「ごちそうさん」新キャスト美女の素顔 鮮烈デビューからの挫折を語る モデルプレスインタビュー【後編】
2014.01.04 05:00
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NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』(月~土、あさ8時)へのレギュラー出演が決定し、今年大きな飛躍が期待される若手女優・松浦雅(18)。
モデルプレスインタビュー後編では、昨年6月の「JUNON Produce Girls Contest」でデビューした“シンデレラガール”の素顔に接近。大きな挫折を乗り越えたきっかけや、18歳の女の子らしいプライベートについても語ってもらった。
▼インタビュー前編はこちら
http://mdpr.jp/news/1313841
松浦:前半はなかなかうまくいかなかったのですごく長く感じました。どういう風に努力をしたらいいのかもよくわかっていない状態で、しんどいことからずっと逃げていたんです。そんな風に努力を怠っていたのに、グランプリを獲ったから自然に進んでいくんだろうな、と勝手に思い込んでいて。
― 実際はそうはいかなかった、と。
松浦:はい。もうこのままダメなんじゃないかと思うくらい。でも、せっかく地元の兵庫県から東京に出てきたんだから、1回やれることを全部やって、それでダメだったら帰ろうという決意をして。プライドも全部捨てて、試せることは全部試してみようと思ったんです。
― 具体的にはどのような努力をしましたか?
松浦:先輩に相談することさえも恥ずかしくてできなかったんですが、「こういう時どうしたらいいですか?」「休みの日何をしていますか?」と聞くようにしました。そのアドバイスを元に頑張っていたら、『西原理恵子演劇祭2013』(13年7月・8月)の舞台のオーディションに受かって、すごくいい役をいただいて。現場で礼儀から台本の読み方、役作りの仕方まで身をもって学んで、お芝居ってこういうことなんだ、と初めてわかりました。毎日すごく楽しくて、「私はお芝居がこんなに好きなんだ」と気づいたんです。
― その後はミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(13年9月)、舞台『鬼切姫』(13年11月)と出演作が続きましたよね。
松浦:『西原理恵子演劇祭2013』の頃の私は表情もいきいきしていたと思うんです。そんな中で『セーラームーン』や、『ごちそうさん』のオーディションも通って…良い連鎖が生まれたんですよね。このままずっとレッスンしかない日々が続くのかなぁ、という期間はすごく長く感じましたけど、『西原理恵子演劇祭2013』が始まってからはありがたいことにお休みがほとんどなかったので、あっという間でしたね。
― 松浦さんの中で“ふっきれた”瞬間があったんですか?
松浦:そうですね。色々な作品を見させていただく中で、先輩方の成功の裏には信じられないほどの努力がある、という事を実感したんです。グランプリを獲った時の私はいきいきしていたと思うんですけど、その時の気持ちを忘れてしまっていて…。何もしていないのに、どうにかなるわけないんですよね。そう気づいた時には既にどん底に落ちていたので、「あとは上がるしかないでしょ!」と切り替えることにしました。
― 今、女優としてとてもいい流れが来ていますね。
松浦:まだ まだ努力は足りないんですけどね。以前、どうしても受かりたいと思っていたオーディションに落ちたことがあったんですが、その時にしたボイストレーニングが『セーラームーン』をやるときに役立ったんです。頑張りが無駄になることは絶対にないから、1回どん底まで落ちた経験は必要だったのかな。グランプリを獲ってそのままトントン拍子に進んでいたら今の私はないと思うので。
― 今後演じてみたい役どころは?
松浦:朝ドラのヒロインがやりたいです!どちらかというと、きれいな部分だけを見せる作品よりは、人間のドロドロした部分とか、挫折した時の姿を役で演じてみたいなぁと思います。
― 目標とする女優さんはいますか?
松浦:大竹しのぶさんにすごく憧れています。上京したばかりの頃、『大人計画』の舞台を見させていただいたんですが、大竹さんがチャキチャキとおしゃべりする役柄を演じられていて、それまで私が大竹さんに抱いていたイメージがガラリと変わりました。全然違う人に見えたんです。私も「あれが雅ちゃんなの?」と言われるような演技ができるようになりたいですね。
松浦:声優をやってみたい!ディズニーのプリンセスの吹き替えがやりたいです。ディズニーが大好きなので、本当に、すごくやりたいんです(笑)!
― 多忙な中で、空き時間はどのように過ごしていますか?
松浦:最近、2時間“ひとりカラオケ”をしました。 2時間ひたすら歌って、ストレスを発散してから撮影に臨みました。十八番は松田聖子さんの『蒼いフォトグラフ』。ディズニープリンセスの曲を歌うのも大好きです。
― 健康的な美をキープするために実践していることはありますか?
松浦:撮影が終わったらすぐメイクを落とすことと、1週間に1回以上はトリートメントとフェイスパックをしながら湯船につかるようにしています。食事は特に制限はしていないんです。ボディラインをしぼりたいときは、タジン鍋に豚肉、大根、水菜、春雨を入れて、水を入れずに蒸したものを食べていました。
松浦:映画に出演したいです。人間の芯をつくような作品がいいですね。「あなたの人生を変えた一本は?」と聞かれたときに、私が出ている映画やドラマが挙がるような、そんな女優さんになれたらいいなと思います。
― プライベートでの目標は?
松浦:海外旅行に行きたいです!モルディブの水上コテージに泊まってみたくて。大好きな『フルハウス』で見たイルカに乗るシーンも体験してみたいです。
― それでは最後に、モデルプレス読者に夢を叶える秘訣を教えてください。
松浦:自分を信じること。「これをやっても意味ない」ということは絶対にないし、たとえ失敗しても得られるもの はあるので、なんでも恥ずかしがらずに試してみてください。挫折した時は、その前に挫折した経験を思い出して、どうやって乗り越えたのかを考えてみる。時にはプライドを捨てなきゃいけないことだってあるけど、ちゃんと芯を持ちながら自分の殻を破ることも大切だと思います。
― ありがとうございました。
演技の楽しさに気づいたばかりの18歳。夢への大きな一歩を踏み出した彼女の瞳はキラキラと輝きに満ちていた。(モデルプレス)
2014年3月29日(土)まで、全150回
「食べさせたい」という強い情熱を持って“食い倒れの街”大阪に嫁いだひとりの東京娘・め以子(杏)が激動の大正・昭和を生き、戦争を経験しながらたくましい母へと変貌していく半生を描いた物語。ドラマ「JIN-仁-」「世界の中心で、愛をさけぶ」などの森下佳子氏がオリジナル脚本を手がける。
生年月日:1995年6月14日
身長:160cm
血液型:O型
趣味:エレキギター・クラシックバレエ
「JUNON Produce Girls Contest」(12年6月)初代グランプリでデビュー。西原理恵子演劇祭2013『女の子ものがたり』(13年7月)『ぼくんち』(13年8月)、舞台『鬼切姫』(13年11月)、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(13年9月)などに出演。NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』では杏演じるヒロイン・め以子の長女・ふ久(ふく)役を演じる。
▼インタビュー前編はこちら
http://mdpr.jp/news/1313841
プライドを捨てたことで転機が訪れた
― 昨年6月の「JUNON Produce Girls Contest」グランプリ獲得から約1年半。これまでを振り返るといかがですか?松浦:前半はなかなかうまくいかなかったのですごく長く感じました。どういう風に努力をしたらいいのかもよくわかっていない状態で、しんどいことからずっと逃げていたんです。そんな風に努力を怠っていたのに、グランプリを獲ったから自然に進んでいくんだろうな、と勝手に思い込んでいて。
― 実際はそうはいかなかった、と。
松浦:はい。もうこのままダメなんじゃないかと思うくらい。でも、せっかく地元の兵庫県から東京に出てきたんだから、1回やれることを全部やって、それでダメだったら帰ろうという決意をして。プライドも全部捨てて、試せることは全部試してみようと思ったんです。
― 具体的にはどのような努力をしましたか?
松浦:先輩に相談することさえも恥ずかしくてできなかったんですが、「こういう時どうしたらいいですか?」「休みの日何をしていますか?」と聞くようにしました。そのアドバイスを元に頑張っていたら、『西原理恵子演劇祭2013』(13年7月・8月)の舞台のオーディションに受かって、すごくいい役をいただいて。現場で礼儀から台本の読み方、役作りの仕方まで身をもって学んで、お芝居ってこういうことなんだ、と初めてわかりました。毎日すごく楽しくて、「私はお芝居がこんなに好きなんだ」と気づいたんです。
― その後はミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(13年9月)、舞台『鬼切姫』(13年11月)と出演作が続きましたよね。
松浦:『西原理恵子演劇祭2013』の頃の私は表情もいきいきしていたと思うんです。そんな中で『セーラームーン』や、『ごちそうさん』のオーディションも通って…良い連鎖が生まれたんですよね。このままずっとレッスンしかない日々が続くのかなぁ、という期間はすごく長く感じましたけど、『西原理恵子演劇祭2013』が始まってからはありがたいことにお休みがほとんどなかったので、あっという間でしたね。
― 松浦さんの中で“ふっきれた”瞬間があったんですか?
松浦:そうですね。色々な作品を見させていただく中で、先輩方の成功の裏には信じられないほどの努力がある、という事を実感したんです。グランプリを獲った時の私はいきいきしていたと思うんですけど、その時の気持ちを忘れてしまっていて…。何もしていないのに、どうにかなるわけないんですよね。そう気づいた時には既にどん底に落ちていたので、「あとは上がるしかないでしょ!」と切り替えることにしました。
― 今、女優としてとてもいい流れが来ていますね。
松浦:まだ まだ努力は足りないんですけどね。以前、どうしても受かりたいと思っていたオーディションに落ちたことがあったんですが、その時にしたボイストレーニングが『セーラームーン』をやるときに役立ったんです。頑張りが無駄になることは絶対にないから、1回どん底まで落ちた経験は必要だったのかな。グランプリを獲ってそのままトントン拍子に進んでいたら今の私はないと思うので。
― 今後演じてみたい役どころは?
松浦:朝ドラのヒロインがやりたいです!どちらかというと、きれいな部分だけを見せる作品よりは、人間のドロドロした部分とか、挫折した時の姿を役で演じてみたいなぁと思います。
― 目標とする女優さんはいますか?
松浦:大竹しのぶさんにすごく憧れています。上京したばかりの頃、『大人計画』の舞台を見させていただいたんですが、大竹さんがチャキチャキとおしゃべりする役柄を演じられていて、それまで私が大竹さんに抱いていたイメージがガラリと変わりました。全然違う人に見えたんです。私も「あれが雅ちゃんなの?」と言われるような演技ができるようになりたいですね。
ディズニープリンセスが大好きな18歳
― 女優業以外にやってみたいことは?松浦:声優をやってみたい!ディズニーのプリンセスの吹き替えがやりたいです。ディズニーが大好きなので、本当に、すごくやりたいんです(笑)!
― 多忙な中で、空き時間はどのように過ごしていますか?
松浦:最近、2時間“ひとりカラオケ”をしました。 2時間ひたすら歌って、ストレスを発散してから撮影に臨みました。十八番は松田聖子さんの『蒼いフォトグラフ』。ディズニープリンセスの曲を歌うのも大好きです。
― 健康的な美をキープするために実践していることはありますか?
松浦:撮影が終わったらすぐメイクを落とすことと、1週間に1回以上はトリートメントとフェイスパックをしながら湯船につかるようにしています。食事は特に制限はしていないんです。ボディラインをしぼりたいときは、タジン鍋に豚肉、大根、水菜、春雨を入れて、水を入れずに蒸したものを食べていました。
夢を叶える秘訣は「自分を信じること」
― 2014年は飛躍の年になりそうですが、目標はありますか?松浦:映画に出演したいです。人間の芯をつくような作品がいいですね。「あなたの人生を変えた一本は?」と聞かれたときに、私が出ている映画やドラマが挙がるような、そんな女優さんになれたらいいなと思います。
― プライベートでの目標は?
松浦:海外旅行に行きたいです!モルディブの水上コテージに泊まってみたくて。大好きな『フルハウス』で見たイルカに乗るシーンも体験してみたいです。
― それでは最後に、モデルプレス読者に夢を叶える秘訣を教えてください。
松浦:自分を信じること。「これをやっても意味ない」ということは絶対にないし、たとえ失敗しても得られるもの はあるので、なんでも恥ずかしがらずに試してみてください。挫折した時は、その前に挫折した経験を思い出して、どうやって乗り越えたのかを考えてみる。時にはプライドを捨てなきゃいけないことだってあるけど、ちゃんと芯を持ちながら自分の殻を破ることも大切だと思います。
― ありがとうございました。
演技の楽しさに気づいたばかりの18歳。夢への大きな一歩を踏み出した彼女の瞳はキラキラと輝きに満ちていた。(モデルプレス)
モデルプレスインタビュー前編
http://mdpr.jp/news/1313841『ごちそうさん』
NHK総合 月~土 午前8時~2014年3月29日(土)まで、全150回
「食べさせたい」という強い情熱を持って“食い倒れの街”大阪に嫁いだひとりの東京娘・め以子(杏)が激動の大正・昭和を生き、戦争を経験しながらたくましい母へと変貌していく半生を描いた物語。ドラマ「JIN-仁-」「世界の中心で、愛をさけぶ」などの森下佳子氏がオリジナル脚本を手がける。
松浦雅(まつうらみやび)プロフィール
出身地:兵庫県生年月日:1995年6月14日
身長:160cm
血液型:O型
趣味:エレキギター・クラシックバレエ
「JUNON Produce Girls Contest」(12年6月)初代グランプリでデビュー。西原理恵子演劇祭2013『女の子ものがたり』(13年7月)『ぼくんち』(13年8月)、舞台『鬼切姫』(13年11月)、ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』(13年9月)などに出演。NHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』では杏演じるヒロイン・め以子の長女・ふ久(ふく)役を演じる。
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