原宿文化のド真ん中 モデル中田クルミ、原宿系の魅力とは?「今だけの流行で終わらせない」 モデルプレスインタビュー
2014.05.07 19:53
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雑誌「Zipper」「Numero」などで活躍する原宿系モデル中田クルミが、原宿文化や自身のこれからについて語った。
中田は3月、沖縄にて行われた「第6回沖縄国際映画祭」に出演。モデルの武智志穂、同じく雑誌「Zipper」などで活躍する、瀬戸あゆみや三戸なつめら、原宿系のモデルたちとレッドカーペットを歩き、声援を浴びていた。
― レッドカーペットを歩いてみていかがでしたか?
中田:ちゃんと歩くのは初めての経験だったのですが、緊張はなかったです。それよりも、私たちのことを知ってくれている人がたくさんいらっしゃったのに驚きました。サインや握手を求められたりして、歩くのが楽しかったです。
― サインや握手に積極的に応じてましたね。
中田:そうですね。俳優さんや芸人さんたちの中で登場した私たちだったので、「異質かな」「浮くかな」と思ったんですけど、意外と私たちみたいなアナーキーな子たちにも反応してくれたので、単純に嬉しかったです。
― 中田さんは“原宿系”についてどう考えていますか?
中田:原宿系は、流行りのスタイルや一般的な可愛いモデルさんとはまた別のジャンルだと思っています。言ったらサブカルチャーだと思うんですね。やっぱり派手ですし、今流行ってるものを好んで身につけないですし。私たちはちょっと特殊だなって。でもそんな裏文化なのに、みなさんが歓声をくださったのに驚きがありました。
― そういった独自の裏文化が広まっていくことに寂しさも感じたりしますか?
中田:寂しさはあるんですけど、やっぱり原宿文化っていうのは日本が世界に誇るものだと思いますし、はたから見ても面白いんです。この文化を今だけの流行りで終わらせるのではなく、これからもずっと存在していけるよう、私たちが頑張って広めていかないといけないですね。
― そんな原宿ファッションの特徴はどのようなものだと考えていますか?
中田:あらゆるジャンルがごちゃまぜになったものが原宿ファッションだと思います。カルチャーによってファッションって似てくるじゃないですか、例えば、ビジュアル系の方はビジュアル系の格好、ヒップホップの方はヒップホップの格好など。でも原宿系は、ナイキのスニーカーを履いて、ドレスを着たりだとか、ジャンルの制限がないんですね。むしろ、これがカッコイイから、カワイイから着ている、それしかないんです。服で系統に染まるのではなく、自分で色を染めるという感覚です。
― 原宿系のモデルさんたちも、系統やジャンルではなく“個”として見られる傾向が強いですよね。
中田:原宿の子たちは、とにかく私服が求められるんです。まず自分ありきなところが面白いと思います。中田クルミは中田クルミのファッション、瀬戸あゆみは瀬戸あゆみのファッション、モデルとしてもちろん服は着るんですけど、あくまでそれぞれの“個”が前提となっていると感じます。
― そんな中田クルミさんのファッションは?
中田:東京っぽいミックス。今日は、ボロボロの服を着てます(笑)。ビンテージとストリート系でまとめています。
― 大学も卒業ですが、振り返ってみていかがでしたか?
中田:演技の勉強をしていたんですけど、学校行って良かったなって思います。学校の勉強だけでなく、人と人との繋がりや、積極的に外で活動することの大切さ、そういうことをちゃんと教えてくれる所でした。今こうやってモデルとして活動できているのも、学校に通っていたからだと思います。
― 今後の目標を教えて下さい。
中田:役者をやりたいっていうのが強くあります。でも、モデルやDJだったりの他の活動も、すべて繋がっていると思うんですね。モデルの経験で、中田クルミという名前にブランドを持つ価値について学んだんです。役者でも、まず私ありきで、中田クルミというフィルターを通してお芝居をするならなんだろうって考えるようになりました。私自身はある意味ニュートラルなので、何にでもなれると思っています。
― では最後に、中田さんの考える夢をかなえる秘訣を教えて下さい。
中田:もともと私は、ただのファッション好きな田舎の高校生でした。ただお洒落が好きで頑張っていたら、色々な人に出会えて、様々なことを知って、今の自分につながっていったんです。なので、自分の好きだっていうものをひとつでもいいから見つけて、自信を持って貫いていれば、夢に近づけると思います。私はこれからも、自分に自信を持って前に進んでいきます。
― ありがとうございました。
中田クルミ。一言では語り尽くせない、深い魅力を携えた人物だった。原宿系は他の系統に比べて、独自のスタイルを貫いているため、中々理解されづらい部分もある。中田は、そのような点も理解した上で、どうしたら原宿文化を盛り上げていけるのか、どうしたらもっと発信していけるのか、そういった文化自体について真剣に思案しているモデルだった。これから役者として、彼女らしい文化を作り上げ、それを魅力的に発信していく姿が、目に浮かぶ。活躍を楽しみにしたい。(モデルプレス)
■中田クルミ
生年月日:1991年12月21日
出身地:栃木県
身長:168cm
趣味:DJ
特技:スキー、クラッシックバレエ、書道
日本大学藝術学部卒。青文字系雑誌の「Zipper」やハイファッション誌「Numero」「NYLON」などでモデルの活動を行う。Googleモバイル「探そう。運命の出会い?」のCMや、AEON2013イオンのゆかた「和★レボリューション」のCMにも出演するほか、☆Taku Takahashi(m-flo)が提唱するダンスミュージック専門の音楽ストリーミングサービス「block.fm」の「THE NIGHT SAVED MY LIFE」でレギュラーMCを務めている。モデルや女優、MC以外に趣味としてDJ活動も行いイベントにも出演。数々のアーティストやアパレル、美容関係者、クリエイターとの親交も厚い。
― レッドカーペットを歩いてみていかがでしたか?
中田:ちゃんと歩くのは初めての経験だったのですが、緊張はなかったです。それよりも、私たちのことを知ってくれている人がたくさんいらっしゃったのに驚きました。サインや握手を求められたりして、歩くのが楽しかったです。
― サインや握手に積極的に応じてましたね。
中田:そうですね。俳優さんや芸人さんたちの中で登場した私たちだったので、「異質かな」「浮くかな」と思ったんですけど、意外と私たちみたいなアナーキーな子たちにも反応してくれたので、単純に嬉しかったです。
― 中田さんは“原宿系”についてどう考えていますか?
中田:原宿系は、流行りのスタイルや一般的な可愛いモデルさんとはまた別のジャンルだと思っています。言ったらサブカルチャーだと思うんですね。やっぱり派手ですし、今流行ってるものを好んで身につけないですし。私たちはちょっと特殊だなって。でもそんな裏文化なのに、みなさんが歓声をくださったのに驚きがありました。
― そういった独自の裏文化が広まっていくことに寂しさも感じたりしますか?
中田:寂しさはあるんですけど、やっぱり原宿文化っていうのは日本が世界に誇るものだと思いますし、はたから見ても面白いんです。この文化を今だけの流行りで終わらせるのではなく、これからもずっと存在していけるよう、私たちが頑張って広めていかないといけないですね。
― そんな原宿ファッションの特徴はどのようなものだと考えていますか?
中田:あらゆるジャンルがごちゃまぜになったものが原宿ファッションだと思います。カルチャーによってファッションって似てくるじゃないですか、例えば、ビジュアル系の方はビジュアル系の格好、ヒップホップの方はヒップホップの格好など。でも原宿系は、ナイキのスニーカーを履いて、ドレスを着たりだとか、ジャンルの制限がないんですね。むしろ、これがカッコイイから、カワイイから着ている、それしかないんです。服で系統に染まるのではなく、自分で色を染めるという感覚です。
― 原宿系のモデルさんたちも、系統やジャンルではなく“個”として見られる傾向が強いですよね。
中田:原宿の子たちは、とにかく私服が求められるんです。まず自分ありきなところが面白いと思います。中田クルミは中田クルミのファッション、瀬戸あゆみは瀬戸あゆみのファッション、モデルとしてもちろん服は着るんですけど、あくまでそれぞれの“個”が前提となっていると感じます。
― そんな中田クルミさんのファッションは?
中田:東京っぽいミックス。今日は、ボロボロの服を着てます(笑)。ビンテージとストリート系でまとめています。
― 大学も卒業ですが、振り返ってみていかがでしたか?
中田:演技の勉強をしていたんですけど、学校行って良かったなって思います。学校の勉強だけでなく、人と人との繋がりや、積極的に外で活動することの大切さ、そういうことをちゃんと教えてくれる所でした。今こうやってモデルとして活動できているのも、学校に通っていたからだと思います。
― 今後の目標を教えて下さい。
中田:役者をやりたいっていうのが強くあります。でも、モデルやDJだったりの他の活動も、すべて繋がっていると思うんですね。モデルの経験で、中田クルミという名前にブランドを持つ価値について学んだんです。役者でも、まず私ありきで、中田クルミというフィルターを通してお芝居をするならなんだろうって考えるようになりました。私自身はある意味ニュートラルなので、何にでもなれると思っています。
― では最後に、中田さんの考える夢をかなえる秘訣を教えて下さい。
中田:もともと私は、ただのファッション好きな田舎の高校生でした。ただお洒落が好きで頑張っていたら、色々な人に出会えて、様々なことを知って、今の自分につながっていったんです。なので、自分の好きだっていうものをひとつでもいいから見つけて、自信を持って貫いていれば、夢に近づけると思います。私はこれからも、自分に自信を持って前に進んでいきます。
― ありがとうございました。
中田クルミ。一言では語り尽くせない、深い魅力を携えた人物だった。原宿系は他の系統に比べて、独自のスタイルを貫いているため、中々理解されづらい部分もある。中田は、そのような点も理解した上で、どうしたら原宿文化を盛り上げていけるのか、どうしたらもっと発信していけるのか、そういった文化自体について真剣に思案しているモデルだった。これから役者として、彼女らしい文化を作り上げ、それを魅力的に発信していく姿が、目に浮かぶ。活躍を楽しみにしたい。(モデルプレス)
■中田クルミ
生年月日:1991年12月21日
出身地:栃木県
身長:168cm
趣味:DJ
特技:スキー、クラッシックバレエ、書道
日本大学藝術学部卒。青文字系雑誌の「Zipper」やハイファッション誌「Numero」「NYLON」などでモデルの活動を行う。Googleモバイル「探そう。運命の出会い?」のCMや、AEON2013イオンのゆかた「和★レボリューション」のCMにも出演するほか、☆Taku Takahashi(m-flo)が提唱するダンスミュージック専門の音楽ストリーミングサービス「block.fm」の「THE NIGHT SAVED MY LIFE」でレギュラーMCを務めている。モデルや女優、MC以外に趣味としてDJ活動も行いイベントにも出演。数々のアーティストやアパレル、美容関係者、クリエイターとの親交も厚い。
【Not Sponsored 記事】
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