モデルプレスのインタビューに応じた飯豊まりえ(C)モデルプレス

飯豊まりえ「もうダメだ…」から復活 新たな“出会い”が変えたモノ<モデルプレスインタビュー>

2016.12.30 09:00

岡田将生・鈴木浩介・遠藤憲一が出演し、極寒・北海道の名も無き田舎町で“便利屋”を営む3人の男たちをコミカルに描いたテレビ東京系ドラマ「不便な便利屋」(2015年4月クール放送)が12月30日、スペシャルドラマ「不便な便利屋 2016 初雪」(夜11時40分放送)として帰って来る。スペシャル版では、ヒロインにモデルで女優の飯豊まりえを抜てき。モデルプレスでは今回、そんな飯豊にインタビューを実施し、撮影秘話を語ってもらった。

「不便な便利屋」がSPで帰って来る!

飯豊まりえ、岡田将生(C)「不便な便利屋 2016 初雪」製作委員会
飯豊まりえ、岡田将生(C)「不便な便利屋 2016 初雪」製作委員会
失恋のショックで仕事が手につかない売れっ子脚本家・竹山(岡田)が、市役所地域活性課の桜田(森山栄治)から、町おこしのための「ショートフィルム」の脚本を頼まれ、1年半ぶりに北海道の名も無き田舎町にカムバック。かつて映画監督を目指していた便利屋の松井(鈴木)ら便利屋たちとショートフィルムを制作しようとする竹山だが、ヒロインに抜てきされた看護師の桐谷梢(飯豊)が、別れたばかりの元カノに瓜二つだったことに目を疑う…というストーリーが描かれる。

飯豊まりえ(C)「不便な便利屋 2016 初雪」製作委員会
飯豊まりえ(C)「不便な便利屋 2016 初雪」製作委員会
また、“ガチのドキュメント”と“フィクションのあるドラマ”を融合させる“常識破りな仕掛け”として、ドラマの中で便利屋たちが作るショートフィルム「雪女」が、10月に開催された札幌国際短編映画祭に正式出品され、好評を博した。飯豊がこのショートフィルムの中で演じたのはドラマ本編とは別の役柄である雪女。飯豊は、ドラマ本編では竹山の元カノと看護師の桐谷梢を、そして劇中ショートフィルムでは雪女という計3役を演じ分ける。

1人3役に北海道ロケ 初挑戦の連続

飯豊まりえ(C)モデルプレス
― 撮影を振り返ってみて、いかがですか?

飯豊:ベテラン俳優の方々も多く、その人達の中で伸び伸びとお芝居をさせていただきました。初めての経験だったので、すごく楽しかったです。アドリブも多かったですし、がっつりしたコメディも初めてでした。

― 今回は北海道で2週間、泊まり込みロケを。

飯豊:ずっと泊まり込みの撮影っていうのも初めてで。しかも、3役!看護師の梢と、竹山の元カノ、そして雪女。「どうやって演じようかな?」ってワクワクしました。

― 新たな挑戦の連続だったんですね。

飯豊:北海道ですし、1回家に帰ってリセットすることができないので、不安もあったんですけど、本当に素敵な出会いがあってすごく楽しかったですね。正直、この撮影に入る前は、お芝居をすることが怖いなって思っていた時期だったんです。この現場を経験したことで変わることができました。

「もうダメだ…」から復活 新たな“出会い”が変えた

飯豊まりえ(C)モデルプレス
― 「お芝居をすることが怖い」とは?

飯豊:この前に撮影していた作品で、自分の未熟さを痛感させられて、「もうダメだ―…」って思っていた時期だったんです。役柄的にも追い詰められていて、行き詰まって、戦い続けたあとで、演じること自体がこわくなっていたところがあります。そんな中、10月に今回のお話を聞きました。役者としての自分に自身がなくなっていた状態だったので、「私で大丈夫かな?」って思ったんですけど、監督、プロデューサーさん、主演の岡田さんたちが「この作品で気持ちを復活させる!」って言ってくださって…。本当に助けられました。

― その言葉が、本当に復活のきっかけに。

飯豊:現場に入ってからも、鈴木(浩介)さんに「まりえちゃんには、ずっとお芝居をやってほしい」って嬉しい言葉をいただいたり。「お芝居って楽しいな」って気付くことができたし、最初は「少しでも作品の力になれれば」と思っていたのに、逆に力になってパワーをいただいて帰って来ました。

― 素敵な先輩に囲まれて、いい環境の中お芝居ができたということでしょうか。

飯豊:お芝居の決まりごとがない、みんなで作って行こうって雰囲気だったんです。監督も誰に対しても耳を傾けてくださる方だったので、自分の気持ちを伝えることもできましたし、アドバイスをもらうこともありました。純粋にお芝居を楽しめる現場をいただけたことにすごく感謝しています。

ファンへの感謝「ついつい見ちゃう(笑)」

飯豊まりえ(C)モデルプレス
― 今回はヒロインに抜てきということですが、活躍の幅がどんどん広がっていますね。ファンの方の反響も大きかったのでは?

飯豊:ありがたいです。応援してくださっている方のために、頑張りたいと思います。

― 飯豊さんはSNSなどで反響を見るタイプですか?

飯豊:見ます!覚えてますし、コメントとかすっごい見ます!ショーとかで見つけると、密かに「○○ちゃん、ありがとう」って思ってます!!

― すごい!

飯豊:タグ付けしてくれると、「あっまた同じ子だ」とか。それが続くと「○○ちゃん何してるのかな?」って投稿見たり(笑)。「今、勉強してるんだ~」とか「一人暮らし?お家探してる」とか。ついつい見ちゃうんです(笑)。ファンの方には、本当に感謝しています。

― ファンの方も嬉しいと思います。ありがとうございました。

(modelpress編集部)

飯豊まりえ(C)モデルプレス
飯豊まりえ(C)モデルプレス

飯豊まりえ(いいとよ・まりえ)プロフィール

生年月日:1998年1月5日/身長:167cm/血液型:B型/出身地:千葉県

2008年「avex kids×ニコ☆プチ公開モデルオーディション」にてグランプリを受賞し、雑誌「ニコ☆プチ」でモデルデビュー。2011年、姉妹誌にあたる「nicola」に移籍し、瞬く間に看板モデルへと成長。2013年は同誌最多9回の表紙を飾り、2014年1月号では異例の単独表紙も務めた。同年8月より「Seventeen」に専属モデルとして加入。近年は女優としても活躍中。2017年の待機作には新ドラマ「嫌われる勇気」(フジテレビ系)、映画「きょうのキラ君」(2017年2月25日公開)、「暗黒女子」(2017年4月1日公開)などがある。


飯豊まりえ(C)モデルプレス
飯豊まりえ(C)モデルプレス
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