反町隆史「GTO」28年ぶりの今連ドラ復活する理由 令和でも変わらない鬼塚英吉の魅力を本人が解説「今の時代に必要」【インタビュー前編】
2026.05.01 12:00
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俳優の反町隆史が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ「GTO」(月曜22時~)が2026年7月に連続ドラマとして復活。モデルプレスでは、伝説の教師・鬼塚英吉を演じる反町にインタビュー。令和の今、連続ドラマとして復活した理由や、変わらない鬼塚の魅力、98年版キャストとの交流などをたっぷりと語ってもらった。【前編】
反町隆史主演「GTO」連ドラで復活
1998年夏に放送され、“ニューヒーローの誕生”と、テレビの話題を独占し、学園ドラマの金字塔として幅広い世代に愛されているドラマ「GTO」。2024年4月1日に放送された「GTOリバイバル」では、“26年ぶりの一夜限り復活”と称し、放送前から注目を集めた。今回、伝説の教師・鬼塚英吉(反町)が連続ドラマに帰ってくる。SNSやAIといった技術の発展と反して、コンプライアンス遵守やインターネットによる監視意識が増加、コミュニケーションツールもスマートフォン、タブレット、PCへと移行し、強い閉塞感を感じる子ども達が時代の変化とともに急増。そんな現代の若い子ども達にも立場や損得とは無縁で、50代となった鬼塚がストレートな言動でぶつかっていく。社会の裏側にくすぶっている問題を解決していく痛快さ、そして本音でぶつかる人間関係から“何か”が生まれる、教科書からは学べない大切なことを描いていく。
反町隆史「GTO」連ドラ復活の心境
― 今回の連続ドラマ復活のオファーを受けた際、どのようなお気持ちでしたか?反町:2024年にスペシャルを放送した際、自分の中では納得できる部分もありましたし、内容的にも非常に面白かったと感じていました。ただ、もしこれを連続ドラマにするのであれば、スペシャルとはまた違った打ち出し方ができるのではないかという予感もなんとなくありました。1998年から20年以上が経った今、50代になった鬼塚というキャラクターが世間にどう受け入れられるのか、自分の中に疑問がありましたが、実際に演じてみて、今の時代においても鬼塚自身の本質は98年当時と変わらずに表現できる。大人になってしまったり、やたら上から目線になったり、時代に合わせて変に変わってしまうのではなく、自分の中に「鬼塚英吉」としての共通するものを発見できたことが大きかったです。
そのときは、連続ドラマをやろうとは思わなかったのですが、友人から一枚の写真が届いたんです。そこには親子3代で前回の「GTOリバイバル」を観ている姿が写っていました。僕自身がテレビドラマに育ててもらったという気持ちも強いので、役としてのアプローチを超えて、これまでお世話になったカンテレさんやフジテレビさんとともに、ドラマとして何か恩返しがしたいと思ったことが始まりです。うちも母と姉と僕で、時間になったらテレビにかじりついて育ってきたので、90年代のように、家族がテレビの前に集まって夢中になれるような時間を作りたい。それがきっかけで、安藤和久さん(エグゼクティブプロデューサー)と河西秀幸さん(チーフプロデューサー)と「連続ドラマはどうでしょうか?」という話をさせてもらいました。
反町隆史「アップデートはしない」時代が変わっても変わらない鬼塚英吉の魅力
― さまざまな世代から愛され続ける鬼塚英吉の魅力は、どこにあるとお考えですか?反町:今の時代、鬼塚のような先生は本当に少なくなっていて、学校に限らず、会社などの組織においても、彼のような存在はなかなかいないと思います。生徒と対等であり、真正面から向き合う鬼塚は昔から変わっていないので、その姿勢が今の時代に必要だと感じます。
― 今回、令和という時代に「GTO」を放送するにあたって、キャラクターをアップデートした部分はありますか?
反町:アップデートはないです。過去の作品を振り返りながら、この人物がどのような気持ちで学校へ行き、生徒とどう向き合うのかを一番大事にしています。小難しい話をするのではなく、観て純粋に感動できるものが「GTO」なので、湿っぽい内容はやめようという話も出ました。
今回は1998年当時の中島悟監督や脚本の遊川和彦さんをはじめ、当時のオリジナルスタッフが集まってくださっています。20年以上の時を経て、それぞれが確固たるキャリアを築いたプロフェッショナルたちが、強い覚悟と高い志を持っているので、一致団結して作っていきたいです。もちろん、98年版をリアルタイムや再放送で観ていた世代の方もいるだろうし、そうした世代を超えたチームで意見を出し合いながら、良い時間を過ごしたいです。
反町隆史、令和の生徒たちと築くリアルな距離感
― 2年ぶりの鬼塚ですが、98年の鬼塚を呼び覚ます感覚なのか、もう一度構築していく感覚なのか、鬼塚を演じるうえでどちらが近いのでしょうか?反町:自分の根っこには98年の鬼塚もいますが、僕自身何かが変わっているわけではなく、台本を読み、監督やスタッフと話をすれば、自然と当時の感覚が戻ってきます。スペシャルのときより、98年の「GTO」に戻って、少し成長した鬼塚がいます。生徒と向き合うことは当時と何も変わってないです。
― 台本を読ませていただきましたが、あの頃の鬼塚を感じました。
反町:1話は特に鬼塚イジメなので(笑)。泣けるのは最後のシーンだけです。漫画原作から98年にテレビドラマ化するときにも8割はふざけて、2割は真剣にいこうという話をしていたんです。8割は生徒と遊んでふざけて、残りの2割でかっこつけたこと言って、感動が生まれたらいいねというテーマだったので、今回のドラマもそうなると思います。
反町隆史「GTO」生徒キャストとのコミュニケーション
― 今回の生徒役の皆さんとのコミュニケーションで、意識していることはありますか?反町:98年当時は私が24歳で、池内は確か21歳くらいで高校生を演じていたんですよね(笑)。小栗、窪塚はもう少し下だったんじゃないかな。当時は大人が高校生を演じていましたが、今回は実際に高校生に近い年代の俳優さんたちが多く、それぞれの年代ならではの良さがあると思います。今の若い世代とは、話し方や内容で距離感があるのは当然です。現場でも最初から無理に詰め寄るのではなく、徐々にその距離を紐解いて、馴染んでいければいいなと思っています。
― 「GTO」をきっかけにスターになられている方がたくさんいらっしゃいますが、生徒キャストの方に何を得てほしいですか?
反町:僕の教え子の中から「3年B組金八先生」のマッチ(近藤真彦)やトシちゃん(田原俊彦)みたいになってくれたら幸せです(笑)。小栗と窪塚は未だに僕のことを「先生」と呼びます。あのとき一緒に番組を作ってきた仲間と大人になってから会って、当時話せなかった会話も出てくるので、良い時間だなと思います。
― かつての生徒役の皆さんが、活躍されている姿はどのようにご覧になっていますか?
反町:気が付けば僕ももう52歳になり、いつしか僕も見守る側の年齢になったのだと感じます。学園ドラマというジャンルにおいて、出演した生徒たちがこれほど輝かしく活躍し続け、スターになることはなかなか体験できることではありません。結果として皆がそうなっているのは素晴らしいことです。プロの世界は決して甘くありませんから、どんな世界であっても10年も経てば多くの人がいなくなってしまうものです。そんな厳しい世界で皆が残り続け、スペシャルのときのように再会できることは、なんとも言えない感慨深い時間でした。それは僕だけでなく、メンバー全員が感じていたことだと思います。
反町隆史にとっての鬼塚英吉
― 反町さんにとって、鬼塚英吉とはどのような存在ですか?反町:間違いなく、自分の中の代表作です。日本だけでなく香港、中国、シンガポールでも「GTO」で声を掛けられます。日本だけでなく、この時代に大切なことや人の気持ちの部分において、鬼塚は本当に魅力的なんだなと感じました。このようなキャラクターを描いた藤沢とおるさんはすごいと思いますし、藤沢さんも言っていましたが50歳の鬼塚は想像できないんです。結論、何も変わらないんですが、何も変わらなければドラマにならないので、そこに何が生まれるのか。自分の中で鬼塚に対していろいろな感情があります。
(modelpress編集部)
★後編に続く!
反町隆史(そりまち・たかし)プロフィール
1973年12月19日生まれ、埼玉県出身。10代の頃よりファッションモデルとして活動した後、「毎度ゴメンなさぁい」(1994年/TBS系)で俳優デビュー。「バージンロード」(1997年/フジテレビ系)、「ビーチボーイズ」(1997年/フジテレビ系)、「GTO」(1998年/カンテレ・フジテレビ系)などで主演を務め、社会現象を巻き起こし、俳優として長年第一線で活躍し続けている。最近の主な出演作は「グレイトギフト」(2024年/テレビ朝日系)、「オクラ〜迷宮入り事件捜査〜」(2024年/フジテレビ系)、「ラムネモンキー」(2026年/フジテレビ系)など。
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