鈴鹿央士&松本穂香、“想像を超えた”第一印象・互いの演技力絶賛 筋トレ・ヘアカット…ビジュアルへのこだわりも明かす【「嘘解きレトリック」インタビュー】
2024.09.24 00:00
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フジテレビ系月9ドラマ「嘘解きレトリック」(毎週月曜よる9時~※初回15分拡大/10月7日初回)にてW主演を務める鈴鹿央士(すずか・おうじ/24)と松本穂香(まつもと・ほのか/27)が、モデルプレスなどのインタビューに応じ、作品の魅力や撮影への意気込みを語った。
鈴鹿央士&松本穂香W主演「嘘解きレトリック」
原作は、都戸利津氏による同名漫画で「別冊花とゆめ」(白泉社)で2012年~2018年まで連載され、累計発行部数100万部を超える人気作品。『ガリレオ』シリーズの演出を手がけた西谷弘氏と、プロデュースを務めた鈴木吉弘氏のタッグにより、実写化が実現した。昭和初期を舞台に鋭い観察眼を持つ借金まみれの貧乏探偵・祝左右馬(鈴鹿)とウソを聞き分ける奇妙な能力者・浦部鹿乃子(松本)の“異色コンビ”が難事件を解決していく物語となっている。初の月9主演に抜擢された鈴鹿と松本は、今回が初共演。顔合わせ翌日に行われた今回のインタビューでは、撮影を控えた2人に初対面の印象から役作りの裏側まで明かしてもらった。
鈴鹿央士&松本穂香、月9オファーの心境
― オファーを受けた時の心境を教えてください。鈴鹿:初めての月9作品で「わぁ、月9だ!」と嬉しい気持ちになりましたし、主演の1人として出演させていただけることへの驚きが1番大きかったです。緊張もありますが、色んな方から「楽しんでね」と言葉をかけていただき、今は楽しみたいという思いが大きくなりました。月9は、長く語り継がれる素晴らしい名作が放送されている枠ですし、普段友人と喋っていると話題に上がったり、最近だと「夏の名作特集」に入ったりするような作品も多いので、頑張りたいです!
― 現在は「海のはじまり」が放送されていますが、過去に共演した目黒蓮さんとは、なにかお話されましたか?
鈴鹿:まだお話はしていないのですが、情報が解禁されたら喋ろうかなと思います!
松本:私も出演が決まったときは、びっくりしました!小さい頃から月9の作品を見てきたので、まさか自分がその枠で主演をやらせてもらえることになるとは思っていませんでした。原作も読ませていただいて、面白くて明るいお話だと思いました。リハーサルもして、皆さんに楽しんでもらえる作品になるのではないかと感じていますし、楽しんで撮影に臨みたいです。
鈴鹿央士&松本穂香「嘘解きレトリック」の魅力明かす
― 作品の魅力を教えてください。松本:まず、衣装が可愛いですよね。
鈴鹿:今回の舞台が昭和初期ということで、現代とはスーツのシルエットや生地などが異なるので、身体の採寸をして生地から作っていただきました。洋服が入ってくるという時代背景もあるので、和服が主流だった日本が洋服をどう受け入れていくのか、そういった部分も考えて、こだわった衣装になっています。
松本:私が着ている着物も当時のものを使用していて、昭和なレトロモダン風で可愛いです。原作も昭和初期という設定ではありながらも、喋り方はどこか現代らしさもあって。あまり囚われていない自由さがあって好きです。
鈴鹿:確かに。現代ではないので物語に携帯などは出てこないのですが、その分人と繋がる時間が大事だと思います。嘘が聞こえる世の中で人を信用することは、今の時代でも大切なことですし、日常生活で信用という言葉は様々なところで使われますが、その信用とはどういうものなのだろうとも考えさせてくれます。そこにある人の温かさや人の関わりの大切さなども含まれている作品です。
鈴鹿央士、衣装着こなすためにトレーニング
― 衣装のお話もありましたが、原作を実写ドラマに落とし込むにあたって、見た目でこだわった部分はありますか?鈴鹿:髪型とか寄せていますよね?
松本:私は結べる長さまで伸びていましたが、また切ってボブにしました。眼鏡については色々試行錯誤中です。ビジュアル面は特に大事にしていきたいですし、原作に忠実にしていきたいなと思っています。
鈴鹿:僕はスーツを採寸した時に「もう少し筋肉をつけてください!」と言われてしまって…。家の中では、肌着のような昔の方の袴を着るのですが、貧相に見えるので鍛えています。
― 具体的にどういったトレーニングをされていますか?
鈴鹿:ベンチプレスとダンベルです!食生活も気をつけていて、トレーニングを初めて1ヶ月が経ったのですが、体重と筋肉量がだんだんと増えてきて、体脂肪率は減りました。
松本:すごい!衣装といえば、カフスも可愛いよね。
鈴鹿:可愛いですよね!貧乏な役なので、生地も真っ白ではなく生成り色にしています。あと、現在はジャケットのボタンの下の部分を1個開けるのが定番じゃないですか。元々は全てのボタンを閉じていたらしいのですが、昭和初期頃にイギリスの王室の人たちが太っていて苦しいから下の1つを開けていて、 「苦しいから1個開けている」と言ったら、庶民の人たちが「偉い人が1個開けているなら僕たちも開けなきゃ」と真似したのが広まって、現在もその名残が残っているらしいです。そういった時代背景もふまえて、今回の作品では全部閉じるのか開けるのかなども色々と話しています。
― 演じるのが楽しみなシーンはありますか?
松本:1話の2人が出会って間もない頃の場面です。話が噛み合わず、マイペースな先生に翻弄されるやり取りが面白いです。
鈴鹿:山の中のシーンも楽しみです。
松本:山に行くロケやアクションシーンもありますし、私が先生にとあることを告白する場面など…どういう風になるのか私も楽しみです。
鈴鹿:監督と話していて、左右馬が本気になる場面があまりなくて…(笑)。1話の中で「どこだろうね」とお話をしているのですが、数少ないビシッとするところなので…。一応ずっとしっかりしていますが!楽しみなシーンの1つです。
鈴鹿央士&松本穂香、互いの印象は?
― それぞれ、役の印象と演じる上で意識していることを教えてください。鈴鹿:左右馬は、鹿乃子から見て「いいな」と思える明るい人でありたいし、ドラマを見てくださる方にとっても、愛される人柄でいたいと考えています。核心をついた発言もしますが、ひょうひょうとしている雰囲気もあるのでバランスを取りながら演じたいです。
松本:鹿乃子は、人の嘘を見抜くことができる特殊な能力を持っている女性です。人と深く関わることが出来なかった過去を経て、先生との出会いを通じて自分の持っていたものに気付いたり、自分らしさを認めていったりする姿を演じられたらと思います。
― リハーサルを通じて、互いにどういった印象を持ちましたか?
松本:鈴鹿さんは、とても優しくてほんわかとしたイメージでしたが、先生は少しふざけたひょうひょうとした面白い役なので、どんな感じで演じられるのだろうと思っていたら…想像を超えてきました!
鈴鹿:えー!
松本:表現がどんどん出てくる感じがとても面白くて。鹿乃子はそこに翻弄されながらも楽しむ役でもあるので、撮影への期待が膨らみました。
鈴鹿:良かったです!昨日、初めてリハーサルをしたのですが、相手を見つめる目から、様々な感情や気持ちが伝わってくるなと思っていました。2人のシーンでは、僕が悩みながら演じている際にお芝居でリードしてくださって。どう投げかけたら鹿乃子がついてくるか、台本の流れに沿って色々と考えている段階なのですが、一緒に楽しいお芝居を作ってくださる方だなと思いました。
― では、共演前のお互いの印象を教えてください。
鈴鹿:舞台を見に行かせていただいたのですが、本当に多彩な表現をされる方だなという印象です。リハーサルで一緒に演技をして、声の出し方1つから色々な表現があるなと勉強させていただいています。
松本:とても柔らかい雰囲気をまとった優しそうな方という印象でした。ただ、周りの方からはちょっと変わった方だと聞いていたので…(笑)。
鈴鹿:どこで言われていますか(笑)。
松本:みんなを笑顔にさせてくれるという意味です!いざ、お話してみたら少し不思議な感じであまり出会ったことのないタイプの方ではありますが、すごくしっかりされていますし、楽しい撮影になりそうな予感です。
鈴鹿央士、松本穂香に知ってもらいたいこと明かす
― 今後、現場を共にする中でお互いに期待することはありますか?鈴鹿:僕は、あまり変わった人じゃないと知ってもらいたいです(笑)。
松本:変わっているだと言い方が少しあれですもんね…。いい意味で言っていますよ!
鈴鹿:個性!個性だよ!(小声で)
松本:どこか不思議ですよね…。
鈴鹿:お互い、ちゃんと話せるようになりたいですよね。
松本:鈴鹿さんはちゃんと話せてますよ!きっと色々と考えていらっしゃるのだなと思います。私が鈴鹿さんに期待することは、そのままの鈴鹿さんでいてもらうことですね。
鈴鹿:僕は健康ですかね。
松本:そうですね、お互い健康にこれからの撮影頑張りましょう!
― 放送を楽しみにしています。貴重なお話ありがとうございました。
(modelpress編集部)
鈴鹿央士(すずか・おうじ)プロフィール
2000年1月11日生まれ、岡山県出身。高校生の時に現事務所の先輩である広瀬すずの一言からスカウトされ、2018年に「MEN’S NON-NO」の専属モデルオーディションにてグランプリを獲得しモデルデビュー。2019年、100人以上のオーディションの中から鍵となる役柄を勝ち取った映画「蜜蜂と遠雷」で俳優デビューを果たす。第43回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ映画関連の新人賞を5つ受賞した。その後はドラマ「おっさんずラブ」の新シリーズ「おっさんずラブ-in the sky-」(テレビ朝日系/2019)や、NHK連続テレビ小説「なつぞら」(2019)、日曜劇場「ドラゴン桜」(TBS系/2021)、「六本木クラス」(テレビ朝日系/2022)、「silent」(TBS系/2022)「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(TBS系/2023)「ゆりあ先生の赤い糸」(テレビ朝日系/2023)「闇バイト家族」(テレビ東京系/2024)など多数の作品に出演している。
松本穂香(まつもと・ほのか)プロフィール
1997年2月5日生まれ。大阪府出身。「風に立つライオン」(2015)で長編映画デビューし、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017)に出演して注目を集める。TBS系日曜劇場「この世界の片隅に」(2018)で主演に抜擢されたほか、ドラマ「JOKER×FACE」(2019/フジテレビ系)、「リエゾン -こどものこころ診療所」(2023/テレビ朝日系)、「ミワさんなりすます」(2023/NHK総合)、「自転しながら公転する」(2023/読売テレビ・日本テレビ系)、「95」(2024/テレビ東京)など多数の作品に出演。また、映画「わたしは光をにぎっている」(2019)、「おいしい家族」(2019)、「酔うと化け物になる父がつらい」(2020)、「君が世界のはじまり」(2020)、「みをつくし料理帖」(2020)、「恋のいばら」(2023)など多数の作品で主演を務め、映画「“それ”がいる森」(2022)にて第46回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。
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