フジ小室瑛莉子アナ、入社3年目で「めざまし8」メインキャスターの大役抜擢 生放送での新たな課題…それでも前を向き続けられる理由「凹んでいる暇がない」<モデルプレスインタビュー>
2023.05.01 17:00
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「フジテレビ」と「モデルプレス」がコラボレーションするアナウンサー連載「“素”っぴんランキング」。同じ場所で働く・協力し合う仲間だからこそ知る“素”の一面を、多彩なランキングテーマによって引き出していく同連載。Vol.2のテーマは「意外な特技を持つアナウンサー」。
フジテレビアナウンサー50人以上への取材から2位に選ばれた小室瑛莉子(こむろ・えりこ/24)アナへのインタビューでは、「めざまし8」でぶつかっている壁や前向きな信念について語ってもらった。
フジテレビアナの素顔に迫る「“素”っぴんランキング」
テレビには映らないフジアナの知られざる素顔に迫った連載第1弾「女子アナの“素”っぴん」、第2弾「“素”っぴんトーク」に続く第3弾「“素”っぴんランキング」では、フジアナ50人以上に取材し、その結果をもとにしたランキングを発表する。第2回のテーマ「意外な特技を持つアナウンサー」2位の小室アナは2021年に入社。4月に「めざまし8」メインキャスターに就任し、月曜日~木曜日を担当。金曜日は「ぽかぽか」に出演している。
小室瑛莉子アナ、ランクインに驚き
― “意外な特技を持つアナウンサー”2位に選ばれたお気持ちはいかがですか?小室:選ばれたことが1番意外です(笑)。「意外な特技です!」と何かを見せたこともないので、何がきっかけでそう思われたのか気になっています。
― ではどのような投票理由を一緒に振り返っていきたいと思います!まず杉原千尋アナは「よく食べます!」とのことでした。
小室:一緒にご飯に行った時があって、その時にも話をした記憶があります(笑)。確かによく食べます!
― 生野陽子アナからは「意外ではないですが、笑顔の写真が超絶可愛いですっ!!!!!」という声が届いています。
小室:ありがたいです。でも生野さんこそ笑顔が素敵なんです。私なんてまだまだで、生野さんの笑顔には敵いません。
― 生野アナはアニメ好きな一面にも触れられていますね。
小室:確かにアニメ好きと話すと意外だと言われることは多いです。でもそれは特技とは言えないですが…(笑)。特に少年マンガ系をよく観るのが意外らしいのですが、兄の影響が大きいのかなと思っています。
― 似たところで言うと、徳田聡一朗アナ(※「徳」は正式には旧字体)も「ゲーム好きの印象があります」と話されていました。
小室:はい!でもゲームはやるよりも見るのが好きなんです。兄がやるのを小さい頃からずっと見ていたのでそちらの方に慣れていて。なので特技というよりは、ゲーム配信者の方の実況動画を見るのが好きです。
― そして小澤陽子アナは「気配り上手!気付く天才!」と絶賛されています。
小室:それは小澤さんの方です!!そのままお返しします(笑)!小澤さんがアナウンス室1と言えるくらい気配り上手で、私はそういう姿勢に憧れています。いつか後輩にそう思われるようになりたいです。私は意識して行動するのですが、小澤さんはそれを全て素でやってしまうんです。
― 例えばどういう場面でそう感じられたのでしょうか?
小室:番組の代行をした時は、お礼の手紙がデスクに置いてあり、それが絵まで手描きのポストカードだったんです。気配りを超えたプラスアルファまでできるところが素敵で憧れます。
― そんな小室アナが「意外な特技を持つアナウンサー」に選んだのが佐野アナでした。「運動が苦手なイメージだったが、リフティングなどサッカーができる」とのことですが、これに気付いたきっかけは何だったんでしょうか?
小室:フジテレビアナウンサーでフットサルをやる機会があって、 それを企画してくれたのが佐野さんなんです。中高サッカー部というのは知っていたのですが、足が速くてボールさばきもすごかったです!「ポップUP!」の番組内でリフティング企画をやっていた時も上手でした。ただ、体力的に長距離は走れないそうです(笑)。でも本当にテクニックはピカイチで、去年初めてフットサルに参加した私は1番びっくりしました。
小室瑛莉子アナが自ら明かす“意外な特技”
― 小室アナが思う“自分の意外な特技”を教えてください。小室:そろばんでしょうか。珠算検定1級を持っています。スーパーに行って「1000円以内で収めよう」という時の計算は暗算でできます!
― そういう時は頭の中のそろばんを動かして計算するんですか?
小室:そうです!買い物しながら「今カゴの中身の合計は◯◯円で…」みたいな感じです。なので節約するのも好きです(笑)。
小室瑛莉子アナ、入社3年目で「めざまし8」メインキャスターに抜擢
― ここからは「めざまし8」のお話もお伺いしていきたいと思います。メインキャスターとしての出演が始まって約2週間が経ちましたが(※取材は4月中旬)、実際にやってみていかがですか?小室:1週間があっという間です。今までは週1回出演の番組も多く、今回初めて帯番組を担当しているので、自分の中で毎日同じことを繰り返すというのは初めての経験でした。「めざまし8」では放送前に異なる打ち合わせが3回あって、そこで毎日一生懸命情報をインプットしているので、なおさら時間が早く感じます。
― その3回の打ち合わせではそれぞれどのようなことをしているんですか?
小室:制作スタッフ、谷原(章介)さん、その回のゲスト・コメンテーターの方との打ち合わせで計3回です。制作側はどのような意図でこのニュースを伝えたいのか、どの部分に重きを置いているのか、それに対して出演者の方はどのような意見・疑問を持っているのかなどを自分の中で噛み砕いていく作業をします。その日のニュースなども知っておかなければいけないので、インプットしていたら本当に体感10分くらいです(笑)。
― 3回の打ち合わせはそれぞれ何分ずつくらいやっているんですか?
小室:1時間前後です。谷原さんと打ち合わせをして、リモートで他2つの打ち合わせにも参加します。番組の打ち合わせが始まる前の1時間くらいは、自分の準備時間で、新聞各紙を一通りチェックしてからその日にどういうニュースを扱うのか確認して、概要を理解してから打ち合わせに臨んでいます。
小室瑛莉子アナが感じた“生放送で意見を話す”難しさ
― 実際にやってみて感じたこれまでの担当番組との違いを教えてください。小室:何もかも違います(笑)。もう自分の役割から圧倒的に違うんです。今まではコーナー、その中でもエンタメ系をベースとしたものでした。「めざまし8」のコーナーもエンタメ情報が多いですが、番組の雰囲気が今までとは違いますし、コーナーだけではなく番組で扱う情報を全体的に知っておく必要があります。
また、何よりこれまでと違うのは、アナウンサーがコメントする機会があるということです。それが自分の中では難しいところで、谷原さんが気を遣って話を振ってくださる時もありますし、いつ来るかわからないのでとにかく全ての情報を知っておくことが重要になります。
― 確かに、生放送の場で自分の意見を話す難しさはありますよね。
小室:テレビの生放送で話す身として、どこまで本音を打ち明けるべきなのかは悩む部分ですし、私の発言を良いと思う人も悪いと思う人も必ずいるので、自分の中で捨てきれていないところがあります。「万人に良いと思ってもらえる回答はどれかな」と探してしまう自分がいる一方で、そうではない意見を視聴者の方は聞きたいと思っているかもしれません。谷原さんやゲストの方と全く同じ立場で意見を2回繰り返しても意味がないので、そこは日々模索中です。
― 前任の永島アナから何かアドバイスはありましたか?
小室:「このままで大丈夫」とのことでした(笑)。「まず基本は“そこにいること”に慣れる。自分で発言することは最初からできなくていいし、ちょっとずつ番組に慣れていく上で、谷原さんのテンポ感がわかってきたら話すくらいで、無理しなくていいよ」と。その言葉もあり、私は「急いでできるようにならなくちゃ」という気持ちでもなくて、「いつかそういう風になれたらいいな」と目標として持っています。
小室瑛莉子アナ、鏡で表情までチェック
― 自分の意見を話すこと以外にぶつかっている壁はありますか?小室:今1番ぶち当たっているのは表情です。毎回オンエアの後に反省会をしているのですが、もともと私は目や口の形的に真顔でも笑っているように見えてしまうというのがあって。さまざまなニュースを取り扱う情報番組なので、毎回オンエアの確認に加えて、鏡を見て「このニュースに適切な顔ができているのか」とチェックしています。
私はもともと感情が表情にあらわれやすいので、改善するきっかけがあるのはありがたいです。今後表情管理ができるようになったら、話していない時でも表情を活かせるアナウンサーになれるのかなと思っています。
― 逆にこれまでの経験が活きていると感じる部分はありますか?
小室:本当にこれまでと全然違うのでないです(笑)!ですが旬のエンタメをお届けするコーナーでは明るい情報に振り切っているので、そこでは「ポップUP!」や「ノンストップ!」での経験が活きているのかなと思います。
小室瑛莉子アナが悲しみを乗り越えた方法
― モデルプレスには今壁にぶつかってる読者の方もたくさんいます。そんな方々に向けて小室アナが入社後に“悲しみを乗り越えた方法”を教えてください。小室:先ほどぶつかっている最中とお話しましたが、私はそこまで気にしていないんです。毎日ある番組ですし、「今日できなかったから明日完璧になろう」なんておこがましいことは考えていなくて、「いつかそれができて素敵なアナウンサーになれたらいいな」という気持ちでやっています。もちろん心の中に悩みはありますが、そればかり考えて生きるのではなく、気楽に気にしすぎないでいます。
確かに本番が1回しかない時などは気になってしまうと思うのですが、それはもう自分に自信を持つしかない。長期的なものならば、気にしすぎて他のことがおざなりになることもあると思うので、気楽にいるのがいいと思います。
― では小室アナはあまり凹まないタイプですか?
小室:ないです。凹んでいる暇がないと思っています。凹んでいる暇があったら寝て明日のオンエアに備えます。過去にはオンエアの後に「できない自分が悔しい」「なんであんなこと言っちゃったんだろう」と泣いたこともありますが、それを翌日まで引きずらないようにしています。過去は変えられないので「次、できればいいんじゃない?」と思うようにして、次を良くするために大事なのは良い状態でオンエアに臨むことと考えます。具体的な解決策がある場合はもちろん対策しますが、基本的に楽観的に生きています(笑)。
小室瑛莉子アナ「ぽかぽか」で1週間をリセット
― これまで様々な番組を担当されてきましたが、将来出していきたい個性は見つけられましたか?小室:今も出ていると思っています(笑)!自分としてはやっぱり「人生は一度しかないので楽しく生きていきたい」というのが1番にあります。どれも悲観的に考えずに、何か課題があったら、それをどう乗り越えようか考えたり、その手段を楽しんだり、 全てを楽しむ方に変えていけたらいいなとは思っています。
― やりたいジャンルはありますか?
小室:1番はバラエティです。今は月曜日~木曜日が「めざまし8」で金曜日が「ぽかぽか」なのですが、「ぽかぽか」でめちゃくちゃ笑っています(笑)。金曜日に笑い飛ばして1週間が終わるので、「月曜からまた頑張ろう」という気持ちにもなります。
小室瑛莉子アナの夢を叶える秘訣
― モデルプレス恒例の“夢を叶える秘訣”もお伺いしたいです。1年前には「勇気」と答えていただきました。小室:全く同じで変わっていないです!打席に立たなければ打つことはできないので、まずは何にでも挑戦する勇気が大事だと思います。私は「めざまし8」の話が来た時、迷いなく「やります」と答えました。「とにかく仕事は断らない」というのがモットーで、むしろ「もうこれ以上仕事できない」と思っている時でもどうにかして仕事をしたいと思っています。その仕事の中で新しい自分を見つけられたらいいなと思いますし、 期待にはできるだけ応えたい。一生懸命打席に立って、あわよくばホームラン、それかバント(笑)。とにかく前に進めたらいいなと思っています。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
小室瑛莉子(こむろ・えりこ)プロフィール
生年月日:1999年3月2日出身地:神奈川県
出身校:青山学院大学経営学部
入社年:2021年
担当番組:めざまし8(メインキャスター、月~木)、ぽかぽか(金)、潜在能力テスト(進行アシスタント)、深夜のハチミツ(MC)、Tune(MC)
【Not Sponsored 記事】