「バチェラー4」黄皓&秋倉諒子、友人から恋人になるまで「気づいたら諒子しかいなかった」 波乱を経て得られたものとは<インタビュー前編>
2021.12.30 19:00
views
【※ネタバレ含む】Amazon制作の婚活サバイバル番組「バチェラー・ジャパン」シーズン4(Amazon Prime Videoにて独占配信)が16日に配信された第9話(本編最終話)・第10話をもって完結。4代目バチェラーを務め上げた実業家の黄皓(こう・こう)、そして黄が最後にパートナーとして選んだパーソナルトレーナーの秋倉諒子(あきくら・りょうこ)がカップルでモデルプレスのインタビューに応じ、旅で恋に落ちた瞬間や、お互いへの気持ちの変化などを語ってもらった。<インタビュー前編>
「バチェラー・ジャパン」シーズン4
「バチェラー・ジャパン」とは、成功を収めた1人の独身男性=バチェラーのたった一人のパートナーの座を勝ち取るために、性格もバックグラウンドも異なる複数名の女性たちが競い合う「婚活サバイバル番組」。様々なシチュエーションで展開されるバチェラーとの非日常的で豪華なデートや、バチェラーと女性たちが一堂に集まるカクテルパーティーなど、種々のイベントを通じて繰り広げられる恋愛の駆け引きや、そこに現れるむき出しの人間ドラマを描く。今回は昨年配信された「バチェラー・ジャパン」の男女逆転版である「バチェロレッテ・ジャパン」シーズン1に参加し、最後の2名に選ばれた黄が、シリーズ史上初めて過去シリーズ参加者からバチェラーとして選出され、17名(2話で途中参加した2名含む)の女性がそのパートナーの座を競った。
バチェラーと元々一度会ったことがある知り合いだった秋倉は、友達から恋人へ発展。第5話では、女性2人とバチェラーの3人でデートを行い、ローズを渡されなかった片方の女性はその時点で脱落してしまう恒例の2on1デートを乗り越え、残留。最後の2人として対峙したのは早い段階で黄の心を掴んでいたパン教室講師の休井美郷(きゅうい・みさと)だったが、黄はお互いの家族との対面を経て、より愛を深めた秋倉にファイナルローズを渡し、感動的な結末が大きな反響を呼んだ。
黄皓&秋倉諒子、5年前のやりとりが復活 再会は「運命」
― 改めて「バチェラー・ジャパン」の旅が終わり、成立おめでとうございます。(インタビューの)撮影でもすごく仲が良さそうでしたね!秋倉:仲良いです。
黄:ベースが友達スタートだからかな。
― 確かに。5年前にプライベートで知り合われたときはあまり深いお話をされなかったんでしょうか?
黄:全然です。僕が一方的に彼女のことを良いなと思っていたんですけど、彼女は全く。
秋倉:いやいやいや、すごく誠実な人だなとは思っていたんですけど…
黄:本能を刺激されるような感情はなかったみたいです。今回、旅が終わって連絡先を再び交換したときに5年前のやりとりが復活して出てきたんですよ。もうすごいですよ!壁に向かって僕がひたすらボールを打ってる感覚で何を打っても跳ね返ってきていました(笑)。
― 結構黄さんの方からアプローチをされていたんですね。
黄:言ってもやりとりは2回くらいで「(黄)ご飯今度行こうね!」「(黄)日程確認できた?」「(秋倉)確認する~」以上!
一同:(笑)
秋倉:よく残っていたよね。
黄:見つけた瞬間に「あなたよくこんな脈のない人と最後一緒になったね」ということをずっと言っていました(スマートフォンの画面を見せつける動作を再現)。
秋倉:だからこそ、今回この旅がなかったら恋愛に発展していなかったかもと思って、運命だと思っているし、ここまで信頼できて良かったなと思います。
秋倉諒子、最初のカクテルパーティーで恋に落ちた理由
― 秋倉さんは黄さんが「バチェロレッテ・ジャパン」に参加していたときはどんな風に見ていましたか?秋倉:「出てるんだ、頑張れ」くらいです。
― 10話のトークスペシャルで黄さんがバチェラーだと知っていたら参加していなかったとおっしゃっていましたよね。
※通常はバチェラーが発表されてから女性陣の募集も行われるが、今回はバチェラーの素性は伏せられ、旅の対面で明らかとなった。
黄:どうせだったら新しい人が良いよね。
秋倉:そうですね。でもそれって彼もレッドカーペットのときは同じだったと思うので、「友達」という言葉がネックになっているんだろうなと結構ずっと疑心暗鬼ではありました。
― 秋倉さんはどこで恋に落ちたのでしょうか?
秋倉:やっぱり最初は新しい人に会えるんじゃないかという期待感もあったので、レッドカーペットのときは正直ちょっと残念くらいに思っていたんです。でもその後、最初のカクテルパーティーのプールで話したときに、本当に居心地が良くて。もちろん周りに女の子も沢山いたんですけどそれが全く見えなくて“2人だけの世界”と感じるくらい夢中になっていて、そこから私はエンジンがかかりました。誠実なだけじゃなくてカッコよくて面白くて居心地が良い人なんだなと。
― プールに飛び込んだときはエンジンがかかっていましたか?
秋倉:はい。あのときは私を見てくれていないのが分かっていたので何かアクションを起こさないと話せないんじゃないかと思って「お互いに知り合いだったけど今はあの頃と違うんだよ」ということを伝えたくて飛び込んでアピールしました。
― エンジンがかかるのは結構早かったんですね。
秋倉:そうですね。やっぱりフィーリングが大切だと思うんですけど、5年前のプライベートでは分からなくて、2人だけの空間で話したことで感じました。
黄:知り合いと友達の中間くらいだったので、沢山思い出のある友達じゃなかったのが逆に良かったんだと思います。
黄皓、波乱を呼んだキスを経て得られたもの
― 今回、女性陣の中でキスとお泊りがかなり波乱を呼んで視聴者の反響も大きかったと思いますが、黄さん自身は信念を持ってされていたことだったと思います。終わってみてあの行動をとって得られたものは何だったと思いますか?※3話で黄はインフルエンサーの桑原茉萌(くわばら・まほ)と、マツエクサロン経営者の中野綾香(なかの・あやか)とそれぞれ2ショットデートでキス、さらに中野とお泊りデートしたことが4話で明るみに。複数の女性とキスをしたのは「バチェラー・ジャパン」史上初。
黄:あの行動は自分の思う誠意という、自分軸での行動だったんです。だから僕の自分軸と、(女性それぞれの)自分軸で判断して合わない人は「私は無理だ」とカッコよく去っていったし、僕もそれは彼女の人生だから大賛成でした。でも諒子はずっと“僕軸”だったんですね。もちろん諒子自身に「悲しい」とか「ショック」という気持ちはあったと思うんですけど、「ハオハオ(黄の愛称)が何でそれをしたんだろう」「どんな気持ちでここに出たんだろう」「軽々しくしたわけじゃなくて、辛いけど旅の過ごし方をこうしようと決めてきたんだろうな」という僕軸でずっと捉えてくれていたから最後まで安心できたし、愛してくれていると実感しました。だからあの行動をしたことで諒子の心の深さ、広さにも触れられたし、その結果最愛のパートナーに出会う大切なきっかけになったと思うので、今考えても何の後悔もなければ後ろめたさもないです。
秋倉:(黄に)頑張っていたもんね。
黄:ってずっと言ってくれるんです。
秋倉:私たち女の子たちはいつも相談しあっていたし仲良くさせてもらっていたんですけど、そう考えるとハオハオは本当に一人だったから、決断も含めてすごいなと尊敬します。
秋倉諒子、“お泊り事件”でショックを受けた理由
― 秋倉さんは4話の“お泊り事件”のとき、かなりショックを受けて部屋に帰ったということでしたが、どういった心境でしたか?秋倉:あのときはハオハオに怒っているわけでもなく、(中野)綾香に怒っているわけでもなく女の子がギクシャクしてしまっている状態が私はすごくショックだったんです。本当に女の子たちが仲良かったので、あの瞬間は綾香もきついし周りのメンバーもきついし辛かったです。今は結果オーライだったなと思うんですけど。
黄:皆が自分なりの旅の向き合い方をしてるのにどうしてあんなことになってしまったんだろう、という彼女なりの正義感からくるショックだったと思います。
黄皓、終盤で大きくなった秋倉諒子の存在「気づいたら諒子しかいなかった」
― そうだったんですね。黄さんがあのとき一人ずつ呼び出して説明したのが、桑原さん以外だと秋倉さんと休井さんという最後に残った2人でしたが、そのときから2人への気持ちが強かったのでしょうか?黄:いや、そういうことでもないです(即答)。
一同:(笑)
黄:あの段階では諒子がパートナーになるとは微塵も思ってなかった。毎回「諒子なんで居るんだろう」というくらいの気持ちで残っていて気づいたら諒子しかいなかったという感じでした。これは本人にも言っているんですけど、諒子のスタートはこの辺(下を指す)だったんですよ。休ちゃん(休井)が最初から上にいる中で諒子は下の方だったんですけど気づいたらとんでもないところに上がっていたという感じです。あのとき(事件のとき)は、彼女が納得していないと聞いてせっかく人生の大切な時間をかけてきてくれてるのに納得できない気持ちを抱えているままここにいてもらうのは申し訳ないから話す時間を作らせて欲しい、ということで諒子を呼びました。休ちゃんはスタートにすごく素敵なデートをして大切に思っていたし思ってもらえているのも分かっていて自分の言葉で何かを伝えたかったので、呼び出したのがその2人になりました。
― では、かなり終盤で秋倉さんの存在が強くなった?
黄:はい、途中まで全然信用していなかった(笑)。
秋倉:響かなかったんです(笑)。
黄:やっぱり諒子も本当は(バチェラーが)俺じゃない方が良かっただろうに、頑張ってくれてるんだろうなという感覚が僕の中でもずっと拭えなかったんですよね。でもその感覚を彼女自身が拭ってくれました。「今諒子が僕に対して言ってくれている言葉って全部本当なんだな」と感じさせてくれたのはすべて彼女のおかげだったので、僕がこの旅で諒子を選んだのは僕に見る目があったのではなく、全て諒子が教えてくれて、僕がちゃんとそれに気づけたからだと思います。
秋倉諒子「最初から最後まで自信はなかった」帰国を確信したことも
― 秋倉さんは、最初は自信がなかったけど段々自信をつけていった、と藤原(望未)さんがおっしゃっていました。秋倉:最初から最後まで自信はなかったです。この旅は特殊で全部彼の基準で選ぶことなので、元々友達だったというのもハンデとして拭いきれない部分なんだろうなというのはずっとあったし、素敵な女性が沢山いる中で、私もその子たちと一緒にいるから良いところを知っているし。そうなってくると「私大丈夫かな?残れるかな?」とすごく不安ではあったんですけど、最後の方には(黄との)未来が想像できていたからこそ「私多分(黄のことを)幸せにできるな」と思えました。
黄:でも、「選ばれなくても(黄の)見る目がなかったな、しょうがないことだな」と諦めがつくくらい堂々とはしていたよね。
秋倉:うんうん、お互いそうだと思うんですけど。
黄:恋愛って対等だからね。「どっちかが偉い」とかじゃなくて、「僕はこう思ってる、私はこう思ってる、あなたはどうなの?好きだったら喜んで受け入れるし違ったらそうなんだね、しょうがないよね」という感覚でそこはクレバーだし、爽やかなんです。諒子は多分3回ぐらい「今回私落ちたな」という瞬間があったでしょ?
秋倉:(頷いて)もう死ぬほど。「はい、もう今日落ちました」という顔をしていると思います。
― 一番はどの回ですか?
秋倉:えー…綾香(とお別れした)の6話かな。最後は自分が落ちると思っていたので、目も見れなかったですね。
黄:顔死んでたもんね。旅通じて一番綺麗じゃなかった(笑)。
秋倉:あーー!嘘!あのドレス可愛かったのに~(笑)。
黄:顔に「私、終わりました」と書いてあった。
秋倉:確かにこの世の終わりの顔をしていました。
黄:僕としてはあのとき諒子をどうするかというよりは中野綾香さんと一緒に日本に帰るべきかお別れすべきかをすごく悩んでいたんです。
秋倉:めっちゃ長かったんですよ。
黄:あそこは1分以上待ってもらいました。
※モデルプレスでは、帰国後の交際の近況、円満の秘訣などを聞いたインタビュー後編も配信。
黄皓(こう・こう/34)プロフィール
10代で中国から来日、早稲田大学を卒業後、大手商社での勤務を経て起業した実業家。スマートミラーデバイスを活用したオンラインフィットネスサービスを提供する会社、サブスク型パーソナルジム・エステを運営する会社、上海を拠点に主にアパレル関係の貿易と物流の会社の3社の代表を務め、4ヶ国語を操るほかファッションや車、アートにも造詣が深い。秋倉諒子(あきくら・りょうこ/30)プロフィール
パーソナルトレーナー/千葉県出身「バチェラー・ジャパン」シーズン4
Amazon Prime Videoにて独占配信中話数:全10話
予告編URL:https://youtu.be/QCHxLn6BSLM
製作:Amazon
コピーライト:(C) 2021 Warner Bros. International Television Production Limited
番組URL:https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN5Q19K
【Not Sponsored 記事】