小西真奈美&窪塚洋介の魅力 世界で活躍する俳優・和田哲史が語る<インタビュー>
2014.09.25 07:00
views
女優の小西真奈美を主演に、極秘裏に開発された特効薬をめぐる壮絶な利権争いに巻き込まれていく一人の女性を描いたウイルスハザード・サスペンス映画『風邪(ふうじゃ)』が、9月27日(土)に公開となる。
同作で小西はスナックのママ、一児の母、そしてある組織のスパイという複数の顔を持つ謎の女性・桜子を演じる。また奇跡の特効薬“風邪(ふうじゃ)ワクチン”を作り出した天才科学者・紀久生役に窪塚洋介。紀久生の頭脳に嫉妬する狂気の医師・一ノ瀬を柄本明、ワクチンの技術を盗もうとする秘密組織の幹部・道元をクリス・ペプラーが演じる。今回、その道元が送り込んだ紀久生の監視役・寺子田を熱演する和田哲史にインタビューを行い、たっぷりと語ってもらった。和田はアジアを拠点に活躍している俳優。
― 本作のオファーを受けた時の感想を教えてください。
和田:もちろん嬉しかったです。どういった役なのか、どんなストーリーなのか、すごく楽しみでした。特に、日本で初めての映画だったので、台本も右から左に書かれていたりと、今までとは違って興味津々でしたし、すべてが新しい経験なので楽しかったです。僕は決められたことをずっとやっているよりも、新しい事をどんどんやっていくのが好きなんですが、チャレンジするということでもちろん辛いこともあるんですけど、それを乗り越えた時は「やってよかったな」っていつも思いますね。
― 初めて台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?
和田:日本語はひとつのことを表現するために言葉がたくさんあるじゃないですか。例えば「雨が降る」という言葉でも、英語だとひとつの表現だけなんですけど、日本語だと「ざぁざぁと降る」だったり「しとしと降る」だったりたくさんあって、「ざぁざぁ」だと強さが表現されていて、「しとしと」だと寂しさも入っていたりします。日本にはそういう細かい微妙な表現がたくさんある国なので、それをアドバンテージとして、自分の気持ちを表現するために新しいチャレンジのひとつとして演技ができるのはすごい楽しみでした。
― 出演を決められた一番の理由は何ですか?
和田:テーマが「風邪」という、みんなが経験するものであり、みんなが困るものですよね。でも治ってしまうとすぐ忘れてしまう。そういう日常生活で当たり前にあるものなんですけど、それをどこまで深く展開させていくのかなというところに、まず興味を持ちました。「こういう感じになるのかな」と想像しながら台本を読んでみると、「あっ、そっちのほうに行くんだ」と思って、そこが面白いなと思いました。そしてストーリーの結末も読めないですし、見たことのない展開だったので、それが決め手ですね。
― 今回の役は、クリス・ペプラーさん演じる道元の右腕・寺子田でしたが、演じてみていかがでしたか?
和田:寺子田は、本当に何かが憑くほど真面目な男なんです。自分でゴールを決めるとそこに向かって突っ走っていくんですが、その反面、周りからわがままに見えてしまうところがネックでもあります。「人生は一回しかないし、地位もお金も欲しい。そこで俺は何ができるんだ」と考えて行動に出るんですが、それが裏目に出てしまうこともあるんです。でも、それが逆に人間らしくて面白いなと思いました。実際、同じような人はこの世の中にもたくさんいるでしょうし、自分の地位が欲しいがために他を破壊してしまったのに気付かない人はニューヨークにもいました。ありえないキャラクターではないですし、それが間違っているとか合ってるという問題でもないので、僕は寺子田はすごい真面目な人間だと思います。「ちょっとやりすぎじゃないかな」と思うところもあるんですが、人として見るとすごく興味が湧く人物だと思います。
― 苦労したり、難しかったシーンなどはございますか?
和田:難しかったシーンというのはそんなにないですが、すべてのシーンの撮影で楽しませていただきました。特に(橋本)監督がすごく優しい方でしたし、僕のキャラクターについても事前に二人で話し合って作りあげました。現場では「キャラクターは決まっているから、自由に、自然体でやってください」という、その言葉をいただいて演技をしました。撮影当時に監督の言っていた「自由に」という言葉が、今だったら違うように取れるかもな、というのは思いますね。当時の僕が思っていた寺子田も見てもらいたいですし、もしかしたら今はまた違った寺子田ができるんじゃないかなと思います。撮影は楽しくできました。監督が役者さんの気持ちをわかってくれて、プレッシャーをかけてしまっては、ぎこちなくなってしまうだろうっていうのもわかってくれている方だったので、皆さんすごくリラックスした状態で演技ができたと思います。
― 口数が少なく、表情や仕草など細かい演技が必要な役柄でしたが、注意して演じたところはございますか?
和田:寺子田は真面目であり、用心深い男なので、そういう人は行動するよりもまずは考えるのが先に来ると思うんです。よく考えて事態を把握した状態で言葉を発する人間なので、シチュエーションごとに顔を作るとかではなく、中身で考えて「今はどうなのか」ということを気にしながら演じました。自分と寺子田を別にして、今この状況で寺子田だったらどういうリアクションをするかという、想像の寺子田をそこに置いて、それを見ながら自分も寺子田として演技をするという動きをしていました。「こうだろうな」じゃなくて「あいつがもしここにいたら、こういうふうに言うのかな」という感じですね。
― 撮影中のエピソードや思い出はございますか?
和田:移動中の車の中での勝矢さんとSHOGOくんと窪塚くんの話が楽しかったです。僕は外国に20年もいて日本のことはあまりわからなかったんですけど、日本という国は、外から見るとわかるんですが、技術の進歩は速いし、食べ物はどんどんおいしくなるし、すべてが速いんですよ。3年に1回は帰ってきていたんですが、毎回良くなっているんです。今回は彼らが「今こういう面白いものがあるんだよ」「ドンキでこういうもの売ってるんだよ」とか、そういう情報をいろいろと教えてくれたんですよ。あと、みんなで話すときは勝矢さんと窪塚くんがツッコミなんですけど、そこでSHOGOくんが自然にボケてて、そのやり取りが本当に面白かったです。皆さん明るくて、いい人たちでしたね。
― 橋本監督から何か直接指導をされたことなどはございますか?
和田:アクションシーンですね。監督ご自身がリアル空手マンなんですよ。そういう方が教えてくれる“見せる”アクションシーンは初めてでした。映像にした時にどういうふうに見えるのかという、そういう細かい部分がほかの監督さんとは違うところだなと思いました。ちょっとシャイな方なんですけど、そのシーンの指導の時は身体を動かして見せてもらいました。僕も合気道が好きでずっとやっていたんですけど、「この人にはたぶん一発でやられるだろうな」という感じがしました(笑)。ですので、アクションシーンの撮影の時は一瞬緊張感がありましたね。あの瞬間は監督というよりはファイターになっていたと思います。見せるためのアクションということで教えてくれたので、それが僕にとって新鮮でしたし、新しい発見でした。
― 小西真奈美さん、窪塚洋介さんと共演した感想を教えてください。
和田:小西さんは、カメラがオンでもオフでも全体を見ている人だなと思いました。女優としてとてもプロフェッショナルな部分を感じましたし、人としてもマナーや気配りなどすごくできる人だなと思いました。窪塚くんは、全部わかっている、というイメージですかね。小西さんが全体を“見ている”人だとすると、窪塚くんは全部を“わかっている”“知っている”という感じです。また、彼の透明感といいますか、どの色にでも染まりそうなんだけど、それでいて掴みどころのない彼の雰囲気が、男にとっても女にとっても魅力なんだなと感じました。すごくオリジナリティが溢れていて、ちょっと日本ではめずらしいタイプだなと思います。
― 日本以外ではドラマ、映画など幅広くご活躍されていますが、今後は日本にも活躍の場を広げられるんでしょうか?
和田:僕は、ここという場所を限定せずに、アメリカでも日本でもその他の地域でも活動をしていこうと思っています。映画は何が一番大切かというと、「見てくれる人に伝える」ということだと思います。先程も言いましたが、日本語の細かさというのをうまく使って演技として伝えるということを日本でやっていきたいですし、日本以外でも中国語や英語で伝えるということをしていきたいです。役者として伝えることが出来れば国は関係ないと思いますし、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいですね。
― 今後演じてみたい役柄や、こんな活動をしていきたいといったご希望はございますか?
和田:実はコメディをやってみたいんです。コメディといえば笑えて、悲劇というと悲しくなるというふうに、皆さんは考えていると思うんですが、実際はコメディって喜劇と悲劇のギリギリのところを走っていると思うんです。見る人によって泣けるのか笑えるのか変わってきますし、みんなが笑ってくれた後、そのギリギリのところで喜劇から悲劇のほうになったときにふと涙が出るんだけど、それが悲劇ではなくちょっと意味が変わるような、そういう映画に出てみたいなと思います。
― 最後に、これから映画をご覧になられる方々へメッセージをお願いします。
和田:大人が本当に一生懸命作った映画で、特に出演されている方々が結構個性的な方が多いですし、ストーリーは最後の最後に「えっ、そう来るの!?」という展開もありますので、是非楽しんでいただきたいと思います。
― ありがとうございました。(modelpress編集部)
■映画「風邪(ふうじゃ)」
9月27日(土)シネマート六本木ほか全国ロードショー
キャスト:小西真奈美、窪塚洋介、和田哲史、SHOGO、勝矢、クリス・ペプラー、高橋洋、秋吉久美子、柄本明
監督:橋本以蔵
生年月日:1973年1月20日、身長:177cm、体重:62kg
18歳で単身渡米し、ニューヨーク市立大学バルーク校において経営学士(国際ビジネス)を取得。卒業後、ダナ・キャラン・ニューヨーク本社に入社。マーケティング業務に従事。レザーブランドの広告にモデル起用されたことをきっかけに業界の注目を集め、周囲からの強い推薦を受けモデル転身を決意する。ニューヨークの大手モデルエージェンシー「Q Models Management New York」に日本人として初めて所属し、マイケル・トンプソン、テリー・リチャードソン、マーカス・クリンコ、グレッグ・ロータスなどの世界的著名カメラマンとの仕事を数多くこなす。
VOGUE、GQ、i-D、GLAMOUR、FLAIRなどにおいて欧米のハイファッション誌のページを飾り、SONY、HP、SUBARU、MOTOROLA、SK-II、L'OREAL、BACARDI、KOOLなど多くのグローバルブランドのキャンペーンキャラクターを務めた。とりわけ、VOGUE FRANCEの誌面を飾ったスーパーモデルダリア・ウェーボウィとのキスショット(撮影:テリー・リチャードソン)は、日本人男性モデルが初めてVOGUE FRANCE誌に登場したことも大きな話題となり、さらなるキャリアの躍進につながった。
その後、俳優業もスタート。NYインディペンデント映画でキャリアを積む。2008年には一時帰国し、TBSドラマ『ブラッディ・マンデー』に出演。2012年より拠点をアジアに移し、日本をはじめアジア圏において俳優として活動している。レギュラー出演している台湾ドラマ『ショコラ』が、日本でも現在放映中。
― 本作のオファーを受けた時の感想を教えてください。
和田:もちろん嬉しかったです。どういった役なのか、どんなストーリーなのか、すごく楽しみでした。特に、日本で初めての映画だったので、台本も右から左に書かれていたりと、今までとは違って興味津々でしたし、すべてが新しい経験なので楽しかったです。僕は決められたことをずっとやっているよりも、新しい事をどんどんやっていくのが好きなんですが、チャレンジするということでもちろん辛いこともあるんですけど、それを乗り越えた時は「やってよかったな」っていつも思いますね。
― 初めて台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?
和田:日本語はひとつのことを表現するために言葉がたくさんあるじゃないですか。例えば「雨が降る」という言葉でも、英語だとひとつの表現だけなんですけど、日本語だと「ざぁざぁと降る」だったり「しとしと降る」だったりたくさんあって、「ざぁざぁ」だと強さが表現されていて、「しとしと」だと寂しさも入っていたりします。日本にはそういう細かい微妙な表現がたくさんある国なので、それをアドバンテージとして、自分の気持ちを表現するために新しいチャレンジのひとつとして演技ができるのはすごい楽しみでした。
― 出演を決められた一番の理由は何ですか?
和田:テーマが「風邪」という、みんなが経験するものであり、みんなが困るものですよね。でも治ってしまうとすぐ忘れてしまう。そういう日常生活で当たり前にあるものなんですけど、それをどこまで深く展開させていくのかなというところに、まず興味を持ちました。「こういう感じになるのかな」と想像しながら台本を読んでみると、「あっ、そっちのほうに行くんだ」と思って、そこが面白いなと思いました。そしてストーリーの結末も読めないですし、見たことのない展開だったので、それが決め手ですね。
― 今回の役は、クリス・ペプラーさん演じる道元の右腕・寺子田でしたが、演じてみていかがでしたか?
和田:寺子田は、本当に何かが憑くほど真面目な男なんです。自分でゴールを決めるとそこに向かって突っ走っていくんですが、その反面、周りからわがままに見えてしまうところがネックでもあります。「人生は一回しかないし、地位もお金も欲しい。そこで俺は何ができるんだ」と考えて行動に出るんですが、それが裏目に出てしまうこともあるんです。でも、それが逆に人間らしくて面白いなと思いました。実際、同じような人はこの世の中にもたくさんいるでしょうし、自分の地位が欲しいがために他を破壊してしまったのに気付かない人はニューヨークにもいました。ありえないキャラクターではないですし、それが間違っているとか合ってるという問題でもないので、僕は寺子田はすごい真面目な人間だと思います。「ちょっとやりすぎじゃないかな」と思うところもあるんですが、人として見るとすごく興味が湧く人物だと思います。
― 苦労したり、難しかったシーンなどはございますか?
和田:難しかったシーンというのはそんなにないですが、すべてのシーンの撮影で楽しませていただきました。特に(橋本)監督がすごく優しい方でしたし、僕のキャラクターについても事前に二人で話し合って作りあげました。現場では「キャラクターは決まっているから、自由に、自然体でやってください」という、その言葉をいただいて演技をしました。撮影当時に監督の言っていた「自由に」という言葉が、今だったら違うように取れるかもな、というのは思いますね。当時の僕が思っていた寺子田も見てもらいたいですし、もしかしたら今はまた違った寺子田ができるんじゃないかなと思います。撮影は楽しくできました。監督が役者さんの気持ちをわかってくれて、プレッシャーをかけてしまっては、ぎこちなくなってしまうだろうっていうのもわかってくれている方だったので、皆さんすごくリラックスした状態で演技ができたと思います。
― 口数が少なく、表情や仕草など細かい演技が必要な役柄でしたが、注意して演じたところはございますか?
和田:寺子田は真面目であり、用心深い男なので、そういう人は行動するよりもまずは考えるのが先に来ると思うんです。よく考えて事態を把握した状態で言葉を発する人間なので、シチュエーションごとに顔を作るとかではなく、中身で考えて「今はどうなのか」ということを気にしながら演じました。自分と寺子田を別にして、今この状況で寺子田だったらどういうリアクションをするかという、想像の寺子田をそこに置いて、それを見ながら自分も寺子田として演技をするという動きをしていました。「こうだろうな」じゃなくて「あいつがもしここにいたら、こういうふうに言うのかな」という感じですね。
― 撮影中のエピソードや思い出はございますか?
和田:移動中の車の中での勝矢さんとSHOGOくんと窪塚くんの話が楽しかったです。僕は外国に20年もいて日本のことはあまりわからなかったんですけど、日本という国は、外から見るとわかるんですが、技術の進歩は速いし、食べ物はどんどんおいしくなるし、すべてが速いんですよ。3年に1回は帰ってきていたんですが、毎回良くなっているんです。今回は彼らが「今こういう面白いものがあるんだよ」「ドンキでこういうもの売ってるんだよ」とか、そういう情報をいろいろと教えてくれたんですよ。あと、みんなで話すときは勝矢さんと窪塚くんがツッコミなんですけど、そこでSHOGOくんが自然にボケてて、そのやり取りが本当に面白かったです。皆さん明るくて、いい人たちでしたね。
― 橋本監督から何か直接指導をされたことなどはございますか?
和田:アクションシーンですね。監督ご自身がリアル空手マンなんですよ。そういう方が教えてくれる“見せる”アクションシーンは初めてでした。映像にした時にどういうふうに見えるのかという、そういう細かい部分がほかの監督さんとは違うところだなと思いました。ちょっとシャイな方なんですけど、そのシーンの指導の時は身体を動かして見せてもらいました。僕も合気道が好きでずっとやっていたんですけど、「この人にはたぶん一発でやられるだろうな」という感じがしました(笑)。ですので、アクションシーンの撮影の時は一瞬緊張感がありましたね。あの瞬間は監督というよりはファイターになっていたと思います。見せるためのアクションということで教えてくれたので、それが僕にとって新鮮でしたし、新しい発見でした。
― 小西真奈美さん、窪塚洋介さんと共演した感想を教えてください。
和田:小西さんは、カメラがオンでもオフでも全体を見ている人だなと思いました。女優としてとてもプロフェッショナルな部分を感じましたし、人としてもマナーや気配りなどすごくできる人だなと思いました。窪塚くんは、全部わかっている、というイメージですかね。小西さんが全体を“見ている”人だとすると、窪塚くんは全部を“わかっている”“知っている”という感じです。また、彼の透明感といいますか、どの色にでも染まりそうなんだけど、それでいて掴みどころのない彼の雰囲気が、男にとっても女にとっても魅力なんだなと感じました。すごくオリジナリティが溢れていて、ちょっと日本ではめずらしいタイプだなと思います。
― 日本以外ではドラマ、映画など幅広くご活躍されていますが、今後は日本にも活躍の場を広げられるんでしょうか?
和田:僕は、ここという場所を限定せずに、アメリカでも日本でもその他の地域でも活動をしていこうと思っています。映画は何が一番大切かというと、「見てくれる人に伝える」ということだと思います。先程も言いましたが、日本語の細かさというのをうまく使って演技として伝えるということを日本でやっていきたいですし、日本以外でも中国語や英語で伝えるということをしていきたいです。役者として伝えることが出来れば国は関係ないと思いますし、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいですね。
― 今後演じてみたい役柄や、こんな活動をしていきたいといったご希望はございますか?
和田:実はコメディをやってみたいんです。コメディといえば笑えて、悲劇というと悲しくなるというふうに、皆さんは考えていると思うんですが、実際はコメディって喜劇と悲劇のギリギリのところを走っていると思うんです。見る人によって泣けるのか笑えるのか変わってきますし、みんなが笑ってくれた後、そのギリギリのところで喜劇から悲劇のほうになったときにふと涙が出るんだけど、それが悲劇ではなくちょっと意味が変わるような、そういう映画に出てみたいなと思います。
― 最後に、これから映画をご覧になられる方々へメッセージをお願いします。
和田:大人が本当に一生懸命作った映画で、特に出演されている方々が結構個性的な方が多いですし、ストーリーは最後の最後に「えっ、そう来るの!?」という展開もありますので、是非楽しんでいただきたいと思います。
― ありがとうございました。(modelpress編集部)
■映画「風邪(ふうじゃ)」
9月27日(土)シネマート六本木ほか全国ロードショー
キャスト:小西真奈美、窪塚洋介、和田哲史、SHOGO、勝矢、クリス・ペプラー、高橋洋、秋吉久美子、柄本明
監督:橋本以蔵
■和田哲史(わだ・てつじ)プロフィール
生年月日:1973年1月20日、身長:177cm、体重:62kg
18歳で単身渡米し、ニューヨーク市立大学バルーク校において経営学士(国際ビジネス)を取得。卒業後、ダナ・キャラン・ニューヨーク本社に入社。マーケティング業務に従事。レザーブランドの広告にモデル起用されたことをきっかけに業界の注目を集め、周囲からの強い推薦を受けモデル転身を決意する。ニューヨークの大手モデルエージェンシー「Q Models Management New York」に日本人として初めて所属し、マイケル・トンプソン、テリー・リチャードソン、マーカス・クリンコ、グレッグ・ロータスなどの世界的著名カメラマンとの仕事を数多くこなす。
VOGUE、GQ、i-D、GLAMOUR、FLAIRなどにおいて欧米のハイファッション誌のページを飾り、SONY、HP、SUBARU、MOTOROLA、SK-II、L'OREAL、BACARDI、KOOLなど多くのグローバルブランドのキャンペーンキャラクターを務めた。とりわけ、VOGUE FRANCEの誌面を飾ったスーパーモデルダリア・ウェーボウィとのキスショット(撮影:テリー・リチャードソン)は、日本人男性モデルが初めてVOGUE FRANCE誌に登場したことも大きな話題となり、さらなるキャリアの躍進につながった。
その後、俳優業もスタート。NYインディペンデント映画でキャリアを積む。2008年には一時帰国し、TBSドラマ『ブラッディ・マンデー』に出演。2012年より拠点をアジアに移し、日本をはじめアジア圏において俳優として活動している。レギュラー出演している台湾ドラマ『ショコラ』が、日本でも現在放映中。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
小嶋陽菜、出社前のジム通いで“マシュマロボディ”作り 資本提携翌月の写真集制作リリースも「私らしい」【「かもしれない」インタビュー】モデルプレス
-
【乃木坂46の“サラツヤ髪”が話題沸騰】田村真佑&金川紗耶のヘアケア事情に迫る マストアイテム&マイルールは?モデルプレス
-
ぴょな“包み隠さない素の姿”が魅力に「印象がガラリと変わりそう」リアリティーショー見どころ語る【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス
-
【PR】和田雅成、初単独主演&アーティストデビューで飛躍の1年「これから新しく始まる世界」 蒼井翔太とのコラボエピソードも<1st Album『Raise』インタビュー>キングレコード株式会社
-
乃木坂46金川紗耶、目指す“先輩像”は齋藤飛鳥 大切にしている考え方は「否定しない」【「歩道橋」インタビュー】モデルプレス
-
乃木坂46田村真佑、加入6周年で“新たな決意”「いつまでも後輩気分ではダメ」継承したい先輩の思いとは【「歩道橋」インタビュー】モデルプレス
-
おだけい、パートナーから学んだ愛 インフルエンサー同士の共同生活は「財産」【「HASHTAG HOUSE」インタビュー】モデルプレス
-
GENIC増子敦貴「体感予報」で感じた“マジック現象” 俳優よりアーティスト業が難しい理由【インタビュー】モデルプレス
-
【「あのクズ」プロデューサーインタビュー】奈緒&玉森裕太の印象に残った撮影 キスシーン制作秘話も「鍛えたからこそできる」モデルプレス