モデルプレスのインタビューに応じた南沙良(C)モデルプレス

「ドラゴン桜」南沙良、平手友梨奈と出会ってすぐ意気投合&あだ名で呼び合い「お姉さんのような感覚」<モデルプレスインタビュー>

2021.04.23 20:00

4月25日放送スタートのTBS系日曜劇場『ドラゴン桜』(毎週日曜よる9時~※初回25分拡大)で、「東大専科」の生徒役・早瀬菜緒を演じるのは、演技派の若手女優として注目を集める、南沙良(みなみ・さら/18)。数々の映画出演や、江崎グリコ「ポッキー」「キリン 午後の紅茶」などCMイメージキャラクターを務める度に話題を集めてきた彼女が、ついに民放連続ドラマに初出演を果たす。南が今作で踏み出した、新たなステップとは。夢を叶える秘訣や、生徒役で共演する平手友梨奈との仲良しエピソードも語ってくれた。<モデルプレスインタビュー>

  

南沙良『ドラゴン桜』で民放連続ドラマ初出演

ドラマ『ドラゴン桜』は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から連載されていた三田紀房氏による「ドラゴン桜2」が原作。2005年に放送された前作ドラマの原作である「ドラゴン桜」(2003年~2007年連載/講談社)の15年後を描く続編に加え、令和の時代に伝えるべきエッセンスを入れた、ドラマオリジナルの展開も予想されている。

可愛らしい絵を描いてくれた南沙良「ドラゴン桜」にかけて桜も(C)モデルプレス
「中学生になるタイミングで前作を見ていた」という南は、主演の阿部寛が演じる桜木建二の教えに影響を受け、自身も学校生活への励みにしていたことを明かす。

「私は昔から勉強があまりできる方ではなかったのですが、桜木先生から勉強ができることの楽しさや、何かに挑戦することの難しさを教えてもらったんです。そういった経験もあって、今作に出演が決まったときは本当に嬉しかったですし、精一杯頑張りたいなと思いました」

今作は、南にとって初の民放連続ドラマであり、事務所の先輩である新垣結衣が飛躍するきっかけの一つともなったヒット作の続編でもある。出演へのプレッシャーはないのかと尋ねると、「今まで映画のお仕事をさせていただくことが多かったので、ドラマへの出演は未知の世界に踏み出したような気持ちではありますが、あまりプレッシャーを感じることなく演じることができています」と、堂々とした姿勢を見せた。

南沙良(C)TBS
今回演じる早瀬菜緒は、桜木が指導する「東大専科」の生徒で、今まで何かを頑張ったことがないイマドキの女子生徒。先月高校を卒業したばかりの南自身と年齢が近い役ではあるが、「等身大の女子高生を演じることには、不安もあった」と語る。

「これまで経験した役は、何かを抱えている役や少し暗い役が多かったので、明るい役を演じるのは今作が初めてなんです。普段の自分の性格とも正反対で、戸惑う部分もあるのですが、その分やりがいを感じてお芝居をすることができています」

南沙良、平手友梨奈には「“みーちゃん”と呼ばれています」

南沙良(C)モデルプレス
同じ「東大専科」のクラスメイトには、南の他に、King & Prince・高橋海人(※「高」は正式には「はしごだか」)、平手友梨奈、加藤清史郎、鈴鹿央士、志田彩良、細田佳央太といった、次世代を担う面々が揃っている。

若手演技派女優として数々の映画賞を受賞してきた南だが、これまで同世代の役者に囲まれて演技をした経験はなく、「新鮮な気持ちで撮影に臨めています」と話す。教室に同世代の男女が集まる撮影現場は、まさに学校そのもの。インタビュー当日はクランクインから日が浅く、生徒全員での撮影はあまり行えていない状況ではあったが、「平手友梨奈さんとは同じシーンになることが多いので、よくお話しています」と、平手との撮影の合間の様子も教えてくれた。

「平手さんは私より1歳上なので、お姉さんのような感覚です。くだらない話をすることが多いのですが、一緒に絵を描いたり、2人で写真を撮ったり、毎回平手さんから声を掛けてくださるので、撮影の合間も楽しい時間を過ごせています」

平手友梨奈、南沙良(C)TBS
インタビュー中、平手のことを“ひらっちゃん”とこぼした南。そのような呼び方をしているのかと問うと、「実は別の名前で呼んでいるんです」と、少し照れ笑いをしながら明かした。

「普段は、平手さんのことを“ゆっちゃん”と呼んでいて、平手さんは私のことを、“みーちゃん”って呼んでくれています。私は人と話すことが苦手で、初対面の人には緊張してしまうのですが、平手さんとは不思議と、出会ってすぐに喋れるようになりました」

共演者の中でも年少となる南。「私より2~3歳上の方が多くて、ちょっとお兄さんお姉さんというイメージがあるので、少し緊張してしまいそう…」と不安な様子ながらも、「これから共演シーンも増えると思うので、もっと色々な方とお話できるように頑張りたいです!」と意欲的な様子だ。

南沙良、夢を叶える秘訣

南沙良(C)モデルプレス
今作で女優としての新たな道を拓いたことはもちろん、同世代との共演を通して様々な刺激を受けたという南。生徒が「東大合格」という1つの目標に向かって進んでいくという、『ドラゴン桜』のストーリーにちなみ、彼女が掲げる今後の目標を聞いた。

「型にはまらない表現ができる人になりたい、というのはずっと思っています。今後はお芝居以外にも、様々な挑戦ができる人になっていきたいです」

そんな彼女が約1年前のインタビューで語っていた“夢を叶える秘訣”は「自分の目標を周りに発信していくこと」。今作で新たなステップを踏み出した彼女に、今思う“夢を叶える秘訣”を改めて聞くと、少し考えてから、落ち着いた様子で答えてくれた。

「色々なことを知ることが大切だと思います。視野を広げるためにも、私はお芝居以外に様々な映像作品や小説に触れたり、自分で何かを作ってみたりして、たくさんのことを吸収するようにしています。多くの価値観に触れることで、自分の考えが変化したり、自身を見つめ直すきっかけになったりすると思います。私は読書が好きなので、最近では川村元気さんの『4月になれば彼女は』や、吉本ばななさんの『キッチン』を読んでいます!」

過去には、文芸誌「yom yom」(新潮社)で全文本人執筆のエッセイを連載していた経験も持つ南。クリエイティブな感性にも注目が集まる多彩な彼女がどのような飛躍を見せていくのか、今後も注目していきたい。(modelpress編集部)

衣装協力:TAUPE、DIESEL、e.m.
スタイリスト:武久真理江

南沙良(みなみ・さら)プロフィール

南沙良(C)モデルプレス
2002年6月11日生まれ。第18回ニコラモデルオーディションでグランプリに選ばれ、モデルデビュー。2017年8月公開の『幼な子われらに生まれ』で映画に初出演すると、女優デビュー作ながらも、報知映画賞、ブルーリボン賞の新人賞にノミネートされるなど注目を集める。

2018年公開の初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で映画賞を4冠受賞。ほか出演作に映画『無限ファンデーション』(2018)、『21世紀の女の子(愛はどこにも消えない)』(2019)、『居眠り磐音』(2019)、ドラマ『ココア』(2019)、『ピンぼけの家族』(2020)、『もみの家』(2020)、『太陽は動かない』(2021)、sumika『エンドロール』MV、Vaundy「融解sink」MV出演など。2022年には、俳優の小栗旬が主演を務めるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演することも決まっている。
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