【桐谷健太&二宮和也「インフォーマ」インタビュー特別編】壮絶対峙シーンの裏側「流星の絆」から16年経て築いた新たな関係と変わらぬ信頼
ABEMAオリジナルドラマ「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」(毎週木曜よる11時~)で主演を務める俳優の桐谷健太(きりたに・けんた/44)、そして本作より新キャストとして加わった二宮和也(にのみや・かずなり/41)。本記事では、桐谷×二宮インタビュー、二宮のソロインタビューより、放送後に楽しめる裏話をお届けする。<※一部ネタバレあり>
桐谷健太主演「インフォーマ -闇を生きる獣たち-」
政治、経済、芸能、裏社会にいたるまであらゆる情報に精通し、社会を裏で操る謎の情報屋=インフォーマ・木原慶次郎(桐谷)と、ペンで権力に立ち向かうという信念を持つ週刊誌「タイムズ」記者・三島寛治(佐野玲於)の異色コンビが、警察・ヤクザ・裏社会の面々を巻き込み事件の裏に蠢く“巨悪”を暴くクライムアクションサスペンスを描いた「インフォーマ」シリーズ。新シリーズとなる本作では、タイ・バンコクを舞台に、木原と三島が<闇バイト殺人事件>で盗み出された“謎のブツ”を巡り、壮大な情報戦に巻き込まれていく。
二宮和也、エリート・高野役は真逆のタイプ「僕は決して偉くも強くもない」
2023年に放送されるやいなや、息もつかせぬ緊迫感に満ちた壮大なストーリーと迫力満載の映像、豪華キャストの熱量溢れる演技合戦…と数々のスパイスで世間に衝撃を与えたドラマ「インフォーマ」。二宮もいち視聴者として魅了され、自身のX(旧Twitter)では興奮冷めやらぬ様子が伝わる感想を残していた。そんな彼が、主演・桐谷の熱烈なオファーを受け、他ドラマとの並行撮影というハードスケジュールの中、警視正・高野龍之介役としての出演が実現した。本作で初めてキャリア警察官を演じるという二宮に、役作りで意識したことを聞くと「所作事に関しては現場で教えてくださる方がいたので、お話を聞きながら取り組みました。ただ、警察官は高野にとって仕事の顔、あくまでも表の顔になるので、そこに重きを置くよりかは、裏の顔や行っているやり取りをちゃんと構築していけば、自ずと高野という役が出来上がっていくのではないかと考えていました」と高野の本質を理解したうえで作り上げたと振り返った。
そんな高野は、若くして警察官僚のエリート街道を歩んでいった男。二宮自身もアイドル・俳優として、スター街道を走り華々しい人生を送っているように思えるが、共感できるポイントを聞くと意外な答えが返ってきた。
「僕はそこまで大それたことはなかったと思います。警察官でエリートというのは、きっと本当に一握りの人だけで、僕は決して偉くも強くもないので全く真逆だと思います。だからこそ高野を客観的に見られる部分があって、足りないところは現場で監督と話しながら作っていきました」
桐谷健太&二宮和也、新たな関係性での対峙に感動
これまで交わることのなかった木原と高野が、実は5年前の知り合いだったという事実が明らかになった途端、目まぐるしくストーリーが展開し、クライマックスではついに2人が対峙。共演シーンを振り返る桐谷は「役者として、今までにない関係性でのぶつかり合いをすることができました。一緒にお芝居している時、“まさに今、ニノ(二宮)に出演をお願いした時から夢見ていた未来にいるんだ”と実感して感慨深いものがありました」としみじみと言葉に。一方、二宮は「ラストシーンでは、木原と向き合って話しながら展開していく場面があって、言っているセリフとはまた別軸でお互いを分かち合っていくような感覚がありました。あと、シーンのカットがかかる度に僕は常にお姫様状態で『大丈夫だったか?』と駆けつけて必ず拾い上げてくれたので安心して現場にいられました(笑)」と回顧。そして「僕の中では、前作を観ていたからこそ、この総決算みたいなものを誰よりも早く観ることができた気がして感動が強かったです。また、(桐谷と)こんなにも共演しているのに、今回のようなパターンのお芝居はなかったので、まだやったことのないパターンがあったんだなと新鮮さがありました」と桐谷との新たな関係値での共演に思いを馳せた。
編集後記
2Sインタビューでは、先に二宮が着席し、しばらくすると桐谷が姿を見せ、顔を見合わせた2人は笑顔で挨拶。「久しぶり」「よろしく」とお互い肩を抱き合う様子に思わずほっこりさせられた。2008年に放送されたドラマ「流星の絆」(TBS/2008年)から、映画「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)、「アナログ」(2023年)と続き、本作で4度目の共演となった2人。これまでの3作品は全て二宮主演だったが、本作では桐谷が主演を務める作品に二宮が出演するという繋がりもまた彼らの関係性を物語っているだろう。桐谷が「ニノしかありえへん」と熱烈にオファーし、二宮が「桐谷健太に呼ばれたから出た」と出演を決意したというように、インタビュー中の些細なやり取りからも2人が築き上げてきた厚い信頼関係が垣間見えた。(modelpress編集部)
桐谷健太(きりたに・けんた)プロフィール
1980年2月4日生まれ、大阪府出身。2002年、テレビ朝日系ドラマ「九龍で会いましょう」で俳優デビュー。2008年に放送されたTBS系ドラマ「ROOKIES」の平塚平役で注目を集め、2011年には第35回「エランドール賞」新人賞を受賞。近年の主な出演作はドラマ「ケイジとケンジ、時々ハンジ」(2023年/テレビ朝日)、「インビジブル」(2022年/TBS)、「インフォーマ」(2023年/カンテレ)、「院内警察」(2024年1月期/フジテレビ) 、「Qrosの女」(2024年10月期/テレビ東京)~「首」(2023年)など。2025年2月28日に映画「知らないカノジョ」が公開予定。二宮和也(にのみや・かずなり)プロフィール
1983年6月17日生まれ、東京都出身。1999年、嵐としてCDデビュー。俳優としても高い評価を受けており、2005年に映画「硫黄島からの手紙」でハリウッドデビュー。2016年、映画「母と暮せば」で「第39回 日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞を、2023年には「TANG タング」「ラーゲリより愛を込めて」で「第65回ブルーリボン賞」主演男優賞を受賞した。近年の主な出演作は、ドラマ「潜水艦カッペリーニ号の冒険」(2022年/フジテレビ系)、「マイファミリー」(2022年/TBS系)、「VIVANT」(2023年/TBS系)、「ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜」(2023年/フジテレビ系)、「ブラックペアン シーズン2」(2024年7月期/TBS系)、映画「TANG タング」(2022年)、「ラーゲリより愛を込めて」「アナログ」、「【推しの子】-The Final Act-」(2024年)など。また、2025年度前期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」への出演も決定している。もっと詳しくみる
-
「インフォーマ」高野(二宮和也)がラスト3分で豹変 戦慄展開に衝撃走る「鳥肌立った」「目の演技がすごい」
-
【写真】二宮和也が絶賛した女優「圧倒的に綺麗で儚い」
-
【写真】二宮和也「ブラックペアン」スタッフへの「斬新すぎる」贈り物
-
【写真】二宮和也が大野智のためにサインもらった芸能人
-
二宮和也「初めて社長に怒られた」「一緒に死のうって言った」
関連ドラマ
あわせて読みたい
-
二宮和也「恐怖だった」“極秘”カミキ役の徹底した情報管理明かす 神木隆之介へ感謝も【推しの子】
モデルプレス
-
二宮和也、櫻井海音の発言を称賛 自身は「思い出せないくらい嘘だらけ」【推しの子】
モデルプレス
-
二宮和也【推しの子】イベント初登壇 櫻井海音と“似てる”の声に喜び「ラッキー」
モデルプレス
-
二宮和也&黒川想矢【推しの子】カミキヒカル2ショット公開 約1年前の“匂わせ”も話題「奇跡」「こんな形で伏線回収されるとは」
モデルプレス
-
視聴総合ランキング
2025年12月10日 12:15時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
-
01じゃあ、あんたが作ってみろよ
最終話 不器用な愛で、変われ!
12月9日(火)放送分
TVerで見る -
02ちょっとだけエスパー
#8 ぶんちゃん
12月9日(火)放送分
TVerで見る -
03終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
第九幕 隠蔽企業に反撃の時…“決心”した遺品整理人
12月8日(月)放送分
TVerで見る -
04良いこと悪いこと
第8話 7人目、だーれだ?
12月6日(土)放送分
TVerで見る -
05月曜から夜ふかし
Amazon、草津、渡辺翔太…日本全国“じゃない方”問題
12月8日(月)放送分
TVerで見る
最新ランキングはこちらPowered by -
-
北村匠海が撮影「よにのちゃんねる」二宮和也・山田涼介・菊池風磨の写真に反響続々「雑誌の表紙レベル」「全員天才」
モデルプレス
-
M-1チャンピオン令和ロマン・高比良くるま、二宮和也の“指摘”に「めっちゃ鋭い」
モデルプレス
おすすめ特集
-
業界初! 全プラットフォーム横断の大規模読者参加型アワード
特集
-
【予選開始】モデルプレス読者モデル
特集
-
2025年「モデルプレス今年の顔」発表
特集
-
「2026年ヒット予測」発表 モデルプレス独自調査
特集
-
インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」
特集
-
モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」
特集
-
モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!
特集
-
国内作品見放題数2位!アニメ・お笑い・ドラマ・映画が充実!オリジナル作品も!
特集
-
日本テレビ系日曜ドラマ「ぼくたちん家」の情報をたっぷり紹介
特集
-
FODでは放送中の最新作はもちろん、オリジナルの独占作品も見放題配信中!
特集
-
SM ENTERTAINMENT JAPANが手がける『GPP』の情報をお届け!
特集
おすすめ記事
SPECIAL NEWS
記事ランキング
RANKING
-
01
志尊淳「今を生きる」を形にしたラスト写真集 最近は“冬眠モード”で自分を解放中【「final」WEB独占インタビュー】
モデルプレス
-
02
仲野太賀、活動当初に“痛感”大河ドラマ主演までの遠い道のり 初恋相手役・白石聖に溢れる感謝「何度も心を動かされて」【「豊臣兄弟!」インタビュー前編】
モデルプレス
-
03
仲野太賀、小栗旬が織田信長役に"ぴったり"だと感じた理由「ものすごく覚悟を持って」兄役・池松壮亮と相談重ねた本作を作る意味【豊臣兄弟!】
モデルプレス
-
04
Hey! Say! JUMP山田涼介「阿吽の呼吸でなんでもできる」最強の相棒とは メンバー内“推しコンビ”も告白「元々仲も悪いし口も聞かなかった」【「ズートピア2」インタビュー前編】
モデルプレス
-
05
Hey! Say! JUMP山田涼介、ディズニー作品初参加で「ズートピア史上1番難しいキャラ」演じた覚悟 21年間の芸能活動経て「全てのものはぶつけたつもり」【「ズートピア2」インタビュー後編】
モデルプレス