千葉雄大(C)NHK

千葉雄大、朝ドラ「わろてんか」でどんな姿が見られる?現場の印象、ヒロイン・葵わかなとのやりとりも<インタビュー>

2017.09.30 05:00

10月2日からスタートするNHK連続テレビ小説「わろてんか」。同作に出演する俳優・千葉雄大が、放送開始を前に出演が決まったときの思いや、現場に入ってからの印象を語った。

「わろてんか」出演 千葉雄大の役どころ

平成29年度後期第97作連続テレビ小説「わろてんか」は、“笑い”をテーマに、舞台は、明治の後半から第二次世界大戦直後の大阪。タイトルの「わろてんか」は大阪弁で“笑ってください、笑ってほしい”という意味で、「吉本興業」の創業者である吉本せいをモデルに、いつも周りに“笑い”をふりまくヒロイン・藤岡てんがひょんなことから小さな寄席経営を始め、ついには日本で初めて“笑い”をビジネスにした女性と言われるまでに成長していくさまを描いていく。ヒロイン・藤岡てんは女優の葵わかなが演じる。

千葉が演じるのは、てんの兄・藤岡新一。薬学科の学生で、小さい頃から病弱で、どんな病気でも治せる薬を開発したいと思い、将来は研究のためドイツへの留学を夢見ている。厳しい父に反抗する時もあるが、薬種問屋の仕事に誇りを持ち、実直に働く父を尊敬もしている。てんにとっては、とても優しい兄で、笑いに目を向けさせてくれた人生の先輩でもある。

以下、千葉のインタビュー。

出演が決まったときの気持ち

この仕事を始めたときから、祖母が朝ドラに出てほしがっていました。大河ドラマもそうですが、幅広い年代の方が観ていらっしゃる番組だと思うので、そこに出させていただけることは、すごく親孝行できているような気がしています(笑)。役者というこの仕事をするうえで、僕は「笑い」をひとつの軸として意識しているので、『わろてんか』が「笑顔」や「笑い」をテーマにした前向きな作品であることも、すごくうれしかったです。どんな作品にとっても、面白いということは、すごく大事ですよね。例えば、シリアスな中にも、どこか少し面白さを感じるお芝居ってとても魅力だと思うのです。

「わろてんか」に出演する千葉雄大(C)NHK
「わろてんか」に出演する千葉雄大(C)NHK

役柄の印象と演じるうえでの楽しさ・難しさ

新一は、「人の役に立ちたい」という強い想いを持った、とてもしっかりした男です。きっと理想の息子ではないでしょうか。父の役に立ちたいと考え、ゆくゆくは新薬を開発して薬でいろいろな人を治したいという大きな志を持ち、家業についても先のことを見据えて考えています。反面、てんちゃんといっしょにいるときは、ちょっと面白いことが好きな一面が垣間見えます。両親のどちらの性格も受け継いだ血を引き、どちらの背中も見て育ってきたのでしょう。

秀才とはいえ、きっと努力の人。本人は無理をしているつもりはないけれど、いつも一生懸命です。からだが弱いというハンディがあるからこそ、余計にがんばっているんだろうと思います。その一生懸命さを大事に演じたいです。いろいろな人の気持ちを察する繊細な一面を持ちつつ、感情の起伏が激しいわけではないので、その分、伝えたいことはしっかり訴えかけられるよう、穏やかな中にある強さというものを表現できればと思います。てんのように時代の流れを作るような人ではありませんが、なにかあったときに頼れる人という、すっと前に出てくる感じがします。また、家族にもお店の従業員人にも、誰に対しても同じような優しい態度を取っています。マイナスイオンのような癒し系の印象もあるかもしれません。

京ことば言葉の役は初めてなので、難しくはあるのですが、柔らかな雰囲気が言葉としてとても好きなのでうれしいです。関西の友達が何人かいるので、いっしょに遊んでいるときに、僕が京ことば言葉を話して、違ったらそれを指摘してもらいながら会話を続けていくという、実践での訓練のようなこともしています(笑)。反映はされているかどうかわかりませんが(笑)。京ことば言葉指導の先生に「語尾を切っても大丈夫ですよ」と注意されたのですが、どうも僕は舞妓さんのような言葉が好きで、それを意識しすぎて、「ゆうてはるんやなぁ」などと、語尾に「ぁ」や「ぇ」がくっついて女性的になってしまったようです。いつかは芸妓さんや花魁の役もやってみたいですね(笑)。

千葉雄大(右)(C)NHK
千葉雄大(右)(C)NHK

現場に入っての印象

子役のてんちゃん(新井美羽)や風太(鈴木福)たちと共演してみて、本当にすごいなぁと思いました。現場を楽しみながらもやることはしっかりやるし、急に監督から指示されたこと、途中で指摘されたアドバイスもちゃんと取り入れて自然に演じている。「あの子たち子役みたいな芝居がしたいなぁ」と思っているほどです(笑)。撮影の合間におしゃべりもします。僕は小道具としてドイツ語の医学書を持っているんですが、「それなんて書いてあるんですか?」と聞かれ、適当に答えたら「それ、嘘ですよね」とたしなめられてしまって…というやりとりもあります(笑)。

葵わかなさんのてんちゃんとの共演になってからは、関係は対等になりました。「千葉さんの喋り方、はんなりしてますね。どうしたらそうなるんですか?」と聞かれたので、「わかなちゃんもそうだよ」と伝えました。まだ葵さんとの撮影が始まったばかりで、じつはそのぐらいしか話せていません(笑)。父親役の遠藤憲一さんとは初共演です。正直言うと最初はすごく緊張して「怖いのかな」と思いましたが、全然そんなことはなく、合間にすごくお話もしてくださいますし、お芝居のときもちょっと冗談を言って笑わせて和ませてくださったりしています。母親役の鈴木保奈美さんは、撮影の最中本当にずっと笑顔で穏やかなので、本物のお母さんみたいですごいなぁと思います。

視聴者へのメッセージ

一視聴者として、この先どうなるのかすごく楽しみです。朝ドラならではだと思うのですが、「家族」がていねいに描かれていますよね。今とは時代が少し違うものの、仏頂面のお父さんが意外に妻に頭が上がらないなど、「女の人が実は強い」なんていう面白さもあり、家族のなかにドラマがあるんですよね。家族のなかから「笑い」が無くなったときにどうなるのか、というのも気になります。

『わろてんか』は演じていても、見ていても、すごく穏やかな気持ちになれるドラマです。僕は、けっこう波があるタイプですが、現場に入ってからずっと、すごく穏やかに過ごせるような、そんなドラマです。特に、てんちゃんと新一の、兄と妹、二人だけのシーンが好きです。てんちゃんも、人にあまり言わないことを言ってくれるなど新一とのシーンでは何かが違う気がします。てんとりんという二人のどちらの妹が本当にかわいくて、僕には妹がいないのでうれしかったです。画面でも僕が、デレデレしているところが観られるのではないでしょうか。

なお、千葉は10月2日の放送より登場する。(modelpress編集部)
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