モデルプレスのインタビューに応じたJY(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)

JY(知英)「好きな人がいること」に新展開 初ツアーで見せた“涙”の理由とは?<モデルプレスインタビュー>

2017.08.17 17:20

アーティスト・JY(知英・ジヨン/23)の2ndシングル『好きな人がいること』が昨年7月のYouTube公開から約1年で再生回数が3000万回を突破した。この快挙に「本当に嬉しい!一人ひとり調べてお礼を言いたい!」と喜びをあらわにする彼女。そして今夏、同楽曲は『好きな人がいること -Seiho Remix-』(16日リリース/配信シングル)として景色をガラッと変える。モデルプレスは改めてJYに『好きな人がいること』について聞き、さらに5月に大成功をおさめた1stライブツアー「Many Faces 2017」を振り返ってもらった。

新しい“好きな人がいること”

JY(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
JY(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
『好きな人がいること』は昨夏、桐谷美玲主演のフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』の主題歌として、特に女子中高生たちの間で人気を博した。同楽曲にオリジナルの振付をつけて、自分たちのダンスを動画投稿サイトに投稿、さらにそれを見た女子中高生が投稿された振付を真似する…当時から再生回数は圧倒的。ドラマ終了後もその勢いは衰えず、JYが作詞に参加した前向きな応援ソングは多くの人に支持され、1年半を迎える活動のなかで代表曲に成長した。

「1年で3000万回ってすごいな、と思いますし、誰が見てくれたんだろうって…一人ひとり調べてお礼を言いたいです(笑)。あの曲をたくさんの皆さんが聴いてくれて本当に嬉しいです!私にとってこの曲がなかったら、JYとしての活動はどうなっていたか分からないので、運命の曲だと思います。本当にありがたいです。この曲でドラマのことを思い出してもらえても嬉しいですし、例えば『あの夏はこの曲を恋人と聴いていたな』とか、私の思い入れの強い曲が皆さんの夏の思い出とリンクするようになったら素敵ですね」。

JY(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
JY(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
その『好きな人がいること』は、テン年代を代表するトラックメイカーSeihoがリミックスを手掛け、一味も二味も違う新しい一面を持ち合わせることになる。JYは「リミックスはずっとやりたいと思っていたので、すごく楽しかったです。トラックメイカーSeihoさんが手がけてくださって、正直に言うと私は何もしていないんですけどね(笑)。一人のファンとして楽しんでしまいました。『好きな人がいること』の雰囲気がガラッと変わったので、また違う楽しみ方ができて素直に嬉しかったです」と笑顔。「ライブでも盛り上がる曲ですし、リミックスも続編もシリーズみたいに作っていけたら良いなって思います」と希望を語った。

ライブで見せた“涙”の理由

JY(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
JY(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
5月のライブでも『好きな人がいること』の盛り上がりは群を抜いていたが、JYがステージで見せた涙も大きな話題を集めた。それはライブ中盤、ファーストアルバム『Many Faces ~多面性~』に収録される『大切な時間』から『好きな人がいること‐Piano Slow Edit.‐』を歌うパート。『大切な時間』には「近くて遠い故郷の~♪」「辛い時間も寂しい時間もあるけど♪」「23のこの私は生きていきます♪」など自身とリンクする歌詞が並び、JYは「今までやってきたことや苦労したことを思い返して、自然と涙が出ちゃって…。でもそれだけではなく、皆さんと一緒に楽しむ幸せを感じられて流れた“幸せの涙”でもありました」と照れくさそうに振り返った。

ライブはダンスあり、生着替えあり、ギター演奏あり、カッコ良いも、美しいも、可愛いもあり、と盛りだくさんの内容で、JYが持つ“多面性”を存分に発揮。「今振り返っても夢のような時間でした。正直、練習時間が少なかったので、本番もあっという間に終わった感じだったんです。でも先日、改めてステージの様子を動画で見て、本当にお客さんと楽しい時間を過ごせて幸せだったな、と思いました。初めてのわりには、成功したかな、って自分的には思っているんです(笑)」とお茶目に胸を張る。

「今回はすごく詰め込んだので、次はシンプルな感じが良いかな?それこそTシャツを着て、歌だけを純粋に楽しめるくらいのシンプルさ。…でもやっぱり、パフォーマンス的にも見せないとちょっと寂しいかな?悩ましいです。性格的にやりたいことはその時に絶対やるタイプ(笑)。とにかく今回は最高のチームでしたし、やり残したことはありません」。

終演後も「JY」コールが鳴り止まず、急きょ再登場して『女子モドキ』のサビをアカペラで披露していたが「もともと、もしWアンコールがあったら『女子モドキ』を歌いましょう、という段取りだったんですが、帰るお客さんもいたので、Wアンコールは止めたんです(笑)。でもずっと名前を叫んでくださるお客さんがいたので『私、ステージにもう一度出ます』と言って挨拶と少しだけ歌いました」と舞台裏エピソードを明かした。

再び目指す“運命の一曲”

そしていろんな顔を見せてきたJYがファーストアルバムリリース後、最初に放ったのはBPM88のダンストラック『Goldmine』。楽曲を手掛けたのはTwiceなどへのトラック提供でも話題のMayu WakisakaとHwang Hyun、Nopariによるクリエイターチームで、USトレンドを押さえたBPMと、爽快なメロディライン、自らをGoldmine(=金脈)に例えた歌詞が特徴的な一曲。

「今までいろんなジャンルをやってきましたが、今回はまた新しく、R&Bのような曲調です。ビートが強くて、私が普段聞いている好きな雰囲気の曲に仕上がりました。また、たまたまなのですが、KARAの時に一緒に曲を作っていた韓国の方が、日本の作曲家さんと共作した曲なんです。私は日本にいたので実際にお会いすることはなかったのですが、そんな偶然があってすごいな、と思いました」。

JYの第2章のスタートはもしかしたら世の中が求める“JY=好きな人がいること”とは違うのかもしれない。でも振り幅の大きさ、さらなる進化を感じさせるには十分な一曲であることもまた確か。今後の目標についてJYは「『好きな人がいること』とか『女子モドキ』みたいなポップな曲をやらないとファンの皆さんが寂しがるかもしれないのでそれもやります(笑)」とイタズラな笑みを浮かべつつ「運命の曲に出会うこと。女優としても運命の役に出会いたいです。なかなか簡単なことではないですが…。なので今はレッスンなどを受け『私ができることは何だろう』と探りながら磨いています」とさらなる飛躍へ力を込めていた。(modelpress編集部)

「Goldmine」(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
「Goldmine」(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
「好きな人がいること -Seiho Remix-」(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)
「好きな人がいること -Seiho Remix-」(画像提供:ソニー・ミュージックレコーズ)

JY(知英)プロフィール

1994年1月18日生まれ。韓国出身。2008年K-POPユニット・KARAとしてデビューしブレイク。2014年4月に卒業し、8月より日本を中心に女優活動をスタート。人気ドラマ・映画へ続々と出演。2015年3月にアーティスト名「JY」名義でシングル『最後のサヨナラ』で日本ソロデビュー。2016年7月期に月9ドラマ『好きな人がいること』(フジテレビ系)の主題歌に抜てき。今年4月期は木10ドラマ『人は見た目が100パーセント』の主題歌『女子モドキ』を担当し話題を集めた。配信限定シングル『Goldmine』(8月9日)、『好きな人がいること -Seiho Remix-』(8月16日)を2週連続でリリース。
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