【後編】「つわり初心者じゃないでしょ？」と私に冷たい旦那。何と言えばつらさをわかってもらえる？

2021.03.04 10:30

2人目を妊娠中でつわりに苦しむ相談者さんに、たびたび「つわり初心者じゃないでしょ？」と心無い言葉をかけてくる旦那さん。その様子にママスタコミュニティでは非難の声が殺到してしまいました。相談者さんはどうすれば旦那さんにつわりのつらさを分かってもらえるのでしょうか？

旦那さんにつわりのつらさを分かってもらうには？

二日酔いを経験したことがない人に二日酔いのつらさがわからないように、つわりを経験したことがない旦那さんにつわりの苦しさはわからないのかもしれません。なかには「頑張っていないだけ」と思う人もいることでしょう。そんなときこそ感情的にならず、自分がどんな状況でどんなサポートが必要なのか、しっかりと伝える必要があるのではないでしょうか。

『私は2人目のほうがつわりが辛かったからそんなこと言われたら泣いていると思う。泣いて夫に正直に不満を言うよ。言わないとこの後もずっと小言を言われそう。一番つわりがつらい時期だと思うから心穏やかに過ごせるといいけどね』
相談者さんとしては、「私がつわりが大変なのは、初めてじゃないんだからわかるでしょ！？」と思えてきてしまうのかもしれません。しかし体調は自身にしかわからないことですし、上の子がいながらのつわりのつらさも旦那さんにわかるはずがありません。旦那さんが「1人目のときとは勝手が違う」と戸惑っている可能性もありますし、きちんと口に出さないとわからないこともあるのかもしれませんよ。

妊娠・出産を乗り越えるのは家族で頑張ることだと理解してもらおう

旦那さんは目先の「買い物やフォローが面倒だ」という気持ちにとらわれすぎたあまり、そもそもどうして奥さんがつわりと戦っているのかまで意識が向かなかったのかもしれません。
『自分が妊娠させてつわりが起こっているのに、そのつわりがどういうものかもわからないのかな。子どもが病気で吐いてもそういう態度をとりそうだから、今矯正しておいてほしい』
『初心者じゃないけれど「病気や怪我でも痛くともなんともありません！　って旦那さんは仙人みたいになれるの？」って問いたい。つらいときはつらい。「産まれた後もあなたがご飯つくるくらいの覚悟をしとけ、それが子どもをつくるっていうことだよ？」ってお説教したい』
毎日ママがつらいつわりを一生懸命頑張っているのは、大好きな旦那さんとの赤ちゃんをお腹のなかで育てていくため。二日酔いのように自業自得で具合が悪くなっているのとは話が違うのです。そのためにも自身で抱えこまず、旦那さんに「二人三脚で頑張りたい、頑張らないといけないんだ」ということを根気強く言葉にして伝えてみてくださいね。

文・物江窓香　編集・古川純奈　イラスト・んぎまむ