8LOOMインタビュー連載/宮世琉弥(C)モデルプレス

<「君の花になる」8LOOMインタビュー連載Vol.7>宮世琉弥、東日本大震災での経験を糧に努力 現在は“人生で初めての経験”真っ只中

2022.07.26 19:00

俳優の本田翼が主演を務める10月スタートのTBS系火曜ドラマ「君の花になる」(毎週火曜よる10時~)の劇中に登場する7人組ボーイズグループ“8LOOM(ブルーム)”のモデルプレスインタビュー連載ソロ編。6人目は成瀬大二郎(なるせ・だいじろう 通称:なる役)を演じる宮世琉弥(みやせ・りゅうび/18)が登場する。

  

“8LOOM”インタビュー連載:成瀬大二郎役の宮世琉弥

(上段左から)NOA、森愁斗、山下幸輝、八村倫太郎(下段左から)宮世琉弥、高橋文哉、綱啓永(C)モデルプレス
オーディションを通し、芝居・ダンス・ボーカルとそれぞれの得意分野やバックボーンの異なるフレッシュな若手を選抜した同グループは、劇中だけでなく、期間限定のボーイズグループとして実際にデビュー。ドラマ楽曲の発表や、物語と連動したライブ、イベントなど多岐にわたる活動を行っていく予定だ。

モデルプレスでは、合同で行われたグループ取材のほか、ソロインタビューも実施。様々な質問から7人のパーソナリティーに迫り、夢を追いかける読者に向けて夢を叶える秘訣も答えてもらった。

宮世琉弥 (C)TBS
宮世演じるなるは、最年少だが精神年齢が高くメンバーの仲を取り持つしっかり者。いつもニコニコしていて愛嬌があり、歌もダンスもこなすオールラウンダー。主人公・仲町あす花(なかまち・あすか/本田)にも最初から大人の対応で接し、弟キャラとの使い分けもできる器用な性格で頼れる末っ子。佐神弾(さがみ・だん/高橋文哉)に憧れてグループに加入したという経緯があり、弾にとっても良き相談相手であるが…という役どころ。

宮世琉弥の“人生で初めての経験”

― 歌やダンスの練習で一番力を入れていることを教えて下さい。

宮世:全部です!自分にしかできないものを最大限出すというのは必要なことだと思いますが、力を入れている中でもやはりチームワークと言うのは今一番大切にしています。何か越えられない壁があったとしたら、それを越えるために一番重要なのがチームワークなんです。誰かが飛び抜けていたとしても、周りと協力をしないと乗り越えていけないので、まずは皆で「意思を揃えて頑張っていこう」と士気を高めているところです。

― 全体の士気を高めるために皆さんでやられていることはありますか?

宮世:声出しです。皆で「頑張ろう」と大きな声で言っています。

宮世琉弥(C)モデルプレス
― 練習の中で苦労したことを教えて下さい。

宮世:ほかの撮影の間にこのレッスンが入っているので、芸能活動を始めてから今初めて毎日1日中ずっとお仕事に携わらせてもらっています。連日やっていると大変に感じることもありますが、だからこそ「こうやってお仕事をさせてもらっていることが幸せなんだな」と思っています。

― 多忙なスケジュールをこなされているんですね。

宮世:いやいや、僕なんて全然ですが、人生で初めての経験なので「ここで挫折しないようにポジティブにやっていきたい」という気持ちでやっています。

― 宮世さんから見て、8LOOMのグループとしての魅力はどのようなところにあると思いますか?

宮世:やっぱり異色のメンバーで構成されているところですかね。俳優やアーティストとしてグループ活動をしている人から、お芝居に初めて挑戦する人までいて…。しかも僕たちのアーティスト活動がドラマになるというのは、すごく新しい挑戦だと思います。

8LOOMのメンバーは本当に個性豊かで、僕が最年少で18歳、1番年上の綱(啓永)くんが23歳なので年齢層も幅広いのですが、いい意味でそれを感じないグループになっていると思います。グループを知ってくれた方は最初に「どういう人たちなんだろう?」と気になると思うんです。そうなった時にドラマがあるというのもすごく大きいですし、本当に有り難いです。

宮世琉弥、高橋文哉は「ツンデレ」

(上段左から)NOA、森愁斗、山下幸輝、八村倫太郎(下段左から)宮世琉弥、高橋文哉、綱啓永(C)モデルプレス
― 他の6人から刺激を受けたエピソードや、「この人の成長がすごい」「この人のここを見て欲しい」など尊敬できる、すごいと思うポイントがあれば教えて下さい。

宮世:皆それぞれ尊敬できるところがいっぱいあるのですが、もともと文哉くんとは仲の良い友達で1回共演したこともあったので、まさかこうして文哉くんとアーティストグループをやるとは思っていませんでした。新しい一面を見られるだろうし、他の5人も自分の人生にとってすごく大きな存在になるんじゃないかなと思います。

― 高橋さんと最初に共演された時と今回で、何か印象は変わりましたか?

宮世:さらに仲良くなったと思います!ね!?(休憩中の高橋に呼びかける)

高橋:え?

宮世:仲良いよね!?

高橋:………。

宮世:ああいうツンデレな部分があるんですよ(笑)。実際はめっちゃ仲良いと思ってくれていると思います(笑)!

宮世琉弥、共演者と距離を縮めるコツは?

― もし実際にこの7人で共同生活をしたら自分はどんな役割になると思いますか?

宮世:買い物係とか…?僕、外出するのが好きなので。役割分担は1人ずつじゃなくて2:2:3みたいにグループで分けたいですね。

― 買い物係は誰と一緒になりそうですか?

宮世:そういうのはもうジャンケンで決めます(笑)!

宮世琉弥(C)モデルプレス
― 合同インタビューの時にも感じたのですが、宮世さんは8LOOMのムードメーカー的存在ですね。

宮世:いや、全然そんなことないです…!でも、初対面の日から皆と距離が近かったわけではないんです。皆で話して、ダンスレッスンをしていくうちにだんだん仲良くなりました。

― 距離を縮めていくコツはありますか?

宮世:う~ん、自然とですね。僕は最初から積極的に話しかけに行くのではなくて、一緒にお仕事をして、同じゴールを見て話しているうちに仲良くなるタイプなんです。だから「懐に入るのが上手い」と言われることもあります。自分では意識していないですが…(笑)。

宮世琉弥、挫折を乗り越えた経験語る

― 崖っぷちのボーイズグループという設定ですが、ご自身の人生で“崖っぷち”だと思った時期や、過去に挫折した経験はありますか?

宮世:東日本大震災です。僕は宮城県出身で今思うとあの時は崖っぷちだったのですが、当時は小学1年生だったので何が何だか…。理解はできていたのですが、頭が全然回っていなくて。でもあの時の経験がなければ今の自分はないですし、多分芸能界にも入っていないです。より視野が広くなりましたし、生きているだけで本当に幸せなことだと理解できる体験をしたので、これからもそれを糧に頑張っていきたいと思っています。

もちろん震災が起きない方が良かったのは当然ですが、失うものもあったけどそれで得られるものもたくさんありました。同じように震災を経験した友達や天国に行ってしまった友達にも今の自分の活動を届けたいですし、皆の期待に応えていくのも重要だと思っています。

宮世琉弥の夢を叶える秘訣

宮世琉弥(C)モデルプレス
― そういった経験を踏まえてご自身の考える夢を叶える秘訣をお伺いしたいのですが、2021年1月のインタビューでは、「自分が将来何になりたいか、まず何をしたいか、を的確に定めて、あとはそれに向かって他の人の努力の何倍も練習だったり勉強だったりをして自分を信じて突き進むのみ」と答えていらっしゃいました。そこから約1年半が経って、考えに変化や「これも大事だな」と感じたことはありますか?

宮世:人生って本当にあっという間だと思うんです。別の作品で共演させていただいている先輩が「人生の残りの日数って結構短いんだよね」という話をされていて。それを聞いた時に「1日も無駄にしたくないな」と強く感じました。でも結局は自分がやりたいことをやればいいし、自分がこうでいいと思ったらそれでいいと思うんです。自分がもう仕事したくないと思った時には休む期間を持ってもいいと思うし、それも人生で大切な財産になる。でも、時間はそんなにないと思います。やりたいことを一つずつ考えた時に、コップに水を注ぎすぎて溢れる状態になることが出てくると思うので、早めに決めて水が入る分をちゃんと確保しておかないと。

僕もそういう考えで生きてきましたし、親も「あなたがやりたいならやればいい」という感じで、僕はやりたいことをある程度やらせてもらってきたから今があって、叶えていくうちにだんだん「もっとこうしたい」というのも増えてきました。叶えた先に行くと新しいものが見える。それは自分で体験しないとわからないことですし、その時に鳥肌が立つこともありました。

― 宮世さんが鳥肌が立った瞬間というのは?

宮世:自分が前までテレビで観ていた人たちと今お仕事をしているというのはすごく鳥肌が立ちました。あと、僕は自分を褒めることも必要だと思います。なので、そういう経験をした時は「僕すごいな」と心の中で思って頑張っています(笑)。その時の鳥肌、ワクワク感はやっぱりたまらないので、できる限りのやりたいことはやれるうちにやっておきたいと思っています。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

本田翼主演10月期火曜ドラマ「君の花になる」ストーリー概要

(左から)綱啓永、宮世琉弥、NOA、本田翼、森愁斗、高橋文哉、八村倫太郎、山下幸輝「君の花になる」(C)TBS
本作の主人公は、ある出来事により挫折した元高校教師・あす花。

あす花は突如、ボーイズグループが共同生活する寮の“寮母”になったことをきっかけに、かつての教え子・弾と再会。弾がグループのリーダーとして夢に向かってまっすぐ挑戦する姿に心を打たれ、気づけば教師だった頃の情熱を取り戻し、自身の挫折とも向き合うようになっていく。30歳の節目に、恋も仕事も友情も新たなステージへ進む女性の成長と胸キュンを描いたオリジナルストーリーである。

8LOOM(ブルーム)メンバー・キャスト

佐神弾(さがみ・だん)役:高橋文哉
成瀬大二郎(なるせ・だいじろう)役:宮世琉弥
古町有起哉(ふるまち・ゆきや)役:綱啓永
一之瀬栄治(いちのせ・えいじ)役:八村倫太郎
桧山竜星(ひやま・りゅうせい)役:森愁斗
久留島巧(くるしま・たくみ)役:NOA
小野寺宝(おのでら・たから)役:山下幸輝

彼らのオーディションからドラマ放送までの1年間を追った密着&応援コンテンツ「君の花になるまでの365日」もTBS公式YouTube・Paraviで配信中。
URL:https://youtube.com/playlist?list=PLCUNF--_h4OyyVIxv-ax-H69N4neJagne

宮世琉弥(みやせ・りゅうび/18)プロフィール

宮世琉弥(C)モデルプレス
生年月日:2004年1月22日
出身地:宮城県
趣味、特技:映画鑑賞、人間観察、ファッション、ギター、カメラ

2019年、ドラマ「パーフェクトワールド」(カンテレ・フジテレビ系)第1話で俳優デビュー。2020年、ドラマ「恋する母たち」(TBS系)で注目を集めた。その後も「青のSP(スクールポリス)―学校内警察・嶋田隆平―」(カンテレ・フジテレビ系)、「珈琲いかがでしょう」(テレビ東京系)、「ナイト・ドクター」(フジテレビ系)、「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)と出演作が絶えず。ドラマ「村井の恋」(TBS系)では1人2役に挑戦し注目を集めた。

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    2022年10月18日(火)スタート

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