モデルプレスのインタビューに応じた松田好花(C)モデルプレス

日向坂46松田好花、療養期間の話を“今”しようと決めた理由 オードリーへの思いも語る【1st写真集「振り向いて」インタビュー】

2024.05.26 18:00

日向坂46・二期生の松田好花(まつだ・このか/25)が、5月28日に1st写真集「振り向いて」(講談社)を発売。同作にはバンクーバーで撮り下ろした珠玉のカットのほか、休業期間などの“転機”を語ったインタビューも掲載されている。モデルプレスでは、今回松田が療養中のエピソードを話そうと思った理由や、悲しみを乗り越えた方法、さらには今後の夢について聞いた。【インタビュー後編】

松田好花、療養中のことを話そうと思った理由とは

松田好花(C)モデルプレス
松田好花(C)モデルプレス
― 今作に収録されているインタビューでは、グループ加入前のお話や療養期の葛藤などもについても言及しています。特に療養生活(※)については、これまであまり深く語っていなかった印象がありますが、改めてこのタイミングで話そうと思った理由があれば教えてください。

松田:“1冊まるごと自分だけが詰まった写真集”を出せるのは人生で1度かもしれないので、内面についても話してみようかな…と考えたときに、転機の1つである休業期間についても触れようと思いました。

加入から止まらず活動を続けてきた分、休業が決定した当時は葛藤やもどかしさもあったのですが、1度立ち止まったことでわかったこともたくさんあったんです。活動中は必死すぎて見えていなかった「活動に対する思い」や、「自分の弱み」に気がつけたのもその期間で、自分と上手く向き合えるようにもなりました。改めて振り返ると、精神的な意味で自分を変えることができた時期だったなと思います。

松田好花(C)モデルプレス
松田好花(C)モデルプレス
― 休業中に支えられていたものはありますか?

松田:日向坂46の存在です。自分も日向坂46ではあるんですけど、活動しているメンバーの姿を見ると1番元気をもらえました。ちょうど『アザトカワイイ』(2020年)がリリースされた時期だったので、歌番組を見ると「本当だったら自分もここにいたのかな」と気持ちが追いつかなかった時期もあったんですけど、メンバーが写真を送ってくれたり、私がよくやっている“納豆ポーズ”を歌番組の集合写真でやってくれたり…たくさんの支えがあったおかげで頑張れました。メンバーは個人的にも些細なことを頻繁に連絡してくれて、「今何してるの?」とか、「今日は好花のサイリウムカラーの衣装だったよ!」とか、日常的な報告も嬉しかったことを覚えています!

(※)松田は2020年9月、眼科系の病気を公表し、休業を発表。同年10月に退院し、12月のライブにて復帰を果たしたが、療養生活は2021年7月頃まで続いた。

松田好花、夢のラジオパーソナリティへの思い

松田好花(C)モデルプレス
松田好花(C)モデルプレス
― 様々なことを乗り越えて、この春からはニッポン放送のラジオ番組「日向坂46・松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)」のパーソナリティに就任されました。松田さんはかねてよりラジオ好きを公言しており、同局でも1人で番組を持っていましたが、“「オールナイトニッポン」のレギュラーパーソナリティ”というのは、嬉しさの反面、プレッシャーもあったのではないですか?

松田:最初は「自分の態度や発言したことがそのままグループの印象として捉えられてしまうかもしれない」という部分に対しての怖さというか、責任感みたいなものはありました。でも、番組が始まると本当に楽しくて、あっという間で…!今も「楽しむこと」を1番に考えてパーソナリティができていると思います。

― ラジオにハマったきっかけは、グループの冠番組でも共演されているお笑いコンビ・オードリーさんの番組「オードリーのオールナイトニッポン」だったということですが、今回「松田好花のオールナイトニッポンX(クロス)」がスタートするにあたり、オードリーのお2人にお話はしましたか?

松田:特別相談をする機会はなかったのですが、ラジオの魅力を1番に伝えてくれて、魅力に気づかせてくれたのはオードリーさんなので、オードリーさんの存在には本当に感謝しています。ご縁で一緒に始まった番組から、ラジオの夢まで生まれたので、これからもこのご縁を大切にしていきたいです。

松田好花(C)モデルプレス
松田好花(C)モデルプレス
― 「オールナイトニッポン」パーソナリティという1つの夢を叶えた松田さんですが、今後叶えたい目標や夢はありますか?

松田:1つ叶えたばかりなのに、そんな欲張りなこと言って良いんですか(笑)!今は「番組を続かせたい」という気持ちが1番ではあるのですが、最近あまりやっていない演技にも挑戦したいという思いはあります!

でも、1番思うのは「ファンの方・応援してくださる方が喜ぶことをやっていきたい」ということです。ファンの方がいてくださってのアイドルだと思うので、これからも「皆さんは何を求めてくれているんだろう」と日々考えながら活動していきたいです。

松田好花が悲しみを乗り越えた方法

松田好花(C)モデルプレス
松田好花(C)モデルプレス
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、松田さんがこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

松田:悲しみとか不安って、自分に自信がなくなっちゃったときとか、何か失敗したときに出てきやすいと思うんですけど…そんなときは自分を認めてくれるような人からお話を聞くことが大事だと思います。私はその存在が家族やファンの皆さんだったのですが、家族に相談したり、ファンの方からいただいたファンレターを読んだりして自分に自信を持つ、というのが1番活力になっていました。家族はファンの皆さんは“どんなときもどんな私も、味方でいてくれる存在”ですし、誰よりも力になってくれていたなと思います。

あとは、自分ができる限りのことをやるというのも大事です。私は「ここまでやってきたんだから大丈夫」という風に心を落ち着けることが多いので、“自分に自信が持てるように努力をする”というのも1つの方法かなと思います!

― ありがとうございました!

(modelpress編集部)

PHOTO:矢沢隆則

松田好花1st写真集「振り向いて」

松田好花 1st写真集「振り向いて」楽天限定版表紙/撮影:岡本武志/講談社
松田好花 1st写真集「振り向いて」楽天限定版表紙/撮影:岡本武志/講談社
本作は、坂道メンバーで初となるバンクーバーで撮影。初の水着&ランジェリー撮影にも挑戦しており、明るく元気な笑顔から、しっとりとした大人の表情まで、様々な素の姿を見せている。

松田好花 1st写真集「振り向いて」/撮影:岡本武志/講談社
松田好花 1st写真集「振り向いて」/撮影:岡本武志/講談社
また、10000字に及ぶインタビューも収録。グループ加入前の家族との話や、療養期の葛藤、現在の活躍に甘んじない真摯な感情、バンクーバーで起きた奇跡のエピソードなどをたっぷりと語っている。

松田好花(まつだ・このか)プロフィール

松田好花(C)モデルプレス
松田好花(C)モデルプレス
1999年4月27日生まれ、京都府出身。身長は157.5cm。2017年、けやき坂46の二期生としてデビュー。グループが日向坂46に改名後、10枚目シングル「Am I ready?」(2023年)にて初のフロントメンバー入りを果たした。ソロとしても活躍の場を広げており、現在はテレビ番組『THE TIME,』(TBS)やラジオ『オールナイトニッポンX』(ニッポン放送)にレギュラー出演している。
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