(左から)Mikako、Akina、Lil’ Fang、Hina、Taki/FAKY (C)モデルプレス

FAKY、Hina&Taki加入当時の正直な想い 5人が語る“悲しみを乗り越える”方法<「F」インタビュー前編>

2022.10.20 09:00

5人組ガールズ・ユニオンFAKYが、19日にグループ初のフルアルバム「F」をリリース。モデルプレスのインタビュー前編では、2019年にHina・Takiが加入し5人体制となってからの正直な心情や、5人それぞれの夢を叶える秘訣に迫った。<インタビュー前編>

FAKY・FANS・FEMALE・FRIENDS・FAMILY・FIRST・FASHION・FUN・FOUR・FIVEなどFAKYを体現するワードの頭文字をタイトルにした本作は、FAKY結成から9年目・メジャーデビューから5年目にして初のフルアルバム。“FAKYらしさ”が詰まったボーダレスな作品となっている。

FAKY、5人制作曲に込めた想い

― グループとして初めてのフルアルバム、リリースおめでとうございます!

全員:ありがとうございます。

― 5人体制になってからの楽曲が全て収録されているアルバムになっていますが、このアルバムの制作が決まった時の心境を教えてください。

Hina (C)モデルプレス
Hina (C)モデルプレス
Hina: 5人での曲はずっとデジタルリリースをしてきて、なかなか昔よりもCDを買わない時代になった中で、こうして手に取れるアルバムを作って皆さんの元に届けられることが率直に嬉しかったです。

5人になってから半分以上はコロナ禍で、思うようにライブができなかったですが、曲の制作だけはコンスタントに続けられたおかげで、3年間の集大成であり、FAKYの新しい道への第1歩にもなる作品になりました。

Taki (C)モデルプレス
Taki (C)モデルプレス
Taki:私はFAKYに入ってアーティスト活動が始まった時から、全部の曲が1個のCDにまとまっているアルバムを出したいと思っていました。色々な影響があって少し時間はかかりましたけど、今回の作品は絶対に聴きやすくて最高な自信があるので、是非皆さんいっぱい聴いてねー!

― 5人で制作された楽曲「five+」についてどのような想いで制作されましたか?

Mikako (C)モデルプレス
Mikako (C)モデルプレス
Mikako:この楽曲を作る時は、スタジオに5人だけでこもったり、他のレコーディングと同時進行で曲について話し合ったりと、5人だけのとても濃い時間を過ごしました。他の曲と同じように熱量や愛情を込めて作りたかったんです。いつもお世話になっているFAKYチームと、どんな時でも守ってくれるFAKY MANIA(FAKYのファンの総称)の皆への感謝の気持ちを忘れずに、心を込めて、愛を込めて作りました。

Lil’ Fang (C)モデルプレス
Lil’ Fang (C)モデルプレス
Lil’ Fang:直接会うライブができなかった期間を経て、やっと5人体制で有観客のワンマンライブができるとなった時、直接の感謝をSNS上でしか伝えてきてなかったということに5人で気づいて。MCで話そうかという話も出ましたが、この5人の絆は音楽で繋がっているのが大前提なので、やっぱり曲でファンの人たちに感謝を伝えたいと思いました。

あとは、Takiちゃんが遊び心の部分を提案してくれて。今は取材でカメラが回っているからいい子で座っておりますが(笑)、普段のくだけたフランクな私たちもライブで届けたいという思いで、あのような楽曲になりました。

― 「five+」の初披露がまさにおっしゃっていた初ワンマンでしたが、念願叶っての有観客ライブを終えてみていかがでしたか?

Akina (C)モデルプレス
Akina (C)モデルプレス
Akina:FAKY MANIAのみんなに心から歌えるような状況になっていることがとても印象的で、そこからずっとライブで歌い続けています。FAKY MANIAも曲の動きや歌詞を覚えてくれて、どんどん絆が深まっていて、ライブをしていて幸せな気持ちになります。

FAKY、5人体制への変化は「新しいものを0から作る」感覚

― 3年前にHinaさんとTakiさんが加入したタイミングが、FAKYにとって1つのターニングポイントになっていると思いますが、2人が加入すると知った当初は3人(Lil’ Fang、Mikako、Akina)はどのように感じていましたか?

Hina (C)モデルプレス
Hina (C)モデルプレス
Hina:緊張しちゃう、そんなの。

Taki:こうやって(後ろを振り返って)聞きたいかも(笑)。

Lil’ FangAkinaが加入した時もそうでしたが、「入ってくる」という感覚が毎回なくて一緒に新しいものを作るという感覚がとても強いです。そんな感じしない?

Mikako:思っていることが一緒なんです。わかる。

(左から)Mikako、Lil’ Fang、Akina、Hina、Taki/FAKY (C)モデルプレス
(左から)Mikako、Lil’ Fang、Akina、Hina、Taki/FAKY (C)モデルプレス
Lil’ Fang:FAKYというグループが変わるというよりは、ここからまた5人で新しいものを0から作るんだという気持ちが大きかったので、素直に楽しみでした。FAKY MANIAの皆さんは不安な思いもあったと思いますが、私たち自身に不安がなかったからこそ、自信を持って毎回作品を届けたりライブをしたりできるんだと思います。

過去をなかったことにしているわけではないですが、毎回新しいものを作り続けてきているので、3年前からが新たなスタートだと思っているし、5人でやってきたことがFAKYらしさに繋がっています。

Akina (C)モデルプレス
Akina (C)モデルプレス
Akina:2人は入ってくる前から話したこともあって知っていたので、友だちが集まってきてこれからいい音楽を作っていこうという気持ちが一番強かったかな。

Taki・Hina:ありがとうございます。

― HinaさんとTakiさんは加入時に不安に感じたことはありませんか?

Hina:正直、既にたくさん曲が出ている中で今から新しく振り付けを覚えなくてはいけないといった現実的な不安はあったのですが、入る前からFAKYのライブを何度も観に行っていてとてもかっこいいグループだと思っていたので、そこでまた自分が音楽をできるということが嬉しくて、とても楽しみで頑張ろうという気持ちの方が大きかったです。

(左から)Mikako、Lil’ Fang、Akina、Hina、Taki/FAKY (C)モデルプレス
(左から)Mikako、Lil’ Fang、Akina、Hina、Taki/FAKY (C)モデルプレス
Taki:元々知っていたFAKYに入るのは「夢なんですか?」というくらい楽しみで、FAKYに入ること自体には不安はありませんでしたけど、フィリピンから来て言葉も話せなかったので、邪魔になるのではないかという不安な気持ちは大きかったです。

今までダンスしかやっていなかったので、自分がマイクを持って歌うことも新しい挑戦でしたけど、その挑戦をとって良かったなと思っています!

他のメンバー:うえーい!(拍手)

Taki (C)モデルプレス
Taki (C)モデルプレス
Taki:パチパチもらった!

Lil’ Fang:末っ子がちゃんと話せるとみんなこういう感じになるよね。私が上手く喋れた時も拍手していいんだよ。次待ってるからね!

他のメンバー:(笑)。

FAKYが悲しみを乗り越えた方法

― 5人で意見が衝突したり食い違ったりすることはありますか?

Lil’ Fang:「これもいいしあれもいいし」という正解のない話し合いで意見が食い違うこともピリッとすることもありますが、「もうあんたなんか知らない!」みたいにギスギスすることはないです。「FAKY本当は仲良いの?」とよく聞かれますが、本当に仲良くて「逆につまらなくてごめんなさい」と思っています(笑)。

Lil’ Fang (C)モデルプレス
Lil’ Fang (C)モデルプレス
Mikako:広い楽屋を用意してもらっても「なんで?こんな近くで話さなくてもよくない?」というくらいお菓子を囲んで5人だけ端に固まっているし。

Lil’ Fang:冬のハムスターくらいね(笑)。プライベートの話も仕事の話も楽しんでいることのほうが多い。気難しく話すのではなくて「それいいじゃん」「おもろー」とどんどん話が進むし…って何笑ってるの、ずっと肩震えてるんだけど。

Taki:普通に声だけしか聞こえていないけど、意外と面白いですね。

Lil’ Fang:えー!(全員でLil’ Fangに向かって拍手)このように仲が良いです(笑)。

― グループでの活動の中で不安や悲しみを乗り越える方法はありますか?

Mikako (C)モデルプレス
Mikako (C)モデルプレス
Mikako:私たちも皆さんと一緒で人間関係などに悩むこともありますが、それをメンバー同士で話すかな。もし私が話さなかったとしても、誰か1人が気づいて軽いノリで「最近どう?」と聞いてくれるので、そうやって支え合っています。丸1日一緒にいる日もプライベートの話をお互いにしています。

Akina:私は話した後とてもスッキリして、話して本当に良かったと心から思うから毎日楽しみにしてる!

Hina:かわいい~。

Lil’ Fang:たとえメンバーにイラッとすることがあっても直接言うので、意味のない喧嘩や揉め事はないですし、リスペクトし合って良いバランスでできていると思います。

FAKYの夢を叶える秘訣

― 最後に、初のワンマンやフルアルバムのリリースを経て思う「夢を叶える秘訣」を教えてください。

Mikako (C)モデルプレス
Mikako (C)モデルプレス
Mikako:私は正直まだまだ叶えたい夢がたくさんあって、まだその道を歩いている途中。でも自分だけではここまで来ることもできませんでした。いつも応援してくれる人や隣にいる人にしっかり干渉すること、自分自身のことをしっかり信じてあげること、それだけで大丈夫です。きっとなりたいものに向かって行動を取ったことは絶対自信になるし、続けることは本当に夢に繋がるんです。きつい時もあると思いますが、絶対に自分のことだけは信じて、一緒に頑張りましょう。

Akina (C)モデルプレス
Akina (C)モデルプレス
Akina:私もMikakoと近いですが、自分を絶対に諦めないことかな。あとは、1日しんどかったとしても、家に帰って「今日は頑張った」と自分を褒める時間を大事にしています。自分に優しく、頑張れるところまで頑張って、冷静に生きています。

Taki (C)モデルプレス
Taki (C)モデルプレス
Taki:毎日を大切にしたほうがいいし、たまには考えすぎなくてもいい。元々Takiは考えすぎてしまうタイプで先のことを考えてしまうこともありますけど、直感で決めるのも正解かも知れないし、たまには落ち着いて自分の心を信じてやっていったら、自分の叶えたい夢も近づくから、焦らずに1秒1秒笑顔で楽しんでいけば、ハッピー!

Lil’ Fang:可愛かった!

Hina (C)モデルプレス
Hina (C)モデルプレス
Hina:大事にしているのは想像すること。自分の頭の中で描けたことは絶対に実現できると思っているので、たとえ大きい夢を見すぎて口に出して笑われたとしても、自分のハードルを下げずにどんどん想像してその理想像に近づけるように努力するだけ。あと、私は言霊という言葉をとても大切にしていて、口に出したことは叶えられると思いますし、言ったからにはやらなくてはいけないというプレッシャーにもなるので、その2つは今までも大事にしてきましたし、これからも大事にしていきたいと思います。

Lil’ Fang (C)モデルプレス
Lil’ Fang (C)モデルプレス
Lil’ Fang:私たち自身もまだ夢や目標を探し続けていますが、目標をあまり明確に決めずにその時思ったことを皆さんに届けたいという思いを大切にしています。

私はFAKYの未来をとても信じていて、その信じた未来を肯定した上で、たくさんの出会いや小さなことの積み重ね1つ1つを大切にしながら、出会った皆さん1人1人と一緒にFAKYの未来を作っていくことが、結果的に夢を叶えることに繋がると思います。私たちの1つ1つの曲がそういう大切な出会いだと思ってもらえるように、これからも届け続けたいです。

FAKYインタビュー後編に続く…

(modelpress編集部)

FAKYプロフィール

(左から)Mikako、Lil’ Fang、Akina、Hina、Taki/FAKY (C)モデルプレス
(左から)Mikako、Lil’ Fang、Akina、Hina、Taki/FAKY (C)モデルプレス
フェイクなふりしてとことんリアルに。ルーツもスタイルも異なる5人が集結(=ユニオン)。2019年に加入したHinaとTakiが、ABEMAオリジナル恋愛リアリティーショー「オオカミ」シリーズへの出演を果たすと、ティーンからの支持を獲得し、国内での注目度が上昇。

ブラジル公演やカナダ公演で大成功を収めるなど、世界のトップクリエイターを迎えたクリエイティブの高さと彼女達のパフォーマンス力に各国からも注目が集まっている。

1stフルアルバム『F』
2022.10.19 ON SALE
▼ストリーミング & ダウンロード
https://avex.lnk.to/FAKY_1stFullAlbum_F

▼CD
https://avex.lnk.to/faky_1stfullalbum
【Not Sponsored 記事】

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