志尊淳「今を生きる」を形にしたラスト写真集 最近は“冬眠モード”で自分を解放中【「final」WEB独占インタビュー】
俳優の志尊淳(しそん・じゅん/30)が12月6日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYAで7年ぶりとなる写真集『志尊淳アニバーサリー写真集「final」』(マガジンハウス/12月9日発売)のフラゲお渡し会を開催。モデルプレスでは、イベント直前にWEB独占インタビューを実施し、写真集に込めた思いや2025年の振り返りを語ってもらった。
志尊淳アニバーサリー写真集「final」
今作は、30歳の節目となった2025年を追った写真集。Netflixシリーズ「グラスハート」で知り合った柿本ケンサク監督が1年かけ、東京、ソウル、ミラノ、バリで撮影。“志尊淳の私生活”を裏テーマに、自然体の姿を収録。また「30 WORDS by JUN SHISON」では、仕事やプライベートの本音を表す30のキーワードを紹介。「きっとこれがラスト写真集」と語る志尊の魅力が詰まった一冊だ。発売形態は通常版、初回限定BOX、FC限定版(Wカバー仕様)の3種類となる。
志尊淳、“ラスト写真集”に込めた思い「これを超えるものは作れない」
― 今回、7年ぶりの写真集を「きっとこれがラスト写真集」と語った理由を教えてください。志尊:取材などで「ラスト」と言いすぎて、少し“釣り”みたいに思われないか不安もあるんですけど(笑)、僕の中では本当に“これが最後”だと思っています。というのも、23歳のときに出した写真集を自分の中で“最後”と区切っていたので、それ以降はずっと出してこなかったんです。
でも今回は、友人でもある柿本ケンサクに1年かけて密着撮影してもらい、これを超える写真集はもう作れないと思ったんです。写真集って、ただ“どこかに行って撮ればいい”ものではない。そう気づいたとき、「これがラスト写真集だ」と自然に思えました。「今この瞬間を切り取れるのも最後」というメッセージも込めて、タイトルを「final」にしました。
― あくびや舌ペロなど、素の姿がたくさん写っていますが、プライベートに近い写真を見せることに抵抗はありませんでしたか?
志尊:ノリですね(笑)。でも、いつも応援してくれるファンの方が手に取ってくれるので、普段テレビでは見せない姿も見てもらえたらいいなと思いました。そう考えると、素の自分を見せることに抵抗はほとんどなかったですね。今日、写真集をお渡しして初めてファンの皆さんに見てもらえるので、どんな感想が届くのか楽しみです。
― 志尊さんが特にお気に入りのカットは?
志尊:ケンサクと僕、両方が気に入っている写真があるんです。バリで撮ったもので、光の入り方が本当にきれいな1枚です。ケンサクは普段、撮影中に「ここに立って」とかあまり指示を出さないんですけど、このときだけ「淳、そこに座って。もうちょっと左、右」と調整してくれて、光を意識して狙った写真なんです。僕は日向ぼっこみたいに、気持ちよく日の光を浴びているところで、すごく気に入っています。
(写真集をめくりながら)マッサージ中の写真なんて、マッサージ師の方の脇の間から撮られたんですよ(笑)。仕上がりが、完全にマッサージ師の目線の写真ですよね。食事のシーンも、みんなで普通に食べて笑っている自然体の姿を収めてもらっています。
― インスタに載せていたお写真の別カットも多数収録されていますね。
志尊:はい。実は今回の狙いのひとつが、“SNSの延長線上”なんです。インスタを見てくれたファンの方から「この写真なに?」「どこで撮ったの?」というコメントも結構届いていました。でも、1年間密着して撮影しているので、写真集を見れば「ああ、このときの写真か」とわかると思います。ぜひ見比べてほしいですね。初回限定版の特典のフォトカードにもプライベート感満載の写真がたくさん入っています。
― 「グラスハート」から写真集の撮影を経て、柿本さんとの距離も縮まったと思います。監督として接するときと、友人として接するときで、接し方に違いはありますか?今はどんな関係ですか?
志尊:監督だからといって特別意識することはないですね。ただ、ケンサクは僕の知り合いの中でも“一番と言っていいほどシャイ”なんです。3日会わなかったら、もう“初めまして”に切り替わるタイプで、全員にそうです(笑)。
でも今では、僕の家族と肩を組んだり、みんなで笑いながら過ごしたりするほど距離が縮まっています。バリに行ったときも、ケンサクは別の仕事で夜ご飯に参加できないと言っていたのに、僕らが楽しんでいると「まだやってますか?」って連絡をくれたりして。そんなことを言うタイプではないので、僕も驚きました。監督としての堅いモードではなく、自然体でいてくれたんだなと思います。監督としてのケンサクを知っているスタッフさんなら、この空気感にはきっと驚くはずです。
― 志尊さんが、柿本さんの心を開いた?
志尊:そうですね。僕が“ガンガン距離を詰めに行った”感じです。今では3日空いても全然大丈夫で、この前もケンサクの家でホームパーティーをしました。もう“家族ぐるみ”の仲です。
― 素敵な関係ですね。「30 WORDS」についてもお聞きします。志尊さんが「これは絶対外せない」「伝えたい」と思ったキーワードはありますか?
志尊:ファンの方にはこれまで話してきた言葉も多いので、新鮮さという意味では“いまさら”かもしれません。でも、写真だけでは伝えきれない“言葉”をしっかり考えながら選びました。いくつもの質問に答えた中から30個を厳選しています。普段の俳優・志尊淳なら載せないことも、今回は正直に、ありのままの思いでつづっています。
志尊淳、今は冬眠中「3日間、家から一歩も出なかった」
― 帯にも書かれている「一瞬一瞬大切に、今を生きる」という言葉について、30歳を迎えた今、どのように感じていますか?志尊:この言葉だけを聞くと、「今を一生懸命生きなきゃいけない」と捉える人が多いと思います。でも僕は、そういう意味ではないんです。最近はだらけにだらけて、人に見せられないような生活をしています(笑)。でも、それも“今を生きている”ことだと思うんです。その瞬間その瞬間の自分を大切にしてほしい、という気持ちですね。
― どんなふうにだらけているんですか?
志尊:この間は、3日間まるまる家から一歩も出ずに、ドラマや映画を観て過ごしていました。ご飯もレンチンしたり、宅配で済ませたり。普通、そんなに家から出ないことってないじゃないですか。さすがに4日目に「やばい」と思って散歩に出かけたら、翌日筋肉痛になりました(笑)。やばくないですか?(笑)こんな生活を僕もしているので、みなさんもたまにはだらけてください、という話です。
― 志尊さんにもお休みがあって安心です。
志尊:イメージではすごく働いていると思われがちですが、ちゃんと休んでいますよ。今は冬眠中です(笑)。
― インスタの更新頻度が減ったことで、ファンの方から「今何してるのかな?」という声も見かけます。
志尊:確かに。仕事をしていないときは、本当に何もしていません。
― 今年は特にお忙しそうで、上半期は更新も多かったですよね。
志尊:主演のドラマを宣伝しなきゃという思いがあったんですけど、ただ「見てください」と発信するのは好きじゃないので、その時期はインスタも意識的に動かしていました。逆に、3日間も家にいたらネタも写真もないし、更新することがないです(笑)。
― では、だらけている姿もぜひ発信していただいて…
志尊:それはしません(笑)。
志尊淳、30歳の1年とこれから「自分が望んでいた働き方を」
― 「30歳の志尊淳」として過ごした2025年はどんな1年でしたか?大きく変わった部分はありますか?志尊:変わったことで言うと、30歳になってから、「自分のしたいことを、自分のペースでやろう」と決めました。それを温かく見守ってほしいなという気持ちもあります。この1年を振り返ると、がむしゃらに仕事をしていた時期もあれば、しっかり休んだ時期もあって、どちらも充実していました。やるときはやる、休むときは休む。これが、自分が望んでいた働き方です。
役者としては、一つひとつの作品にもっと時間をかけて向き合いたいという思いが強くなりました。1年に1本くらい、集中して役作りに没頭するのもいいなと思っています。
― 「グラスハート」は長期間、集中して撮影されていましたよね。
志尊:確かに「グラスハート」は集中して撮りました。でも年々、もっと作品に深くエネルギーを注ぎたい気持ちが強くなっていて。だから今後は、みなさんが僕を見る機会が少し減るかもしれませんが、その分、一つひとつを大事にやっていきます。
― ありがとうございました!
志尊淳取材こぼれ話
お渡し会を前に取材に応じた志尊さんは、終始リラックスした雰囲気。意気込みを尋ねると、「まだどんな感じになるのか想像つかないんですけど、仕事だと思わずに“ウィーッス!”って感じで行きたいですね(笑)」と、軽やかなテンションで場を和ませてくれました。一方で、「ファンの方は、僕と会う5秒、10秒のために何ヶ月も楽しみにしてくれていると思うので…」と、まっすぐな思いも口に。記者がSNSで見かけた「あの顔面をしっかり拝めるかな…」という愛あるコメントを伝えると、「平気、平気!僕だって人間ですから(笑)」と即答しつつ、照れたように微笑みながら「とにかく、みなさんにお会いできるのが楽しみです!」と締めくくってくれました。
そして迎えたお渡し会。志尊さんはファン一人ひとりとしっかり目を合わせ、誠実に対応。長く応援してくれているファンには「元気?」「覚えてるよ」と親しげに声をかけ、今回が初めてという方には「初めまして。来てくれてありがとうね」と柔らかな笑顔。飾らず、優しく、少しお茶目。インタビューで感じた“素の志尊淳”が、会場でもそのまま滲み出ていました。
(modelpress編集部)
志尊淳(しそん・じゅん)プロフィール
1995年3月5日生まれ、東京都出身。2011年に俳優デビュー。2014年には、スーパー戦隊シリーズ第38作「烈車戦隊トッキュウジャー」で主演を務め、広く知られる存在に。その後も、NHKドラマ10「女子的生活」ではトランスジェンダーの主人公を演じ、高い評価を受けた。近年の主な出演作に、NHK連続テレビ小説「らんまん」、ドラマ「フェルマーの料理」「恋は闇」、Netflixシリーズ「グラスハート」などがある。また、GUCCIのブランドアンバサダーを務めるほか、今夏に放送された「24時間テレビ48」ではチャリティーパートナーを担当。12月29日放送の音楽の祭典「発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード2025~」でMCを務めることが決定するなど、俳優の枠を超えた多彩な活動を続けている。もっと詳しくみる
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