“年下男子に目覚めた”大政絢の「理想ノカレシ」像とは?FANTASTICS佐藤大樹&堀未央奈とのエピソードも明かす<モデルプレスインタビュー>
2022.07.05 21:00
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現在放送中のTBS系ドラマ『理想ノカレシ』(毎週火曜深夜24:58~※一部地域を除く)で主演を務める女優の大政絢(おおまさ・あや/31)。共演者とのエピソードや、大政にとっての“理想ノカレシ”像に迫った。
大政絢主演「理想ノカレシ」
同作は、渡邉真子氏・木村涼子氏と2人の若手女性脚本家がタッグを組み、アラサー女性のリアルな恋愛観と、夢のような恋愛模様をオリジナル脚本で届ける。仕事に家事に頑張る、恋を夢見るすべての女性に送る“王子様育成”ラブストーリーとなっている。大政が演じるのは、仕事をバリバリとこなす“ハイスペック女子”の主人公・小野寺優芽子。しかし、家では家事もファッションもテキトーな残念女子で、特に恋愛には不器用。しかし、EXILE/FANTASTICS from EXILE TRIBEの佐藤大樹演じる初恋の人と瓜二つの青年・光琉と出会い、彼女の日常はジェットコースターのように大きく揺れ動きはじめることに。
大政、佐藤のほかには、光琉の幼馴染で優芽子の前に立ちはだかる、人気アイドルグループのセンター・三木葵役を堀未央奈、幼い頃から優芽子に一途な想いを持ち続けている“弟系男子”・小松原冬馬を小宮璃央、優芽子の務めるベンチャー企業の社長・水上龍を細田善彦が演じる。
5月31日の放送開始以降、オリジナル脚本で繰り広げられる予想のつかないストーリー展開や優芽子への共感、そして佐藤演じる謎の青年による胸キュンシーンの数々が話題を呼び、SNSを中心に盛り上がりを見せている。
大政絢、“理想ノカレシ”像明かす
― 今回、オリジナル脚本のストーリーを演じてみていかがでしたか?大政:恋愛ドラマでオリジナル脚本の作品は、今なかなかないのかなと感じています。プロデューサーさんや監督と、密にセッションしながら台本や優芽子のキャラクターを作ったので、今の時代に近い“キュンキュン”するものが送り出せていたらいいなと思いながら撮影に臨んでいます。
原作がある作品だと髪型やメイクを原作に近づけようとしますが、オリジナル脚本だと1から生み出すので、衣装合わせの方向性やメイクも話し合いながらできたのは楽しくもあり、大変だったところでもあります。例えば、こんな服装が優芽子のキャラクターには合うのではないかというような話し合いは、長くかかりますけど楽しいと感じますね。
仕事用の服装もたくさん持っている優芽子ですが、プライベート用、家用とそれぞれギャップを見せたいという話を、監督とスタイリストさんとしています。かっこいい女性像にしたいので、なるべく淡い色の服よりもちょっとクールな印象のある服を選びつつ、そこからまた話し合いを重ねました。
― 優芽子は高校生の時から“理想ノカレシ”像を追い求めて生きていますが、大政さんにとっての“理想ノカレシ”像はどうですか?
大政:このドラマに出演するにあたり、すごく考えました。それこそ、優芽子の高校時代も出てきますが、高校生の時に描いていた像とは全然違うなという部分があります。
20代後半から今にかけては、優しい人、動物が好きな人、食の趣味が合う人など、自分のマインドに近い方を求めるようになってきていますが、10~20代前半の頃は夢を見ているような部分もあって、キュンキュンするものや、刺激を求めていた気がしますね。食の趣味が合わなくても、話していて楽しい、どこか一緒に行って楽しいというようなことを求めていた気がします。
大政絢、優芽子との共通点は「オンとオフの差」
― 優芽子と大政さんの共通点はありましたか?大政:仕事に一途で周りが見えなくなってしまうところはとても共感しながら演じていました。仕事はがむしゃらに頑張るけど、プライベートの部分はオフモード全開という部分は、私自身にも共通していると思っていて、オフモードの時のまったりとした感じやオンとオフの差というのは、とても似ていますね。
恋愛面では、優芽子はとても現実的に物事を考えていて、大人になればなるほど直感だけでは行けなくなるものだと感じますね。その優芽子の考えには共感できます。理性を強く持ちながらも揺れ動く優芽子の気持ちが最後どうなるのか、ぜひ皆さんに見ていただきたいところです。
ただ、こんなにキュンキュンすることは普段生活している中でなかなかないので、ドラマの世界に入り込んだような気持ちで、贅沢な時間を過ごさせていただきました(笑)。
大政絢、佐藤大樹は「いろんな側面を持っている」
― 視聴者の方からも毎回キュンキュンするという声が多く上がっていますが、実際に大政さんが優芽子を演じていてキュンキュンしたシーンや印象に残っているシーンなど教えてください。大政:毎話キュンキュンするシーンはありますが、印象に残っているのは(第2話の)キャラメルを渡すシーン。自分でもキュンとしながら演じていましたね。こんなことが実際に現実にあったら一瞬で恋に落ちてしまうだろうなと思いながら演じていました。
― 佐藤(大樹)さんも以前インタビューで同じシーンを挙げていて「すごく照れた」とおっしゃっていました!
大政:そうなんですね!じゃあ違うシーンを言えばよかった(笑)。
― (笑)。佐藤さんと共演されてみていかがでしたか?
大政:佐藤さんは、現場でお会いした時と、撮影が進んでお互いの事を知ってきた時とで、印象がどんどん変わっていきました。大樹くん(佐藤)は今回1人2役演じられていますが、とても彼に合っているというか、いろんな側面を持っている彼だからこそいろんな顔を出せるのかなと思っています。彼の話を聞いていてもとても面白かったですね。
それと、大樹くん(佐藤)は役に対してもそうですけど、自分の体調面にもとても気を遣っていて、すごくストイックな方という印象があります。やっぱりお仕事もドラマだけではないので、そういうタフさもありますし、仕事を楽しんでいるのがとても伝わってきて素敵な方だと感じていました。でも、少し天然さもあって、そのギャップがとても可愛らしいなと思いながら、現場で過ごしていました。最後の方は私もツッコんでいましたね(笑)。
現場では、サウナ好きという一面があるので「今日はサウナ行った?」と聞いたり、プロテインを持っていたので「いいプロテイン教えて」と聞いたりしていました。お芝居のことについても、優芽子と光琉の関係や距離感など大樹くんとは話し合っていました。お互いにそれぞれの仕事の話もしていましたね。
大政絢、年下男子に目覚める?
― 『理想ノカレシ』には優芽子を想ってくれる、わんこ系男子の光琉と弟系男子の冬馬という2人の年下男子がいますが、大政さんはどう感じますか?大政:私ももう31歳になり、優芽子を演じて初めて「年下男子もかわいいね、癒されるね」ってスタッフさんとみんなで話しています。「こんな年下男子が実際にいたら、もう騙されてもいいから進んじゃうよね」と(笑)。
― これまではあまり年下男子に魅力を感じる瞬間はなかったのですか?
大政:今まではもう、ただただ「可愛いね、可愛いね」っていう感じでしたけど、こういう年下との恋愛の仕方もあるんだなっていうのは新たな発見でした。
年下男子に魅力を感じるようになったのは、今ぐらいの年齢になってからだと思います。このドラマに出演してから「そういう形もありだね」っていう話をスタッフさんと話すようになりました。10代、20代の頃は自分自身もこの仕事を始めるのが早かったので、当時は1歳下2歳下だと、「弟っぽい」とか「可愛いな」と思うことの方が多かったかもしれないですね。このドラマに出演したからこその発見でした。
―大政さんは光琉、冬馬、水上の3人の中でどの男性に惹かれますか?
大政:物語が後半に進むにつれて、それぞれの魅力がさらに増していくので悩みますね。でも、私の友達からは「優芽子は水上社長とくっついて欲しい」というメールがたくさん来ます(笑)私より年上の大人の女性が多いからですかね?
でもなんだかんだ光琉の純粋さや、まっすぐだけど隠している部分があるのは気になります。冬馬みたいにすごく純粋に気持ちを伝えてくれるのも素敵ですが、光琉の方が気になる感じはありますね。
大政絢、堀未央奈と談笑「バチバチせず…」
― 仕事ができるが不器用なところのある優芽子と、仕事も頑張っていますが恋愛にも積極的ではっきりものを言う、堀さん演じる葵では、大政さんはどちらに似ていますか?大政:どちらかというと優芽子に近い部分があるかなと思いますね。ずっと仕事第一で過ごしてきた気がします。
葵は夢を持っていて自分自身をしっかりと持っている子なので、そういう意味ではすごく憧れますね。自分の意思を貫いて相手と話すことができるのは素敵な女性像だと感じながら一緒に演じさせていただいていました。
― そんな葵を演じられていた堀さんは、現場で大政さんと楽しくお話ししたとおっしゃっていましたが、堀さんの印象やエピソードなどありますか?
大政:未央奈ちゃん(堀)は出会った時から、お肌が真っ白でつるつるで可愛くてしょうがなかったですね!この現場では(私は)お姉さん気分で、みんなが可愛くて仕方がなかったです。未央奈ちゃん(堀)も色々話してくれるので、美容の話や最近の流行りを聞いたり、劇中のキャラクターとは違って、役の外ではバチバチせず話していました(笑)。毎日癒されていました。
大政絢、優芽子を演じての思い「感情をぶつけ合うのが1番大事」
― 優芽子を演じてみて新しい価値観を得た部分はありますか?大政:優芽子を演じて、優芽子に対してすごく愛おしいような気持ちになっています。優芽子だけでなく、キャストそれぞれ心の動きがあって、その感情同士を受け止めることができていると感じます。
会社のシーンのお芝居も大事ですが、恋愛のシーンで感情をぶつけ合うのがこの作品では1番大事な部分だと思って演じています。セリフだけでなく表情の変化で「セリフではこう言っているけど感情は違う」といったことも見えてきますし、そういった表現の部分に関してはこのドラマを通して改めて学ぶことができたと思っています。セリフとは違っているそれぞれの感情も感じてもらいたいですね。
― ドラマも終盤に差し掛かっていると思いますが、これからの見どころや何か注目してほしいポイントなどありますか?
大政:どんどん話が進んでいく上で、それぞれの感情の揺れ動きがとても大きくなってきているので、1人1人の表情をしっかり見てその感情を受け取ってもらえたら嬉しいなと思いますね。
― ありがとうございました。後半戦も楽しみにしています!
(modelpress編集部)
大政絢(おおまさ・あや)プロフィール
1991年2月4日生まれ、北海道出身。女優として様々なドラマ・映画・CMに出演。モデルとしてのキャリアも長く、2020年からファッション誌「Precious」の表紙キャラクターを務める。
「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)の司会も好評。
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