EXILE岩田剛典も称賛 防弾少年団が世界的に人気の理由は？

世界的な人気の防弾少年団 EXILE岩田も称賛

昨年9月にリリースしたアルバム「WINGS」は米ビルボードチャートで韓国アーティスト史上最高順位の26位を獲得し、先月21日に開催された「Billboard Music Awards （ビルボード・ミュージック・ワード）2017」では、同賞を6年連続で受賞していた米歌手・ジャスティン・ビーバーを抑え、「Top Social Artist（トップソーシャルアーティスト）」を受賞するなど、世界的な活躍が話題となっている防弾少年団。

この日、EXILE HIROが企画プロデュースを務める総合エンタテインメント「HiGH＆LOW」シリーズの、東京・稲城市の「よみうりランド」でのイベントの宣伝を兼ねてスタジオに生出演していたEXILE／三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典も、彼らのダンスのについて「振り付け凄く難しそうなのに、めちゃくちゃ揃ってるなと思って、かっこいいですね」と称賛のコメントを寄せるほどだ。

多くの熱狂的ファンを抱える防弾少年団

番組では、そんな防弾少年団の魅力について特集。彼らが先月10日放送の同局系情報番組「スッキリ！！」（毎週月～金曜あさ8時）で生歌を披露した際、番組公式Twitterのいいね！とリツイート数が同番組Twitter史上最多記録を樹立した、という注目度の高さを報告した。

また、彼らの街での人気ぶりの調査ということで、東京・新大久保でのインタビューを敢行。中には防弾少年団が好きで韓国語の専門学校に通い始めた、というファンまで存在し、多くの熱狂的ファンがいることが明らかになった。

専門家が語る“彼らが支持される理由”とは

さらに、彼らが世界で支持される理由について、韓国大衆文化ジャーナリストの古家正亨氏が解説。韓国の多くのグループが世界進出を果たしている要因について、「欧米の先進的な音を取り入れているのが大きい」と述べ、さらにK-POPの強みとして「ベースになる音楽にヒップホップを乗せるのが凄く上手」であり、その原点には「韓国語の発音が英語に近い」ということがあると述べた。

その中でも特に防弾少年団が人気を集めている理由として、「その（欧米の先進的な）“音”をあれだけの人数で揃ったダンスで見せるグループは少ない」とそのダンスのクオリティの高さを挙げた古谷氏。一糸乱れぬダンスを披露する防弾少年団のダンス練習動画はファンからも人気で、YouTubeの総再生回数は1億回を超える。


続けて古谷氏は、「あれだけかっこいいパフォーマンスやサウンドを見せているのに根は凄く少年のよう」とメンバーの魅力についても言及。さらに防弾少年団が多くの熱狂的なファンを獲得する理由について、彼らが「10代の少年たちの代弁者」としてデビューし、そこから“自分たちの代弁者であるという心強さ”がファン心理と重なったのではないかと分析した。

“10代の代弁者”として若者に寄り添う楽曲の数々

確かに防弾少年団HPによれば、そのグループ名には「10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬく」という意味が込められており、彼らのデビューアルバムのタイトル曲であり、日本デビュー曲でもある「NO MORE DREAM」や次のアルバムに収録された「N.O」は、学歴、経歴が最優先される社会で大人たちにレールを敷かれた人生を歩むしかない若者たちに、“自分の本当の夢を持つことの価値”を思い起こさせるエールソングとなっている。


その後の楽曲も、青春の日々の儚さや、若者ゆえの悩みや葛藤を表現した、現代の若者に寄り添い、ともに人生を切り開いていこう、というエールを送るような内容の曲が多い。



現在ワールドツアーの日本公演の真っただ中の防弾少年団。その楽曲やダンスのクオリティ、そして魅力的なメンバーたちが創り出す、若者の共感を呼ぶ世界観で、多くの人を惹きつけている。（modelpress編集部）

情報：日本テレビ・防弾少年団