玉森裕太(C)TBS

キスマイ玉森裕太、同じ表現者として自身の役に共感 “ギフト”を感じ取る瞬間とは【「GIFT」インタビュー】

2026.05.24 12:00

俳優の堤真一が主演を務める、TBS日曜劇場「GIFT」(毎週日曜よる9時〜)に出演している玉森裕太にインタビューを実施。家族関係への思いや表現者としての共感、自身にとっての“ギフト”などについて、語ってくれた。

  

堤真一主演「GIFT」

玉森裕太、山口智子、堤真一(C)TBS
本作は、堤演じる孤独な天才宇宙物理学者・伍鉄文人が、車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」(以下、ブルズ)の抱える難問の答えを導き出しながら、本気で心と身体をぶつけ合い、仲間や家族の大切さ、愛を知っていく“絆と再生”の物語だ。

玉森演じる坂本昊(さかもと・そら)は、幼少期から音楽が身近にあったことをきっかけに独学でピアノや作曲を始めたものの、作曲家の夢を諦め挫折。父親である伍鉄とは偶然出会い、ブルズのスタッフにもなりチームを支える。5月17日に放送された第6話では、母親・広江(山口智子)と伍鉄との三人の新たな親子関係にも焦点が当てられ、かつて目指した音楽の道に対する思いにも変化が訪れる。

玉森裕太、印象に残っているシーン

玉森裕太、山口智子(C)TBS
― 作曲家への夢や伍鉄との接し方など、悩み多きキャラクターでもある昊について、玉森さんはどのように捉えて演じていますか?

玉森:最初に台本を読んだ時に、昊はちょっと暗い感じなのかなと思っていたんです。ただ、実際に撮影現場に立ってみたり、監督とも話し合いをしたりする中で、完全に諦めたり、落ちこぼれたりするような感覚ではないんだと感じました。一旦、夢を諦めてはいるけれど、でも諦めきれていない。まだ頑張りたいな、という熱はちゃんと持っていて。どう頑張っていこうかなと考えている中で、伍鉄さんやブルズというチームに出会っていくというキャラクターです。

― ストーリーが進むにつれて昊の心の動きも変化していく中で、印象に残っているシーンはありますか?

玉森:いくつかあるのですが、第5話で昊がブルズの試合を見ていて、自分の中でずっと鳴らなかった音が鳴ったことに対して喜ぶシーンは、特に印象に残っています。第6話では昊がブルズのスタッフとしてライバルチームの「シャークヘッド」との合同合宿に参加しました。そこで父親の伍鉄さんとの距離を縮めたいというよりは、「伍鉄さんの近くにいれば、このチームの中にいれば、何か自分が変われるかもしれない」という思いで行ったんだと思って。なので、伍鉄さんとはぎこちない空気感になってしまったり、その中でモヤモヤした気持ちにもなるのですが、“自分も変われるかもしれない”という昊の心情の変化や、そのきっかけが描かれているシーンは、自分の中でも印象に残っています。

玉森裕太、堤真一&山口智子との撮影エピソード

― 堤さんとは、昊と伍鉄との距離感や演じ方などについて、撮影中に何かお話をされていますか?

玉森:昊はもういい大人でもあるので、父親と何十年ぶりに出会って、「お父さんになってほしい」というような気持ちが大きいわけではないな、と監督ともお話しして意識はしていました。堤さんとも、そういうふうには見えないようにはしたいというお話はしていました。昊は“父親になってほしい”という思いで伍鉄さんの近くにいるわけではなくて、言い表すのが難しいのですが、二人の接し方や、ぎこちなさなど、そうしたところは自然に表現できて映像にも出てくれていたらうれしいなと思っています。

― 母親役の山口さんとの撮影はいかがですか?

玉森:広江さんにすごく頼っている部分もあると思います。作曲家の昊と同じで、広江さんは表現をする“アーティスト”であり、すごく元気な“広江母さん”でもあるので、突然芝居中に歌が始まったり、けっこうトリッキーだったりもして。そして伍鉄さんもユニークなキャラクターなので、そうした二人の姿を見て、「昊という人間はこの二人から生まれてきたんだな」と感じたり、「二人のうち、こういうところはどちらに似ているのかな」と考えたりして。そうやって二人のキャラクターを知った上で、“昊はこれでいいんだな”と演じることができました。

玉森裕太、自身の役と重なった“葛藤”

― 作曲家としてクリエイティブな活動をしている昊ですが、玉森さんも同じ表現者として昊に共感するところはありますか?

玉森:そうですね。まずは大前提として、“頑張っている人間”というところに共感しています。その上で、自分の中でどれだけ頑張って、持てるエネルギーを使って表現をしても、評価されないこともあったり…。頑張っているだけでは報われないこともある、というシビアな世界でもあるので、そうしたところも共感できます。

― これまでにもさまざまな役を演じられてきた中で、本作を通して初めて発見したことや、新しい挑戦だと感じたことはありましたか?

玉森:昊という表現者であったり、伍鉄さんや広江さんとの親子関係であったり、自分の中では初めて演じるキャラクターではあったので、全てが新鮮です。年齢も、親子の関係だったりも、そこで起きる悩みや感じ方に共感できる部分も多くて。自分がちょっと年を重ねたのかな、と感じたりもしました。

玉森裕太、後半戦の注目ポイント

― ドラマのタイトルにもなっている「GIFT=ギフト」ですが、玉森さんにとっての「ギフト」とは何でしょうか?

玉森:僕はアイドルとして活動していることもあって、やっぱりライブの時は、分かりやすく“ギフト”を感じます。ファンの方との気持ちのぶつけ合いというか、自分がこういうことをしたら、きっとこうやって応えてくれるだろう、という期待もあったり。逆もしかりなのですが、そういった“ギフト”をすぐに感じ取れて、しかも目や耳などで直接感じられるのは、僕はライブかなと思います。

― 今後、伍鉄・広江・昊の親子を取り巻く状況にも変化が訪れていきます。視聴者の方に「ここを見てほしい」という注目ポイントを教えてください。

父親と会えて状況も変化していく中で、“楽しいな”と思っている部分もあれば、音楽に対して“やっぱりできない”となったり、昊はけっこう浮き沈みがあるなと僕は思っていて。そうした気持ちの揺れが、前半に比べて増えてもいきます。一歩を進み出せずにいる昊がどう変わっていくのか、変われるのか。その気持ちの変化にも注目していただきたいです。

(modelpress編集部)
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    毎週日曜21:00 / TBS系

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