モデルプレスのインタビューに応じた中川大輔(C)モデルプレス

中川大輔、美大生から芸能の道へ「仮面ライダーゼロワン」出演で感じた壁とそこから得た自信「無駄ではなかった」<インタビュー後編>

2022.06.16 18:01

現在放送中のテレビ東京系木ドラ24「花嫁未満エスケープ」(毎週木曜深夜0時30分~)に出演中の中川大輔(なかがわ・だいすけ/24)。インタビュー後編では、美術大学に通う学生から芸能界の道へ進むことを決意したきっかけ、「夢を叶える秘訣」について明かしてくれた。

  

中川は高校3年間を沖縄で過ごした後、大学入学時に帰京。美術大学に通う現役大学生時代にメンズノンノのグランプリを獲得し、芸能界入りを果たした。

中川大輔、芸能活動&学業の両立で苦労

中川大輔(C)モデルプレス
― 芸能活動当初は、大学で建築について学ばれていたということですが、現在の活動に繋がっていることや活かされていると思うことはありますか?

中川:大学の課題をやる中で、創造することに関しての熱量という部分が繋がっていると感じました。あの頃には負けないようにしたいと意識しています。あとは、同級生や先輩方と一緒に色々な美術館に行って多様なアートに触れたことは芸能活動をしていて、例えば洋服選びのヒントやアイデアとして活かされていると感じています。

― 芸能界に挑戦してみようと思った1番のきっかけは何ですか?

中川:大学に通っている時も、建築の道より芸能界に興味がありました。小学生ぐらいから高校生まで放課後にレンタルビデオ屋さんで映画を2、3本を借りて観るというような生活をしていた中で「お芝居が楽しそうだな」とずっと興味を持っていました。

中川大輔(C)モデルプレス
中川大輔(C)モデルプレス
― 大学生活との両立で辛いと感じた経験や辞めたいと思ったことはありましたか?

中川:ちょうど大学4年生の頃は「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系/2019年~2020年)と並行していたのですが、大学の卒業制作のために少し撮影をお休みしていた期間があって、復帰した時に周りについていけていないという感覚を味わったことがありました。僕が大学生活を送っている間にみんな毎日現場で経験を積んでいたということを目の当たりにして、僕が感覚を忘れてしまっていたせいで監督からOKが出なかったりと迷惑をかけてしまったことは辛かったです。「学業の時間を違うことに使えたんじゃないかな」と思った時期もありました。でも今考えると大学を卒業したということはすごく自分の自信になっていて、無駄ではなかったと思えています。

中川大輔(C)モデルプレス
― 「仮面ライダー」出演以降、映像作品のお仕事が続いていたと思いますが、役者の道へ進もうと決意したきっかけはありますか?

中川:役者志望だったので、学業が落ち着いたタイミングで役者の仕事に全力を注ごうと思っていました。大学1、2年生の頃は、学業にモデル、俳優と全てに全力を注げる自信があまりない中で進むのは違うと感じていたので、タイミングとしては卒業した時です。最初からずっとやりたかったことを今も続けられていることは感謝しかないです。

中川大輔、これまでの役者人生を振り返る

中川大輔(C)モデルプレス
― これまでを振り返ってターニングポイントになった作品や経験はありますか?

中川:「仮面ライダー」はすごく成長させていただいたなと思います。ほぼ初めての現場で、1年間ずっと同じ役で同世代の方とお芝居ができたことはとても大きかったです。「仮面ライダー」以外で言うと「花嫁未満エスケープ」がすごく自分の中ではターニングポイントになっていて、たくさんの気づきがあった現場でした。「仮面ライダー」を撮っている時も、役を通して自分が成長できたので役に感謝だなと思っていたことがありましたが、今回の現場でも同じように感じています。物語の展開を担う役目としてのお芝居を学ばせていただいたという点がターニングポイントです。

中川大輔(C)モデルプレス
― 憧れの役者さんや共演してみたい方はいらっしゃいますか?

中川:ヒース・レジャーさんが大好きで。ヒース・レジャーさんのドキュメンタリーを海外から取り寄せて、英語が話せる友人に全部翻訳をしてもらうぐらい好きなんです。映画「ダークナイト」(2018年)を観て「人ってこんなに別人になれるんだ」と教えてくれて、僕の中で永遠のスターになっています。

日本の方だと、堺雅人さん。「半沢直樹」シリーズ(TBS系/2013年、2020年)を観て、お芝居に魅了されたので、堺さんと向き合ってあの熱量を持ったお芝居を目の当たりにすることができたら幸せだろうなと思います。負けないぐらいのエネルギーとパワーを持てる俳優になりたいです。

中川大輔(C)モデルプレス
― 今まで共演してきた方の中で尊敬している方や自分が変わるきっかけになった方はいらっしゃいますか?

中川:尊敬している方は「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」(日本テレビ系/2021年)で共演させていただいた沢村一樹さんです。常に現場を盛り上げていらっしゃって、中村雅俊さんや菅野美穂さん、浜辺美波さんがいる現場で全員とコミュニケーションをとっている姿を見て、すごく素敵だなと思いました。現場は楽しい方が良いと思うタイプなので、現場での人間関係や雰囲気を良くできる役者さんになりたいと感じました。撮影期間中にちょうど僕の誕生日があって、その時に誕生日プレゼントと共に「お前は売れるから大丈夫」と言っていただけて、すごく自信になりましたし嬉しかったです。

中川大輔「夢を叶える秘訣」語る

撮影中はトカゲを見つけて教えてくれたりポーズを積極的にとってくれたり好奇心旺盛な素顔を見せてくれた中川大輔(C)モデルプレス
― 中川さんの今後の目標を教えて下さい。

中川:映画に出たいです。メンノンの先輩で成田凌さんが出演している「愛がなんだ」(2018年)や宮沢氷魚さんが出演している「his」(2020年)のような単館系の映画などを含め、色々な作品を経験したいです。あとは、ドラマの主演もやってみたい!「花嫁未満エスケープ」で岡崎さんが主演をやられている姿を見て、またこういうリアルな恋愛模様が描かれている作品にも挑戦したいと思いました。

中川大輔(C)モデルプレス
― 最後に中川さんが今思う「夢を叶える秘訣」は何ですか?

中川:モデルプレスさんでよく見るやつだ(笑)!僕はコツコツ努力をするタイプなので、継続することに意味があると思っています。例えば体作りや毎日映像作品に触れることが巡り巡ってお仕事に繋がることもあると思うので、その時に「あの時、頑張っていて良かったな」と思えるように日々を過ごしたいです。何も動かないより、日々コツコツ動いている方が良い流れを引き寄せるのではと感じます。

中川大輔(C)モデルプレス
― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

中川大輔(なかがわ・だいすけ)プロフィール

中川大輔(C)モデルプレス
1998年1月5日生まれ、東京都出身。2016年に開催された雑誌「MEN'S NON-NO」のオーディションでグランプリを受賞し、芸能界入り。同雑誌専属モデルに加えて、俳優としても活動。ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」(日本テレビ系/2019年)でドラマ初出演を果たし、「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系/2019年)への出演で話題に。その後、ドラマ「極主夫道」(日本テレビ系/2020年)、「ボイスⅡ 110緊急指令室」(日本テレビ系/2021年)などにレギュラー出演するなど幅広く活躍している。

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