乃木坂46松村沙友理が辛いときに立ち直る方法 アイドルではない“裏”の顔とは…<モデルプレスインタビュー>
2019.03.29 22:00
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乃木坂46・松村沙友理(まつむらさゆり/26)がMBS・TBSドラマイズム枠で3月から放送開始となる連続ドラマ『賭ケグルイ season2』に出演し“可愛げな姿とは裏腹に野心家で腹黒いアイドル役”を体現する。モデルプレスは役作りや見どころとなる主演・浜辺美波との“アイドル対決”のほか、アイドルとして大変だったり、辛かったりしたときの処世術などを本人に聞いた。――――国民的アイドルの中心メンバーである松村に“表”と“裏”はあるのか?
松村沙友理と浜辺美波が“アイドル対決”
河本ほむら氏原作、尚村透氏作画の同名漫画(月刊『ガンガンJOKER』/スクウェア・エニックス)が2018年1月に実写ドラマ化され、個性的なキャラクターを演じた若手俳優たちの振り切った芝居が話題となり、今回続編ドラマの放送が決定した(MBS:3月31日スタート、毎週日曜 深夜0:50~/TBS:4月2日スタート、毎週火曜 深夜1:28~)。5月3日(金・祝)には『映画 賭ケグルイ』の公開も控える。物語は、ギャンブルの強さだけが生徒の階級を決める、政財界の子女が通う私立百花王学園が舞台。謎多きギャンブル狂の美少女・蛇喰夢子(じゃばみゆめこ)を浜辺が演じ、彼女に翻弄されながらも、共に成長していく男子生徒・鈴井涼太を高杉真宙が演じる。松村は生徒会広報にして人気アイドルの夢見弖ユメミ(ゆめみてゆめみ/松村)役。ドラマでは夢子とユメミの“アイドル対決”も繰り広げられる。
松村沙友理“腹黒い”アイドルに挑戦
― ユメミちゃんは裏表のある役どころでしたが、演じるのは大変でしたか?松村:大変でした。普段、怒鳴ったり、悪口を言ったりすることって全然ないので。「クソ野郎!」「キモデブ!」って(笑)。悪口は難しいなって思いました。あと声のトーンを落とすのも最初は大変で。本読みのとき、ユメミちゃんの表と裏が全然変わっていないよって言われたので、分かりやすく声色を変えられるようにたくさん練習しました。
― 浜辺さんと一緒に歌って踊るシーンは見どころたっぷりでした。現役アイドルの松村さんから浜辺さんになにかアドバイスはしましたか?
松村:浜辺さんから「引っ張っていってほしい」と言われて、あとダンスの先生からも「あなたが引っ張るんだよ」と言われたんです。でもダンスレッスンとかご一緒すると、とても上手で、女優さんって本当にすごいなって思いました。アイドルを演じるとなればアイドルになれるんだって。なにかアドバイスできたらという気持ちではいたんですけど、実際にすることはなかったですね。
― 浜辺さんも確かにすごかったですが、やはりあのシーンの松村さんは本当にキラキラしていて、トップアイドルだなって思いました。
松村:えへへへ(照れ笑い)。キラキラしていましたか?イェーイ(笑)。演技はすごくドキドキで、上手にできるかなって不安がたくさんあった分、歌とダンスのシーンはやり慣れているからか、ちょっとだけリラックスできて、自分の中でいろいろ考えながらできたと思います。
松村沙友理が辛いときに立ち直る方法
― アイドルになってもうすぐ8年ですが、ユメミちゃんに裏表があるように、24時間ずっとアイドルでいることって大変だと思うのですが、松村さんは例えば辛いとかもう続けられないと思ったとき、どのように気持ちの整理をしてきましたか?松村:大変だったり辛かったりするときはもちろんあって、でもそんなときはアニメを見るようにしています。一時期は『ラブライブ!』が本当に私の心の栄養になっていました。『ラブライブ!』に出てくるキャラクターもみんな同じアイドルとして頑張っているんですけど、その中でも「穂乃果ちゃん」は本当にポジティブで、どんな困難に出会っても絶対に前向き。私は結構ネガティブなので「穂乃果ちゃん」を見て、やっぱりこうやって生きていった方がいいよなって思うようになりました。
― 松村さんに“表”と“裏”はありますか?
松村:そうですね、でも私はあまり外に出なくて、お仕事をしているときだけアイドルだと思います。『干物妹!うまるちゃん』の「うるまちゃん」って子は、外では美少女、家ではダメ人間なんですけど、私も外では松村沙友理、家ではただのダメ人間で(苦笑い)。なので乃木坂46に入って本当に良かったです。入っていなかったら、外に出てもダメ人間でどうしようもない人生だったと思います(笑)。
松村沙友理、元乃木坂46・伊藤万理華と共演
― ユメミちゃんはアイドルを続ける理由として、大きな夢を掲げていましたが、松村さんが将来に向けて考えていることがあれば教えてください。松村:最近、同期の卒業が多くなってきて、自分の将来を考える機会が多くなっているんですけど、私は乃木坂46があって芸能界に入ってきた身なので、まだまだアイドルを大切にしていきたいなとは思っていて。でもアイドルをやりながら女優さんもやってみたい、突き詰めてみたいとは思っています。
― 今作では2017年にグループを卒業した伊藤万理華さんと共演していますね。
松村:そうなんです、卒業したあとも表現するお仕事をちゃんとしていてすごいなって思いました。万理華ちゃんって乃木坂46にいるときから能力が高い子だったじゃないですか。今回、役に合わせて髪を切ったのも本当に万理華ちゃんらしいなって思ったし、演じることや表現することに対してストイックな姿勢を目の当たりにして、改めて尊敬しました。
松村沙友理の“夢を叶える秘訣”
― モデルプレス読者には夢を叶えたいと頑張っている女の子が非常に多いのですが、松村さんが今思う“夢を叶える秘訣”を教えてください。松村:動き続けることですね。私、本当にダメな人間なので、休みの方が大好きなんです(笑)。家でゴロゴロするとか。でも思い返すと「さゆりんご軍団」(※)の活動は、私が動いたからこそできたというか、自分が動かなかったらできなかったことで。それも含めてまず動いてみると、無理だと思っていたこともできることが多かったです。
性格上、自分の頭の中で考えてネガティブになることは多いんですけど、実際に動いたら物事は進んでいくんだなと乃木坂46に入って思いました。『CanCam』の専属モデルも『CanCam』が大好きで『CanCam』のモデルになりたいって動いていたら専属モデルになれました。止まってあれこれ考えるより、無理かもって思いながらも動き続けることが大事なんだと思います。
(※)「さゆりんご軍団」とは“さゆりんご”こと松村沙友理が伊藤かりん、佐々木琴子、寺田蘭世と結成したユニット。『白米様』など音源化されたオリジナル曲も持つ。
― 大きな夢を目指せば目指すほど、その過程で挫折もあると思います。松村さんは諦めそうになったとき、どのように自分を奮い立たせますか?やはり先ほどもおっしゃっていたアニメを見ることですか?
松村:そうですね。私、そのとき見ているアニメによって、その期間のテンションが決まるんです。でもダークな作品も好きなので、ダークな作品にハマると、ずっとネガティブで、ずっと家に引きこもって誰にも会わない(笑)。
― 絶対に見ないでください(笑)。
松村:あははは(笑)。そのときに見ている作品、ハマっている作品でそのときの自分が決まる。『ラブライブ!』を見ているときは、意欲的に動けていたと思うし。なのでポジティブな作品を無理やり見るときもあります。心が悲しいとき、前向きな作品をわざわざ見て、それで勇気をもらうっていうこともしていますね。
松村沙友理が今ハマっているアニメ
― 今はどんなアニメを見ていますか?松村:今は『約束のネバーランド』!本当に面白いです。
― 松村さんにはどんな影響を与えていますか?
松村:このアニメはみんなで協力しようっていう意欲がすごい。私も自分だけの力ではなにもできないんですけど、周りのいろんな人の力を借りて「なにかをやり遂げないといけないんだ」っていう使命感にかられています(笑)。
― なにをやり遂げるか決めましょう!
松村:そうですね、さゆりんご軍団を頑張ります!単独ライブを本当にやりたいです!!
― 実現を楽しみにしています。ありがとうございました。
ヘアメイク:小坂知未 / スタイリスト:市野沢祐大 (TEN10)
(modelpress編集部)
松村沙友理(まつむら・さゆり)プロフィール
1992年8月27日生まれ、大阪府出身。身長164cm、B型。2011年にデビューした乃木坂46の1期生。“まっちゅん”“さゆりんご”の愛称で人気を集め、グループの選抜メンバーとして活躍。2015年にはファッション誌『CanCam』の専属モデルに抜てきされる。2017年12月に1st写真集『意外っていうか、前から可愛いと思ってた』を発売。演技経験はドラマ『アンナチュラル』第2話(TBS/2018年)、映画『あさひなぐ』(2017年)など。
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