(左)佐野勇斗(C)NHK

佐野勇斗が理想とするパートナーとの生活 圧倒された朝ドラの撮影法も語る【「おむすび」インタビューvol.4】

2025.01.08 08:30

NHK連続テレビ小説「おむすび」(毎週月~土あさ8時~ほか)に出演中の俳優・佐野勇斗(さの・はやと/26)。モデルプレスが単独インタビューしたVol.4では、朝ドラ撮影で驚いたことや理想とするパートナーとの暮らし、支えとなる存在について語ってもらった。

  

2024年度後期連続テレビ小説「おむすび」

朝ドラ第111作目となる今作は、脚本家・根本ノンジ氏が手掛けるオリジナル作品。平成時代の福岡、神戸、大阪を舞台に、平成時代、“ギャル文化”と出会った主人公・米田結(橋本環奈)が、やがて栄養士となり“目には見えない大切なもの(縁・時代・人)”を次々と結んでいく。

佐野が演じるのは、結の恋人・四ツ木翔也(よつぎ・しょうや)。栃木県出身で、福岡西高校への野球留学中に結と出会う。甲子園出場を逃すも、大阪の星河電器に就職し、社会人野球選手としてメジャーリーガーを目指す。しかし、肩の損傷が発覚し、夢を絶たれ挫折。第14週では結や周囲の支えにより再起した翔也が、会社員として奮闘する姿が描かれた。

佐野勇斗、朝ドラ撮影スタイルにマッチ

― 朝ドラへの出演が念願だったとのことですが、演じる側となり驚いたことはありますか?

佐野:撮影のスピードがすごく早いです。普通のドラマとか映画だと3時間かけるところを40分とかで撮るんです。セットの時はカメラの台数も多くて、圧倒されましたね。

― かなりスムーズに進むんですね。その分、セリフ量は大変ではないですか?

佐野:長いシーンは大体分けて撮るんですけど、今回は分けずに進むので緊張感はあります。だけど気持ちも繋がるので、大変というよりも楽しいです。

― 撮影スタイルが合っているんですね。

佐野:すごく合っていると思います!

佐野勇斗が大事にしている“チャンレンジ精神”

(右)佐野勇斗(C)NHK
― 8月に開催された「EBiDAN THE LIVE CRUISE 2024」で短髪姿を初お披露目していました。そのタイミングで披露しようと思った理由があるのでしょうか?

佐野:僕がやっていることは毎回思いつきなんです(笑)。前々から計画を練っていることはあまりなくて、今やっているX(旧Twitter)もそうですけど「面白い!これやってみよう!」ということをすぐにやっちゃうタイプで、後からちゃんと考え出します。「EBiDAN THE LIVE」も、「ちょっと面白いことをやりたいな」というのは前から思っていて、ちょうど丸刈りのタイミングだったので、最初はカツラで登場して、途中で髪型が変わったら面白いかなと。パフォーマンス中に上裸になったりとかして、挑戦でしたけど…(笑)。

― 挑戦を恐れないタイプなんですね。

佐野:それなりに生きるよりはやりたいことをやって、怒られたら反省する。迷惑をかけたらダメですけど、人にちゃんと謝って反省すれば、1回やってみることも大事かなと思います。

― 14週ではメジャーリーガーの夢を絶たれた翔也が、会社員として奮闘する姿が描かれました。実際に佐野さんが新たな人生を踏み出すとしたら挑戦したいことはありますか?

佐野:投資家とか…(笑)。何か経営したいです。

― リアルですね。

佐野:リアルですよね(笑)。可愛いのだと、幼稚園の先生!子どもが本当に好きなんです。今回の現場にも子どもがいて、見るたびに癒されています。

佐野勇斗、パートナーとの理想の暮らしとは?

― 結と翔也は互いに支え合いながら人生を歩んでいますが、佐野さんが理想とするパートナーとの暮らしを教えて下さい。

佐野:ありがちな言葉ですけど、思いやりですね。思いやり尽きると思うんです。何事も相手のことを思いやって、1個1個細かいことも行動できるかどうかです。

― 結婚資金を貯めるために2人が節約生活を送るシーンもありました。神戸から梅田まで走って帰ったり、クーラーを止めて行水したりと、どこまでも真っ直ぐで健気な翔也ですが、佐野さんも好きな人のためにそのような行動をできるタイプですか?

佐野:すごく理解できます。僕も好きな人のためなら厭わないかもしれないです。

佐野勇斗、翔也の言葉に共感

(左)佐野勇斗(C)NHK
―「人生は思い通りにいかない」「最終的に夢にたどり着けばいい」(34話)という翔也のセリフが印象に残っているとのことですが、佐野さんもこの考えに共感しますか?

佐野:しますね。ここまでにアリーナツアーをやって、25歳ではドームツアーかな…という、なんとなく設計を立てていたんですけど、思い通りには行かず。25歳を過ぎても「あれ、まだアリーナで1回しかできない」って。でも「最終的に夢にたどり着ければ、それでいいか」と思いました。

― 達成までの過程も楽しめる?

佐野:失敗した時は落ち込みますけど、ドームツアーを達成した時に、ここまで頑張ってきた過程が楽しかったと感じられると思います。確実に!

佐野勇斗、支えとなる存在語る

― 翔也が結や周りの人に支えられているように、佐野さんがくじけそうになった時に支えとなった存在はいますか?

佐野:家族、マネージャー、メンバーは近くでずっと見てくれている人たちなので、その人たちの思いを聞けると、頑張ろうと思います。あとは、もちろんファンの方々の存在は大きいです。

― 他作品やグループ活動なども並行して多忙な生活を送られているかと思いますが、モチベーション保つ方法はありますか?

佐野:日記を書くことと、ファンクラブでファンの方とコミュニケーションを取ることです!個人ファンクラブは僕の中で特別なSNSで「疲れた」「みんな何してるの?」みたいな感じで、完全に友達と喋っている感覚なんです。XとかInstagramはちゃんと考えて投稿するんですけど、個人ファンクラブは、ほぼ何も考えずにメッセージを送っています(笑)。

― ファンとの交流がモチベーションに繋がるというのは素敵な関係ですね。最後に、俳優・アーティストとして今後目指すところを教えて下さい。

佐野:「佐野勇斗が出ていたら面白そうだな」と思ってもらいたいです。具体的な目標だと、GP帯の主演を務めてM!LKが主題歌を担当することと、アカデミー賞。この2つは貪欲に狙っていきたいです!

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

佐野勇斗(さの・はやと)プロフィール

1998年3月23日生まれ。愛知県・岡崎市出身。A型。2015年に映画「くちびるに歌を」で俳優デビュー。近年の主な出演作は「ドラゴン桜」(TBS/2021)、「真犯人フラグ」(NTV/2021)、「おとなりに銀河」(NHK/2023)、「トリリオンゲーム」(TBS/2023)、「TOKYO MER」シリーズなど。2024年は「おむすび」のほか、「マイダイアリー」(ABC)、映画「六人の噓つきな大学生」に出演し、2025年には劇場版「トリリオンゲーム」(2月14日公開)を控える。5人組ダンスボーカルグループ・M!LKのメンバーとしても活動しており、俳優・アーティストとして多方面で活躍中。
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