「花咲舞が黙ってない」今田美桜のキャスティング理由 担当Pが語る“絶大な信頼”<小田玲奈Pインタビュー>
女優の今田美桜が主演を務める日本テレビ系土ドラ9『花咲舞が黙ってない』(毎週土曜よる9時~)の小田玲奈プロデューサーにインタビュー。前編では、制作に至るまでの経緯や今田のキャスティング理由などを語ってもらった。
今田美桜主演「花咲舞が黙ってない」
本作は、地位なし権力なし怖いものなしの花咲舞(今田)が、弱い立場の人たちのために、銀行内の悪事に真正面からぶつかっていく痛快爽快エンターテインメント作品。前作のドラマは、池井戸潤の小説『不祥事』を原作に2014年、2015年、杏主演で放送してヒット。今回は、前回のドラマ放送後に出版された新作小説を原作にした物語を、新たなキャストで届ける。「花咲舞が黙ってない」制作のきっかけ
― まずは、『花咲舞が黙ってない』新作小説ドラマ化に至った経緯からお聞かせください。小田:元々『花咲舞が黙ってない』をまたドラマ化したいという思いがずっとあった中で、キャストを一新してやるのがいいんじゃないかという話になりました。偶然ですが、私が当時担当していたドラマ『ブラッシュアップライフ』(2023年)の中に『花咲舞』を出したいと思い、2022年に亡くなられた前作担当の日テレを代表する有名なプロデューサー・加藤正俊さんの代わりに、池井戸先生に連絡を取ったことがきっかけになりました。
『ブラッシュアップライフ』に『花咲舞』を入れたのは、名前を聞いただけで誰もがすぐにわかるような日本テレビのドラマを絶対に入れたいという思いがあったからですが、私は加藤さんにすごくお世話になっていましたし、加藤さんから血を受け継いでいる思いもあったからこそ、『花咲舞』にも思い入れがあって。そこで、『ブラッシュアップライフ』を終えたのちに、『花咲舞』の新作小説もあるし、「これをやろう」と自然となりました。
― 10年前にヒットして、日本テレビの代表作でもある作品をもう1度制作するとなると、周りからの期待からプレッシャーを感じることはありませんでしたか?
小田:もちろんプレッシャーもありますが、どちらかというと“ありがとうございます”という気持ちでした。普通であれば最初にドラマの認知を広げていく時に、たくさんの言葉を使ってドラマについて説明しなければいけないものを、「あの『花咲舞』をやりますよ」の“あの”だけで伝わるというわかりやすさもあり、心強いというか、いいことしかないなとポジティブに捉えていました。
― 新しく作る上でこだわった部分があれば教えてください。
小田:“いいところをちゃんと引き継ぐ”ということをこだわりました。例えば今回、劇伴は基本的には前作のものを使っています。作曲家の菅野祐悟さんと得田真裕さんが2人で作った曲は、当時からすごい人気で本当に名曲なので、今でもドラマだけでなくバラエティ番組などスカッとするあちこちの場面で使われているんです。だから、そういったいいものを自分たちが新しくすることのために変えないで、ちゃんと残そうと思っています。
主演・今田美桜のキャスティング理由
― 主役の今田さんをキャスティングした理由と魅力も教えてください。小田:私的にはドラマ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』(2022年)でご一緒して、彼女のすごく芯が強いところを知っていたので、新しい舞にぴったりだと思いました。
一方で、彼女の可愛すぎるところがこの作品に影響しないか、生意気に思われないかなど、作品を作る上で心配しましたし意識したところでもありますが、今田さんが演じてみたら意外と全然気になりませんでした。先程も撮影がありましたが、「もうちょっと生意気な感じにいっちゃっても大丈夫」と伝えるくらいで(笑)、それで今田さんが演じてみるとすごく面白くなるということもありました。
― そのように、小田プロデューサーから今田さんに演技について直接声をかけることもあるのでしょうか?
小田:もちろん、いつも細かく伝えています。ですが、2年ぶりに今田さんとご一緒したら、多分色々なところでたくさん吸収してきたんだろうなというぐらいに、「じゃあちょっとそんな感じでやってみます」と言ったものをバシっと決められますし、セリフ覚えも完璧で。少し変更をお願いした時も「じゃあ、ちょっと違う感じでやってみますね」とすごく柔軟で軽やかに対応してくれます。
― 今田さんとは2度目のタッグになりますし、より信頼感が増したようですね。
小田:そうですね。それは絶大な信頼を置いています。山本(耕史)さんも言っていますが、気づいたらみんなが座長・今田さんに引っ張られている感じになっているんです。今田さんについていきたくなるような空気作りも伝わりますし、ゲストの方もいつも待合室で楽しくされています。
★後編では、“半沢直樹”が登場する今後の物語の見どころについて語っている。(modelpress編集部)
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