「下剋上球児」久我原役・橘優輝「最高の教師」から2作連続学園モノ出演 “野球経験なし”から当て書きキャラ獲得への心境<インタビュー>
2023.11.05 12:00
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俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場『下剋上球児』(毎週日曜よる9時~)に出演している橘優輝(たちばな・ゆうき/21)。モデルプレスのインタビューでは、自信がなかったオーディション期間、唯一の当て書きキャラクターの心境などについて語ってくれた。
鈴木亮平主演「下剋上球児」
同作は、高校野球を通して、現代社会の教育や地域、家族が抱える問題やさまざまな愛を描くドリームヒューマンエンターテインメント。鈴木演じる南雲脩司は、36歳で教員になり、越山高校に赴任し野球部監督に就任。しかし2話では、南雲が教員免許を持っていないということが発覚。野球部から離れていたが、部員たちの熱い気持ちに押され夏までは見守ることに決めた。橘は日本テレビ系ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(7月期)に続く2クール連続のレギュラー出演であり、オーディションでは見事な俊足を披露。その走りが評価され、中学時代は陸上部で大会記録を出すほどの俊足の持ち主である現在1年生の久我原篤史を演じる。
橘優輝、オーディション時の心境
― 長期間のオーディション時の心境や、受かった際の感想を教えてください。橘:野球経験がなかったので、オーディションが行われると聞いてからたくさん練習しました。オーディション中は一度も手応えを感じられず、毎回祈る気持ちでいましたが、50m走を測定する際には陸上部だった経験を活かして思いっきり走るしかないという気持ちでした。
― 放送での俊足のシーンはすごかったです。
橘:本当に陸上をやっていて良かったと思いました。陸上競技場と野球のグラウンドは走り心地が全然違って、グラウンドは土に足がすごく持っていかれるので、第2話で僕が走ったシーンは、「今だったらもう少しかっこよく走れるのに」という気持ちになります(笑)。
― 野球についてはどれぐらい知っていたのでしょうか?
橘:野球ゲームをやっていたり、ちょうどWBCも観ていたりしたのでルールは知っていましたが、細かい動きに関してはわからなかったので、経験者の方に教えてもらっていました。実際に撮影を通して野球を経験してみると本当に楽しいのですが、夢中になりすぎてたまに撮影であることを忘れそうになるので、気を引き締めないといけないと思う時もあります。
橘優輝、苦手を克服できた理由
― スライディングに苦戦していましたが、苦手を克服できた理由はありますか?橘:スライディングができない原因は恐怖心だけだったんです。土に向かっていくのが怖かったのですが、ふかふかの芝でやってみたら恐怖心なくできたので、それからは少し気合いを入れたら土の上でもできるようになりました。
橘優輝、唯一無二のキャラクター
― 役作りで意識していることはありますか?橘:久我原は周りが暗くても自分だけは明るいような人なのですが、僕は周りが暗いと自分も流されて暗くなるところがあるので、現場に入ったときはいつもより少し明るくすることを意識しています。
― 塚原あゆ子監督の「橘くんがいなかったら久我原篤史の役はなかった」という言葉を聞いていかがですか?
橘:この言葉は、最近記事を見て知りました(笑)。とても嬉しかったです。期待に応えられるように引き続き気を引き締めて、万全な状態で走れるように身体をケアして、怪我は絶対にしないように心がけています。
橘優輝「下剋上球児」ならではの楽しさ
― 「最高の教師」に続いて2作連続で学園モノへ出演されていますが、本作ならではの楽しさを教えてください。橘:自分にとって先輩たちばかりなのですが、男性が多い現場なので気を遣うことも少なくて楽しく過ごしています。
― 一番仲の良い球児キャストは誰ですか?
橘:誰かとずっと一緒にいるわけではないですが、同じ外野役の生田俊平くん(楡伸次郎)とはずっとキャッチボールをしています。伊藤あさひくん(椿谷真倫)も最近一緒に話すことが多いです。
橘優輝、鈴木亮平&黒木華の印象
― 鈴木さんの印象はいかがですか?橘:亮平さんは、自分のセリフを目の前に相手がいるかのように1人で壁に向かってよく練習されています。サインの出し方をずっと練習するなど、準備を徹底されていて、作品をより良くしようと本当に感じるので、負けていられない気持ちになります。
― 山住香南子役の黒木華さんはいかがですか?
橘:優しい先生ですごく頼りがいがあるのは華さんの技術なのだと感じました。役者として演技に関することなど盗みたいところは多くありますが、すごすぎて盗みきれないです。
橘優輝「下剋上球児」撮影裏話
― アドリブもあるとお聞きしましたが、ご自身がしたアドリブや、他キャストのアドリブで印象的だったシーンはありますか?橘:第8話で調子に乗るシーンがあるのですが、気づいたら周りのアドリブに流されて踊っていました。アドリブで先輩たちにいろいろと言われて応えていたのですが、何故踊っていたのか自分でも分かりません(笑)。
― 楽しみにしています(笑)。
橘:セリフなのかアドリブなのかわからなくなるくらい自然なアドリブが多いです。亮平さんは、僕たちにセリフを言うときにわかりやすく、気持ちが乗るように言葉を付け足してくださいます。同学年の子からのアドリブは、急に来ても気負わずにやれています。野球部員で3年間一緒にいると信頼関係もできていると思うので。
橘優輝、球児キャストから刺激を受けたこと
― 作品の中では1年生から3年生へと成長していきますが、ご自身としても成長を感じていますか?橘:すごく感じています。本当に全員が演技に本気で、撮影の合間も演技についていろいろと話しているので、聞いているだけでも刺激になりますし、まだまだ上を目指さないといけないと思わせてくれるメンバーです。今回で学んだことを次に活かせるように積み重ねを大事にしていきたいと思っています。
― 放送が始まってからの反響を教えてください。
橘:母は僕の出る作品を全部観てくれていて「どうだった?」と聞いたら「すごく自然で良かったよ」と言ってくれました。ずっと楽しんでくれているので、何を観ても褒めてくれます。
― 最後に第4話の見どころをお願いします。
橘:3年生最後の試合と、南雲先生がこれからどうなっていくのかが見どころになっています。野球よりは人間ドラマが多い回になっているので、すごく感動するお話です。僕としては、日沖兄弟(誠:菅生新樹/壮磨:小林虎之助)の2人のシーンが素敵だと思いました。久我原は変わらず明るいので「明るい人が来た」くらいのテンションでアドリブも含めて楽しんで観ていただけたら嬉しいです(笑)。
(modelpress編集部)
橘優輝(たちばな・ゆうき)プロフィール
2002年4月27日生まれ、大阪府出身。フジテレビ系ドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」(1月期)では、俳優デビュー作にして初の連続ドラマレギュラー出演。待機作には、映画「劇場版 君と世界が終わる日に FINAL」(2024年1月26日公開)があり、デビューしてわずかながらも話題作を支える存在となっている。
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