菜々緒、シングルマザー役で苦労したことは?「負けないように」看護師の声に共感も<「TOKYO MER~走る緊急救命室~」インタビュー>
2021.07.25 19:00
俳優の鈴木亮平が主演を務めるTBS系日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系、毎週日曜、夜9時~)。鈴木演じる喜多見から絶大な信頼を得て、研修医に指示を出すこともある経験豊富な看護師・蔵前夏梅役の菜々緒が取材に応じ、同作の反響と撮影現場の様子を明かした。<インタビュー>
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」
同作は、命を救うために危険な事故、災害、事件の現場に飛び込んでいく救命救急チーム「TOKYO MER」の活躍を描く。鈴木がチームリーダーの救命救急医・喜多見幸太を演じ、賀来賢人、中条あやみ、菜々緒、佐野勇斗らがチームのメンバーとして脇を固める。7月4日の放送開始から、緊迫した状況の中でのオペシーンをはじめ、キャラクターたちが持つそれぞれの人間ドラマ、俳優たちの熱演などが重なり合い話題となっている。
菜々緒「看護師さんの力がすごく重要」
放送開始からの反響については、菜々緒は、「メッセージがめちゃくちゃ来ています」と声を弾ませた。「看護師さんの方からのメッセージも多く、『夏梅さんのような看護師になりたいです』というコメントが一番多いです。『私たちも頑張ろうと思いました』という声もありました」と続けた。「どうしても医療現場を扱ったドラマではお医者様の方にスポットが当たることが多かったりもすると思いますが、看護師さんの力がすごく重要だなと思っています。今作では、お医者様だけではなく看護師の方にもスポットが当たっているのですが、『そこが嬉しい』という声もたくさん頂いています」と笑顔を見せた。
看護学生からの声も届いているそう。「くじけそうになったり、勉強も嫌になったりする時に『このドラマを観て、奮い立たされて、もう1回頑張ってみようと思いました』という声もたくさん頂いています」と手応えを感じている様子で語った。
菜々緒、医療関係で働く女性に共感
演じる上で意識していることについては、「救命や救助の現場ではまだ男性の方が多かったりすると思いますが、そんな中、これから活躍していく女性はどんどん増えていくと思っています。『負けないように』と意識しながら演じています」と明かした。「命と向き合う重大さであったり、命の重みを毎日感じながら仕事をするというのは、体力的にも精神的にも大変なことだと思います。今、医療従事者のみなさんが日々頑張っていることを感じています。私たちも違う職種ではありますが、全力で頑張ることが大事なのだなと思いました」と刺激も受けているとのこと。
菜々緒、シングルマザー役での不安ごと明かす
菜々緒が演じる蔵前夏梅は第3話にて、娘の保育園の送り迎えを自転車でするシングルマザーであることが明かされた。「シングルマザーの役ですが、一番最初に不安だったのは自転車の2人乗りです。2人乗りをしたことがなくて、3話に入る前に自転車の2人乗りを練習しました(笑)。それがすごく不安で、乗せるにあたってめちゃくちゃ緊張しました」と母親役に挑むにあたっての苦労を語った。「第3話は夏梅にとって、娘と同じくらいの小さな女の子が人質になってしまう事件で、その女の子が重篤な症状になってしまい助けに行かないといけない状況でした。母親として少女を助けたいという気持ちや、もちろん少女だからというのではなくどんな人も助けたいという気持ちを全面に出すことを意識しました」と、母親役に挑んだ心境も明かした。
トンネルの崩落事故を描いた第4話については、「トンネルを全部封鎖して撮影を行ったのですが、これはもうドラマのスケールではないです(笑)。1人、1人が主役となるようなドラマになっています。第4話も全員が主役で、1人1人が命と向き合っています」といい、「ぜひ、ご期待頂ければ嬉しいなと思います」とメッセージを送った。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】