Little Glee Monster(左から)かれん、MAYU、芹奈、manaka、アサヒ (C)モデルプレス

<リトグリ インタビュー>「本当はめちゃくちゃ寂しい」コロナ禍で感じた“普段どおり”のありがたさ ファンへの想い語る

2020.12.09 19:38

12月16日に17thシングル「Dear My Friend feat. Pentatonix」をリリースするボーカルグループLittle Glee Monster(通称:リトグリ)がモデルプレスのインタビューに応じた。ファンに直接会う機会が減った中、新たな方法でハーモニーを届けて日本中を元気にしてきた5人が振り返る2020年、そして思い描く2021年とは――。

Little Glee Monster×ペンタトニックス、夢のコラボ実現

manaka (C)モデルプレス
manaka (C)モデルプレス
― まずは、ペンタトニックスさんとコラボした17thシングル「Dear My Friend feat. Pentatonix」がどんな楽曲か教えてください。

manaka:最初は亀田(誠治)さんが作ってくださった音源で自分たちが歌を録って、それをペンタトニックスに送って、返ってきたものにまた音を加えて…っていう感じで制作しました。やりとりをしていくうちに、デモで聞いた時より全然違う印象になってきて、声がどんどん厚くなっていって、改めてペンタトニックスのすごさを感じながら、私たちが感じたワクワクを早く皆さんに聞いていただきたいなって思いながら作りました。

― 2014年にイベントで共演してから交流がありましたが、今回コラボが決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

manaka:最初に聞いた時は本当にビックリしました。私たちはデビューする前からペンタトニックスの動画を観てましたし、共演させていただいてからもずっとずっと憧れのグループなので、一緒に曲を作れると聞いた時は驚きました。

―コロナ禍で国境を越えた制作はいかがでしたか?

かれん:本来なら会って一緒に制作する予定だったと思うんですけど、今回は完全リモートで音源もMVも会わない状況で制作しました。でも、この今の時代だからこそ出来たことだと思うし、「直接会えなくても繋がっている」ということが曲やMVに現れたのかなと思ってます。

manaka:直接会えてはいないですけど、ビデオメッセージを送ってもらいました。制作する中で向こうから返ってきた音源を聞いたり、自分たちでレコーディングしたりしていたので、会っているような気持ちではありました。

「本当はめちゃくちゃ寂しい」2020年を振り返って

かれん (C)モデルプレス
かれん (C)モデルプレス
― そうやって楽曲制作も例年どおり出来なかった2020年、リトグリさんも全国ホールツアーが中止になってファンの方に直接歌声を届けることが難しかった一方、オンデマンドライブなどで離れた方に歌を届けていました。今年1年を振り返って、皆さんが感じたことをお聞かせください。

かれん:今までは直接皆さんとお会いして、ライブ会場で一緒に盛り上がるのが当たり前だったんですけど、今の時代だからこそ配信ライブをしたり、エンターテイメントの形が変わったなと感じました。全国どこでも観られる、リアルタイムじゃなくて自分の好きな時間にライブを観られることも、色んな人がエンターテイメントに触れる入口として広がったのかなと感じます。

MAYU:自粛期間中はオンデマンドライブをやったり、YouTubeにカバー曲もアップしたり、テレビの音楽番組もリモートで出演させていただいたり、ポジティブにとらえると今までとは違う視点からの歌の届け方を考えて広げられたなと思います。

芹奈 (C)モデルプレス
芹奈 (C)モデルプレス
芹奈:テレビなどで音楽を聴く人は圧倒的にこの期間で増えたと思うんです。自分たちがこういう時期だからこそ何ができるのか、普段考えなかったことをたくさん考えることもできましたし、このコロナ禍はめちゃめちゃ不安でストレスもたまる時期だと思うんですけど、エンターテイメントとしては新しい道がいろいろ切り開かれた1年だったのかなって思います。

manaka:2020年のはじめは「ホールツアー、よしやるぞ!」っていつも以上に比べても気合いが入っていました。それで、誰も予想にしなかったことが起きて中止になった時に「当たり前って本当にないんだ」って痛いほど実感したので、だからこそ今できる精一杯をちゃんとやるべきだなって学べた1年です。来年はそれを活かして、今やれる精一杯のことを頑張ろうと思いました。

アサヒ:私たちも思うように活動ができなかったですが、こうなったからこそ温かい良い曲が出来て、直接顔を合わせられないけどオンデマンドライブで映像で魅せる新しいやり方が出来て、良かったこともある新しい一年だったなって思います。

アサヒ (C)モデルプレス
アサヒ (C)モデルプレス
―マイナスばかりではなく新しい魅せ方・届けた方が出来た年だったんですね!

manaka:本当はめちゃくちゃ寂しいし言い出すとキリはないですけど、自分たちが前向きに考えられていなかったら、皆さんにパワーも元気も、前向きにする力は生まれないので、私たちが歌う時はそういう気持ちは絶対に引きずらないようにプラスに考えていました。

改めて感じた「隣り合わせで歌えるありがたみ」

MAYU (C)モデルプレス
MAYU (C)モデルプレス
― 先程写真撮影をしている最中も皆さん和気あいあいとなさっていましたが、そういう5人がなかなか会う機会がなかった期間っていうのは珍しかったのでは?

芹奈:こんなに会わなかったのは初めてでしたね。

MAYU:1ヶ月ぐらい会わない期間がありましたけど、寂しくて毎日グループラインは動いていましたね。

― どんなやりとりをしてたんですか?

かれん:「今日の夜ご飯何食べるの?」みたいな。

MAYU:「ちなみに今食べている」みたいな。

manaka:「今作っているよ」みたいな。

MAYU:アサヒに、みんなでテレビ電話してるとき何か作ってたなあ?

アサヒ:パスタ!小松菜とバター醤油だけで作るのにハマっていて、繋げながらやってました(笑)。

― そういうことを経て5人の結束力も強くなった?

芹奈:5人で隣り合わせで歌えるありがたみが強くなりました。こうやって普段通りに歌えることがどれほどありがたかったか、そういう気持ちがより結束にも繋がりますね。

2021年ツアーに向けて

manaka (C)モデルプレス
manaka (C)モデルプレス
― 年末には「第71回NHK紅白歌合戦」「第62回 輝く!日本レコード大賞」が控えていて、年明けには「Little Glee Monster Arena Tour 2021 “Dearest”」が日本武道館からスタートする予定ですね。

アサヒ:今年はお客さんを前に歌うことがなかなか出来なかったので、ようやくアリーナツアーでみんなの顔を見ながら歌えるのがすごく嬉しいです。

― 先日のデビュー6周年記念日の生配信も久々にお客さんがいる前での歌唱でしたね。

芹奈:久々だったからすごく恥ずかしかった…。

― それは緊張?

芹奈:緊張というか恥ずかしさというか、なんかそわそわしました。

― 会えない時間が長かった分、これから楽しみにしているガオラーの方も多いと思います!

manaka:私たちも長い間皆さんの前で歌う機会がなかった分、ライブの大切さや、ライブでしか伝わらないことも感じていたので楽しみです!

芹奈 (C)モデルプレス
芹奈 (C)モデルプレス

リトグリ、2021年の目標は…?

― では、毎年この時期にお聞きしていますが「来年成し遂げたいこと」をお1人ずつお伺いしたいです!

manaka:2021年は「動く年」にしたいです!行動してからは早いんですけど、行動を起こすまで結構ぐーたらしてしまうことがあるので、何に関しても思い立ったらすぐバって動けるように生きようって思います。

かれん:コロナの自粛中にギターを始めたので、来年も引き続き腕を磨きたいなと思います。

― ファンの方の前で弾くタイミングがあると期待していても…?

かれん:いつかできたら良いなと思っています。

かれん (C)モデルプレス
かれん (C)モデルプレス
― おー!他の方はいかがでしょうか?

アサヒ:そうですね…来年もたくさん神社を巡りたい。

MAYU:巡ってへんやん!

manaka:今年巡ってへんやん!

アサヒ:…確かにちょっとしか巡れなかったかな。

manaka:ご利益は感じているんですか?

アサヒ:ねえ……(悩)。一応待ち受けもご利益あるっていう神社にしているんですけど、来年は新しい待ち受けを探しに行きたいと思います。

manaka:ちょっと危険なんでMAYUを同行させます、見張り係として。

― 前は誰と行っていたんですか?

アサヒ:友だちとか行くことが多いんですけど、これからは1人でも巡っていきたいと思います。

― では、1人の時はMAYUさんが同伴と。

MAYU:1人の時は同伴で。

アサヒ (C)モデルプレス
アサヒ (C)モデルプレス
― MAYUさん・芹奈さんはいかがでしょうか?

MAYU:来年は走るって決めているんです!今年はもうすぐ終わるしエンジンかからないし、結構前から「来年は走る」って決めてるので体力づくりと体型維持も兼ねて走ろうかなと思ってます。

― では最後に芹奈さんお願いします。

芹奈:髪の毛伸ばす!今伸ばし中で、そんなに決まってないですけど理想の髪型に近づけるように、この自分のヘアスタイルが流行していけばいいなって思っています。

MAYU (C)モデルプレス
MAYU (C)モデルプレス

「寄り添える温かい曲に」

Little Glee Monster(左から)かれん、MAYU、芹奈、manaka、アサヒ (C)モデルプレス
Little Glee Monster(左から)かれん、MAYU、芹奈、manaka、アサヒ (C)モデルプレス
― では最後に、モデルプレス読者にむけて改めて「Dear My Friend feat. Pentatonix」についてメッセージをお願いします。

MAYU:こういう世の中だからこそ、この状況下に寄り添えるような曲が出来たなのかなと思っていますし、全世界の人に当てはまる意味を感じられる曲になったと思います。まだ、なかなか会いたい人に会えない状況ですが、その寂しい気持ちに寄り添える温かい曲として大切に聴いてみてほしいです。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

Little Glee Monster「Dear My Friend feat. Pentatonix」(12月16日発売)概要

【初回生産限定盤】

Little Glee Monster&ペンタトニックス「Dear My Friend feat. Pentatonix」(12月16日発売)初回限定盤(提供写真)
Little Glee Monster&ペンタトニックス「Dear My Friend feat. Pentatonix」(12月16日発売)初回限定盤(提供写真)
・CD 
1.Dear My Friend feat. Pentatonix
2.Christmas a cappella medley
3.Magic Snow -Sing 2020-
4.愛しさにリボンをかけて -Studio Live ver.-

・DVD
Dear My Friend feat. Pentatonix
Little Glee Monster Behind Scenes

【通常盤】

Little Glee Monster&ペンタトニックス「Dear My Friend feat. Pentatonix」(12月16日発売)通常版(提供写真)
Little Glee Monster&ペンタトニックス「Dear My Friend feat. Pentatonix」(12月16日発売)通常版(提供写真)
・CD
1.Dear My Friend feat. Pentatonix
2.Christmas a cappella medley
3.Magic Snow -Sing 2020-
4.愛しさにリボンをかけて -Studio Live ver.-

Little Glee Monsterプロフィール

研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残すことをテーマに結成された女性ボーカルグループ「Little Glee Monster」。力強い歌声と高度なアカペラをも歌いこなす透き通ったハーモニーを武器に、2014年10月29日「放課後ハイファイブ」でメジャーデビュー。

2020年2月には5枚目となるアルバム「BRIGHT NEW WORLD」を、9月には「NHK全国学校音楽コンクール」(通称“Nコン”)中学生の部課題曲「足跡」をシン
グルとしてリリース。大晦日には4年連続・4回目となる「第71回NHK紅白歌合戦」への出演が決定。2021年1月からはリトグリ史上最大規模となる全国アリーナツアー「Little Glee Monster Arena Tour 2021 “Dearest”」を開催。
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