岩田剛典、北村匠海から外でカップラーメンの“お裾分け”「アンチヒーロー」対峙シーン・裏話語る【インタビュー前編】
TBS系日曜劇場「アンチヒーロー」(毎週日曜よる9時~)に出演するEXILE/三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典(いわた・たかのり/35)。モデルプレスら報道陣のリモート取材に応じ、主演の長谷川博己、北村匠海ら共演者とのエピソードを語った。<前編>
長谷川博己主演「アンチヒーロー」
本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川)が視聴者に「正義とは果たして何なのか?」「世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?」を問いかける、前代未聞の逆転パラドックスエンターテイメント。岩田は、町工場で起きた社長殺害事件の容疑者とされている緋山啓太を演じる。
岩田剛典、初の日曜劇場で感じた空気感
― 今回で日曜劇場初出演となりますが、日曜劇場ならではの空気感を実感することはありましたか?岩田:緊張感あるシーンが続く作品ですし、出演されている皆さんはいろいろな作品で重要な役どころを演じてきた方々ばかりなので「日曜劇場だな…」と感じます。
― 現場の空気感はいかがですか?
岩田:撮影前後の前室は和気あいあいとしていますが、すごく丁寧に撮影が進んでいくので皆さん結構ぐったりしています(笑)。シリアスなシーンでの長回しが多いので「カメラが回る前にあまり談笑している場合じゃないな」とピリッとした空気感になることはありますが、「今から静かにしよう」と口に出さずとも、皆さんそれぞれで察知して、現場の集中力が止まないように本番に向けてグッと高まっていく感じはすごく日曜劇場らしくていいなと思いました。
― 「アンチヒーロー」の中で好きなキャラクターを教えてください。
岩田:やっぱり明墨先生ですかね。内に秘めた強い思いを実行する感じがかっこいいですよね。恐らく登場人物全員がまだぼんやりとした印象でしか伝わっていないと気がするので、こればっかりは視聴者の皆さんも最後まで観ていただかないと分からないと思いますが、見事にパズルが組み込まれていきますので楽しみにしていただきたいです。
岩田剛典、“キーマン” 緋山の役作り語る
― 1・2話で圧倒的なインパクトを残し、今後の物語のキーマンとなる緋山啓太というキャラクターへの解釈と役作りはどのようにされましたか?岩田:8話が肝になってくるのであまり話せないのですが…(笑)。実はもう1話冒頭のシーンで始まっているのですが、過去に起きた出来事が緋山にとっても影響しています。脚本を読んだ印象と、実際に1・2話の脚本でまだ描かれきれていない部分を、先に自分の中で整理してからクランクインのシーンに臨めたので、本当にこの役柄を脚本がある状態で演じられたのはすごくありがたかったです。役作りとしては、決して根が明るい青年ではないので、佇まいや目の奥の光の無さ、あとは口調をすごく意識しながら演じています。
― 他のキャストの方との対峙シーンは、事前に話し合いをするのでしょうか?
岩田:たくさんします。監督の演出で「ここはこう撮りたい」という要望はその都度ありますが、基本的には、役者の段取りでやった芝居を撮って、カット割りからスタッフの方が話し合ってくださっていますので、各々作ってきたキャラクターがすごく味になっている作品だと思います。
岩田剛典、長谷川博己の“人間力の高さ”に感慨
― 主演・長谷川さんの印象や、刺激を受けたことを教えてください。岩田:明墨という役柄を演じるのは本当に大変なことだと思うので、この役柄が憑依しているかのような芝居で、現場でも感服するばかりです。僕なんかがコメントするのも烏滸がましいのですが、なかなかできないことだと思うので本当にお見事としか言いようがないです。大変な役柄を、大変な現場で多忙なスケジュール感の中でやりきる人間力の高さを傍で見ていてすごく感じます。
― 現場ではどんなお話をされましたか?
岩田:現場ではあまり芝居の話はしてなくて、ご飯屋さんの話やオスカー、ファッションの話など本当にただの世間話をしていました。(笑)。撮影現場の前室で待っているとき、長谷川さんがパッと役と切り替えられていて、裏ではいろいろなお話をさせていただきました。僕はずっと現場にいる役柄ではなかったのですが、弁護士事務所の皆さんはチームワークが出来上がっていて、すごくアットホームな雰囲気の現場です。スケジュールもほとんど空くことなく、1日中ずっと缶詰状態みたいな日が続く中、僕はちょこちょこ間に入っていく感じでした(笑)。
岩田剛典、北村匠海からカップラーメンの“お裾分け”
― これまでの放送話の中で印象的だったシーンは?岩田:やっぱり(北村)匠海くんとの雨降らしのシーンは印象的です。3月頭くらいに撮影したのですが、山奥なので結構寒くて、しかも大掛かりな撮影だったのですごく記憶に残っています。
― 北村さんとはどんなお話をされましたか?
岩田:とにかく寒かったのですが、匠海くんが優しくて、カップラーメンを持ってきてくれて僕も「ありがとう」と言いながら、2人で外のパイプイスに座って食べてどうにかやり過ごしました(笑)。
★インタビュー後編では、作品の魅力から今後の考察のポイントを語ってもらった。(modelpress編集部)
岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール
1989年3月6日生まれ。EXILE/三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー。俳優としては、2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞などを受賞。近年の出演作はドラマ「プロミス・シンデレラ」(2021年)、「金魚妻」(2022年)、「あなたがしてくれなくても」(2023年)、映画「ウェディング・ハイ」(2022年)、「死刑にいたる病」(2022年)、「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」(2022年)、「赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。」(2023年)など。また、2024年度前期連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)にも出演している。「アンチヒーロー」第8話あらすじ
「あなたを無罪にして差し上げます」志水(緒形直人)の冤罪を晴らそうとする明墨(長谷川博己)たちの前に伊達原(野村萬斎)が立ちはだかる。
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