モデルプレスのインタビューに応じた阿達慶(C)モデルプレス

阿達慶、映画初出演オーディションへの強い覚悟「絶対にとってやると」将来の目標は“花男のような作品出演”【「リライト」インタビュー】

2025.06.12 17:00

俳優の池田エライザが主演を務める映画『リライト』に出演するSTARTO ENTERTAINMENT所属のジュニア・阿達慶(あだち・けい/19)に、モデルプレスらがインタビュー。前編では、映画初出演となったオーディションでのエピソードや、自身の役作りなどについて語ってもらった。

  

池田エライザ主演『リライト』

池田エライザ、阿達慶(C)2025『リライト』製作委員会
数々の青春映画で若い世代から支持を集める監督・松居大悟氏と、“時間もの”で高い評価を獲得している脚本・上田 誠氏が初タッグを組み、原作・法条 遥氏の「リライト」(ハヤカワ文庫)を、“史上最悪のパラドックス”【タイムリープ×青春ミステリ】として映画化。主人公・石田美雪役を池田が、そして300年後の未来からやってきた園田保彦役を映画初出演となる阿達が演じる。

阿達慶、オーディションで保彦役に抜擢「絶対にとってやるという気持ちで」

阿達慶(C)モデルプレス/ジャケット¥36,300、パンツ¥17,490(共にTaiga Igari)その他スタイリスト私物<問合せ先>Taiga Igari (taigaigari@gmail.com)、スタイリスト:柴田拡美(Creative GUILD)、ヘアメイク:浅津陽介
― 本作への出演はオーディションで決まったとのことですが、受けようと思ったきっかけを教えてください。

阿達:自分がまだグループを組めていないということもあって、オーディションが来ること自体ありがたいことだったので「絶対にとってやる」という気持ちで挑みました。僕が所属する事務所の方たちは、歌もダンスも演技もできてこそだなと思っていたので、“演技の仕事が来た!”と、ワクワクしつつ、緊張しつつも、“頑張るぞ”という気持ちでいました。

― オーディションの際に印象に残っていることはありますか?

阿達:(酒井)茂とのシーンと美雪とのシーンの一部分をオーディション用に台詞としてもらって、その中の台詞に「300年後からやってきたんだ」と書いてあったのですが、よく分からなくて。未来人を演じるということは台詞で分かったのですが、“どういうこと?”という疑問や、背景はどんな感じなんだろう?と感じたことは印象に残っています。

― 未来人の保彦を実際に演じてみていかがでしたか?

阿達:声でやってみると不思議と突っかかりなく演じられて、やりやすかったです。オーディションが終わった後も「出し切れた」と思うことができたので、すごく運命的というか。保彦として台詞を発していても、自分の喋り方に近いと感じました。未来人って絶対自分に近くはないと思うのですが、違和感なくできました。

― 映画出演が決まってから、周りの方から反響はありましたか?

阿達:周りの人には、ほぼ言ってなかったんです。撮影をしていた高校3年生の夏頃に、ジュニア全員で「ALL Johnnys’ Jr. 2023 わっしょいCAMP! in Dome」というコンサートもやっていたのですが、その時日焼けしていて(笑)。僕はインドアなので、焼けてるっておかしいなってみんな思っていたみたいです。最近「だからあの時焼けてたのね」っていう答え合わせをされています(笑)。お母さんもすごく喜んでくれて、広告やチラシを集めて、写真を撮りに行っています(笑)。

阿達慶、倉悠貴との撮影秘話明かす

阿達慶、倉悠貴(C)2025『リライト』製作委員会
― 全編広島・尾道での撮影だったとのことですが、尾道の良かったところはありますか?

阿達:自然や海、ロープウェイなど感動するものばかりで、空気が綺麗でした。尾道は食べ物も美味しいし、ずっと旅行に来ている気分でした。

― 共演者の方々とは撮影の合間にどんな話をされていましたか?

阿達:倉悠貴くんとは、屋上のシーンの撮影の時ホテルが一緒でした。近くに倉くんの部屋があって、撮影の前日に台本を読んでいたら「保彦保彦!」って聞こえてきて(笑)。誰だろう?と思ってドアを開けてみたら倉くんが「一緒に練習しよう」って誘ってくださって、ホテルの休憩室で一緒に練習しました。保彦は1対1のシーンが多いので、みんなが撮影している時に自分だけオフということも多かったのですが、僕が早く終わった時に倉くん含め男性陣が温泉に誘ってくださって。その帰りにやっとお好み焼きを食べられました!

阿達慶“タイムリープシーン”の苦労とは

阿達慶、池田エライザ(C)2025『リライト』製作委員会
― ロープウェイや夏祭りのシーンなど、同じシーンを何回も演じなければいけなかったと思います。タイムリープするシーンを演じる上で難しさはありましたか?

阿達:「今は何回目なんだろう」と都度確認していました。松居監督が“タイムリープスケジュール”を作ってくださって「今は何回目のループか」とか「保彦は今2回目」「今は40日目だから疲れている」とか、事細かく作ってくださいました。そのタイムスケジュールを見て、演技が一緒にならないように頑張りました。

阿達慶、池田エライザ&橋本愛から学んだこと

池田エライザ(C)2025『リライト』製作委員会
橋本愛(C)2025『リライト』製作委員会
― 本作への出演で学んだこと、今後演技をしていく中で意識していきたいことがあれば教えてください。

阿達:一緒に演技をした方たちは「受け取る」「パスする」というのがすごく上手だなと思いました。僕がどんなボールを出しても絶対受け止めて返してくれて。会話することは普段だったらできるのですが、演技となるとどうしても意識してしまって難しくなるので、パスを出して、それをちゃんと受け止めるという部分は、もうちょっと鍛えていきたいです。

― 共演した池田さんや橋本さんからの学びもありましたか?

阿達:お2人は「すごい」という言葉で表すのも申し訳ないぐらい、めっちゃすごいです!喋っていて引き込まれるじゃないですけど、お芝居中にすごく僕を動かしてくださいました。演じている時はとにかく目の前のことに必死だったので、僕はその時にできることを最大限やろうと思ってはいたのですが、思い返してみるとすごく引き出してくれていたんだろうなと思います。今回はエライザさんからのパスを跳ね返してしまっていたり、受け取れていなかったりするのが、逆に未来人を演じる上で良かった部分でもあったのかなと思うのですが…やっぱりすごかったですね。

阿達慶、アイドル業に活きた演技の経験「感情の引き出しが増える」

阿達慶(C)モデルプレス
― 本作での演技経験を経て、ご自身のアイドル業に活きたことはありますか?

阿達:演技の仕事って感情の引き出しが増えるじゃないですか。それを経験すると、伝えられるものは多くなるのではないかと感じています。コンサートに出た時に見えないものが成長する気がしていて。伝えられるものがより深くなると思いました。

― 今後挑戦してみたい役柄があれば教えてください。

阿達:今回は未来人役をやったのですが、現代の学生役をやった時にどうなるか自分でも分からなくて。前にやっていた舞台(「ガーすけと桜の子」/2023)では、ピンクのウィッグを被った犬を演じていたので、いわゆる普通の役をやってみたいです(笑)。あとは、同じ事務所の先輩方が出ているような作品にも出演したいです。「花より男子」(2005~2008)のような“これを観て事務所に入りました”と言われるような作品にも将来的には出たいし…いろいろやってみたいです。とりあえず、人間をやりたいです(笑)。

★インタビュー後編では、“青春”を感じた瞬間や今まで影響を受けた同事務所の先輩、今後の目標などについて語っている。

(modelpress編集部)

阿達慶(あだち・けい)プロフィール

阿達慶(C)2025『リライト』製作委員会
2005年9月29日生まれ、神奈川県出身。2019年7月に入所し、ジュニアとして活動を始める。コンサートへの出演のほか、近年の主な出演作は、舞台「Endless SHOCK」(2023)、「Act ONE」(2024)、「祭 GALA」(2024)、「トンデモ?ピーター・パン!」(2024)、ドラマ「つまらない住宅地のすべての家」(2022/NHK)など。『リライト』(2025)で映画初出演を果たす。
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