

胎児は外の音が聞こえているってホント?
2016.11.24 13:48
提供:マイナビウーマン
「おなかの中の赤ちゃんにクラシックなどの音楽を聴かせるといい」など、胎教の重要性を耳にすることがあります。もしそれが本当なら、胎児には外の音が聞こえているということなのでしょうか? もし聞こえているとすれば、夫婦げんかの声など胎児に聞かせないほうがいい音はあるのでしょうか? 今回は、そんな胎児の聴力にまつわるウソ&ホントに迫りました!
■本日の「ソボクな疑問」
Q.胎児は外の音が聞こえているってホント?
<読者の声>
・友達の子どもがおなかにいたときに「夫婦げんかの声を聞いたことがある」と聞いたことがあるので聞こえていると思う。(24歳/その他/営業職)
・胎児に聞かせないほうがいい音はあるのか。(26歳/医療・福祉/専門職)
・胎教とかいって、音楽を聴かせるといいと聞くけれど、本当かなあと思います。(31歳/その他/その他)
・音の感じ方ってどう感じているのか単純に気になる。(33歳/不動産/専門職)
■尾西先生のアンサーは!?
答えは……
「ホント」です!
実は、妊娠4週くらいから胎児に耳のもとができています。その後、鼓膜がある「中耳」という部分が徐々にできてきて、20週(6カ月)くらいになると、子宮の中でママの血液が流れる音や心音を聞くことができるようになります。そして、28週(8カ月)を過ぎるとさらに聴力が発達し、ママのおなかを通して外の音や声も聞こえるようになります。
ただ、当然、言葉の意味までは理解していませんし、こういうトーンだと怒っているorやさしいという判断も、生まれてからの成長過程で獲得していくものですから、夫婦げんかをしたからといって、赤ちゃんには「パパとママがけんかをしている」という認識はないと思います。「夫婦げんかは聞かせないほうがいい」というのは、どちらかといえば、けんかによるお母さんのストレスが赤ちゃんにも伝わってしまう、という側面から来ているのでしょう。
そういう意味では、「胎児に聞かせないほうがいい音」というのは特にありません。ただし、本能的に大きな音にはびっくりしてしまうようなので、話しかけるときはやさしい声を心がけたいものですね。
「胎教として、音楽を聴かせるといいと聞く」というコメントがありますが、実際、さまざまな音域の音楽を聴かせるのは、オススメです。よく「人と話さなくなるとボケる」と言われるように、音を聞くというのはものすごく脳を使う行為ですから、音楽を聴かせることで脳の発達を促してくれます。
またおなかの中で聞いていた音というのは、生まれてからも、聞くと安心する傾向があります。泣いている赤ちゃんがママの声を聞いて泣き止むのはそのためです。だから、おなかにいる間から、ママはもちろん、パパも積極的に話しかけるといいかもしれませんね。
このように、赤ちゃんは生後すぐでも小さな音が聞こえる聴力を持っていますが、大人の聴力とまったく同じというわけではありません。生後8カ月くらいでようやく同レベルになると言われており、その間はずっと成長過程にありますので、おなかの中にいるときだけではなく、生まれてからもいろんなタイプの音を聞かせてあげるのはいいと思いますよ。
(監修:尾西芳子、取材・文:ヨダヒロコ、撮影:masaco)
※次回の更新は11月26日(土)です。お楽しみに!
■本日の「ソボクな疑問」
Q.胎児は外の音が聞こえているってホント?
<読者の声>
・友達の子どもがおなかにいたときに「夫婦げんかの声を聞いたことがある」と聞いたことがあるので聞こえていると思う。(24歳/その他/営業職)
・胎児に聞かせないほうがいい音はあるのか。(26歳/医療・福祉/専門職)
・胎教とかいって、音楽を聴かせるといいと聞くけれど、本当かなあと思います。(31歳/その他/その他)
・音の感じ方ってどう感じているのか単純に気になる。(33歳/不動産/専門職)
■尾西先生のアンサーは!?
答えは……
「ホント」です!
実は、妊娠4週くらいから胎児に耳のもとができています。その後、鼓膜がある「中耳」という部分が徐々にできてきて、20週(6カ月)くらいになると、子宮の中でママの血液が流れる音や心音を聞くことができるようになります。そして、28週(8カ月)を過ぎるとさらに聴力が発達し、ママのおなかを通して外の音や声も聞こえるようになります。
ただ、当然、言葉の意味までは理解していませんし、こういうトーンだと怒っているorやさしいという判断も、生まれてからの成長過程で獲得していくものですから、夫婦げんかをしたからといって、赤ちゃんには「パパとママがけんかをしている」という認識はないと思います。「夫婦げんかは聞かせないほうがいい」というのは、どちらかといえば、けんかによるお母さんのストレスが赤ちゃんにも伝わってしまう、という側面から来ているのでしょう。
そういう意味では、「胎児に聞かせないほうがいい音」というのは特にありません。ただし、本能的に大きな音にはびっくりしてしまうようなので、話しかけるときはやさしい声を心がけたいものですね。
「胎教として、音楽を聴かせるといいと聞く」というコメントがありますが、実際、さまざまな音域の音楽を聴かせるのは、オススメです。よく「人と話さなくなるとボケる」と言われるように、音を聞くというのはものすごく脳を使う行為ですから、音楽を聴かせることで脳の発達を促してくれます。
またおなかの中で聞いていた音というのは、生まれてからも、聞くと安心する傾向があります。泣いている赤ちゃんがママの声を聞いて泣き止むのはそのためです。だから、おなかにいる間から、ママはもちろん、パパも積極的に話しかけるといいかもしれませんね。
このように、赤ちゃんは生後すぐでも小さな音が聞こえる聴力を持っていますが、大人の聴力とまったく同じというわけではありません。生後8カ月くらいでようやく同レベルになると言われており、その間はずっと成長過程にありますので、おなかの中にいるときだけではなく、生まれてからもいろんなタイプの音を聞かせてあげるのはいいと思いますよ。
(監修:尾西芳子、取材・文:ヨダヒロコ、撮影:masaco)
※次回の更新は11月26日(土)です。お楽しみに!
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