<乃木坂46樋口日奈「教場Ⅱ」インタビュー>木村拓哉と初共演で「圧倒された」 交わした言葉・女優業への意欲明かす
2021.01.03 15:00
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1月3日・4日の二夜連続で放送されるフジテレビ系新春スペシャルドラマ『教場Ⅱ』(よる9時~)に出演する乃木坂46の樋口日奈(ひぐち・ひな/22)がモデルプレスのインタビューに応じ、主演を務める木村拓哉と初共演となった心境や撮影エピソードなどについて語った。
木村拓哉主演ドラマ「教場Ⅱ」
原作は、「週刊文春ミステリーベスト10」(2013年)第1位、「このミステリーがすごい!」(2014年)第2位を獲得し、2013年にミステリー界の話題を総ざらいした長岡弘樹の『教場』シリーズ。警察小説の新境地としてベストセラーとなりシリーズ化(紙+電子の累計90万部)され、多くのファンの間で映像化が待ち望まれてきた作品の第2弾となる。2020年新春に放送された前作『教場』に引き続き、主人公の警察学校“最恐”の教官・風間公親を木村が演じ、樋口のほか200期の生徒役に濱田岳、上白石萌歌、福原遥、矢本悠馬、杉野遥亮、目黒蓮(Snow Man)、眞栄田郷敦、岡崎紗絵、戸塚純貴、高月彩良らが出演する。
樋口日奈「教場Ⅱ」出演オファーに「覚悟を決めなければ」
― 「教場Ⅱ」に出演すると決まった時の心境を改めてお聞かせください。樋口:前作を見ていたので、続編に出演できることがすごく嬉しかったのと同時に、前作の画面から緊張感が伝わっていたこともあり、責任の大きさを感じました。「覚悟を決めなければいけないな」「頑張らないと」と、強く思いました。
― 樋口さんは今作でゴールデン帯ドラマに初出演となりますが、出演が発表されてから、周りからはどのようなお声がありましたか?
樋口:私の周りでも前作を見ていた人が多かったので、「すごいね!」と言っていただきました。乃木坂46のメンバーも自分のことのように喜んでくれて、「お正月に絶対見るからね」と言ってくれて嬉しかったです。
― 役作りで髪をバッサリ切ったことも話題となりましたね。
樋口:「教場Ⅱ」に出演するために切ったことは言えなかったのですが、メンバーのスケジュール表で私のところに「所作訓練」と書いてあったので、「どんな作品をやるの?」と聞かれました。言えるタイミングになってから「警察学校のお話で、木村さんが主演の…」と話すと、みんな「え~!」とびっくりしていました(笑)
― 驚きますよね。オーディションではなく直々にオファーをいただいたのでしょうか?
樋口:はい。マネージャーさんから「こういうお話をいただいたけど…」というお話がありました。なぜ私にオファーが来たのかわからなくて、思わず「私でいいんですか?」と聞いてしまいました(笑)。マネージャーさんは、私の今までのグループ活動の中での気力や根性を見てくださっていて、「樋口ならちゃんとひとりでやってくれると思う」と言ってくださって、すごく嬉しかったです。
樋口日奈「圧倒された」木村拓哉との初共演を振り返る
― 木村さんを中心に緊張感のある現場だったと思いますが、撮影を振り返ってみていかがですか?樋口:木村さんは初めから風間教官でした。最初にお会いしたのが訓練での現場だったので、私たちは生徒として「風間教官がそこにいる…!」とただただ圧倒されて、一気に空気が変わって、緊張が増したことを覚えています。初めはなかなか個人でお話する機会はなかったのですが、撮影を重ねるにつれて、ひとりひとりに話しかけてくださって、私は「その髪の毛、自毛だよね?もっと長かったよね?すごい切ったよね」と話しかけてくださいました。生徒たちのことをしっかり見ていて、優しいなと思いました。しっかりと緊張感もありつつ、その緊張を和らげてくれる瞬間もあって、撮影がすごく楽しかったです。
― 木村さんの姿を現場で目の当たりにして、学んだことはありますか?
樋口:本番になった時の、風間教官へのスイッチの入り方が本当にすごかったです。自然と周りを引っ張ってくれて、惹き込まれてしまう空気感を毎回感じ、やっぱり木村さんはすごいなと思いました。高月彩良ちゃんが、現場で泣きそうになったことのひとつとして、NGをいっぱい出してしまった時に「ダメだと思わなくていいんだよ。NGは失敗じゃなくてチャンスだから」と声をかけてもらったと話していて、それを聞いてみんなで「優しい~!」って泣きそうになりました(笑)。生徒の気持ちがマイナスになっている時は優しい言葉で励ましてくださり、逆に少し現場が馴れ合ってしまっている時は風間教官として厳しく引っ張ってくださいました。「すごい」の一言では表せられないくらい、毎回圧倒されました。
― 生徒役の共演者の方々も同世代が多い現場でしたが、どのような雰囲気で撮影をしていましたか?
樋口:私は乃木坂46の活動以外でこんなに周りに同世代の方がいる現場が初めてだったので、すごく心強かったし、撮影後も連絡を頻繁に取り合っていました。200期のみんなはひとりひとりが優しくて穏やかで、温かい方たちばかりで、人としてすごく好きだと思える仲間です。撮影が終わってしまうことが本当に寂しくて、そんなふうに思えるかけがえのない仲間と出会えたことが幸せです。「撮影が終わってもまた会おうね」と約束をしました。
樋口日奈「本当にこれから」女優業に意欲
― 今後も女優業に挑戦したいですか?樋口:今回ゴールデン帯ドラマに初出演させていただき、本当にこれからだな、と感じています。「教場Ⅱ」の現場はすごく刺激的な日々だったので、これからもっともっと追求していきたいです。
― 最後に、2021年の抱負をお聞かせください。
樋口:「教場Ⅱ」でも学んだことなのですが、大変な時こそしっかりやらなければいけないので、2021年も何事も“楽しい”と思えるように頑張りたいです。「今すごく勉強できている」とポジティブにとらえて、強いエネルギーに変え、楽しんで過ごしたいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
樋口日奈(ひぐち・ひな)プロフィール
1998年1月31日、東京都出身。血液型A型。愛称はひなちま。2011年8月21日、乃木坂46の1期生オーディションに合格。學蘭歌劇『帝一の國』シリーズや「恋する◆ヴァンパイア」(◆=ハートマーク)、乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」など多数の舞台に出演。
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