けると思っていた子が受験していて、同じ中学に行けないとわかったときに責めちゃったこと』

自分自身のことについての後悔

大人に何度も同じことを言われても自分で経験しないと理解できないこと、ありますよね。
『もっとちゃんと歯を磨けばよかった』
『普通の高校生だったけど、ギャルになればよかった！　若い子にしか許されないんだから』
『学校にちゃんと行けばよかった』
『親にもっと反抗すれば良かった。親が怖くて面倒くさくて、嫌なことでも仕方なくやってしまったから』
『中3のとき、クラスメイト数人からいじめられていたのですが、（本人たちはイジってる程度の感覚だった）「あなたたちのしていることはいじめです」って言えなかったこと』

家族に対しての「ごめんなさい」

家族に対しての後悔こそ、自分が親という立場になって深く感じるものではないでしょうか。
『母をもっと助けてあげればよかったって思っている。長男の嫁で農家の義理の親と同居、フルタイムで仕事もしながら3人育てるのはすごく大変だったと思うから』
『おばあちゃんのことが大好きなのに、わがままを言って困らせていたこと』
『妹に全然優しくしてあげられなかった』
『父親がハゲてることが恥ずかしく、神社のお祭りの縁日に「ついて来ないで！」と言ってしまった。子煩悩な優しい父は3メートルぐらい離れて後から付いてきた』
『幼稚園児の頃、上履きバッグが母親の手作りだった。レースがついていてピンクでかわいかったのに、クラスメートが持っているキャラクターものの既製品のほうがいいと言って、買ってもらったこと。母親の気持ちを考えたら申し訳ない』
みなさんにも、子どもの頃の後悔はありますか？　何十年も前のことなのに、いまだに頭の中から離れない後悔から学ぶこともありますよね。子どもを育てる立場になり、子どもに同じ思いをさせないために自分が伝えられることがあるのではないでしょうか。やってしまったことは消せないですが、その経験を活かすことで、後悔の気持ちを薄めていけるといいですよね。

文・鈴木じゅん子　編集・しらたまよ　イラスト・マメ美