AAAの“進化”…11年目の“新たなステージ”とは?「未知の世界」「まっさらな状況」 モデルプレスインタビュー
2016.06.08 10:32
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男女7人組パフォーマンスグループ・AAA(トリプル・エー)が通算51枚目のシングル『NEW』を6月8日にリリースする。昨年彼らは、7ヶ月連続リリース、初のアジアツアー、アリーナツアー、初の野外ライブなどを行い、10周年のアニバーサリーイヤーを駆け抜けた。すべて全力でやりきったからこそ、団結力がさらに強くなり、進化したAAA。そんな彼らにモデルプレスではインタビューを行った。
― 10周年を駆け抜け、AAAというグループが進化や成長したなと思うことを教えてください。
浦田直也(以下:浦田):ライブのやり方が変わったような気がします。今回の新曲もそうですが、リラックスしてできるようになったというか、自分たちが楽しめばファンのみなさんも楽しんでくれると思えるようになりました。こうしなくちゃ、ああしなくちゃ、と頭ごなしに考えていたものが、スッと肩の力が抜けて、この空間を楽しめばいいという感覚に変わった気がします。
宇野実彩子(以下:宇野):10年間で様々な楽曲に挑戦してきましたが、7ヶ月連続シングルをリリースするために、短期間でスピードを上げて、新曲にトライしたことは、一気に曲が増えたということだけでなく、自分たちをレベルアップさせる1番いい方法だなと思いました。7曲7段階踏んで、『愛してるのに、愛せない』をリリースすることは大変でしたが、短期間で集中して作るということも、今回の新曲のように時間をかけて作り上げることも、いろんな音楽に触れるという意味では、すごくAAAを進化させたなと思います。
日高光啓(以下:日高):AAAは昨年、テーマパーク化したかなと思います。センターステージで、昔の曲も今の曲も歌い、最終的には華やかな光という動きで、1曲も知らない人がライブを見に来たときにどういう風に楽しませるのか。みんなで考えている課題ですが、AAAの対処法としてテーマパーク化することでした。昨年の全国ツアーで、1本の道が見えたような気がするのは、きっとそれまでとそのあとの具体的な違いがわかったからだと思います。9年目も10年目も同じ日数の中で、センターステージで強めの演出をアリーナ規模でたくさん回ったことによって、続けるものが見えたのかなと。それを一言で言うとテーマパーク化なんです。そして、野外ライブもその延長線上にあったんだと思います。
西島隆弘(以下:西島):全部リンクしてくるんだろうなと思います。ライブに見に来てくださるファンの方が増える分、それに対する度合い=演出量が増えていっていると思います。さっきテーマパークという話がありましたが、まさにそうで、アミューズメントが出来上がってきて、飽きさせないようにしているということ。全体的に相乗効果になっていると思います。
與真司郎(以下:與):自分たちがやりたいことをやるのではなく、ライブの演出方法や楽曲の選び方が、きちんとAAAのことを考えて選択できるようになったと思います。個人の趣味というよりかは、「AAAならこっちの方がいいよね」という考え方が出来るようになりました。
末吉秀太(以下:末吉):大きな変化は正直ないと思うのですが、歳を重ねて日を追うごとに、少しずつ変化していると思います。自分の意志を出せるようになったのも1つの成長だと思います。
伊藤千晃(以下:伊藤):AAAの7人というよりかは、AAAに関わっているチーム全体で成長できた1年だと感じていて、昨年も数多くのライブをやらせていただいている中、正直小さな問題もありましたが逃げずにきちんと解決していけました。それは7人だけでなく、スタッフさん含め、チーム全体でやらなくてはいけないことが多かったので、それを乗り越えられた今、達成感がすごくあります。
― 進化したAAAのみなさん。新曲のタイトルが『NEW』ということで、AAAにとっての次の新しいステージを教えてください。
浦田:自分たちでもわからない未知のステージなのかもしれない。10周年が終わり、10年続けてこれたことを改めて振り返ると、10年やってこれたんだと感じた10周年だったし、10年やってこれたことに感謝もできた10周年だったと思います。そして11周年目になり、久々にシングルをリリースするとなったとき、11年目という新たなスタートを切るんです。20周年目に向けてどうなっていくのかこれから始まるところなので、そういう意味では未知の世界に新たに進んでいくという感覚です。
日高:10年経て新たなステージへ向かうということになったときに、この肩の力の抜け具合(『NEW』のジャケット写真)が、“らしく”ていいなと思いました。『NEW』という文字面で言ったら、力が入ったものになっていそうな感じだったのかもしれませんが、今回は遊びやゆるさもあって、“らしく”を出せたことなんじゃないかなと思っています。
宇野:10周年とか10年間って区切りがよく、いろんなところで言われていたので、11年目を迎えたら自分たちってどうなるんだろうって、一歩を越えたら急にリセットされるような気がして、少し怖かったんです。新たなステージがアップなのか、ダウンなのか、なにもわからなくて。自分の人生においても、AAAにおいても、プラスを目指しているけど、11年目を迎えた今、自分たちがどのポジションなのか、時間的にも世の中的にも、自分たちの人生においても、どこにいるんだろうって、みんな定まっていないと思うんです。だから、今一度、まっさらな状況で環境を作る必要があるのかなと感じています。
西島:1日1日と時間が経過していく中、何回も重複してやっていることの新鮮さを失わず、自分たちがどう新しいこととしてくくってやっていくのか。それをどう捉えるのか、それぞれあると思うので、10周年を終えて意識を上げたからこそ、『NEW』という題材をどういう風に表現するのかが課題なのかなと思っています。
伊藤:昨年、私の中では感謝を全面に伝えられる1年になればいいなと思っていた中で、11周年目はもう1度自分やグループを見直し、グループとしてレベルアップしていけるような年に繋げていきたいです。
與:やったことのない場所でライブをやること。野音もドームもまだない。やったことないところはたくさんあるので、どんどんやっていきたいです。
末吉:AAAとしても個人としてもやったことのないことが多いので、まだまだ挑戦しなくてはいけない。もっともっといろんなことを経験して、グループとしても個人としても大きくしていきたいです。
宇野:みんなでロスに行ったのは初めてでした!みんなで踊っている1本道のシーンがあるのですが、あんな終わりのない道って本当にあるんだと思いました。すごく壮大でどこを切り取ってもかっこいいので、思いっきり気持ちよく楽しんで、溶け込もうとしました。
浦田:すごく楽しかったです。ハワイでは撮影したことがあったのですが、それとはまた違った雰囲気になったというか、自然と笑顔になれるし、自然と開放感に満ち溢れる。場所のパワーってすごいなと思いました。
伊藤:AAAって今までハワイが似合うと言われていたのですが、今回の出来上がった作品を見て、個人的にはロスの方がすごく合っていると思いました。ロスのシティ感と、みんなの表情がハマっている気がしました。
― みんなでロスで過ごすということは、きっと撮影以外でもいい思い出になったんじゃないのかなと思います。
西島:夜中ホテルでアイスクリーム付きのパンケーキをルームサービスしたのですが、すごく助けてもらいました(笑)。夕食が早くて、しかも、お店が閉まるのも早くて、唯一これだけが12時までルームサービスをやっていたので、お腹いっぱいになれました。すごく美味しかったです!
日高:僕はちょうど喉の手術をした後で体調が落ち着かない状態のときでした。話し方が不安定みたいな。体重も増減がない方なのですが、そのときは5~6kgも太ったり、日光アレルギーになったり、体調が不良の極みみたいになっていて、フラフラしてすごく大変でした…。でも、そのまま帰りたくなかったので、ショッピングに行ったりして楽しい思い出も作りました。
末吉:現地のスタッフさんとたまたま同じ長崎県佐世保市出身の方がいて(笑)。外国人なのに、めちゃくちゃ日本語で、しかも九州弁でトークが繰り広げられるという面白い場面がありました。
伊藤:そうそう!英語で話していた人が急に博多弁で話し始めて違和感がありました(笑)。
末吉:親近感が一気に湧いたので「Twitter教えてよ」みたいな、そんな感じになりました!
伊藤:私はオフの時間にショッピングモールに行って、姉の子どもたちのお洋服を自分のものより多く買ってしまったことが思い出です。ロスの子供服って、色が鮮やかでめちゃくちゃ可愛いんですよ。それでいて、めちゃくちゃ安い!
― 與さんはロスに留学中ですよね。
與:そうです。なので、みんなと俺の大好きな焼肉屋さんに行ったことが思い出です。
伊藤:えっ、いつ?(笑)
與:あっ、みんなではないか(笑)。(浦田)直也くんと日高(光啓)と。僕の好きなお店にみんなが行っているという不思議な感覚でしたね。
與:やっぱりライブです。7人いないと成り立たないものなので。ライブ期間になると毎週会うようになるので、MCのとき打ち合わせしなくても自然と盛り上がるし、息が合っていると1番感じることができます。
末吉:単純にファンのことばかり考えて動いているから、自然とまとまるよね。でも、それは10年間ずっと一緒にいたからというより、最初からそんな感じだったと思います。
伊藤:私もやっぱりライブ!オープニングとか、エンディングでいつもみんなで手を繋いで「ありがとうございました」と挨拶するのですが、そのときいつも「この7人じゃないとこのライブは成功しなかったんだろうな」と思います。
― ライブはやっぱり感じるんですね!ここ数年、グループとして活動しつつも、個々の活動が目立っているなと思いました。だからこそ、このグループでよかったと実感することも多いのでは?
浦田:歌詞が覚えられること(笑)。ソロのときって覚えなくちゃいけないというプレッシャーがすごいあるんですけど、グループにいると自然とこの人が歌った後はこういう流れになるという感じで覚えられるんですよね。この前のリハーサルのとき、西島がいきなり歌詞を飛ばし、その次に飛ばさずに歌えたとき「よかった」って思うんですけど、本番だったら一緒になって飛んでいたと思います。リハーサルだから落ち着いて判断できるのですが、本番だったら一緒に飛んじゃうと思う。不思議な連鎖があるんです。
西島:ソロ活動がちゃんと反映できているなと実感できています。AAAとしてイベントに出演したとき、自分のソロ活動を見てくれているんだなと思える事がありました。
日高:イベント映像とか絵面で見たときに、映る人がどんどん切り替わったり、アー写の横並びを見ると、バランスがいいなと感じます。客観的に見て、AAAっぽいなと思うときです。
宇野:改めて客観的にAAAって不思議なユニットだなって思っています。私も先日、アンジャッシュの児嶋さんとデュエットし、異色のことにチャレンジさせてもらいましたが、こういうことをやっている私もAAAのメンバーであって、みんなカラーの違うやりたいこともあったりするグループなんだなと。異色なことをみんながやっていって、それがナチュラルなことになっていけば、ライブや楽曲などが活発化していく。AAA結成当初の目標だった“ATTACK ALL AROUND”とはこういうことなんだと思います。
浦田:パッと見から今までにはない雰囲気になっているので、会場に入った瞬間から楽しいと思います。あとは、妄想できるステージ。ここから登場してくるんじゃないのかなとか、これどうやって使うんだろうとか、待ち時間に想像するのも楽しいと思います。
伊藤:見どころは全部です!(笑)
末吉:今回は昨年に比べて、見て楽しむ要素が増えたと思います。目を引くような演出が全体にたくさん散りばめられています。
― 11周年に突入した新しいAAAのみなさんの活躍を楽しみにしています。最後にファンにメッセージをお願いします!
伊藤:11周年を迎えられたのは、応援してくださるファンの皆様のおかげです。今年も感謝を忘れずに、楽しくみんながハッピーになれるようなエンターテイメントを届けられたらいいなと思っています。ツアーやイベントがあるときは遊びに来てほしいですし、モデルプレスから発信される情報も楽しみにしていてください。
末吉:去年より今年は良くしよう、来年はもっと良くしようとどんどん邁進していきたいと思います。でも僕たちだけでは成り立たない。ファンのみなさんがいて、初めて存在意義があるので、これからも応援よろしくお願いします。
與:ライブやイベントなどファンのみなさんの前に立つと、いつもみんなの笑顔や声援がありがたいなと実感します。それに応えられるようにこれからも頑張ります!
― ありがとうございました。
メンバーカラーがはっきりしている、ソロ活動も手を抜かない…。個性が強いグループだけど、7人全員が考えていることはいつも同じ。「ファンのみんなを楽しませたい」―――。だからこそ、進化を恐れないグループ。11周年という新たな一歩を踏み出した今、AAAはどんなことを考えているのか、これからも彼らを追っていきたい。(modelpress編集部)
デビュー10周年となる2015年は、1月~7月まで7ヶ月SG連続リリース、全国アリーナツアー「AAA ARENA TOUR 2015 10th Anniversary -Attack All Around-」、自身初となるアジアツアー「WAKUWAKU JAPAN Presents AAA ASIA TOUR 2015 -ATTACK ALL AROUND- Supported by KOJI」、9月にはグループ単独初となる野外ライブ「AAA 10th Anniversary SPECIAL 野外LIVE in 富士急ハイランド」を開催。また9月にリリースしたベストアルバム「AAA 10th ANNIVERSARY BEST」は過去最高枚数で、ウィークリーランキング初登場1位を獲得。さらに記念すべき50枚目のSG「愛してるのに、愛せない」が「日本レコード大賞」優秀作品賞受賞。昨年、6年連続となるNHK紅白歌合戦にも出場。現在、全国アリーナツアー「AAA ARENA TOUR 2016 - LEAP OVER -」が開催している。
浦田直也(以下:浦田):ライブのやり方が変わったような気がします。今回の新曲もそうですが、リラックスしてできるようになったというか、自分たちが楽しめばファンのみなさんも楽しんでくれると思えるようになりました。こうしなくちゃ、ああしなくちゃ、と頭ごなしに考えていたものが、スッと肩の力が抜けて、この空間を楽しめばいいという感覚に変わった気がします。
宇野実彩子(以下:宇野):10年間で様々な楽曲に挑戦してきましたが、7ヶ月連続シングルをリリースするために、短期間でスピードを上げて、新曲にトライしたことは、一気に曲が増えたということだけでなく、自分たちをレベルアップさせる1番いい方法だなと思いました。7曲7段階踏んで、『愛してるのに、愛せない』をリリースすることは大変でしたが、短期間で集中して作るということも、今回の新曲のように時間をかけて作り上げることも、いろんな音楽に触れるという意味では、すごくAAAを進化させたなと思います。
日高光啓(以下:日高):AAAは昨年、テーマパーク化したかなと思います。センターステージで、昔の曲も今の曲も歌い、最終的には華やかな光という動きで、1曲も知らない人がライブを見に来たときにどういう風に楽しませるのか。みんなで考えている課題ですが、AAAの対処法としてテーマパーク化することでした。昨年の全国ツアーで、1本の道が見えたような気がするのは、きっとそれまでとそのあとの具体的な違いがわかったからだと思います。9年目も10年目も同じ日数の中で、センターステージで強めの演出をアリーナ規模でたくさん回ったことによって、続けるものが見えたのかなと。それを一言で言うとテーマパーク化なんです。そして、野外ライブもその延長線上にあったんだと思います。
西島隆弘(以下:西島):全部リンクしてくるんだろうなと思います。ライブに見に来てくださるファンの方が増える分、それに対する度合い=演出量が増えていっていると思います。さっきテーマパークという話がありましたが、まさにそうで、アミューズメントが出来上がってきて、飽きさせないようにしているということ。全体的に相乗効果になっていると思います。
與真司郎(以下:與):自分たちがやりたいことをやるのではなく、ライブの演出方法や楽曲の選び方が、きちんとAAAのことを考えて選択できるようになったと思います。個人の趣味というよりかは、「AAAならこっちの方がいいよね」という考え方が出来るようになりました。
末吉秀太(以下:末吉):大きな変化は正直ないと思うのですが、歳を重ねて日を追うごとに、少しずつ変化していると思います。自分の意志を出せるようになったのも1つの成長だと思います。
伊藤千晃(以下:伊藤):AAAの7人というよりかは、AAAに関わっているチーム全体で成長できた1年だと感じていて、昨年も数多くのライブをやらせていただいている中、正直小さな問題もありましたが逃げずにきちんと解決していけました。それは7人だけでなく、スタッフさん含め、チーム全体でやらなくてはいけないことが多かったので、それを乗り越えられた今、達成感がすごくあります。
新曲『NEW』リリースでAAAの“新たなステージ”とは
約9ヶ月ぶり2016年第1弾シングル『NEW』とは、“新たな”AAAを感じさせる爽快サマーチューン。また、米ロサンゼルスで撮影されたミュージックビデオ(以下:MV)は、「10年間走り続けてきたAAAのメンバーが次の新しいステージへ進むため、海外で思い思いのバカンスを楽しんでいる。そんな7人が再集結し、これから11年目の新しいスタートを切る」というコンセプトとなっている。
― 進化したAAAのみなさん。新曲のタイトルが『NEW』ということで、AAAにとっての次の新しいステージを教えてください。
浦田:自分たちでもわからない未知のステージなのかもしれない。10周年が終わり、10年続けてこれたことを改めて振り返ると、10年やってこれたんだと感じた10周年だったし、10年やってこれたことに感謝もできた10周年だったと思います。そして11周年目になり、久々にシングルをリリースするとなったとき、11年目という新たなスタートを切るんです。20周年目に向けてどうなっていくのかこれから始まるところなので、そういう意味では未知の世界に新たに進んでいくという感覚です。
日高:10年経て新たなステージへ向かうということになったときに、この肩の力の抜け具合(『NEW』のジャケット写真)が、“らしく”ていいなと思いました。『NEW』という文字面で言ったら、力が入ったものになっていそうな感じだったのかもしれませんが、今回は遊びやゆるさもあって、“らしく”を出せたことなんじゃないかなと思っています。
宇野:10周年とか10年間って区切りがよく、いろんなところで言われていたので、11年目を迎えたら自分たちってどうなるんだろうって、一歩を越えたら急にリセットされるような気がして、少し怖かったんです。新たなステージがアップなのか、ダウンなのか、なにもわからなくて。自分の人生においても、AAAにおいても、プラスを目指しているけど、11年目を迎えた今、自分たちがどのポジションなのか、時間的にも世の中的にも、自分たちの人生においても、どこにいるんだろうって、みんな定まっていないと思うんです。だから、今一度、まっさらな状況で環境を作る必要があるのかなと感じています。
西島:1日1日と時間が経過していく中、何回も重複してやっていることの新鮮さを失わず、自分たちがどう新しいこととしてくくってやっていくのか。それをどう捉えるのか、それぞれあると思うので、10周年を終えて意識を上げたからこそ、『NEW』という題材をどういう風に表現するのかが課題なのかなと思っています。
伊藤:昨年、私の中では感謝を全面に伝えられる1年になればいいなと思っていた中で、11周年目はもう1度自分やグループを見直し、グループとしてレベルアップしていけるような年に繋げていきたいです。
與:やったことのない場所でライブをやること。野音もドームもまだない。やったことないところはたくさんあるので、どんどんやっていきたいです。
末吉:AAAとしても個人としてもやったことのないことが多いので、まだまだ挑戦しなくてはいけない。もっともっといろんなことを経験して、グループとしても個人としても大きくしていきたいです。
メンバー全員で初めてのロサンゼルス
― ロスでのMV撮影はいかかでしたか?宇野:みんなでロスに行ったのは初めてでした!みんなで踊っている1本道のシーンがあるのですが、あんな終わりのない道って本当にあるんだと思いました。すごく壮大でどこを切り取ってもかっこいいので、思いっきり気持ちよく楽しんで、溶け込もうとしました。
浦田:すごく楽しかったです。ハワイでは撮影したことがあったのですが、それとはまた違った雰囲気になったというか、自然と笑顔になれるし、自然と開放感に満ち溢れる。場所のパワーってすごいなと思いました。
伊藤:AAAって今までハワイが似合うと言われていたのですが、今回の出来上がった作品を見て、個人的にはロスの方がすごく合っていると思いました。ロスのシティ感と、みんなの表情がハマっている気がしました。
― みんなでロスで過ごすということは、きっと撮影以外でもいい思い出になったんじゃないのかなと思います。
西島:夜中ホテルでアイスクリーム付きのパンケーキをルームサービスしたのですが、すごく助けてもらいました(笑)。夕食が早くて、しかも、お店が閉まるのも早くて、唯一これだけが12時までルームサービスをやっていたので、お腹いっぱいになれました。すごく美味しかったです!
日高:僕はちょうど喉の手術をした後で体調が落ち着かない状態のときでした。話し方が不安定みたいな。体重も増減がない方なのですが、そのときは5~6kgも太ったり、日光アレルギーになったり、体調が不良の極みみたいになっていて、フラフラしてすごく大変でした…。でも、そのまま帰りたくなかったので、ショッピングに行ったりして楽しい思い出も作りました。
末吉:現地のスタッフさんとたまたま同じ長崎県佐世保市出身の方がいて(笑)。外国人なのに、めちゃくちゃ日本語で、しかも九州弁でトークが繰り広げられるという面白い場面がありました。
伊藤:そうそう!英語で話していた人が急に博多弁で話し始めて違和感がありました(笑)。
末吉:親近感が一気に湧いたので「Twitter教えてよ」みたいな、そんな感じになりました!
伊藤:私はオフの時間にショッピングモールに行って、姉の子どもたちのお洋服を自分のものより多く買ってしまったことが思い出です。ロスの子供服って、色が鮮やかでめちゃくちゃ可愛いんですよ。それでいて、めちゃくちゃ安い!
― 與さんはロスに留学中ですよね。
與:そうです。なので、みんなと俺の大好きな焼肉屋さんに行ったことが思い出です。
伊藤:えっ、いつ?(笑)
與:あっ、みんなではないか(笑)。(浦田)直也くんと日高(光啓)と。僕の好きなお店にみんなが行っているという不思議な感覚でしたね。
メンバー自身がAAAで一体感を感じること
― 開放感に満ち溢れていましたが、すごく一体感を感じられるミュージックビデオだなと思いました。みなさんが一体感を感じる瞬間は?與:やっぱりライブです。7人いないと成り立たないものなので。ライブ期間になると毎週会うようになるので、MCのとき打ち合わせしなくても自然と盛り上がるし、息が合っていると1番感じることができます。
末吉:単純にファンのことばかり考えて動いているから、自然とまとまるよね。でも、それは10年間ずっと一緒にいたからというより、最初からそんな感じだったと思います。
伊藤:私もやっぱりライブ!オープニングとか、エンディングでいつもみんなで手を繋いで「ありがとうございました」と挨拶するのですが、そのときいつも「この7人じゃないとこのライブは成功しなかったんだろうな」と思います。
― ライブはやっぱり感じるんですね!ここ数年、グループとして活動しつつも、個々の活動が目立っているなと思いました。だからこそ、このグループでよかったと実感することも多いのでは?
浦田:歌詞が覚えられること(笑)。ソロのときって覚えなくちゃいけないというプレッシャーがすごいあるんですけど、グループにいると自然とこの人が歌った後はこういう流れになるという感じで覚えられるんですよね。この前のリハーサルのとき、西島がいきなり歌詞を飛ばし、その次に飛ばさずに歌えたとき「よかった」って思うんですけど、本番だったら一緒になって飛んでいたと思います。リハーサルだから落ち着いて判断できるのですが、本番だったら一緒に飛んじゃうと思う。不思議な連鎖があるんです。
西島:ソロ活動がちゃんと反映できているなと実感できています。AAAとしてイベントに出演したとき、自分のソロ活動を見てくれているんだなと思える事がありました。
日高:イベント映像とか絵面で見たときに、映る人がどんどん切り替わったり、アー写の横並びを見ると、バランスがいいなと感じます。客観的に見て、AAAっぽいなと思うときです。
宇野:改めて客観的にAAAって不思議なユニットだなって思っています。私も先日、アンジャッシュの児嶋さんとデュエットし、異色のことにチャレンジさせてもらいましたが、こういうことをやっている私もAAAのメンバーであって、みんなカラーの違うやりたいこともあったりするグループなんだなと。異色なことをみんながやっていって、それがナチュラルなことになっていけば、ライブや楽曲などが活発化していく。AAA結成当初の目標だった“ATTACK ALL AROUND”とはこういうことなんだと思います。
AAAからファンにメッセージ
― より一層団結力が強くなったAAAのみなさん。ツアー真っ只中ですが、どんなツアーになりそうですか?浦田:パッと見から今までにはない雰囲気になっているので、会場に入った瞬間から楽しいと思います。あとは、妄想できるステージ。ここから登場してくるんじゃないのかなとか、これどうやって使うんだろうとか、待ち時間に想像するのも楽しいと思います。
伊藤:見どころは全部です!(笑)
末吉:今回は昨年に比べて、見て楽しむ要素が増えたと思います。目を引くような演出が全体にたくさん散りばめられています。
― 11周年に突入した新しいAAAのみなさんの活躍を楽しみにしています。最後にファンにメッセージをお願いします!
伊藤:11周年を迎えられたのは、応援してくださるファンの皆様のおかげです。今年も感謝を忘れずに、楽しくみんながハッピーになれるようなエンターテイメントを届けられたらいいなと思っています。ツアーやイベントがあるときは遊びに来てほしいですし、モデルプレスから発信される情報も楽しみにしていてください。
末吉:去年より今年は良くしよう、来年はもっと良くしようとどんどん邁進していきたいと思います。でも僕たちだけでは成り立たない。ファンのみなさんがいて、初めて存在意義があるので、これからも応援よろしくお願いします。
與:ライブやイベントなどファンのみなさんの前に立つと、いつもみんなの笑顔や声援がありがたいなと実感します。それに応えられるようにこれからも頑張ります!
― ありがとうございました。
メンバーカラーがはっきりしている、ソロ活動も手を抜かない…。個性が強いグループだけど、7人全員が考えていることはいつも同じ。「ファンのみんなを楽しませたい」―――。だからこそ、進化を恐れないグループ。11周年という新たな一歩を踏み出した今、AAAはどんなことを考えているのか、これからも彼らを追っていきたい。(modelpress編集部)
AAA(トリプルエー)プロフィール
男女7人組のスーパーパフォーマンスグループ。2005年9月14日にシングル「BLOOD on FIRE」でデビュー。2005年末、「第47回輝く!日本レコード大賞」最優秀新人賞受賞。また、デビュー1周年にあたる2006年9月13日には初の日本武道館ライブを、前代未聞の無料招待で行い、約1万人の動員を記録。デビュー10周年となる2015年は、1月~7月まで7ヶ月SG連続リリース、全国アリーナツアー「AAA ARENA TOUR 2015 10th Anniversary -Attack All Around-」、自身初となるアジアツアー「WAKUWAKU JAPAN Presents AAA ASIA TOUR 2015 -ATTACK ALL AROUND- Supported by KOJI」、9月にはグループ単独初となる野外ライブ「AAA 10th Anniversary SPECIAL 野外LIVE in 富士急ハイランド」を開催。また9月にリリースしたベストアルバム「AAA 10th ANNIVERSARY BEST」は過去最高枚数で、ウィークリーランキング初登場1位を獲得。さらに記念すべき50枚目のSG「愛してるのに、愛せない」が「日本レコード大賞」優秀作品賞受賞。昨年、6年連続となるNHK紅白歌合戦にも出場。現在、全国アリーナツアー「AAA ARENA TOUR 2016 - LEAP OVER -」が開催している。
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