モデルプレスのインタビューに応じた小室安未 (C)モデルプレス

テラスハウス小室安未「CanCam」専属モデル抜擢 ぶれない“塩キャラ”で共感呼ぶ<モデルプレスインタビュー>

2019.06.18 04:00

人気リアリティーショー「テラスハウス」(Netflix)の元メンバーの小室安未(こむろ・あみ/22)が、22日発売のファッション誌「CanCam」8月号より、同誌専属モデルとしてデビュー。モデルプレスのインタビューに応じた。

  

テラスハウス軽井沢編で話題を呼んだ小室安未

小室は、2017年から2018年に配信された軽井沢編「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」(テラスハウス オープニング ニュー ドアーズ)に初期メンバーとして参加。初回からヒロイン的存在として注目を集め、トータルで3人の男性メンバーから思いを寄せられるモテっぷりを発揮。キュートなルックスとはギャップのある少し毒舌な“塩キャラ”で異彩を放った。

「あみの世界から消したの」…一瞬ドキッとするほど飾らない言葉、飾らず自分に正直な姿には「分かる!」と共感の声も殺到し、“名毒舌”を集めたLINEスタンプは1億ダウンロードを突破。現在、Instagramのフォロワーは27万人を超えている。

大学在学中に番組に出演し、芸能活動1本でやっていく決心を固め番組を卒業。その後はファッションショーの出演や、ドラマ出演など、幅広く経験を重ね、この度、念願叶え、令和初「CanCam」専属モデルに起用された。

小室安未、“塩キャラ”も評価され起用

小室安未をもっと知るための「19 の質問」など4ページで特集 撮影/藤原 宏(画像提供:小学館)
同誌では“令和”を象徴するモデルとして小室を起用。高田浩樹編集長は起用の理由についてこう語っている。

「丸くて大きな瞳が印象的。驚くほどの小顔で、バランスも抜群です。見た目の可愛さはもちろんですが、何よりも魅力的なのはそのキャラクター。女性たちから支持されている”素直な自分”を出すことに臆さないその姿勢は、忖度しないこれからの時代を象徴している存在ではないでしょうか。自分らしい言葉を発信し続ける、これからの小室安未に注目してください」

小室安未をもっと知るための「19 の質問」など4ページで特集 撮影/藤原 宏(画像提供:小学館)
中学時代からモデルを目指していたという小室は、大学在学中にテラハのオーディションを受けたのも、「どうしたらモデルになれるか、試行錯誤した」結果だそうで、「中学生の頃に読んでいた雑誌のモデルの存在感やファッションが好きで、自分もいつの間にか発信する側になりたいと思うようになっていました。大学卒業後は『普通に就職しようかな』と思ったこともありましたが、テラハのオーディションで出会ったモデルを見て『やっぱりモデルになりたい』と決意しました」とコメント。

番組出演中は、個性的なキャラのため心ないことを言われて落ち込んだこともしばしばあった一方、応援してくれる人も徐々に増え、「もっと成長したい!」とバネに。夢の実現に「いちばん信じられなかったのは私自身」というが、令和の時代が生んだニュースターの今後の活躍に期待だ。

小室安未、憧れの「CanCam」専属モデルに

小室安未 (C)モデルプレス
― 「CanCam」専属モデル決定おめでとうございます!まず、今の心境をお聞かせ下さい。

小室:テラハを出て、大学を卒業して、というタイミングだったので、モデルへの憧れはずっとあったんですけど、専属モデルというものになれるとは思っていなかったので、信じられない気持ちでした。しかも元々読んでいた「CanCam」の専属モデルになれるなんて思ってなくて喜びと驚きです。

― 読んでいたということですが、雑誌自体や先輩モデルの方にはどんなイメージがありましたか?

小室:テラハに出ていたときの服装は結構ストリート系だったんですけど、それの反対の大人キレイな系統だと思っていて、大学も卒業したし、そういう女性になりたいなと思っています。モデルさんたちも女優さんやアイドルをやっている方が沢山いて、二足わらじの方が多いので、“すごい方が集まっているすごい雑誌”というイメージです(笑)。

小室安未をもっと知るための「19 の質問」など4ページで特集 撮影/藤原 宏(画像提供:小学館)
― 8月号の撮影はいかがでしたか?

小室:1人のお披露目ページと、先輩と一緒に撮影したページがあります。ファッション誌の撮影自体ほぼ初めてだったので、どっちもすごく緊張していたんですけど、編集部の方も、カメラマンさんも、先輩方も、予想の100倍位優しくて…。

― (笑)。

小室:(焦って)優しくないと思っていたわけじゃないんですけど、優しすぎて!緊張をほぐして頂いたり、アドバイスも撮影中にして頂いたりして、安心しました。

― 「CanCam」で一番憧れている先輩は?

小室:堀田茜さんが高校のときから好きだったので、同じ専属モデルになれるなんて夢のようです。

小室安未、“塩キャラ”も「表現できるようになりたい」

― これから「CanCam」でどんなキャラクターや個性を出していきたいですか?

小室:“正直”という自分のキャラをしっかりと表現できるようになりたいなと思って、具体的にどう表現するか、見つけて行きたいなと思っています。

― キャッチコピーは“塩キャラ”になったんですね。

小室:私も“塩キャラ”は初耳でした(笑)。

― 編集長のコメントを聞いてどう思いましたか?

小室:中身も見て頂いたことが嬉しかったですし、それを出して良いんだよ、と言われたことが嬉しかったですね。

「ランウェイで生卵が飛んでくる…」小室安未、不安でも頑張れた理由

― テラスハウス卒業以降、モデルを目指して様々な努力をされてきたと思うんですけど、振り返っていかがですか?

小室:ファッションショーを始めモデルのお仕事をさせて頂いたり、演技のオーディションに行ってドラマに出させて頂いたり、バラエティも最近少しだけ挑戦しているんですけど、その中でもマネージャーさんに「何が一番楽しい?」と聞かれたときに「モデルのお仕事です」と即答しました。色々挑戦していく中でやっぱりモデルのお仕事が一番楽しくて、モデルになりたいなという気持ちが一番強かったです。もちろんそれ以外のジャンルも頑張りたいですが、1年間色々と挑戦してきて今「CanCam」モデルとして頑張れることになって嬉しいです。

― 昨年、テラスハウスを卒業してからさせて頂いたインタビューのときは、ファッションショーに初めて出演する直前で、「(ブーイングで)生卵が飛んでくると思っているんです」と話していました(笑)。

小室:言っていましたね(笑)。

― 放送中は視聴者から色々な意見を受け止めて、卒業後活動を続けていくにあたって、様々な不安があったと思うんですけど、乗り越えられた原動力は何だったんでしょうか?

小室:自分に自信がないのはずっとあって、だから卵の話もしていたし、自分なんか演技もできない、という思いは今もあるんですけど、それでも少しずつでも挑戦していく中で、成長を実感できる部分がありました。あとは、単純に頑張りたいという気持ちが強かったし、インスタに応援してくれる声が届くことで頑張ることができましたね。

― 放送が終わった後は、テラスハウスとは切り離して捉えてくれるファンの人も増えたと思うんですけど、応援の声が増えた実感はありましたか?

小室:終わって半年くらい経った頃からですね。そのときにメイクとか外見も変えたので、「出ていたときより好きです」と言ってくれる人が結構いて、嬉しかったです。

― 振り返って一番大変だったお仕事は?

小室:第一生命さんのWebプロモーションムービーのお仕事です。保険の販売員の役だったんですけど、言葉が難しくて。難しい言葉を2人に強い気持ちで投げかけるという演技だったので、一番苦労しました。

― 悩んだときに相談する相手は誰が多いですか?

小室:友達です。今までの私の葛藤とか全部知っているからその上で悩みを相談すると分かってくれるし、アドバイスもちゃんとくれるので友達に相談することが多いですね。

小室安未「毒舌なだけじゃない」素顔も

― 平成ノブシコブシの徳井健太さんと出演された「Abemaミッドナイト競輪 奈良 F2 最終日」(Abema競輪チャンネル)も面白かったです。

小室:バラエティも難しいなと思いました。素のキャラクターで突き進んでいきたいなとは思うんですけど、それが許されれば…。徳井さんはテラスハウスを観て下さったそうでそれを聞いたときは「やばい!知られている」と思ったんですけど、だからこそ色々とツッコミも入れて下さって、「そのキャラで行け」というメッセージだったのかなと思います。

― 毒舌とか“塩キャラ”は継続していきたい?

小室:わざと毒舌をしているわけではないので(笑)。あとは「ただ毒舌なだけじゃない」と友達が言ってくれたので、それを「CanCam」でも表現して伝えていけたら良いなと思います。

― ファンからはテラスハウスのときと「イメージが変わった」と言われることも多いですか?

小室:テラスハウスでは笑顔の場面が少なかったので「ちゃんと笑う人なんですね」と言われますね(笑)。

― LINEスタンプも反響が大きかったのでは?

小室:びっくりしました。友達もたまに使ってくれていて優しいなと思います。

小室安未、メイク・ヘア…“大人化”で具体的に変えたところ

テラスハウス出演中とはルックスもイメチェンした小室安未 (C)モデルプレス
― 先ほど少し出たメイクやファッションの変化なんですが、具体的にはどういうところが変わりましたか?

小室:まず、カラコンが大きいなと自分でテラスハウスを観て思ったので小さくしました。人から言われたのもあるんですけど、年齢ももう22歳だから、大人っぽくしようと思って変えています。メイクは全体的に薄くなりました。アイラインとかマスカラとか黒じゃなくて茶色を使うようして、チークは赤じゃなくてオレンジに。

― ヘアスタイルで言うと、テラスハウスのときはセンター分けのイメージが強かったので、前髪を作られたのもかなりイメージチェンジだったのでは?

小室:元々「前髪作って欲しいです」という声があったので、ファンの方からの反響は大きかったです。一番嬉しかったのは「安未ちゃんが切ったらから私も切りました」というコメントで、そういうモデルさんになりたいなと思っています。真似されることは嬉しいですね。

― そういうルックスの変化も今回の専属モデル抜擢に繋がったんだと思います。

小室:だったら良いなと思います。

小室安未、恋愛の近況は?「携帯にメモった」理想のタイプを列挙

― テラスハウス以降の恋愛の近況は?

小室:恋愛はしていなくて、面白いことが言えないです(笑)。でも最近表現力をつけるためには恋愛感情を勉強した方が良いんじゃないかなと思い始めています。女優としてもそうなんですが、モデルとしても、恋愛感情が分からないと表現できないこともあるんじゃないかなと。

― 確かに、雑誌でも着回しストーリーとかカップル企画とかありますよね。では、理想のタイプは?

小室:うーん…あ、この前私携帯に友達に話す用にメモったんですよ!見ても良いですか?

― (一同笑い)

小室:(携帯を見て)第一に尊敬できて自分を高めてくれる人。物知り、無言を嫌わない人。私がそんなにおしゃべりじゃないので、すごくおしゃべりな人はちょっと…逆に大変そう。あとは、「これ好きなんだけど」と私がオススメしたものを試してくれる人。例えば「この曲めっちゃ良い」と伝えたら、すぐに聴いて感想を言ってくれる人が良いです。

小室安未、今後絡みたい芸人は山ちゃん

小室安未 (C)モデルプレス
― では、今後モデル以外にしていきたい活動は?

小室:この1年色々と挑戦してきたので変わらずに、女優もバラエティも機会を頂けるのであれば挑戦していきたいです。

― 女優業で演じてみたい役どころはありますか?

小室:前までは制服を着る役をやりたかったんですけど、もう22歳なので…。

― いやいや、全然違和感ないです。「3年A組」みたいな学園ドラマとか?

小室:そうですね。皆の心に響くああいう刺さる内容の作品は素敵だなと思います。

― バラエティだと、具体的に出てみたい番組や、絡んでみたい方はいらっしゃいますか?

小室:(テラスハウススタジオメンバーとして小室に口撃していた)山里(亮太)さん(笑)。「いつか仕事をしている場面を見てほしい」と思いました。

― ファッションショーで山里さんが司会されたときに、裏で挨拶されたんですよね?

小室:そうです。優しかったです。山里さんのラジオ(TBSラジオ「JUNK 山里亮太の不毛な議論」)でもその話をして下さって、そういうイジりが優しいなと思いました。

― ご結婚されましたね。

小室:(テラハのメンバー)皆祝福していました。

小室安未の夢を叶える秘訣“芯の部分をぶらさないこと”

小室安未をもっと知るための「19 の質問」など4ページで特集 撮影/藤原 宏(画像提供:小学館)
― 前回、常に身近な目標を決めているとおっしゃっていたのでここでも宣言してもらいたいです。せっかくなので、「CanCam」モデルとしての目標を。

小室:着回し企画をしてみたいです。自然体なポーズが多いじゃないですか?まだモデルとしての経験は浅いので、コンセプトががっちり決まった撮影よりもそういうシチュエーションが身近なものの方が、自分でもやりやすいし、大学生の設定とか素の自分に近いので、まずはそういうところから読者の方に見て頂きたいと思います。

― 堀田さんと共演するなら?

小室:“2人で仲良く遊んでいる”みたいな企画をやりたいです。姉妹コーデとか。夢のような時間ですけど。

― どんどん言っていきましょう。最後に、今回1つ夢を叶えた小室さんの“夢を叶える秘訣”を教えて下さい。

小室:芯の部分をぶらさないこと。それはずっと変わってないですね。

― ぶれそうになったことはないですか?

小室:ないと思います。編集長から頂いた言葉を読んだときも改めてそう思いました。

― ありがとうございました。

(modelpress編集部)

小室安未(こむろ・あみ)プロフィール

小室安未 (C)モデルプレス
1997年1月19日生まれ、東京都在住。2016年よりエイベックス・マネジメント所属。「TERRACE HOUSE OPENING NEW DOORS」初回から第17話に出演。モデルとして、GirlsAwardをはじめとしたファッションショー、数々のアパレルブランドのモデルやイベントに出演。さらに、2018年8月に「ほんとにあった怖い話 –夏の特別編2018-(姿見)」で女優デビュー。2019年1月より放送のBSテレ東土曜ドラマ9「神酒クリニックで乾杯を」にもレギュラー出演した。LINEクリエイターズスタンプ「あみの世界から消えるスタンプ」はクリエイターズスタンプ総合カテゴリデイリー1位を獲得。

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