BTS(防弾少年団)意外な新曲テーマに反響殺到 最新映像が示すものとは?
2018.08.23 14:11
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韓国のボーイズグループ・BTS(防弾少年団)は23日、各動画サイト等を通じ、8月24日リリースの新アルバム『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』に収録される楽曲「IDOL」のティーザー映像を公開した。約40秒間という短い動画ながら、すでに世界中から大きな関心が寄せられているその新曲のテーマとは?
新曲「IDOL」ティーザーが話題
新アルバム発表を目前に控え、ファンの期待も最高潮の中で発表された同ティーザー映像。「IDOL」というタイトルも興味を誘うが、最もファンを驚かせたのは楽曲の曲調だ。冒頭は韓国の伝統楽器・ケンガリを打つような鐘の音色から始まり、その後も伝統的な打楽器のリズムを用いたサウンドが続く。まるで韓国特有の音楽芸能である「サムルノリ」を思わせるようなエキゾチックな曲調だ。
最後に響く「トンギドックンドロロ~」という声も、その韓国人が慣れ親しんだ国楽のリズムを表しており、それに続く「オルスッ!」は、日本風に言えば「よいさっ!」のようなお祭りなどでよく使われる掛け声だ。
映像の随所に“韓国風”が登場
また映像そのものも興味深い。まず、山々を駆け抜ける虎が出現するが、虎は朝鮮半島との結びつきが非常に強い動物だ。昔から人々の尊敬と親しみの対象として扱われ、多くの逸話も存在する。虎が描かれた絵を飾る風習もあり、今年行われた平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックのマスコットキャラクターであるスホランが白虎であったことからも、国を象徴するような動物であることがよく分かる。次の場面では、朝鮮半島の伝統的な建築様式である“韓屋”を思わせる屋根の下に、メンバーたちが民族衣装風の姿で現れる。ふわっと手足を浮かせるような振り付けは、伝統的な宮中舞踏のようでもある。
またJUNG KOOKが、咳払いをして意味深な微笑みを浮かべるラストシーンも印象的だ。まるで韓国の時代劇でよく見るような、貴族が意味ありげな訴えをするための仕草のようだ。
自国をテーマとした意味は?
海外ファンの増加が目覚ましい彼らが、あえて自国の伝統文化を強く感じさせる印象に仕上げてきたこの曲。YouTubeでのティーザー再生回数は1日足らずで1000万回を記録するであろう勢いで、多くのファンが驚きとともに感動と称賛の声をあげている。今回のアルバム『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』は、彼らが2016年から計画してきたという『LOVE YOURSELF』シリーズの最終章となリパッケージアルバム。“LOVE YOURSELF”つまり“自分自身を愛する”ということを大きなテーマとして展開されてきたこのシリーズで、主人公である7人の少年たちは、本当の愛を探し求めもがいてきた。昨年9月リリースの「DNA」では前世から定められていたかのような運命の愛に出会い、今年5月の「FAKE LOVE」では愛が偽りだったことに気づき苦しみを味わった。
最終作で彼らはどのような“Answer”を見つけたのだろうか。同アルバムのトレーラーとして9日に公開されている、JINのソロ曲「Epiphany」では、“完璧ではないがとても美しい自分のことを愛すべきだ”という内容の歌詞が綴られている。
眼を見張るような世界的な人気を獲得し、地球規模の影響力を持つようなった彼ら。ここで一度、自国の文化を音楽を通して賛美することで、“自分自身を理解し愛することの重要性”を提示したのかもしれない。
「IDOL」のミュージックビデオは24日の18時にフル公開される。(modelpress編集部)
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