町田啓太、桐谷美玲に怒られた！？現場では“いじられキャラ”「ある意味ありがたい」＜「ひとパー」モデルプレスインタビュー後編＞

“さえない”理系男子に

現代女性のリアルな心情を描いてきた大久保ヒロミ氏が手がける同名コミックをドラマ化する同作。製紙会社の真面目で見た目はさえない研究員、桐谷演じる城之内純と水川演じる前田満子、ブルゾン演じる佐藤聖良の「女子力ゼロの理系女子（リケジョ）」3人が、会社がおしゃれな化粧品会社と合併することをきっかけに「女子力」を磨くべく、メーク・ファッション・美容など「美の特別研究」を始めるというストーリー。

町田演じる丸尾は、純たちと同じ会社で働いており、インパルスの堤下敦が演じる“さえない理系男子”研究員の三沢基樹と常に行動をともにしている。

初共演・堤下敦とコンビ「全部ツッコんでくれる」

― ドラマでは、堤下さん演じる三沢とのシーンが主ですが、共演した感想を教えてください。

町田：初共演なんですけど、普段なかなかご一緒する機会がないので、面白いです。笑いって難しいので、勉強させていただいています。

― 現場はどんな雰囲気ですか？

町田：堤下さんは、待ち時間もずーーっとお話されているんですよ（笑）。すごいエネルギー。そのお話を聞いて、皆がゲラゲラ笑って、良い雰囲気を作ってくださる。それに、コンビでもツッコミ担当だから、僕がボケると全部ツッコんでくれるんです！すごく綺麗で、「さすがだな～」「ツッコまれるのって気持ちいいな」って（笑）。

― 楽しそうな現場ですね。

町田：台本を読んだ段階では、お相手が誰か知らなくて、「この役どなただろう？」ってずっと気になってたんです。テレビでずっと観ていた方なので、堤下さんって知ったときは、すごくテンションが上がりました。

桐谷美玲と再共演「安心した」の本当の意味は…？

― 桐谷さんとは、ドラマ「スミカスミレ 45歳若返った女」（2016年、テレビ朝日系）以来の再共演ですね。町田さんの出演が発表された際、ファンの方がとても喜んでいました。

町田：覚えてくださってるんですね！嬉しいです。もう1年ちょっと立つんですけど、桐谷さんがいるってことで安心できました。初めての現場は緊張しますが、今回はサッと現場に入れた気がします。

― 再共演が決まってから、何かお話されましたか？

町田：桐谷さんも「安心した～」っておっしゃってくださいました。

― 信頼関係ができあがっている！

町田：と、僕も思って喜んだんですよ！そしたら、桐谷さんの「安心」は「黒くていかつくなってたらどうしようかと思ったけど、変わらなくて安心した」の「安心」でした（笑）。

― 仲良しならではのエピソード（笑）。

町田：現場ではいつもそんなノリなので、面白いです（笑）。今回は前ほど絡みがあるってわけではないですけど、前に共演させていただいた経験があるから、ゆとりを持ってお芝居できているのかなと思います。

桐谷美玲に怒られた！？現場では“いじられキャラ”

― “見た目”がキーワードのドラマですが、女性の見た目で最初に気になるところ、見てしまう部分はどこですか？

町田：ん～ポイントというよりは雰囲気？一目惚れしやすいタイプなんですけど、それも雰囲気です。

― どういう雰囲気の女性にグッときますか？

町田：「優しそうだな」とか「良い人そうだな」とか全体的に見ている気がします。でも僕、周りの同級生から「B専だね」って言われてました。「その人に失礼だろ！」って思ってたし、絶対そんなことないと今でも思ってるんですけど…。多分、周りとタイプが違うだけなんですよ。

― 言われたのは、男性からですか？

町田：はい。だから、女性から見たら可愛い子だったかも。僕にはすごく光が当たって見えたんです！

― 女性を見るとき、男性は「雰囲気」、女性は「パーツ」をチェックするとよく言いますよね。

町田：そうかもしれないです。男って細かいパーツは見てないです。…だから、桐谷さんに怒られたのかな？

― 怒られた？

町田：桐谷さんたちが「女性ってちょっとしたことを褒めらるのが嬉しい」って話をされていたので、「僕もちゃんと褒めますよ」「『その服、可愛いですね』とか言いますよ」って言ったら、「違う。可愛いですねじゃなくて、似合うって言わないとダメだから」って。一緒なんだけどな～って思うんですけど…。

― それは違います！桐谷さんの意見に同感です。

町田：やっぱりそうなんですね。

― アドバイスをいただいてから、実行に移したことは？

町田：しようと思ったんですけどね…。「ちゃんと褒めるようにします」って言ってたら、桐谷さんから「じゃあ、『町田くんがチラチラ見てきたら、褒める気だよ』って先に言いふらしちゃおう」って…。

― いじられキャラですね（笑）。

町田：相当ですよ。ブルゾンさんも最初は、すごく丁寧に挨拶してくださったのに、今じゃ僕の顔を見るとニタニタするようになって。丸尾には、合ってるかもしれないので、ある意味ありがたいですけど（笑）。

注目ポイントは？「ラブがあるかも」

― では、最後に丸尾役について今後の見どころを！

町田：まず、寝グセがどう変化しているのかって、頭に注目してほしいです。それから、ラブがあるかも…。誰とどうなるかはまだ分かりませんが、果たして丸尾の“男子力”は上がるのか？ぜひ、楽しみにしていてください。

― ありがとうございました。

（modelpress編集部）

町田啓太（まちだ・けいた）プロフィール

1990年7月4日生まれ。2010年「第3回劇団EXILEオーディション」に合格し、同年12月、舞台「ろくでなしBLUES」で俳優デビュー。2014年放送のNHK連続テレビ小説「花子とアン」で注目を浴び、近年の出演作には映画「スキマスキ」「劇場霊」、ドラマ「流星ワゴン」（TBS系）、「天使のナイフ」（WOWOW）、「美女と男子」（NHK）、「スミカスミレ 45歳若返った女」（テレビ朝日系）、「HiGH＆LOW」シリーズなど。

第4話あらすじ

純（桐谷美玲）は、人気美容室『ルーチェ』のイケメン美容師・榊（成田凌）に恋をしてしまったことを、満子（水川あさみ）と聖良（ブルゾンちえみ）に告白する。

しかし純は、どうせ叶わない恋なのだからひたすら地獄の苦しみに耐え続ける、という。満子は、そんな純に、諦めてしまう前に何かアクションを起こしてはどうか、とアドバイスした。すると純は、榊が褒めてくれた髪をキレイにしたいとつぶやく。

純の提案を受け、3人はさっそくシャンプーについての研究を開始する。実は満子も、夫の芳彦（山崎樹範）から、最近髪が薄くなったと言われて傷ついていたらしい。

一方、純は、榊からシャンプーのサンプルをもらっていたが、彼が庶務課のステキ女子・香澄（足立梨花）にも同じものを渡しているのを見てしまい、使えずにいた。

純たちは、シャンプーの成分や口コミ情報を比較・検討し、それぞれの髪の状態に合っていると思われる高価なシャンプーを購入する。だが、このシャンプーが原因で、満子と芳彦の間にトラブルが起きてしまい…。

そんな中、純と聖良は、榊と香澄が親しそうに話しているのを目撃する。香澄と美優（岡崎紗絵）の会話を盗み聞きすると、シャンプーのサンプルを使った感想を榊にメールしたら即レスがあった、という。

その夜、純は、榊からもらった名刺を取り出し、彼にメールを送ろうとするが…。