SUPER EIGHT丸山隆平、屋久島で“滑落寸前”遭難しかけていた タクシー運転手の助言で命拾い【「名無し」インタビュー後編】
5月22日公開の映画『名無し』に出演するSUPER EIGHTの丸山隆平(まるやま・りゅうへい/42)にモデルプレスがインタビュー。後編では、悩みとの向き合い方や夢を叶えるために大切にしていること、屋久島で体験した“救われた出来事”について語った。【後編】
映画「名無し」
佐藤が映画用に描いたもののお蔵入り寸前だったオリジナル脚本が書籍編集者の目に留まり、永田諒氏の作画によって漫画化された。数奇な運命を背負った異能の男の希望と絶望、そして狂気を描破するこの作品を、原作・脚本・主演の佐藤と城定秀夫監督のタッグで映画化したのが『名無し』だ。丸山は、身寄りも名前すらもなかった少年期の佐藤演じる“名無し”こと山田太郎の名付け親となる巡査・照夫を演じ、「山田」と同じ児童養護施設で育ち共に暮らしていた山田花子をMEGUMI、連続殺人事件の容疑者「山田」を止めるべく奔走する刑事・国枝を佐々木蔵之介が演じる。
丸山隆平、悩み相談で大切にしていること「大抵は“聞く”こと」
― 作品の中では、悩みや葛藤を抱えた人物が多く登場します。丸山さんご自身は、悩みを抱えている人にどう接していますか?丸山:悩み相談をする人って、ある程度「こうしようかな」って、自分の中で答えが出てることが多いじゃないですか。だから、大抵は“聞く”ことが大事なんやろうなって思います。聞き上手の人っていますよね。ライターさんとかもそうですけど、気づかないうちに引き出されてるから(笑)。
でも僕、求められたら答えたい気持ちが強いのか、気づいたらめちゃくちゃ喋っちゃってる時があるんですよね。「あ、やばい、これ置いてけぼりにしてるわ」みたいな(笑)。だから、そのお節介さをもう少し間引けたら、もっと聞き上手になれて、悩んでる人に寄り添えるのかなとは思います。
― 相談を聞くというより、ご自身の話も結構されるタイプなんですか?
丸山:寄り添ってるつもりではいるんですけどね(笑)。でも、自分の話ばっかりする人って、嫌われるタイプとも言われるじゃないですか。もちろん、話がおもしろかったらいいんですけど、「俺の話、おもろいかな?」「今ミスってるやろうな」と不安に思う瞬間もあります(笑)。
正直、人の悩みを受け止められる容量はない気がするんです。自分のことで精一杯な部分もあるし。でも、頼ってくれるのは嬉しいから、ちゃんと付き合いたいとは思っていますね。
結局、ご飯を食べたり、お酒を飲んだりしながら話して、「何の話やったっけ?」ってヘラヘラ笑ってるうちに、相談していた側も「まあいいか」って笑ってる、みたいなことが多いんですよね(笑)。何かを解決できたわけじゃないんだけど、その時間自体が大事なのかなって。その一方で、「ちゃんと答えられてたかな…」って、後から思ったりもします。
丸山隆平、悩みは「自分でどうにかしようとしてしまう」 村上信五の言葉に救われた過去
― 丸山さんご自身は、誰かに相談したり、胸の内を明かしたりすることはあるんですか?丸山:相談は、あんまりしないかもしれないですね。するとしても、よっぽどしんどい時というか(笑)。でも、その時って相談というより、“怒り”になっちゃうんですよね。「なんでなんすかね、これ」「ちゃんとしてほしいんですけど」みたいな。
どうにかなることの相談って、ある種“交渉”のような気もするから、結局自分でなんとかしようとしてしまう癖があるのかもしれないです。相手の意図をくみ取って、「成立させるにはどうしたらいいんやろう」って、自分で考えてしまうというか。
だから、相談するよりは、されるほうが好きなのかもしれないですね。「こういう場合、どうしてるんですか?」って聞かれたら、自分の知ってることは全部言っちゃう(笑)。いろいろ話を聞いていく中で、「この人の相談相手は、僕じゃなくてあの人かもしれないな」って、橋渡しをしたこともあります。
― 丸山さんが悩んでいることに、周囲の方が気づいて声をかけてくれたことは?
丸山:昔はありましたね。デビュー前かな。村上信五くんが声をかけてくれて、気づかされたこともありました。自分が悩んでいることに、自分で気づいていないことも多かったのかもしれないです。村上くんが心配して、「大丈夫か?」って声をかけてくれて。僕はヘラヘラしながら「全然大丈夫やで」って返してたんですけど、「ほんまに聞いてるんか、お前」って言ってくれて。そんなふうに、ちゃんと踏み込んで言ってくれる人って、当時あまりいなかったんですよね。だから、その時は素直に話ができたことを覚えています。
丸山隆平、屋久島での“滑落寸前”体験を告白
― 村上さんとのエピソードのように、これまで「助けられた」「救われた」と感じた瞬間や存在があれば教えてください。丸山:随分前ですけど、年が明けてすぐ、まだ雪の残る屋久島に、一人で登山に行ったことがあったんです。山の上で一泊して、次の日に下山する予定で。登山口まで向かうタクシーの運転手さんが、「靴につけるスパイクがいるよ」とか、いろいろ教えてくれて。「この木、杖として使ったらいいよ」と木の杖を渡してくれたんですよね。
そこから最低限の荷物とカメラを持って登って行ったんですけど、どんどん暗くなってくるし、山道もだんだん細くなっていって。先に登った人の、雪についた足跡だけを頼りに進んでいたんです。そしたら、疲れていたのもあったのか、足を踏み外してしまって。誰も踏みこんでいない場所に入った瞬間、下が何もなくて、ズバッと落ちそうになったんですよ。その時、杖で“ガッ”と踏ん張ったんです。本当に映画みたいな感じで。あの杖がなかったら滑落して、そのまま遭難していたと思います。だから、タクシーの運転手さんが「これ持って行きなよ」って渡してくれた杖に、本当に助けられました。
― そもそも、なぜ屋久島に行こうと思ったんですか?
丸山:村上くんと「屋久島行きたいね」みたいな話で盛り上がっていたのと、縄文杉の近くで一泊した体験記を読んだことがあったんです。電気もない山小屋なんですけど、そこに泊まることで“自然の一部になったような感覚”になれる、みたいな文章で。星も綺麗で、動物や虫の鳴き声がして、「人間も自然の生き物の一部なんだな」と感じた、という体験談がすごく素敵で、純粋に「行ってみたいな」と思ったんですよね。
丸山隆平、若い世代へ伝えたい“夢を叶える秘訣”
― モデルプレス読者には若い世代も多いのですが、丸山さんがこれまで芸能活動をされてきた中で、“夢を叶える秘訣”のアドバイスを教えてください。丸山:単純に出会いは大事だと思います。いろんな人と出会ってみる。恐れず飛び込んでみる。
たとえば、カメラマンになりたいなら、カメラアシスタントになるにはどうしたらいいか調べる。俳優になりたいなら、オーディションや事務所について調べる。今って、めちゃくちゃ便利やから、調べようと思えば何でも調べられる時代じゃないですか。だから、とにかく“やりたいこと”や“なりたいもの”に対するアプローチを怠らないことが大事なんじゃないかなって。たとえうまくいかなくても、そこでめげないことも大事だと思います。
― ちなみに、今の丸山さんご自身の“夢”は何ですか?
丸山:俳優として存在できる人間になりたいですし、音楽にも向き合っていきたいです。表現する仕事って、大変なんですけど、それでもずっと続けていきたいなとは思います。
― 若い世代に改めて伝えたいことはありますか?
丸山:やっぱり、挑戦してみることじゃないですかね。自分のやりたいことに対して、コミュニティを広げること。知識のある人との出会いを大事にすることは、すごく大切やと思います。
丸山隆平、名前の由来を明かす「平和でいたいとは思う」
― 丸山さんは、ご自身の名前に由来があるとのことですが、どんな意味が込められているのでしょうか?丸山:西郷隆盛の“隆”に、平和の“平”で、「隆平」なんです。西郷隆盛のような大きな人間であり、平和な人であってほしい、みたいな意味らしいです。
― ぴったりなお名前ですね。
丸山:いや、全然そんなことないですけどね(笑)。自分的には、平和の“へ”の字もないですけど。平和でいたいとは思うんですけどね。
― 現場でも、すごく和やかな空気を作られている印象がありました。
丸山:本当ですか?(笑)ありがとうございます。和んでいただけたなら良かったです。
― ありがとうございました!
インタビューこぼれ話
4月下旬の完成披露試写会を前に行われたインタビュー。撮影中、ふと窓の外を眺めた丸山さんは、「はぁ、いい天気やな~。朝は雨やばかったから!」とぽつり。さらに、「大きな空を~」と「サザエさん」を突然歌い始め、そのままの流れで「今日は楽しい~、今日は楽しい~、完成披露~♪」と即興の替え歌まで披露。思わずカメラマンから「陽気ですね」とツッコミが入る場面も。そんな丸山さんは、登場時にも「丸山隆平です!よろしくお願いします!」と丁寧にあいさつ。インタビュー終了後も「ありがとうございました!丸山隆平でした!」と深々とお辞儀をしながら去っていき、最後まで現場を和ませる気さくな人柄が印象的だった。(modelpress編集部)
丸山隆平(まるやま・りゅうへい)プロフィール
1983年、京都府出身。SUPER EIGHTのメンバーとして活動中。グループとしては、2025年に日本武道館でのライブを初開催し、その模様が収録されたDVD「超八 in 日本武道館」が2026年5月27日に発売される。5月28日には新曲「ダンダーラ」が配信リリースされる。ソロとしては、歌手やベーシストとしての活動や、俳優業など、幅広く取り組んでいる。近年のドラマでは、『着飾る恋には理由があって』(2021)、『FOGDOG』(2025)、出演映画は、『泥棒役者』(2017)、『金子差入店』(2025)、舞台では、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(2022)、『ハザカイキ』(2024)、『浪人街』『震度3』(2025)、『oasis』(2026)などがある。ラジオでは、FM COCOLO『Groove-Method』のDJを担当している。
スタッフクレジット
ヘアメイク:NOBU(HAPP'S.)スタイリスト:袴田能生(juice)
『名無し』
原作・脚本:佐藤二朗
出演:佐藤二朗 / 丸山隆平 MEGUMI / 佐々木蔵之介
監督・共同脚本:城定秀夫
2026年5月22日(金)公開 82分 PG-12
(C)佐藤二朗 永田諒 /ヒーローズ (C)2026 映画「名無し」製作委員会
公式サイト:https://774movie.jp/
公式X:https://x.com/774movie
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@774movie
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