蒔田彩珠、杉野遥亮との胸キュンシーンはアドリブだった 朝ドラ後に言われた“心に残る言葉”とは<「妻、小学生になる。」インタビュー>
2022.03.25 08:00
views
25日に最終回を迎えるTBS系ドラマ「妻、小学生になる。」(毎週金曜よる10時~)に出演している女優の蒔田彩珠(まきた・あじゅ/19)。「(演じることが)好きなので。やめたいとは思ったことはないです」――子役時代から強い芯を持って芝居に挑み続ける彼女に、主演の堤真一・杉野遥亮らとの撮影秘話や“心に残る言葉”を聞いた。
蒔田彩珠、撮影現場は「穏やかで温かい」
10年前に愛する妻・新島貴恵(石田ゆり子)を亡くし生きる気力を失った夫・圭介(堤)とその娘・麻衣(蒔田)が、思わぬ形で妻(母)と再会するが、なんと彼女は生まれ変わって10歳の小学生・白石万理華(毎田暖乃)になっていた――同作は、そんな再会をきっかけに圭介や麻衣、周囲の人間たちが「生きること」に再び向き合おうとするホームドラマ。今回のインタビューは、撮影も佳境を迎えたクランクアップ数日前に実施。スタッフたちと仲睦まじい雰囲気で話しながらやってきた蒔田に現場の様子を聞くと、「まさに今みたいな感じで、良い人ばかりで穏やかで温かい現場です」と笑顔を見せる。「暖乃ちゃんがずーっとしゃべっているので、本当に話が絶えないですね(笑)」と現場のムードメーカーは毎田であることも明かしてくれた。
また「堤さんが本当に面白くて、色々なシーンでアドリブを入れているんです(笑)。なかなかカットがかからないんですよ。だから皆『なんか言わなきゃ』ってアドリブを入れるんです」と現場ではアドリブも飛び交っているそうだ。
杉野遥亮との胸キュンシーンで“アドリブ”
新島家の成長物語とともに視聴者の注目を集めたのが、麻衣が営業先で出会った愛川蓮司(杉野)との恋の行方。特に、蓮司の告白に被せて麻衣が「蓮司さんが好きです」と告白し、蓮司が「被せて言うなよ」と返す7話のシーンには多くの反響が寄せられた。その後は蓮司が改めて「俺と付き合ってください」と伝え、麻衣が「はい」と返事をするシーンが続き、さらに視聴者をときめかせたが、蒔田は「『付き合ってください』『はい』というのは台本にはなかったです」と最後のやり取りはアドリブだったことを告白。杉野のセリフを受け、「もう『はい』しか言えなかった(笑)」と振り返った。
初対面と現在で、杉野の印象に変化はあったか尋ねると、「役のままなんですけど、最初の頃より可愛いらしい方だなと思うことが増えました(笑)。麻衣としてもそう感じましたが、すごくお茶目な部分が多い方です」と話す。
「最初は蓮司さんがぶっきらぼうな感じだったので、杉野さんにもそのようなイメージを抱いていたのですが、回を重ねていくごとに杉野さん自身の温かさみたいなものが見えてきて、可愛らしい方だなと思いました」
蒔田彩珠、相次ぐドラマ出演で感じた反響の大きさ
蒔田は子役の頃から活躍し、数々の作品に出演。2021年にはNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインの妹役を演じ、幅広い年代に名が知られるように。今作は朝ドラ後初の連続ドラマ出演となった。「今までは映画に出演させていただくことが多かったのですが、朝ドラや今回のドラマはさらに幅広い方が観てくださっていて、感想をいただける機会が増えました。友達からも、前よりも『観たよ』って言ってもらえることが増えましたね」
蒔田彩珠の“心に残る言葉”
麻衣にとって貴恵は、いつでも悩みを聞いて寄り添ってくれる存在。蒔田にとっての貴恵のような存在も、同じく母だという。「友達にも相談はするんですけど、結局最後は母みたいな。お仕事のことも話しますが、深~い人生相談をしています(笑)」母からの言葉で、今も心に残っているのは、「おかえりモネ」出演後に言われた「やめたくなったらやめていいよ」という一言。「母は私のお仕事に対して『楽しいのが1番』『自分がやりたいようにやってね』と思ってくれています。私は芸能活動の始まりが子役だったので、自分の意思ももちろんありましたが、最初はお母さんの意思でもあった。でも朝ドラがひと段落して『これからは自分の意思で続けなね』と言われました」
実際にやめる選択肢が浮かんだことはあるのか聞くと「考えたことがない」と即答。「撮影では朝が早いので、それが辛いくらいです(笑)」とくしゃっと笑った。
蒔田彩珠が芝居を“好き”と感じる瞬間
続けて「(演じることが)好きなので。やめたいとは思ったことはないです」とまっすぐ語った蒔田。「好き」だと感じる瞬間は「自分の役に入り切った時。自分がいなくなった時」だという。「役に入り切るために、あまり台本を読み込まないようにしています。読み込んじゃうとそこで1回感情を出し切ってしまうというか…。だから覚えるだけ覚えて、あとは現場で相手の人とその場で決めながらやる感じです」
蒔田彩珠の“夢を叶える秘訣”
今後の目標を聞くと「中学2年生くらいの時にギターを弾く役をやったんですけど、またそういう役をやりたいなぁって最近思っています」と、今も趣味として続けているギターを使った役柄を希望した。最後にモデルプレス恒例の“夢を叶える秘訣”を質問すると「頑張りすぎないことと楽しむこと」と回答。「頑張りすぎてそれが好きじゃなくなってしまったら、もう夢じゃなくなってしまうのかなと思うので、頑張りすぎず楽しむことが1番かなと。私はここまで頑張りすぎないで来たから、今楽しい気持ちのままいられるのかなと思います」
<インタビューこぼれ話>蒔田彩珠が見せた素顔
蒔田はインタビュー直前まで、堤・毎田とともに最終話を撮影。記者が見学した現場では、同じシーンを何テイク重ねても変わらない彼女の集中力の高さに驚かされた。長時間の撮影で疲れているはずにもかかわらず、インタビューの合間も終始太陽のような笑顔で記者やスタッフを癒してくれた蒔田。「ドラマは映画に比べて撮影期間が長いので、終わっちゃうのが寂しい」「皆で楽しく撮影している感じがいいなと思います」と今回の現場について語る表情からは、心から“芝居が好き”と感じていることが伝わってきた。
第9話は、万理華の身体から抜けた貴恵が、万理華自身に“もう一度家族に会いたい”と本音を明かす場面で終了。「貴恵が圭介と麻衣にまた会えるかどうか、そしてその先にどんな生活が待っているのかに注目していただきたいです」――新島家が迎える結末から目が離せない。(modelpress編集部)
蒔田彩珠(まきた・あじゅ)プロフィール
2002年8月7日生まれ、神奈川県出身。ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」(関西テレビ/2012年)をきっかけに、映画「三度目の殺人」(2017年)、第71回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品「万引き家族」(2018年)など是枝裕和作品の常連に。河瀨直美監督の「朝が来る」(2020年)では「第44回日本アカデミー賞」新人俳優賞受賞、「2020年第94回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」助演女優賞、「第45回報知映画賞」助演女優賞を受賞。2021年、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でヒロインの妹役を演じ、注目を集めた。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
「妻、小学生になる。」杉野遥亮&蒔田彩珠、“カップル感”ショットに反響「今後の2人が気になる」「お似合い」モデルプレス -
「妻、小学生になる。」寺カフェでの“映り込み”が話題「気付かなかった」「演出の細かさに鳥肌」考察も多数モデルプレス -
蒔田彩珠「99.9」を観た母が涙 松本潤「その話にグッとくる」モデルプレス -
蒔田彩珠のピュアな部分は?「同じくらい悲しい気持ちになる」<Pure Japanese>モデルプレス -
【2022年1月期】今期ドラマのネクストブレイク女優は?「ファイトソング」「ムチャブリ!」「もしイケ」などから注目の8人モデルプレス -
新成人・清原果耶を蒔田彩珠が祝福「おかえりモネ」永浦姉妹の絡みに反響モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【SM発・日本人グループGPPインタビュー連載Vol.8・ルナを深堀り】モデル時代の挫折を乗り越え「もう一度前に進みたい」アーティストに転身モデルプレス -
INI池崎理人&松田迅、“マンネズ”が甘えたいメンバー発表 音楽届け続ける理由は「世界平和」2人の夢への考え【「I Need I」インタビュー後編】モデルプレス -
池崎理人&松田迅、INIは “ずっと悩んでいるグループ” ヒット狙うべく邁進「僕たちもその一曲を狙っていきたい」「【「I Need I」インタビュー前編】モデルプレス -
【SM発・日本人グループGPPインタビュー連載Vol.7・サラを深堀り】TWICEモモがロールモデル 豊富なバックダンサー経験経て誓う夢「J-POPの代表になります」モデルプレス -
【PR】板野友美、“美のモチベーション”は娘の存在と変化を楽しむマインド<Beauty & Medical Collection 2025 インタビュー>ユニオンテック株式会社 -
【SM発・日本人グループGPPインタビュー連載Vol.6・ミアを深堀り】イギリスで過ごした10代が転機「つらい時期に出会った一曲がアーティストへの道を開いた」モデルプレス -
福士蒼汰、海外スタッフと韓国語でコミュニケーション グローバルに活躍する裏で大切にしているモットーとは【インタビュー後編】モデルプレス -
福士蒼汰、“一人二役”葛藤抱えた双子の演じ分けは「変えないこと」意識 スピッツ名曲「楓」映画化で新たな挑戦へ【インタビュー前編】モデルプレス -
【SM発・日本人グループGPPインタビュー連載Vol.5・ミカを深堀り】世界大会優勝の経歴持つメインダンサー「J-POPをもっと盛り上げていけるような存在に」モデルプレス














