WEST.に“必要だった”転機語る・10周年で感じる壁を乗り越える方法「信じられる味方がいるということはだいぶ強い」【「WEST. 10th Anniversary Live “W” -Film edition-」インタビュー】
デビュー10周年を迎えた7人組アイドルグループ・WEST.とWOWOWがタッグを組んだオリジナルライブ『WEST. 10th Anniversary Live “W”』を映画化した『WEST. 10th Anniversary Live “W” -Film edition-』(11月22日公開)。モデルプレスのインタビューでは、重岡大毅(しげおか・だいき/32)、中間淳太(なかま・じゅんた/37)、神山智洋(かみやま・ともひろ/31)、藤井流星(ふじい・りゅうせい/31)、濱田崇裕(※「濱」は正式には異体字/はまだ・たかひろ/35)、小瀧望(こたき・のぞむ/28)に、夢を叶える秘訣や、10周年の中での転機となった出来事について聞いた。(※桐山照史は体調不良のため欠席)
「WEST. 10th Anniversary Live “W”」映画化
デビュー以来、人々を魅了してきたカラフルでエネルギーに溢れるパフォーマンスはもちろんのこと、バンドとストリングスをバックに、自身の“強さ”“野性味”“色気”“妖艶さ”をストイックに表現する7人。10年間の代表曲はもちろん、ライブとして初めて披露する楽曲、フルサイズでのパフォーマンス楽曲など放送版で届けた全19曲に加え、劇場版では新たに2曲を追加。さらに未公開の舞台裏の様子などを交え、劇場用に全編再編集したプレミアムな内容となっている。WEST.転機となった改名「必要な経験だった」
― 10周年を迎えたWEST.さんですが、これまでの経験の中でターニングポイントを挙げるとしたらいつになりますか?神山:最近のことになりますが、やはり改名はすごく大きかったし、そのときは短期間でたくさん話し合ったんです。それを経てみんなが納得した名前に変更して、より頑張っていこうという思いがぎゅっと固まりました。あとは「証拠」という曲との出会いもターニングポイントになると思います。
中間:改名については正直メンバーがどんな思いを持っているかをあまり聞いたことがなかったので、10周年目前のタイミングで、ファンの方は戸惑っているところだと思いましたが、僕らとしても必要な経験だったと感じています。
神山:多数決やじゃんけんとかそういったレベルの話ではなく「誰か1人でも納得してなかったらやめよう」と言っていたぐらい大事な決断なわけで、僕たちとしてもすごく大きい転換期ではあったから、6人が「これでいいやん」となっても、1人が「いや、違うんじゃない」となったらそれはやめて、ちゃんと全員が納得できるまで話し合うという姿勢でできたことが、今後の活動においても大事なことだったと思いました。
WEST.が表現したい音楽 異質さが強みに
― そんな今のWEST.さんの音楽の誇れるポイントについて教えてください。重岡:僕たちは異質だと思っているんです。バンド音楽とはいえ、7人全員がボーカルですが、ほかにも熱量を持っているバンドはたくさんいる中で、笑い…笑顔を届けられるというのは少し大げさかもしれませんが、そういった部分は自分たちの好きなところです。最近フェスに出てもはっきりと手応えを感じますし、異質でありつつも自分たちの強みだとはっきりわかるようになりました。
僕が表現したいものは「人生そのもの」。熱い瞬間もあれば笑うときも、落ち込むときもあるし、すべてをステージに詰め込みたいと思っているので、今まさしく自分が送りたい理想の人生をWEST.で実現できている気がしています。
中間:やっぱり自分たち自身に向けて歌詞を歌っているような部分もある「ハート」や「証拠」などの熱い感じの歌は褒めていただくことも多いので持ち味になっているんじゃないかなと思います。デビューからそれぞれ葛藤もあったはずなので、より思いを込めて届けられているはずですし、僕自身もメンバーが歌っている姿を見るとすごく勇気をもらえるんです。
今回は伯井(太陽/関西ジュニア)に向かって歌っている部分が多いんですが、まっすぐに応援している表情や「GO!」と応援しているだけでも熱が込もっていると思うので、そこは一つの強みだと思っています。
WEST.が悲しみを乗り越えたエピソード
― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、10年欠けることなくやってきたみなさんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。濱田:どうですか、藤井さんは。
藤井:あんまり感情がないんで(笑)。
小瀧:こわ(笑)!
神山:それだけ書かれちゃうと…(笑)。
濱田:あるでしょうが!
藤井:(笑)。感情がないとまでいかなくても、すごく悲しむこともあんまりなくて。
濱田:プラス思考ってことか!
神山:もう感情の波が一番ない。一番落ち着いている。
濱田:あんまり悩みすぎないんですかね!
重岡:そんなんばっかりやけどな~。
小瀧:ぴったりな人いた。
濱田:やっぱり彼は曲を作るときに結構悩まれていて、命がけで作っていらっしゃるので…。
重岡:最近あったことだと、すべった後に一言言ってバッとウケるときは、悲しみを乗り越えた瞬間でした(笑)。
小瀧:どういうことですか(笑)。
濱田:わかりやすいですね!
藤井:苦しみを乗り越えたエピソードじゃない(笑)?
濱田:みなさんが想像している以上に4万5000人の前で滑ると結構悲しいんです。
小瀧:でも、その滑りも一言で挽回できる可能性…!だから、みなさんがもし悩みに直面して失敗してもそれを挽回できることは知っておいてほしい。
濱田:小瀧望です。
重岡:もう俺らのインタビュー読まない方がいいかも(笑)。
中間:やっぱり仲間がいることでしょうか。滑ったときも、誰かの一言でまたウケることもありますし、信じられる味方がいるということはだいぶ強いですよね。
神山:「一回ぐらい挫折をしたってさ 一生が失敗なわけないだろう」。柳沢さん(柳沢亮太/SUPER BEAVER)に書いてもらった「僕らの理由」の歌詞のように、1回失敗したからといってそれで終わりじゃないから、失敗を恐れないでほしいです。失敗しないとわからないこともたくさんあるので、1回でも2回でも3回でも、やりたいと思うことや、自分の理想像があれば、何回でもそれにトライしてほしいです。
WEST.の夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、WEST.さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。重岡さんは2023年9月のインタビューで「コツコツやるしかない」と回答されていました。重岡:それしかないし、自分に納得することしかないと思います。
神山:普通のことしか出ないですが、「諦めない」。それが一番の近道。楽して近道して行ったとしても叶わないですし、諦めないことが一番大事です。
濱田:では小瀧さん。
小瀧:「イメージ」。夢は難しいですが、自分で口に出して目標設定を言っていった方がいいです。僕はほんまにジュニアの頃から「ドームでメインで歌う」ということをイメージしてきました。僕の大好きなウォルト・ディズニーさんの言葉で「それを夢見ることができるならば、あなたはそれを実現できる」というものがあるので、ほんまにイメージして、とにかく自信を持って胸張って生きてください。
中間:もちろん叶えることも大事だと思うけど、僕はそれまでの過程が一番大事だと思っています。叶わないことももちろんありますが、その過程を踏めば自信にも繋がるし、新たな夢に繋がることも絶対にあると思うので、目標達成だけを目標にしないで、その過程も大事にしてほしいです。
濱田:…こんなに時間あったのに全然わかんなくて(笑)!秘訣というと難しいです。僕は運が良かったということもあるし、メンバーに支えられたというのもあるし…。でも、お手本にする人を大事にすることはやっぱりいいことだと思っていて、影響を受けるようないい人の近くにいるようにしています。
藤井:楽しむことですかね。濱ちゃんが言っていたこととも重なりますが、自分で楽しめる環境づくりをしていったほうが、過ごす時間の質が上がっていくと思うので、そういった環境作りを作る努力をしていたら夢も叶いやすくなるはずです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
WEST.プロフィール
2014年4月23日に「ええじゃないか」をリリースし、CDデビュー。2024年4月23日にデビュー10周年を迎える。デビュー10周年を記念したドームツアーの模様を映像化したLIVE Blu-ray&DVD『WEST. DOME TOUR AWARD 〜10th Anniversary〜』12月18日発売。もっと詳しくみる
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