「Eye Love You」第6話は“クライマックス”「前半の最終回だと思って観てください」<中島啓介PインタビューVol.5>
女優の二階堂ふみが主演を務めるTBS系火曜ドラマ「Eye Love You」(毎週火曜よる10時~)を担当する中島啓介プロデューサーにインタビュー。Vol.5では、現場の雰囲気や今後の見どころを明かしてもらった。
二階堂ふみ主演「Eye Love You」
本作は目が合うと相手の心の声が聞こえてしまう“テレパス”の能力を持つ本宮侑里(二階堂)と超ピュアな年下韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ/通称:ヒョプ)のファンタジック・ラブストーリー。ヒョプは今作が日本のドラマ初出演。韓国俳優がヒロインの相手役を務めるのは民放GP帯連続ドラマ史上初となる。
チェ・ジョンヒョプ、現場では通訳介さずコミュニケーションとることも
― 撮影現場はどのような雰囲気ですか?中島:二階堂さんやジョンヒョプさん、その周りのキャストも含めて表情の引き出しあいみたいなことが行われていて。それによって誰かが今までになかった表情を見せることもあって、それがすごく面白いなと思います。そうやって皆で一緒に今までにないものを言葉の壁を越えて作ろうという雰囲気の現場になっていることに感謝しています。
また言語が違う中で色々な人がアイデアを出し合いながら撮影が進んでいるので、通常のドラマ以上に、本番に至るまでお互いのイメージを理解しきる、アイデアを共有しあうということに時間をかけています。僕らも少しずつ韓国語がわかるようになってきたり、逆にジョンヒョプさんは日本語を覚えるスピードが速く、僕らが日本語で演出について話した時に通常は通訳さんから伝えてもらうんですが、最近は通訳さんが伝える前に「オッケー!ケンチャナ(大丈夫)」みたいな感じで理解してくれることも増えてきました。
言葉が違うからこそより深いコミュニケーションができるようになったというか、そういう雰囲気の中で皆で頑張って前に進んでいるので、それが良いムードに繋がっているんだろうなと思います。時間がかかっても、相手の考えていることがわかった時はやっぱり嬉しいですよね。演出スタッフ、キャスト含め、それで生まれるお芝居を皆で取り入れ、それぞれがアイデアを出し合いながら作っていくことで、今回のドラマのオリジナルな部分が生まれているのではと思います。
二階堂ふみ&チェ・ジョンヒョプ&制作陣共通の思い
― 韓国のNetflixでもランキング上位に入っていて国内外から大きな反響が届いているかと思いますが、「これは意外だった」「ここが視聴者の方には受けたんだ」など驚いた反応はありましたか?中島:正直に言うと、ヒロインの相手役を韓国人の方にやっていただく、韓国人の俳優さんが日本語をしゃべっているという座組自体が今までになかったものなので、世の中の方にどう反応していただけるかは放送されるまで全く予想がつかなかったですし、どっちに転ぶ可能性もあるなと思っていました。ともすればネガティブな反応も多い可能性も覚悟していたんですが、二階堂さんとジョンヒョプさん、そして全スタッフ含め共通で思っていることは「今の時代に、とにかく皆に元気になってほしい」ということです。このドラマを毎週楽しみにしてもらったり、観ることで「明日頑張ろう」と思えたり、ちょっと疲れている心が癒やされたり…そういう気持ちになってもらえるように、ということをずっと共通認識として意識しています。なので色々なところで観ていただいて、元気になってくれている人がたくさんいると知ってすごく嬉しいですし、ホッとしています。最終回までずっと視聴者の方が明るく楽しく良い気分になるドラマにできればいいなと思っています。
また、まずは日本国内の人がそう思ってくれたらという気持ちで作っていたので、韓国の方からどういう反応が来るのかは正直本当に全くわかりませんでした(笑)。でも意外にも韓国のNetflixでもずっとトップ10に入っていて好調らしく。韓国ドラマとは尺、話数、テンポ感が全然違いますが、それを逆に新鮮に受けてくれたのかもなとも思ったりしました。
あとは二階堂さんとジョンヒョプさんの掛け合いを「楽しい」「なんか可愛い」と感じる、その視聴者の心はもしかしたら共通しているというか、その感覚は韓国でも一緒であるのかもしれません。僕らも韓国ドラマのラブストーリーを観ながら「韓国の方はどういうところに胸がグッと来るのかな」と参考にして作っている部分もありますし、結果的に韓国の方にも楽しんでいただけているのであればすごく良かったです。日本の俳優のお芝居を韓国の方々が観てくれるというのもやっぱり純粋に嬉しいです。日韓一緒に作るコンテンツで両方とも楽しいと思えるのが多分1番良い形で、そこまで到達できているのかはわからないですが、最終回が終わった後に、少しでも多くの人がそういうふうに思ってもらえるといいなと思います。
「Eye Love You」第1章完結へ「クライマックス」
― 27日放送の第6話、また終盤にかけての見どころをお聞かせください。中島:6話で第1章が完結し、物語の1つのクライマックスを迎えます。5話のラストからまたさらなる展開があるんですが、それと同時に6話は舞台が北海道に移ります。メインキャラクターたちが北海道に行き、この物語の1つのキーとなっているラッコが生息する場所など色々なところが出てきます。今回は世界配信ということもあって、実はそういう大自然、日本の色々な美しい場所、色彩もすごく意識しながら撮影を進めています。そんな美しい情景の中で、このラブストーリーが大きく動き、中盤として1つの結末を迎える。絶対に見逃すことのできない展開ですし、とにかく何かが起こりますので「前半の最終回だと思って観てください」と伝えたいです(笑)。素晴らしいキャスト陣とともに、演出・技術・美術、全てのスタッフが1カット、1カット一生懸命に愛情を詰め込んだ「Eye Love You」をぜひこれからも楽しんでいただけたらと思います。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
もっと詳しくみる
-
【写真】南アフリカに留学していたモデル出身チェ・ジョンヒョプとは
-
【写真】「Eye Love You」チェ・ジョンヒョプの通訳がまさかの登場
-
二宮和也「Eye love you」チェ・ジョンヒョプを絶賛
-
【写真】二階堂ふみ、SEXYバニー姿で大胆美ヒップ披露
-
【写真】二階堂ふみ、美バスト大胆SEXYドレスで悩殺
関連ドラマ
あわせて読みたい
-
「Eye Love You」チェ・ジョンヒョプのアイデアだった胸キュンシーン2つ「爆発力があってすごく面白い」<中島啓介PインタビューVol.2>
モデルプレス
-
「Eye Love You」二階堂ふみのキャスティング理由 プロデューサーが感じたチェ・ジョンヒョプの覚悟<中島啓介PインタビューVol.1>
モデルプレス
-
「Eye Love You」二階堂ふみ&チェ・ジョンヒョプ、約15秒の無音キスシーンが話題「ついに」「息止まった」初の“2ヶ国語の心の声”にも悶絶の声殺到
モデルプレス
-
<Eye Love You 第5話>侑里&テオ、互いの恋心すれ違う
モデルプレス
-
視聴総合ランキング
2025年09月19日 00:45時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。
-
01
最後の鑑定人
第11話 天才鑑定人VS最凶の科学者・・・復讐の行方
9月17日(水)放送分
TVerで見る -
02
上田と女が吠える夜
上田と女が吠える夜×ベタドラマSP
9月17日(水)放送分
TVerで見る -
03
完全不倫 ― 隠す美学、暴く覚悟 ―
#12 遂に4人目の不倫相手が登場――千春の不倫のすべてが明らかに!
9月16日(火)放送分
TVerで見る -
04
世界の果てまでイッテQ!
手越祐也の帰ってきたノーチャラ生活&NBA大スター八村塁とQtube
9月15日(月)放送分
TVerで見る -
05
レプリカ 元妻の復讐
11話 ズタボロ女王の反撃
9月15日(月)放送分
TVerで見る
最新ランキングはこちらPowered by -
-
二階堂ふみ、初ハリウッド作品出演はオーディションで掴む 美うなじ輝く着物姿で登場<SHOGUN 将軍>
モデルプレス
-
「Eye Love You」チェ・ジョンヒョプ、撮影中にハプニング スタッフへの対応が「素敵」と話題
モデルプレス
おすすめ特集
-
9月のカバーモデルは吉岡里帆
特集
-
男性ユニットオーディション「BEASTAGEプロジェクト」の情報をたっぷり紹介
特集
-
インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」
特集
-
国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中
特集
-
モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」
特集
-
モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!
特集
-
"史上最大級のファッションフェスタ"TGC情報をたっぷり紹介
特集
-
国内作品見放題数2位!アニメ・お笑い・ドラマ・映画が充実!オリジナル作品も!
特集
-
ディズニープラスでは人気の神作や話題の新作が見放題!【PR】
特集
おすすめ記事
SPECIAL NEWS
記事ランキング
RANKING
-
01
「THE LAST PIECE」ファイナリストRUI、RYOTOは「自信を無くした時に些細なことを褒めてくれた」【最終回直前インタビューVol.8】
モデルプレス
-
02
「THE LAST PIECE」ファイナリストYUTA「人生で一番泣きました」トレーニーとの別れ SKY-HIから教わった「5歳児の感覚」で成長【最終回直前インタビューVol.10】
モデルプレス
-
03
JO1白岩瑠姫「月と太陽」河野純喜の可愛いところ&意外な共通点「1番大きな壁」と語った変えたいこととは?【「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」インタビュー後編】
モデルプレス
-
04
「THE LAST PIECE」ファイナリストTAIKI、音楽始めたきっかけは父の何気ない一言 デビューに向け「誰よりも自分を信じます」【最終回直前インタビューVol.10】
モデルプレス
-
05
JO1白岩瑠姫、初地上波ドラマで監督から太鼓判のビジュアル再現度 母からの愛感じる瞬間明かす「息子としては少し恥ずかしい」【「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」インタビュー前編】
モデルプレス