志田こはく(C)モデルプレス

志田こはく、“同クール2本”ドラマ出演のプレッシャー跳ね除けた理由 山下幸輝らとの共演エピソードも

2023.04.28 19:00

TBS系深夜ドラマ枠ドラマストリーム『私がヒモを飼うなんて』(毎週火曜深夜24:58~25:28)、ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『ガチ恋粘着獣』(ABCテレビ:毎週日曜よる11時55分~、テレビ朝日:毎週土曜深夜2時30分~)と、同じクールで2本のドラマに出演する、いま注目の女優・志田こはく(しだ・こはく/18)。モデルプレスのインタビューでは、スーパー戦隊シリーズ第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を経て、今後の活躍が期待される彼女の本音や、井桁弘恵・山下幸輝など共演者とのエピソードを語ってくれた。

志田こはく、同クールにドラマ2本出演

『私がヒモを飼うなんて』では、一ノ瀬颯演じる“ヒモ男子”竹之内宗一の過去を知る女性・五十嵐桃を演じる志田。『ガチ恋粘着獣』では、井上想良、山下、松本大輝演じる人気動画配信グループ・COSMICのファンで、山下演じるコスモに“ガチ恋”してしまう女子高生・ゆっこを演じている。

志田こはく「私がヒモを飼うなんて」「ガチ恋粘着獣」役作り秘話

― 『私がヒモを飼うなんて』『ガチ恋粘着獣』と同じクールに2本同時に出演されていると思いますが、その出演が決まった時の心境を教えてください。

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志田:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』が終わった後の初めてのお仕事がこの2つで、同時並行で撮影するのが初めてで、最初は不安でしたし、役柄も『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』よりも難しくて結構悩みました。原作のプレッシャーもありました。でも、決まった時はとても嬉しくて楽しみの方が大きかったです。

― それぞれどのような点で役作りに悩まれたのですか?

志田:『私がヒモを飼うなんて』は実年齢より3つ上の21歳の女性なので、見た目も含めて、どううまく表現しようかなと思っていました。まず原作の漫画を読みましたが、監督に初めてお会いした時に「漫画に寄せすぎなくていい」とアドバイスをいただいたので、最初から自分が思う五十嵐桃を演じていました。

『ガチ恋粘着獣』は(撮影時)同じ高校生だったので等身大に演じられましたが、自分と真逆ではっちゃけている女の子なので、そこも原作の漫画と読み比べて、監督と色々お話ししながら作っていきました。

― 役作りで何か参考にしたことはありますか?

志田:私には24歳の姉(志田音々)がいて、『私がヒモを飼うなんて』の役と年齢も近く仕草も大人っぽかったので「21歳ってどんな女性なんだろう」と、まったりしていて大人しめな姉を参考にしていました。キッチンカーで働いているシーンが多いのですが、激しめに動くのではなくて動作を1回1回止めてセリフを言うように意識しました。ただ、桃は子供心も忘れていない女性だと思うので、少し可愛らしさのある女性を演じました。

志田こはく、不安を乗り越えられた理由

― その2作品では役に振り幅があったと思いますが、それを同時期に演じ分けるのは難しかったですか?

志田:切り替えが難しいかなと思っていましたが、ヘアメイクと衣装のお陰で本番が始まると苦戦せずに自然と切り替えられました。

― 最初はプレッシャーを感じていたとおっしゃっていましたが、お芝居を楽しめるようになったというのはプレッシャーを跳ね除けられたからですよね。そこにはどんなきっかけがありましたか?

志田:やっぱりファンの皆さんのおかげです。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』から応援してくださるファンの方がたくさんいて、ファンレターやSNSのDMで「おめでとう」「楽しみにしてるね」「すごいね」とお祝いのメッセージをいただくことが多くて。楽しみに応援してくださる皆さんがいるから頑張ろうと思って、プレッシャーだと思い込まず、自分らしく頑張ろうと思えました。

志田こはく、井桁弘恵・山下幸輝らとの撮影エピソード

― 2作品それぞれの現場での雰囲気はいかがでしたか?

志田こはく(C)モデルプレス
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志田:1ヶ月間の短い撮影期間の中で、最初はうまくコミュニケーションが取れるか不安でした。

でも『私がヒモを飼うなんて』では、主演の井桁弘恵さんが『仮面ライダーゼロワン』、一ノ瀬さんが同じスーパー戦隊シリーズの『騎士竜戦隊リュウソウジャー』に出演されていた方なので、特撮のお話で盛り上がりました。井桁さんとはスキンケアの話も。「春夏秋冬と毎日欠かさず日焼け止めを塗る」とおっしゃっていたので、私も頑張っています!

『ガチ恋粘着獣』の方は、山下幸輝さんが最初からとてもフレンドリーで笑顔が素敵な方で、お芝居の面でも助けていただいて楽しくできました。花織琴乃(志田演じるゆっこと同じくコスモに“ガチ恋”してしまう女性)役の石井杏奈さんは、私が緊張でとても震えていたクランクインの時に「これ温かいから飲みな」と声をかけてくださって、一口飲んで気持ちも安らいで臨めたので私も細やかな気遣いができる女性になりたいと思いました。

― それぞれの現場で見えてきた課題や不安に思っている点などはありますか?

志田:まだ少し年上の方とコミュニケーションを取ることが苦手なので、これからはいろんな現場に行くときにたくさんコミュニケーションを取れるようにすることが、今の課題だと思っています。なので、いろんなお話ができるように番組やドラマ、本や新聞をたくさん自分の目に入れるようにしています。最近は俳優さんが役どころや将来の夢などについてインタビューを受けている動画をYouTubeで観ることが多くて、こういう言葉で表現しているんだと勉強になります。

志田こはく、ここまで演技に夢中になれる理由

― 『私がヒモを飼うなんて』『ガチ恋粘着獣』で演じられている役には、1人の男性に執着して一途に思う役柄という共通点があると思いますが、志田さん自身が執着していること・一途になれることはありますか?

志田こはく(C)モデルプレス
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志田:元々、フィギュアスケートを小学5年生から中学2年生まで4年間習っていた時から「こうなりたい」という目標を1度決めたら、一途に集中して努力することができる方だったと思います。フィギュアスケートは怪我で辞めてしまいましたが、このお仕事を始めて『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』を1年演じてお芝居の楽しさに気づいたので、今は1番このお仕事をまっすぐに頑張りたいと思っています。

― 前回のインタビューで芸能界に入った当時の心境をお聞きした際に、新しい世界へ飛び込む不安や恐怖心はなく「とにかくお芝居がしたくてしょうがなかった」とおっしゃっていましたが、志田さんがそこまで演技に対して強い思いを持っているのには何かきっかけがあったんですか?

志田:自分とは違う人間、人生を演じることで、様々な経験を積むことが出来ますし、没頭しているその瞬間の楽しさに魅了されています。

このお仕事に入る前に、浜辺美波さんが16歳で演じられていた映画『君の膵臓をたべたい』を観て「16歳でこんなにも素敵なお芝居ができて、誰かを魅了するって素敵だな」と思ったのもきっかけの1つです。

― 色んな役を演じてきてご自身の性格に変化はありましたか?

志田:「気にしなくていいんだ」「自分は自分でいいんだ」と思えるようになりました。そこにどれだけ打ち込めるかだと思うので、前よりは気にせずに自分らしくいられたらいいなと思っています。

志田こはくの夢を叶える秘訣

― 『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』への出演、今回の2作品での抜てきと、女優としての夢を叶えられている志田さんですが、そんな志田さんが考える「夢を叶える秘訣」とは何でしょうか?

志田こはく(C)モデルプレス
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志田:好きという気持ちを一途にずっと持ち続けることです。「こうなりたい」「こういう作品に出たい」と思ったら、それを叶えるために努力し続けること。あと、最近は口に出す事が大事だと思っていて、言葉に出すようにしています。

― 最近言葉に出した目標はありますか?

志田:結構家でよく言うんですが…恥ずかしいな(笑)。「ドラマに出たい!」とかお部屋で家族の前で言うことが多いです。前までは、母から「こっちゃん、こういうのもいけるんじゃない?」と勧められても「私なんか無理だよ」と言っていましたが、「言霊ってすごい大事だからね」と言われてそこから自分が出たい作品や憧れている人を口に出すようになりました。

― 今後どんな作品に出てみたいですか?

志田:『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』『私がヒモを飼うなんて』『ガチ恋粘着獣』では、どれも明るくて元気で活発な女の子が多かったので、少し落ち着いた陰のある役や高笑いしてしまうくらいのサイコパスな役、悲しい役などに挑戦したいです。

― お芝居以外でも叶えたい夢はありますか?

志田:猫や犬など動物と戯れるお仕事をしたいです。

― とても可愛らしい夢ですね!ありがとうございました。

志田こはくインタビューこぼれ話

インタビュー中も、等身大の可愛らしい表情から演技への熱い思いを語る姿など様々な一面を見せてくれた志田さん。マネージャーさんからは「マメだなと思うのが翌日のスケジュール送った時に、『ガチ恋粘着獣』の時は紫のハートなど『ガチ恋粘着獣』の絵文字、『私がヒモを飼うなんて』の時はキッチンカーなど『私がヒモを飼うなんて』の絵文字と、自分で決めている絵文字を使っていて、ストーリーでの告知でも切り替えています。『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の時も絶対に黄色でした」というお話があり、その几帳面さや真剣に向き合う姿勢がご活躍に繋がっているのだと感じました。(modelpress編集部)

志田こはくプロフィール

志田こはく(C)モデルプレス
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2004年5月25日生まれ、埼玉県草加市出身。2020年、ミス・ティーン・ジャパンに出場した際に、現在の事務所の目に留まり芸能界入り。スーパー戦隊シリーズ第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でテレビドラマ初出演となり、スーパー戦隊史上初の21世紀生まれのヒロインとなった。

現在、放送中のドラマ『私がヒモを飼うなんて』『ガチ恋粘着獣』のほか、5月3日より期間限定上映されるVシネクスト『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』に出演する。
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